このページではキヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R」に関する情報を収集しています。
最新情報
- 2020-04-22:DPReview(抄訳記事)がファームウェアアップデート後のAF性能についてレビューを掲載しています。
- 2019-09-26:キヤノンがAFを改善するファームウェアアップデートを公開しました。
- 2019-08-25:キヤノンが新レンズに対応させるファームウェアアップデートを公開しました。
- 2019-04-18:キヤノンが瞳サーボAFに対応するファームウェアアップデート「v1.2.0」を公開しました。
- 2019-03-20:DxOMarkがEOS Rのセンサースコアを公開しました。
- 2019-02-12:ファームウェアv1.1.0が公開されました。
- 2019-01-10:IMAGING RESOURCEがEOS Rに関するインタビュー記事を掲載しています。
- 2019-01-04:Dustin Abbottがレビューを掲載しています。
- 2108-12-20:デジカメwatchが実写レビューを掲載しています。
- 2018-12-19:デジカメwatchが外観レビューを掲載しています。
- 2018-12-12:AdobeがLightroom CCC 8.1でEOS RのRAWファイルで撮影時と色がズレる現象があるとアナウンスしています。
- 2018-11-20:DPREVIEWがレビューを掲載しています。
- 2018-11-11:フォトヨドバシが実写レビュー3を公開しています。
- 2018-10-31:フォトヨドバシが実写レビュー2を公開しています。
データベース
レビュー・作例・参考サイト
レビュー
- CAMERA LABS
- Dustin Abbott
(抄訳記事) - Mobile01 インプレ
- Mobile01 レビュー
- The Phoblographer
・1st インプレ
・レビュー
(抄訳記事)
作例
- お写ん歩
- フォトヨドバシ
- フォトヨドバシ2
- フォトヨドバシ3
- DPREVIEW
- ePHOTOzine
- Flickr Group
・Canon R
・EOS R Ueser
・RF50
・RF24-105 - KASYAPA
- IMAGING RESOURCE
- PhotographyBlog
参考サイト
- 公式ウェブサイト
- 公式仕様表
- 公式カタログ(PDF)
- 公式マニュアル(PDF)
- キャッシュバックキャンペーン
- 海外説明書(PDF)
- DxOMark
- デジカメwatch
・速報
・発表会報告
・外観レビュー
・実写レビュー - DPREVIEW
・速報
・商品ページ
・Checkpoints(意訳)
・1st インプレ(意訳)
・結論(意訳) - ePHOTOzine
・ハンズオン
・レビュー
(抄訳記事) - PhotographyBlog
・ハンズオン
・1st インプレ
・レビュー(意訳) - IMAGING RESOURCE
・インタビュー
・インタビュー2
・レビューI
(抄訳記事)
・動画レビュー - The Digital Picture
ブログ
- 「EOS R」と「α7 III / α7R III」との違いがわかるページ
- 「EOS R」と「Nikon Z 7 / Z 6」の違いが分かるページ
- 「EOS R」と「EOS 5D Mark IV・6D Mark II」との違いがわかるページ
- キヤノン フルサイズミラーレス EOS RのためのおススメEFマウントレンズ
- キヤノン「EOS R」が分かる参考動画紹介
参考動画
購入早見表
最大45,000円のキャッシュバックキャンペーンが同時発表されています。お見逃しなく
EOS R+対応アクセサリー
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バッテリーグリップ?BG-E22 | ||||
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USB充電アダプター PD-E1 | ||||
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バッテリーパック LP-E6N | ||||
