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ソニーFE 12-24mm F2.8 GM 最新情報まとめ

FE 12-24mm F2.8 GM

このページでは一眼カメラ用交換レンズ「FE 12-24mm F2.8 GM」に関する情報を収集しています。

データベース

最新情報

  • 2020-08-12:いくつか参考リンクを追加しました。
  • 2020-07-14:国内で予約販売が開始されました。売り出し価格は34?37万円(税込)となっています。
  • 2020-07-08:国内でも正式発表。2020年7月14日(火) 10時より予約販売開始予定とのこと。
  • 2020-07-08:海外先行で正式発表されました。
  • 2020-07-06:Sony Alpha Rumorsがロンドン時間で金曜日午後3時に正式発表されるかもしれないと噂情報を発信しています。
    (更新:ロンドン時間で明日の午後3時半に発表と情報を更新
  • 2020-07-06:「FE 12-24mm F2.8 GM」が近日登場と噂されているので専用の情報収集ページを作成しました。ひとまずレンズの商品画像を元にソニー広角ズームレンズとのサイズ比較を掲載。噂では今週発表の可能性があるとのこと。

購入早見表

レンズデータ

レンズ仕様

名称 FE 12-24mm F2.8 GM
型名 SEL1224GM
レンズマウント ソニー Eマウント
対応撮像画面サイズ ●35mmフルサイズ
焦点距離(mm) 12-24
焦点距離イメージ(mm)?*1 18-36
レンズ構成 (群-枚) 14-17
画角 (APS-C)?*1 99°-61°
画角 (35mm判) 122゚-84゚
開放絞り (F値) 2.8
最小絞り (F値) 22
絞り羽根 (枚) 9
円形絞り
最短撮影距離 (m) 0.28
最大撮影倍率 (倍) 0.14
フィルター径 (mm) -
手ブレ補正 - (ボディ側対応)
テレコンバーター (1.4x) 非対応
テレコンバーター (2.0x) 非対応
フードタイプ 花形固定式
外形寸法 最大径x長さ (mm) 97.6 x 137
質量 約 (g) 847
付属品
レンズフロントキャップ
レンズリヤキャップ ◯ALC-R1EM
ケース ソフトキャリングケース
その他付属品 フィルターテンプレート

