噂のキヤノン製レンズ「RF5.2mm F2.8 L Dual Fisheye」の追加情報が出回り始めています。「世界初の3D 180度 VR交換レンズ」とあり、やはり以前に公開された特許出願のようなタイプのレンズとなる模様。
海外の販売店にもキヤノン「RF5.2mm F2.8 L Dual Fisheye」が追加。見出しは「The world’s first digital interchangeable lens capable of enabling stereoscopic 3D 180° VR shooting to a single image sensor.」#噂
? 軒下デジカメ情報局 (@nokishita_c) October 4, 2021
とのこと。
「1つのイメージセンサーに立体的な3D 180°VR撮影を可能にした世界初のデジタル交換レンズ」とあり、やはり以前の特許出願のようにイメージセンサーに対して二つの魚眼レンズの像を投影する模様。興味深い試みですが、このレンズを効果的に扱うには高解像なイメージセンサーが必須となりそうです。特に映像として使うためには8K動画として全体を撮影する必要性が高いように見えます。EOS R5や将来的には8Kに対応するシネマEOS用となりそうですね。
以前にピックアップした特許出願
以下の特許出願はあくまでも実施例であり、このまま実用化するとは限りません。とは言え、噂の見出しを考えると、このような形状のレンズとなる可能性が高そうです。
- 【公開番号】特開2021-51282(P2021-51282A)
- 【公開日】令和3年4月1日(2021.4.1)
- 【発明の名称】レンズ装置および撮像装置
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【0002】
特許文献1には、二つの光学系が所定の距離(基線長)だけ離間して並列に配置され、一つの撮像素子に二つのイメージサークルが並列に結像する立体撮像光学系が開示されている。映像の鑑賞者は、基線長が長いほど立体感を強く感じることができる。また、自然な立体感を感じることができる基線長は、物体までの距離に応じて決定され、物体までの距離の1/20?1/100程度の範囲の基線長で撮影すると、自然な立体感が得られる。基線長がこの範囲よりも長いと立体感が強すぎ、一方、基線長がこの範囲よりも短いと立体感が弱くなる。基線長を変えるには、二つの光学系を互いに近づけまたは離す必要がある。しかし、一つの撮像素子上に二つの光学系の像を並べて結像させる場合、撮像素子の受光範囲を超えて像を離すことはできず、一方、二つの像が重なるほど近付けることもできない。- 【0006】
人間の両目の間隔の平均は60?65mm程度であり、人間の目と同様のより自然な立体感を得るには、それと同じ程度の基線長の光学系を用いる必要がある。しかし、これを実現するには、レンズマウントの口径を60mmよりも大きくする必要があるため、レンズ装置および撮像装置が大型化してしまう。
このようなデザインとなるのかは不明ですが、レンズ交換式カメラでデュアルレンズとなると、このような形状となる可能性が高いのかもしれません。噂では「Lシリーズ」に属するレンズとなるらしく、かなり本格的なレンズになると予想されます。価格設定や運用方法が気になるところですねえ。
噂のまとめ
コードネーム一覧
- DS126841:?
- DS126842:?
- SKU:4111C005:交換レンズ:RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- SKU:4112C005:交換レンズ:RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
- SKU:4113C005:交換レンズ:エクステンダーRF1.4×
- SKU:4114C005:交換レンズ:エクステンダーRF2.0×
- SKU:4234C005:交換レンズ:RF85mm F2 マクロ IS STM
- SKU:4318C005:交換レンズ:RF70-200mm F4 L IS USM
- SKU:4514C005:交換レンズ:RF100mm F2.8L MACRO IS USM
- SKU:4515C005:交換レンズ:RF50mm F1.8 STM
- SKU:4857C005:交換レンズ:RF14-35mm F4 L IS USM
- SKU:5051C005:交換レンズ:RF16mm F2.8 STM
- SKU:5050C005:交換レンズ:RF100-400mm F5.6-8 IS USM
- SKU:5554C005:交換レンズ:?(RF5.2mm F2.8 L?)
- SKU:3450C005:交換レンズ:RF85mm F1.2L USM DS
- SKU:3792C005:交換レンズ:RF70-200mm F2.8L IS USM
- SKU:3986C005:交換レンズ:RF600mm F11 IS STM
- SKU:3987C005:交換レンズ:RF800mm F11 IS STM
参考:そのほかのEOS R関連の噂情報
EOS Rカメラに関する噂
ボディ
- 新しいメニューシステムが開発中
- EOS RPに代わる新しいエントリーモデル
・EOS RPよりも低価格
・2021年前半
・999ドル以下
・製造上の問題で遅れる可能性あり - EOS RP後継の上位ボディ
・EOS RPよりも高価
・EOS R6とRPの中間
・製造上の問題で遅れる可能性あり - APS-C RF
・2021年発表の可能性がある
・2021年後半
・裏面照射型センサー
・静止画と動画の両方で訴求力がある
・EOS RPより小さくなるわけではない
・RF-Sレンズの計画はない
・新型APS-Cセンサー
・新型APS-Hセンサー
・2000万画素・3250万画素・4500万画素のプロトタイプが存在する
・DIGIC Xプロセッサ
・デュアルピクセルCMOS AF II
・4K UHD 60p・Full HD 120p・10Bit内部記録
・5軸ボディ内手ぶれ補正 - EOS R8
・Vlogger向けAPS-C - EOS R9
・エントリーAPS-C - EOS R5の高解像タイプ
・登場する可能性が高い
・EOS R5の2倍の解像度
・9000万画素
・R5より高解像なファインダー
・登場時期は不明 - RFマウントのシネマEOS?
・EOS C50
・EOS C90
レンズ
- TS-R 14mm F4L
・2021年後半
・高画素モデルと共に登場 - TS-R 24mm F3.5L
・2021年後半
・高画素モデルと共に登場 - RF5.2mm F2.8 L
- RF10-24mm F4 L USM
- RF18-45mm f/4-5.6 IS STM
・もともと2021年第一四半期で発表される予定だったが延期 - RF24mm f/1.8 IS STM Macro
・コンパクトな広角マクロは第4四半期に登場予定だった
・計画は2022年まで延期された - RF35mm F1.2 L USM
・2021年Q4 - RF135mm F1.4 L USM
- RF300mm F2.8
・2022年 - RF400mm F4 DO IS USM
・2022年 - RF500mm F4 L IS USM
・2022年 - RF800mm F5.6 L IS USM
- RF1200mm F8 L IS USM
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- キヤノン「RF65mm F2 IS」「RF-S50mm F2 IS」「RF-S85mm F2 IS」を想定したような特許出願
- キヤノン「15-50mm F4-6.3」「17-60mm F2.8-5.6」など光学系の特許出願
- キヤノン 薄型広角レンズ「21mm F5.6」「24mm F8」「26mm F3.5」光学系の特許出願