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マウントアダプター EF-EOS R | ||||
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コントロールリングマウントアダプター EF-EOS R | ||||
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EF-EOS R ドロップイン 可変式NDフィルター A付 | ||||
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RFレンズ
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RF28-70mm F2L USM | ||||
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RF50mm F1.2L USM | ||||
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RF35mm F1.8 マクロ STM | ||||
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EOS Rの特徴
ここがポイント
- 新型RFマウントシステム(内径54mm・短いフランジバック)
- 12ピンによる新しい通信システム(DLO適用でも速度低下が無い)
- 最新処理エンジン DIGIC 8搭載
(C-RAW実装・高感度性能・手振れ補正の向上など) - デュアルセンシングISによる高度な手振れ補正
- APS-Cフレームのクロップ機能搭載
- 最大5655ポジションのAFフレーム・全域でF11光束AF対応
- EV-6対応の低照度AF性能(ただしF1.2レンズ使用時)
- 瞳AF実装(ただしワンショットAF)
- 一眼レフの感覚で操作できるAFフレーム
- レンズのコントロールリングを使った新しい操作
- 新操作部材 マルチファンクションバー導入
- 369万ドットの高精細な電子ビューファインダー
- フルサイズミラーレスでは珍しいバリアングルモニタ採用
- 4K UHD対応ALL-I対応・C-log実装
- 4K 4:2:2 10bit HDMI出力対応
- 電源オフ時にシャッター幕を閉じて埃の付着を予防
- 絞り・ISO・シャッターをAUTO/手動に任意で切替可能なFvモード
- USB充電対応
- WiFi/Bluetooth実装
- 4種類のEFマウントアダプター
(通常・リング付き・C-PL・ND)
新型の大口径ミラーレスマウント Rシステム
EOS Rシステムはマウント内径は大口径のEFマウントを継承しつつ(54mm)、フランジバックを短くすることで光学設計の自由度を高めている。その結果、28-70mm F2や35mm F1.8 マクロと言った今までには無かった個性的なスペックのレンズが登場。今後も個性的で高画質なレンズが期待できそうですね。
3030万画素センサー
初値40万円超えのEOS 5D Mark IVと同程度のセンサーを搭載しています。
IMAGING RESOURCEは「EOS? 5D Mark IVと同じセンサーを使っている」とまで述べています。従来のEOSシステムよりも高ダイナミックレンジ・高感度ISO耐性を持っていると期待できます。
最新の画像処理エンジン DIGIC 8
EOS Kiss Mで初導入された最新エンジンがEOS Rにも導入されています。従来の処理エンジンと比べて高画質化・高機能化されています。
特にファイルサイズを圧縮できるC-RAWや処理エンジンの演算能力でレンズの手振れ補正効果を高めるデュアルセンシングISなどが特徴的ですね。
×1.6倍クロップに対応
他社ではスタンダードなAPS-Cクロップに”やっと”対応したようです。
ただし、3,030万画素のEOS Rでかける1.6倍クロップを利用すると1,160万画素となるので注意。
進化した像面位相差AF(デュアルピクセルCMOS AF)
横87×縦65の5655ポジションとなるオートフォーカスシステムを実装。初めは「誤表記か?」と疑ったほど。(ただし、オートでは143分割となる模様。)
さらに低照度AFはF1.2レンズ装着時にEV-6対応となり、肉眼では見えづらい被写体にもオートフォーカスが作動するようです。