MTFチャート

レンズ構成図

関連レンズ

関連記事

レンズサイズ比較

FE 12-24mm F2.8 GMとの比較

海外の評価

Sony Alpha Blog

Sony Alpha Blog:Sony 12-24mm F2.8 GM

  • ビルドクオリティ優れている。
  • オートフォーカスは135GMと同じくらい超高速かつ非常に静かだ。
  • ズーム操作時にレンズが伸びることは無い。
  • レンズマウントにはフィルターホルダーが備わっている。ゼラチンフィルターをホルダーに合わせてカットするための型がある。
  • とは言え、ゼラチンフィルターを切るのは簡単では無く、注意が必要だ。幸いにも、既にHidaのような会社がこのレンズに合わせたNDフィルターキットをリリースしている。
  • 高い柔軟性や偏光・可変NDを使いたい場合、NiSi S6 150mmフィルターホルダーが最適だ。
  • レンズキャップは「FE 12-24mm F4 G」と比べて大きく改善している。ラッチが増えているので、特定の向きにレンズキャップを合わせる必要が無い。レンズキャップを取り外す回数が多い場合、これは非常に大きな改善だ。
  • オートフォーカスは「FE 135mm F1.8 GM」とよく似ている。ほとんどの場合、超広角レンズに超高速のAFは必要無いが、非常に近い距離のアクション撮影が可能となる。
  • Eマウント用超広角ズームとしては最も大きく重いが、それでも重量は「FE 85mm F1.4 GM」にとても近い合理的なものだ。
  • カスタムボタン・防塵防滴・リアフィルターなど、この種のレンズに必要な全てが備わっている。
  • シャープネス:
    ーα7R IV 6100万画素
    ー全ての焦点距離でピークはF5.6となり、ほぼ全域で抜群の性能を発揮する(12mmを除く)。
    ー四隅はズーム全域のF2.8で非常に良好な画質だ。1段絞ると優れた結果を発揮する。
    ー12mm:中央性能は素晴らしく、F5.6で際立ったものとなる。四隅はF4でピークに達するが、このレンズで最も弱い部分だ。
    ー14mm:12mmと同様だが、四隅はF4~F5.6で優れた結果を発揮し、より良好となる。
    ー18mm:中央はこれまでと同等、四隅も優れた水準だ。
    ー24mm:F4~F5.6でフレーム全域で際立った結果となる。
    ーズームレンジ全域で、中央はF2.8から優れている。四隅も非常に良好だ。
    ー望遠側ほどパフォーマンスが向上する。
  • 14-24mm F2.8 DG DN」「FE 12-24mm F4 G」との比較
    ーどちらも24mmでパフォーマンスが最も低下するのに対し、GMは18?24mmで最高となる。
    ー12mmでは、GMが中央・四隅どちらもよりシャープだ。F5.6で差が縮まり、F8で同等となる。
    ー14mmの中央はシグマと同等だが、四隅はGMが優れている。
    ーシグマは14?20mmにおいて、GMの半値で四隅以外は同等の性能だ。
    ー価格が問題とならない場合、GMが最高だ。
  • GMは一貫したシャープネスと優れたコントラストを発揮している。
  • これ以上の性能を発揮する単焦点は少ない
    FE 20mm F1.8 G
    FE 24mm F1.4 GM
    Voigtländer NOKTON 21mm F1.4 Aspherical E-mount?
    24mm F/2.8 Di III OSD M1:2 Model F051?
  • FE 16-35mm F2.8 GMよりも僅かに優れている。
  • 歪曲収差はとても小さい。
  • 周辺減光は弱めで、主に12mm F2.8で目に付く。
  • 色収差は皆無だ。
  • 逆光耐性は非常に良好である。
  • フォクトレンダー21mmと同じくらい、最高の光条が発生する。
  • コマ収差が少なく天体撮影に適している。
  • ボケは少し騒がしく、このレンズにおける最も弱いポイントだ。この点でシグマはより良好である。
  • 玉ボケはとても良好だ。
  • 発色は良好だ。
  • コントラストは素晴らしい。
  • 動画撮影はα7R IVとの組み合わせでいくらか問題が発生する。AFが手ぶれとリンクしてしまっているようだ。ファームウェアアップデート後にも問題が残っていた。
  • 実写でもパンチのある優れた画質だ。風景・建築物・インテリア・アクション・ポートレートに適しており、隅から隅までシャープだ。コントラストは優れている。唯一優れているポイントは後ボケの滑らかさだ。

間違いなく入手可能な最高の広角ズームレンズだ。抜群の性能で、12-24mmのレンズとしては最も優れている。
14-24mm F2.8 DG DN:GMと比べて50%の価格設定で80%のパフォーマンスを得ることが出来る。
FE 12-24mm F4 G:非常に良好だが、F5.6まで絞っても同等の四隅シャープネスを得ることが出来ない。

フレーム全体がとてもシャープで、優れた彩度・コントラストを実現し、歪曲はほとんど発生しない。完璧で無いとしたら、後ボケの描写とα7R IVと組み合わせた際の動画AFだ。
風景・建築・インテリア・近距離アクション・天体写真のプロフェッショナル必携のレンズだ。

長所:ほぼ全域で優れたシャープネス・隅まで一貫した画質・優れた四隅の画質・優れたコントラストと色・リアフィルター対応・NiSi S6 150mmに対応・低歪曲・低周辺減光・色収差皆無・コマ収差が少ない・効果的な防塵防滴・優れたAF