基本的に測距エリアは一眼レフを踏襲していますが、新たに「ラージゾーン 横」が追加されています。カバーエリアの広いミラーレスならではのモードと言えるでしょう。
測距エリア全域でF11対応
なんとEOS Rは広い測距エリア全域でF11光束でもAFに対応しています。これは一眼レフと比べて大きなアドバンテージと言えるでしょう。
RFレンズのコントロールリング実装
一眼レフやEOS Mシステムには無かった新し操作部材。
ボディ側のメイン・サブ電子ダイヤルに加えて3つ目となる新しいコントロールリングです。操作ダイヤルが3カ所存在するため、ISO・絞り・シャッター速度と露出の3要素を個別に調整することが可能。
新操作部材で直感的な操作が可能
EOS Rは新しくレンズのコントロールリングとマルチファンクションバーを採用しています。
3つのダイヤルで露出の3要素をコントロールすることができ、さらにマルチファンクションバーでAFフレームやホワイトバランスなどを変更することが可能です。
一眼レフの操作性を大きく継承しているNikon Zと比べて画期的な操作方法と言えるでしょう。
マルチファンクションバー
左右にスライド、中央をタップと2種類の操作が可能な新しい操作部材が備わっています。
ホワイトバランスやISOなどを素早く設定することが可能となっています。(適用可能な機能は下部の”マルチファンクションバーに登録可能な機能一覧”を参照)
369万ドット電子ビューファインダー
ミラーレス最新機種でトレンドとなっている369万ドットの高精細な電子ビューファインダーを実装。
液晶ファインダーではなく有機ELを使っているため発色や輝度も良好。
フレーム表示を変更できるため眼鏡着用者でもケラレ無くファインダーを利用できる可能性が高い。
MODEボタンとサブモニタ
EOS Rにはモードダイヤルが存在しません。その代わりにMODEボタンが配置され、サブ液晶モニタに表示できるようになっています。右手のみで素早くMODE変更操作が出来るのことは素晴らしいですね。
ニコンの”四葉ボタン”と似ている操作性ですが、液晶モニタ活用することでより視覚的な機能となっているようです。この機能性はNikon Zカメラでこも実現して欲しかったポイント。
電源オフ時にシャッター閉幕
個人的に気になっているポイント。
ミラーレスは一眼レフと異なりマウント面にセンサーが剥き出しで露出しているため、レンズ交換時に塵や埃が付着しやすい。ソニーαは電源オフ時にシャッターが開いた状態で固定されるため、屋外でレンズ交換し辛いのです。
他社ミラーレスも同じようにシャッターは空いた状態となるのですが、なんとキヤノンは電源オフ時にシャッターが閉じるように設計しているとのこと。
フレキシブルAE
シャッター速度、絞り、ISOを任意の数値、またはオートに設定できるモード。
言ってしまえばMモードの拡張版みたいなものでしょうか。設定次第でモードを切り替えずに絞り優先AEやシャッター優先AE、ISO優先AEなどに切り替えることが出来るようです。
バッテリー充電対応
EOSシステムとしては珍しいUSBケーブル経由でのバッテリー充電に対応。
バッテリーは従来のLP-E6Nながら普通に充電できるらしい。ただし、ソニーαのようにUSB外部給電には対応していないので注意。
高機能なBluetooth・WiFi通信接続
実際に使ってみると分るおススメポイント。
Nikon ZやSony αにもWiFi+Bluetoothは搭載されています。しかし、キヤノンは電源オフからの遠隔起動で画像転送に対応していたり、撮影中の自動転送に対応していたりと地味に便利。
同じ通信機器ながら出来ることはニコンやソニーよりも多い。
バリエーション豊富なマウントアダプター
面白いことにキヤノンはEFレンズアダプタを4種類用意。
一般的な通信機能を備えた廉価モデル、コントロールリングを備えて機能性を向上したモデル、ドロップインフィルターを備えてフィルターワークの幅が広がるモデル(ND/C-PL)。
特にドロップインアダプターは画期的。出目金EFレンズでNDやC-PLを装着できなかったレンズをEOS Rで有効活用することが出来ます。また、フィルター径が大きく対応するフィルターをコスト的に買い揃えることが出来ない場合に重宝しそうです。
ニコンやソニーの一歩先を行く純正マウントアダプターと言えそうですね。
海外の評価
DxOMark
- 総合スコアは89点だ。これは小型センサーから中判センサーまでのカメラにおける29位となるスコアである。
- 主な強みはISO2742の低照度ISOだ。全体で27位、キヤノンカメラとしては5位にランクインする。
- 色深度とダイナミックレンジはクラス最高スコアと比べて幾分か劣っているものの、キヤノンセンサーとしては良好だ。特にデュアルピクセルAFを組み込まれていることを考慮すると古いキヤノンセンサーよりも優れたパフォーマンスと言えるだろう。
- イメージセンサーはEOS 5D Mark IVと似ており、これはセンサースコアにも反映されている。低照度ISOの差は0.13EV未満、色深度の差は僅か0.3Bit、ダイナミックレンジはISO100で0.1EV未満の差だ。
- 色深度は裏面照射型センサーのα7 IIIやZ 6がクラスをリードしており、対照的にEOS Rの弱みとなっている。ただし、ISO25600以上ではZ 6と同程度だ。
- ISO 100で13.5EVと優れたダイナミックレンジだが、Z 6とα7 IIIはさらに良好で約1EVの差がある。ISO400以降でも0.4EVの差があるものの、これは無視できるだろう。ただし、RAW現像で露出ミスを回復する時に大きく差が出るかもしれない。
- 低照度ISOは低感度時に差が少しあるものの、高感度となるにつれ差が無くなる。カメラ出力JPEGでは区別できない程度の差だろう。
EOS 5D Mark IVに近いセンサースコアと言うことは驚くことではない。僅かに違いがあるのはEOS RのAFフレーム数増加が起因しているのだろう。
Z 6やα7 IIIと同程度の低ノイズでは無いが、キヤノンセンサーとしては最高となる1モデルだ。EOS-1D X Mark IIと非常によく似ている。
新システムを提案するにあたり、キヤノンは持てる最高のセンサーを搭載したカメラを非常に面白いレンズと共に用意した。これはキヤノンが真剣にミラーレスに取り組んでいるサインと見て良いだろう。
Dustin Abbott
EOS Rは明らかに他社より遅れを取っている領域(ボディ内手振れ補正・動画・低速連写・シングルカードスロット)のために、静かなる革新(RFレンズ・センサー保護・コントロールリングなど本当に有用な革新)を見落としている。キヤノン製カメラはスペックシートよりも優れたカメラであることが多く、このカメラにもそれが当てはまる。
しかし、異例にもEOS Rはエルゴノミクスで失敗している。これは基本的にキヤノンの強みとなる分野だ。革新的なタッチバーは少なくとも私の観点から見ると失敗しているように見える。しかし、いつもより高度なカスタマイズや優れたタッチモニタ、そして私が見た中では最高のグリップを備えたミラーレスだ。
そしてこれまで以上に正確で広く、驚くほど高速な像面位相差AFは信じられない程低照度AF性能を誇っている。そしてアダプターはなんとEF-Sに対応し、オートフォーカスはほぼ完璧に動作する。しかし、オートフォーカスの有効性はEOS Rの遅い連写性能のために制限されている。キヤノンミラーレスAF性能の真価を評価するにはキヤノンが素晴らしいアクション向けミラーレスを作るまで待つ必要がある。
EOS Rは絶対的な意味でとても優れたカメラだ。多くの点で期待したより成熟した最初のミラーレスである。しかし、他社と比較するとソニーα7第3世代に対して遅れを取っているように感じる。
すでにキヤノンレンズを多く所有しているのであれば、EOS Rを選ぶ真っ当な理由がある。しかし、私はRFレンズが実に興味深く感じる。最初の4本はどれも興味をそそり、飛び出してくるレビューはどれもそれらが本当に優れているということだ。
EOS Rそのものはまだまだ発展途上のように感じるが、RFマウントレンズは他に無いエキサイティングで新しい創造性の波を作り上げた様に見える。EOS Rは市場で最良の選択肢であるとは思わないが、確かに悪い選択肢では無い。
長所:優れたグリップとしっかりとした作りのカメラ・コントロールリングによる汎用性・RFレンズの存在・革新的なアダプター・アダプター経由のEFレンズパフォーマンス・電源オフ時のシャッター閉幕によるセンサー保護・極めて高速で正確なAF・キヤノンのカラーサイエンス・C-logとより良好な動画コーデック
短所:ボディ内手振れ補正無し・追従連写時のコマ速は競争力が無い・タッチバーや他いくつかの点でエルゴノミクスに失敗している・×1.7の4Kクロップ・1080pで120fpsが無い・シングルカードスロット・USB充電は他社よりも限定的
DPREVIEW?Conclusion