平凡:後ボケ・サイズ・レンズ固定フード・光学手ぶれ補正非搭載

短所:価格・α7R IVと組み合わせた際の動画AF・円形フィルター非対応

Digital Camera World

Digital Camera World:Sony FE 12-24mm f/2.8 G Master review

  • これまで「FE 12-24mm F4 G」は、ソニーの最も広角なズームであり、競合するデジタル一眼レフ用のシグマ「12-24mm F4 DG HSM」のように、一定の絞り開放F値「F4」となっている。
  • ランクの高いGMasterシリーズとして、1段明るい広角ズームレンズである。「FE 16-35mm F2.8 GM」と同じ明るさを維持しつつ、信じられないほど広い画角を備えた広角レンズだ。
  • 狭い建築物の室内から、あたり一面の風景、そしてその先の夜空まで、あらゆる場面における最高の機材として活躍するだろう。絞り開放では、低照度下での動きを止めることができ、天体写真撮影には欠かせない。
  • 特に印象的な機能性を備え、「品質は気にせず、広さを感じろ」というわけでは無い。
  • ソニーのG Masterの基準をクリアし、特に堅牢で耐候性に優れた構造を採用している。前面にはフッ素コーティングが施されており、水分や油分をはじき、掃除がしやすくなっている。
  • 超広角単焦点やズームのほとんどのレンズと同様、突き出た前玉を保護するために一体化したデザインとなっている。
  • このため、フロントフィルターの取り付けには非対応だ。しかし、リアフィルターホルダーを備え、ゼラチンフィルターを使用でき、カッティングテンプレートも付属している。
  • ズームレンジとF2.8を考慮するととてもコンパクトで軽量なレンズだ。例えばシグマ「12-24mm F4 DG HSM」は1,150gだが、このレンズは1段明るいにも関わらず847gと軽量だ。
  • さらにフォーカスホールドボタンを備え、操作性も向上している。
  • ズームリングとフォーカスリングは滑らか、そして精度良く動作する。フォーカスリングはバイワイヤ式でリニアモーターを電子的に制御する。完璧と言う訳では無いが、非常に応答性が高く正確だ。
  • オートフォーカスは非常に高速かつ、静かで正確だ。
  • シャープネスはフレームの端に至るまで大部分が素晴らしい。このような超広角レンズとしては稀なことだ。唯一の弱点は望遠端における絞り開放であり、シャープネスを高めるには中央でF4、四隅でF5.6まで絞る必要がある。
  • 逆光耐性はこのような広角レンズとしては際立った性能だ。ナノARコーティングIIと光学設計が素晴らしいのだろう。
  • ラボテスト
    ・ズーム全域で絞り開放でも中央シャープネスは抜群だ。
    ・四隅のシャープネスもこのような超広角ズームとしては優れている。
    ・倍率色収差はフレーム端でも完全に無視できる量に抑えられている。
    ・歪曲収差は12mmで目立つ樽型となるが、驚くことでは無い。16mm?24mmは最小限の歪曲収差だ。

3年前に発売されたソニー「FE 12-24mm F4 G」に続いて、同じカバーして1段明るいレンズが登場した。必然的に前面の光学素子はかなり大きくなっているが、レンズは適度に軽量で扱いやすい。優れた画質と迅速なオートフォーカスを備え、非常に高いパフォーマンスを発揮する。間違いなくGMasterらしい高価なレンズだが。価格に見合う価値はあるはずだ。

長所:見事な画質・完璧な操作性・広い画角

短所:レンズフード固定・高価

Xitek

Xitek:超广新基准 索尼FE 12-24mm F2.8 GM??