好きなところ |
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好きではない |
|
- EOS Rはキヤノン初のフルサイズミラーレスだ。実績のあるセンサーと色で本当に素晴らしい写真を撮ることが出来る。
- しかし、このカメラ以外にも素晴らしい写真を撮ることが出来るカメラは多い。そして、その際に考慮すべき重要な要素がEOS Rには不足している。
- 意外にも、我々はEOS Rのエルゴノミクスに感銘を受けていない。現状ではM-Fnバーは余分な存在だ。そしてリアダイヤルはボディに埋没し、ボタンはぐにゃっとしており良好なフィードバックではない。
- カスタマイズは部分的に自由度が高まったが、同時に制限もあるため混乱を招く。
- 評価測光は似た照明と構図にも関わらず、撮影ごとに露出が大きく変動することがある。
- 連写性能は見事では無く、ローリングシャッターによりサイレント撮影の有用性は制限されている。
- ワンショットAFは信じられないほど低照度で動作するが、サーボAFはランダムにハンチングが発生する。
- 美しい色の高ビットレート4Kは大きなクロップファクターで少し低解像だ。
EOS RはRFシステムの将来性を含めて検討するのが最善だ。既存のネイティブRFレンズはどれも非常にハイクオリティ、そして3つのEFレンズアダプターを用意している。しかし、残念ながらEOS Rをおススメするのは難しい。
- EOS 6D Mark II:似たような連写性能やモニタを備えているが、EOS Rはより高画質だ。
- α7 III:より高速な連写、AF、デュアルメディアスロット、長いバッテリーライフ、4K、これら全てが小さなボディに詰まっている。モニタとUI、大きなグリップでEOS Rを好む人がいるかもしれないが、多くのユーザーはα7 IIIのほうが優れたカメラと思うだろう。
- Nikon Z 6:完全な評価はまだだが、静止画・動画どちらのパフォーマンスも良く、エルゴノミクスはよく考えられている。EOS Rと同じように追従AFの不備が見られるが、全体的にEOS Rよりも完成した製品のように感じられる。
DPREVIEW First impression
EOS R ファーストインプレッション
- ボディは頑丈でグリップは快適だったので驚かされた。
- ファインダーは優れており、カメラのレスポンスは良好だ。
- M-Fn、AEL、AFポイント選択ボタン、タッチパネルは馴染みやすい。
- 一眼レフと比べて変化した操作性は興奮から欲求不満へと変化した。カスタマイズにカスタマイズを重ねたが、まだボタンとダイヤル配置には納得していない。
- M-FnバーはEOS Rに実装された全く新しい操作部材だ。親指が自然と触れる場所に配置されているため、使わないという選択肢が無い。
- 一見するとM-Fnバーは幅広い操作性で創造的な操作方法に見えるかもしれないが、3つの致命的な欠陥がある。不正確で誤操作しやすくバグが多い。意図した数値を容易に飛び越えてしまい、数値を戻す動作をしなければならない。誤操作しやすい場合はロックすることも出来るが、ロックからロック解除までは時間がかかりシャッターチャンスを逃しかねない。
- EOS Rを使用したほとんどのスタッフがM-Fnバーを無効にして使っていた。録画中に音量を静かに切り替える以外の用途ならダイヤル操作で十分である。
- 素敵な写真を撮ることが出来るカメラなのは確かだ。5D Mark IVのように優れた解像性能と発色である。
- オートフォーカスは正確で低照度でも見事な動作である。
- キヤノンはEOS Rのターゲットがミドルクラス一眼レフのユーザーだと主張しているが、キヤノンらしさを期待して購入したらイライラするかもしれない。
EOS R 操作性
- RFマウントはEFマウントの直径54mmそのままに、フランジバックを44mmから20mmに短縮している。他のメーカーが言うように、この「短くて広い」組み合わせは特に大口径レンズや広角レンズの可能性を切り開くと言われている。
- 新マウントはレンズとカメラの通信を高速化するための12ピン接続となっている。
- RFマウントはEF-Mマウントを装着できるようにはなっていない。
- RFマウントの可能性を象徴するかのようなレンズが登場している。
- レンズとの通信高速化により手振れ補正の効果工場が期待でき、デジタルレンズオプティマイザのデータはレンズ側に格納されカメラ側へ送信されるようになっている。