  • サイズは97.6×137mm、重さは847gだ。 他の超広角ズームと同様、フロントレンズが突出するデザインだが、比較的軽量化されている。
  • レンズ側面にはフォーカスホールドボタンがあり、メニューからより多くの機能をカスタマイズできるようになっている。
  • レンズ側面にはAF/MF切り替えボタンもあり、素早くピント合わせができる。
  • フロントレンズは12mmでやや前方に、24mmでは下方に移動する。 レンズの前群を保護するため、固定式のレンズフードを採用している。 もちろん、このタイプのレンズは、通常の円形フィルターに直接取り付けることは出来ない。その代わり、レンズマウントにリアフィルターを装着可能だ。
  • レンズ前面近くにはマニュアルフォーカスリング、背面にはズームリングが配置されている。 ズーム比が小さく、ピント調整が素早くでき、減衰感も良好だ。
  • レンズが軽いので、α7R IVと組み合わせた場合も許容範囲内だ。
  • 14群17枚のレンズ構成中、XA非球面が3枚、非球面レンズが1枚、スーパーEDレンズが2枚、EDレンズが3枚使われている。数多くの特殊レンズを贅沢に使用した珍しいレンズだ。
  • MTF曲線は12mmだろうが24mmだろうが、中央はとても素晴らしく、絞ればさらに改善されるだろう。フレーム端でも60以上は維持されている。全体的なバランスが必要な場合はF8が好ましいだろう。
  • シャープネスのテストにはα7R IVを使用している。
    ・12mm中央はF2.8から優れており、MTF通りだ。フレーム端は中央と比べるとシャープネスが低下しているものの、F5.6以降で改善し、F8~F11で最高画質となる。基本的には全ての絞り値で全域が高画質だ。
    ・F16以降で画質が低下し始める。
    ・24mmのシャープネス性能は12mmと同じだ。F2.8から中央は相変わらず優れており、フレーム端は12mより若干良好だ。
    ・F2.8~F4では変化が無く、F5.6まで絞るとシャープネスが増し、F8~F11で最高の画質を得ることが出来る。
    ・12mmでも24mmでもα7R IVの性能を引き出すことが出来る性能だ。
  • コーティングには第2世代のナノARコートを使用している。実写でとても逆光耐性が高いと感じた。F11まで絞っても目立つフレアは発生しない。第1世代のナノARコートと比べて大幅に改善している。
  • 色収差は12mmでハイライト部に極僅かな色ずれが見られる程度だ。F3.5まで絞るとほぼ解消する。24mmではさらに良好な結果を得ることが可能だ。
  • レンズ補正をオフにした状態で、12mmは僅かな樽型歪曲が見られる。24mmでは若干の糸巻き型歪曲だ。レンズ補正をオンにすると劇的に改善する。
  • 12mm F2.8では四隅の減光が目立ち、F4まで絞ると改善し始め、F8まで絞っても完全には解消していない。屋外での風景撮影ではレンズ補正をオンにしておくことをおススメする。24mmは12mmよりも良好だ。F2.8でも減光は僅かで、F5.6まで絞ればほぼ解消する。
  • 9枚絞りのため、小絞りでは18本の光条が発生する。
  • コマ収差補正はとても良好だ。
  • 12mmと非常に広い画角はクリエイティブな写真活動に適しており、最短撮影距離0.28m、最大撮影倍率0.14倍のクローズアップ性能がさらに自由度を高めている。
  • XDリニアモーターのAFシステムは新しいフォーカスアルゴリズムと相まって、動画撮影などでレスポンスが向上している。

広角12mmをF2.8でカバーする優れたパフォーマンスのレンズだ。風景・建築・星空の撮影に最適だ。そして、新世代のナノARコートや大口径XA非球面レンズなど贅沢な光学設計により、シャープネス・逆光耐性・歪曲補正などが優れている。まさにG Masterの名に相応しく、ミラーレス用超広角ズームの新基準となるレンズだ。

Mobile01

Mobile01:Sony 12-24mm f/2.8 GM 真?超廣角大光圈神鏡!同場對決 12-24mm f/4G!

ソニーは既に非常にコンパクトで使いやすい「FE 12-24mm F4 G」を発売しているのに、一体なぜ「FE 12-24mm F2.8 GM」を発売するのか?それは、 ソニーが「できるから」ということを証明したかったとしか思えない。
フルフレームの超広角レンズ、特に私が「超広角」と呼んでいる焦点距離10-15mmの領域では、普遍的な仕様はなく、少なくとも16-35mmのようにスタンダードなズームレンジが定まっていない。 11-24mm、12-24mm、14-24mm、15-30mmなどがある。
今回紹介する「FE 12-24mm F2.8 GM」は、フルサイズミラーレスの超広角レンズで12mm F2.8の開放絞りに到達した唯一のモデルだ。 スペックは間違いなく今までにないもので、さらに想像以上の軽量化を実現している。