- フロントダイヤルの配置は一眼レフと同じように見えるが、スタッフの一部カメラマンは指をかけ辛かった。一方でリアダイヤルはとても簡単だ。
- 防塵防滴仕様は6D Mark IIと同等とのことだ。
- オートフォーカスエリアの移動は数種類の方法がある
・AFポイントボタンを押して前後ダイヤルで操作
・十字ボタンをダイレクトAFセレクトに設定する
・タッチ&ドラッグAFでタッチパネルを利用する - 最も特徴的なM-Fnバーは2つのボタンとスワイプ操作が可能だ。初期設定ではバーを2秒押し続けることでロック状態となる。
- M-Fnバースワイプ機能
・AF:エリアモードの選択
・ISO感度:ISO感度の変更
・WB:プリセット・色温度の変更
・フォーカスチェック:拡大縮小
・録画:音量・ヘッドフォン・絞り値の設定
・フレキシブルAE:露出の変更 - M-Fnバータップ機能
・オートフォーカス:瞳・スモール・タッチ&ドラッグ・フォーカスガイド
・ISO:AUTO・指定したISO
・WB:AWBの種類・指定したWB
・チェックフォーカス:拡大縮小・フォーカスガイド・ピーキング・電子水準器・ヒストグラム
・動画:拡大縮小・フォーカスガイド・サーボAF停止・電子水準器・ヒストグラム
・フレキシブルAE:リセット・指定AUTO・指定したパラメーター
DPREVIEW EOS Rについて知っておくべきポイント
- 3,000万画素フルサイズセンサー:EOS 5D Mark IVで使用しているセンサーと似ており、さらにDIGIC 8プロセッサと組み合わさっている。5D Mark IVのセンサーと同じであると仮定すると、6D Mark IIよりも間違いなく優れており、5Ds Rのセンサーよりもダイナミックレンジが広い。
- 新RFマウント:キヤノンの4番目となるフルサイズマウントだ。FD-EFの非互換性を考慮するとEF-RFはとても円滑な移行に見える。RFマウントは30年続いたEFマウントと同じ内径だが、フランジバックは44mmから20mmへ大きく短縮されている。
- EF-Mとの互換性無し:驚くべきことにEF-Mとの互換性はない。APS-Cからフルサイズへアップグレードし辛くなっており、長期的に見るとEF-Mマウントが少し不安だ。ニコン1システムと同様に静かに死んでしまうマウントとなるのだろうか?しかし、EF-M32mm F1.4 STMの同時発表はキヤノンがEF-Mを忘れていないということを暗に意味しているのかもしれない。
- EF-R-EFアダプター:EFレンズをRFへ装着するのはとても簡単だ。シンプルなアダプタ、コントロールリングを追加したアダプタ、ドロップインフィルターが備わった2つのアダプタが存在する。これらでEF・EF-Sレンズを無制限に使用することが出来る。残念なことに、Nikon ZやSony Eよりもフランジバックが長いため、Eマウント・Zマウントレンズはアダプター経由の装着が出来ない。
- 5655ポジションのDPAF:常に改良され印象付けてきたデュアルピクセルだが、今回の改善は今まで最も衝撃的だ。縦100%・横88%、-6EV(F1.2レンズ)、そして5コマ秒の連写でも開放測距が可能であることだ。これは絞った状態でも低照度撮影時にAFが最適な動作を期待できるものだ。5000以上のAFポジションはやりすぎに見えるかもしれないが、正確で情報量の多いオートフォーカスとなる。
- オートフォーカス性能:オートフォーカスはとても正確に見える。レンズが撮影シーンに合ってさえすれば連写中でもスピードは良好でピントは合っている。動く被写体でも素早くフォーカスできるシステムだ。しかし、AFポイントの移動はタッチパッドAFを使わなければならず、タッチパネルのレスポンスが遅いと問題になるだろう。瞳AFはAF-S時のみだ。
- スピード・連続撮影:残念ながら起動時間は0.9秒で連写性能は目立ったパフォーマンスではない。追従AFの場合は5fps、フォーカス優先連写時は3fpsだ。一般的な撮影では本当に良好なパフォーマンスだ。連写中は事実上ブラックアウトが無くなり、5fpsの追従AFはとても良好だ。UHS-II対応のSDカードを使えば47コマのRAWバッファも持ち合わせている。
- ハンドリング:Nikon Zと同じく、EOS Rは一眼レフで慣れ親しんだダイヤルレイアウトとメニューシステムだ。ただし、Nikon Zと同様にオートフォーカスシステムなどは操作性が変わっている。一眼レフとEOS Rを交互に使うのは難しい。
- ハンドリング2:ビルドクオリティとグリップは見事だ。マグネシウム合金ボディで本当に頑丈だ。しかし、ビルドクオリティが良い一方でAFジョイスティックが欠けており、防塵防滴仕様は6Dと5Dの中間程度だ。AFジョイスティックが無いため、タッチパッドAFの使用が必要だ。しかし、プリプロダクションモデルはレスポンスが遅く使い辛かった。
- 保護機能:電源オフ時にメカシャッターを閉じてセンサーへゴミ付着のリスクを低減していることは面白い。センサーの保護ガラスは繊細なメカシャッターブレードよりも遥かに強くて壊れにくいと言われているにも関わらず、この保護機能を採用したようだ。
- ボディ内手振れ補正無し:EOS Rは伝統的なレンズ手振れ補正を継承している。確かにレンズの専用手振れ補正は効果的なものだ。しかし、手振れ補正の無い28-70mm F2は手振れ補正が使えず、動画撮影時も影響を受ける。電子ISを実装しているがセンサーシフト式ほどの効果ではない。
- シングルSD UHS-II:カードスロットに何かトラブルが発生したら即死コースだ。
- EVF/LCD:369万ドットのOLEDファインダーはNikon Zに匹敵する優れたものだ。背面モニタは5D Mark IVよりも高解像でより鮮明だ。
- LP-E6Nバッテリー:キヤノン一眼レフは10種以上がLP-E6系のバッテリーを使用している。「N」はUSB端子経由でPD-E1を使った充電を推奨されている。バッテリーあたり330?560コマ(撮影条件による)だが、Nikon Zカメラで分かったように実際は5倍以上のコマ数を撮ることが出来る。とはいうものの、ソニーα7 IIIほどでは無いだろう。
- 動画:4K 480Mbpsの高ビットレートで撮影できるがNikon Zの100Mbpsと比べて4倍優れているとは思っていない。4:2:0 8bit C-Logの内部記録や4:2:2 10bitのHDMI出力は歓迎できる進化ポイントだ。
- 動画2:残念ながら4Kは30pまでで、ローリングシャッターの影響は大きい。さらにEOS 5D Mark IVと同じく1.7倍クロップとなり実質的にAPS-Cフレーム枠で撮影することとなる。
- ボタン・ダイヤル:従来のデザインと新しいデザインが混在している。メイン電子ダイヤルは従来通りだが、サブ電子ダイヤルや方向ボタンはPowershotのようなスタイルだ。専用のAFジョイスティックは存在せず、モードダイヤルも無い。その代わりにMODEボタンとサブモニタを使用する。そしていくつかの機能を割り当てることが出来るマルチファンクションバーが追加された。
画期的な姿勢を取りつつも、多くの点をとても慎重に採用している。EOS Rはミラーレス版EOS 5D Mark IVやEOS-1D X Mark IIで無い。
Focus Numerique:TEST
- 優れたグリップと防塵防滴仕様を備えている。コンパクトなカメラでは無いが全体のバランスは良い。
- 一方でRF28-105mm F4は700g、50mm F1.2は950g、28-70mm F2は1430gと重量に改善は見られない。
- キヤノンから提案された画期的なレンズはどちらも大きく重い。しかしながら、レンズアダプターを装着してEF・EF-Sレンズを使用可能だ。面白いことに、APS-Cレンズを装着できる初めてのフルサイズEOSだ。
- 電源オフ時にシャッター幕が閉じる保護性の検証には時間がかかった。テストした限り、埃の問題は発生しなかった。ミラーレスにおける大きなポイントであり、もっと強調しても良いのではないだろうか。
- エルゴノミクスは良好だ。
- 残念ながら電子シャッターでも1/8000秒まで、4Kタイムラプスは動画機能限定だ。そしてEOS 5D Mark IVに新実装されたデュアルピクセルRAWに関する機能は更新されていない。(当時から納得のいく機能ではないし、改善も無い)
- 静止画と動画を切り替えるにはMODEボタンを押してからINFOボタンを押す必要があるためタイムロスが発生する。
- AFジョイスティックが無いためAFポイントの素早い操作が出来ない。タッチパネルを操作してAFポイントを動かすことが出来るものの、このシステムは少し遅く感じる。何より、タッチパッドAFはバリアングルでモニタを閉じていると操作出来ない。