  • 重量は847gであり、思っていたよりもずっと軽いレンズだ。シグマ「14-24mm F2.8 DG DN」はもう少し軽量である。
  • GMasterレンズの中でも最上級のレンズだ。シリーズ3本目、フルサイズ用レンズ37本目となる。
  • 超広角レンズの多くは、通常の広角レンズよりも広い焦点距離を得るために、凸型のフロントレンズを採用している。
  • G Master独自の「XA非球面レンズ」を導入しており、通常より遥かに優れた精度で研磨されている。そしてこれまでで最も大きなXAレンズを使っているのがこのモデルだ。(FE 600mm F4 GM OSSよりも大きなXA非球面レンズである)
  • 最短撮影距離は28cm、最大撮影倍率は0.14倍だ。絞り羽根は9枚の円形絞りである。
  • 光学手ぶれ補正は搭載していない。レンズ側面には「AF/MF」切替スイッチのみ存在する。
  • 凸レンズで円形フィルターを装着できないが、ソニーは代わりにリアフィルタースロットを搭載して対応している。レンズには半透明のプラスチックパーツが同梱しており、ソフトフィルターをカットするための型となる。
    今回は富士フイルム「ND-LCD」という光学レンズ用ではないフィルターを購入して装着してみた。色被りは無いように見える。
  • リアフィルターソケットでNDフィルターは利用可能だ。しかし、偏光フィルターのように回転動作が必要なフィルターは利用することが出来ない。
  • Hida製のシグマ14-24mm F2.8用ガラス製リアフィルターは装着不可だった。
  • ズーム時は後玉が前方へ移動する。
  • ニコン「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」と似た重量だが、さらに軽量だ。
  • ソニー「FE 12-24mm F4 G」は565gと軽く、画質も良好だ。併せて検討する人は多いと思われるので、このレンズを比較で使用する。
  • 天の川を写しきるには12mmでも画角は狭く感じる。しかし、一般的な撮影シーンでは24mmが望遠に感じるほど12mmの画角は広い。
  • 望遠レンズにおける5mm・10mmの焦点距離差は目立たないかもしれない。しかし、広角レンズにおける1mmの差は劇的だ。14mmのレンズとは別物である。
  • シャープネス:α7R IV
    ・広角でも望遠でも良好なパフォーマンスを発揮する。
    ・Gレンズは見比べると少し物足りない。
    ・中央はGM・Gどちらも6100万画素に等倍でも耐える画質だ。
  • 4基2ユニットのXDリニアモーター駆動を使用したオートフォーカスだ。とは言え、F2.8の大口径と大きなフォーカスレンズの影響かGレンズのほうがフォーカス速度が速く見える。
    どちらにせよ、超広角レンズでフォーカス速度にこだわりは無い。どちらも十分高速だ。
  • ソニーは「ナノARコートII」を開発し、このレンズに採用している。Gレンズの逆光耐性は不完全だったが、GMは完璧だ。本当にフレアが発生しない。これがナノARコートIIの強みなのかもしれない。ゼロでは無いが、本当に素晴らしい逆光耐性だ。
  • 6100万画素の等倍でも色収差の影響が極僅かだ。色収差補正をオフにしても極僅かに抑えられている。
  • 歪曲収差は補正がオンの状態でほぼ直線だ。僅かに残存しているが、簡単に補正できる。補正を切ると、陣笠状の歪曲が現れるが、Gレンズより収差量は少ない。
  • 周辺減光はGレンズの絞り開放よりGMレンズの絞り開放のほうが減光量が少ない。
  • フォーカスブリージングは目視できるが、大きな問題では無いと思う。
  • 同じホワイトバランスを使うと、Gレンズは青/緑被りの傾向があり、GMレンズは黄/赤被りの傾向がある。

2007年から多くのニコンユーザーが1Kg近い「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」を使っていたことだろう。このソニー製レンズは画角は2mmも広がっているのにも関わらず、重量はなんと847gだ(我々は1.2Kg以上だと予想していた)。そしてキヤノン「EF11-24mm F4L USM」ほどのサイズではない。レンズをボディと組み合わせても、約1.5Kgとなり、このようなシステムのスタンダードからすると非常に軽量だ。

6100万画素のα7R IVで撮影してきたが、隅から隅まで頼もしいシャープネスだ。しかし、私が最も驚いたのはナノARコートIIを採用した逆光耐性だ。フレアやゴーストがほとんど発生しない。決して安くは無い価格設定だが、光学性能は一級品だ。価格に見合う価値があると思う。

F2.8 GMとF4 Gのどちらを買うべきか?価格は倍ほど違うが、光学性能で2倍も差があるわけでは無い。90点と99点の違いだ。
α7 IIIのような2400万画素カメラであればF4 GでもGMレンズの80%程度のパワーは引き出せるだろう。とは言え、予算があり、12mm F2.8を使いたいのであれば後悔しない選択肢となるはずだ。

参考:フォーカス速度(GM・G)

参考:逆光耐性(GM・G)

参考:フォーカスブリージング

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