- 電子ファインダーのアイセンサーはレスポンスが悪い。我々はこの点で間違いなくFUJIFILM X-T3が好みだ。X-T3はチルトモニタを傾けるとアイセンサーがオフとなる賢い機能も備えている。EOS Rのアイセンサーは感度が高すぎ、4cm未満に近づくと背面モニタがオフとなってしまう。
- EOS Rの起動時間が非常に高速と言う訳では無い。特に電源オフ時に閉じているシャッター幕を上げる必要があるためファインダー像が表示されるまでに時間がかかる。しかし、潜在的なハンディキャップとなるものでは無い。
- フォーカス性能は見事な結果では無いものの、Nikon Z 7よりも良好でX-T3やα7 IIIとほぼ同等だ。
- 低照度AFのパフォーマンスは良好だが、サーボAF時の連写性能が5fpsまで低下するのは欠点となる。
- ISO感度別の画質はとても良好な結果だ。DIGIC 8を使った画像はISO 800まで一貫したクオリティとなる。ISO 1600からディテールの損失が始まるが、ノイズはほとんど存在しない。ISO3200でも優れた状態を維持している。5D Mark IVに近いパフォーマンスだ。
- ホワイトバランスは良好な挙動を示しているが、人工照明下では注意が必要だ。
- ハイスピード動画を楽しむためには720pを使用する必要がある。これを使いたいと思う人は少ないはずだ。
- 4K動画は特にがっかりしているポイントだ。とても大きくクロップされ、ローリングシャッターの影響やゼブラ機能など撮影機能が無いことも特筆すべきである。一方でオートフォーカスのレスポンスは良く、顔検出も効果的だ。
強み:良好な仕上がり・素晴らしいエルゴノミクス・光学設計の自由度・簡単な操作性・レスポンスの良いAF・良好な画質
弱み:シングルメディアスロット・短いバッテリーライフ・AFジョイスティックが無い・残念な動画機能・センサーシフト式手振れ補正無し・サーボAF時に5fps連写
「弱み」の部分が無ければ紛れもなく良いカメラだ。我々が好むジョイスティックと関連する操作が無くなり、連写速度や動画機能は熟練ユーザーの期待通りとはいかない。ミドルレンジのカメラだがアマチュアには高価な価格設定である。
PhotographyBlog:First impression
- オートフォーカス:
・カメラの-6EV低照度性能と50mm F1.2Lを組み合わせることで、オートフォーカスはとても暗い環境でも非常に高速で信頼性が高かった。 - 瞳AF:
・瞳AFはEOS Rの明らかな欠点だ。時に高速なフォーカシングとなることもあれば、瞳が検出できなかったり、別の箇所にピントが合ったりなど信頼性が十分ではない。 - バッテリーライフ:
・半日撮影したところ、400コマの静止画と10?15のショートビデオクリップを撮影することが出来た。そしてバッテリー残量は25%残っている。これはCIPA準拠の数値よりも優れた結果だ。しかし、1日撮影するのであれば予備バッテリーの持参をおススメする。 - タッチパネルモニタ:
・多くのミラーレスがAFジョイスティックの代わりにタッチパッドAFを導入している。EOS Rも同じ方式を採用しているが、レスポンスは比較して悪いためシャッターチャンスを時々逃してしまった。我々はタッチパッドAFよりもAFジョイスティックのほうが好みだ。 - ボディ内手振れ補正無し:
・ソニーとニコンがボディ内手振れ補正を採用する一方でキヤノンは導入していない。 - 深いグリップ:
・EOS Rはバッテリーグリップを装着せずとも50mm F1.2Lのような重いレンズを簡単に保持することが可能だ。間違いなくソニーはこのポイントを見習うべきだ。 - マルチファンクションバー:
・左右にスワイプしたりボタンを押して設定した機能を呼び出すことが出来る。役に立つとは思うが、私はこのボタンの存在を無視していた。個人的にはAFジョイスティックやAEロックボタンが良かった。 - モードボタン:
・従来のダイヤル式ではなく、モードボタンを押して設定を変更しなければならない。ワンタッチ動画ボタンは初期設定でFHDとなっており、4K動画撮影のためにはモードボタンを押して静止画モードから動画モードへ移行する必要があるため面倒だった。 - シングルSDカードスロット:
・Nikon ZのシングルXQDカードスロットの評価から判るように、これがEOS Rを買わない理由となるかもしれない。 - RFレンズ:
・個人的にEOS RよりもRFレンズ群のほうが面白い。RF50mm F1.2やRF28-70mm F2など従来よりも明るいレンズに対応するシステムだ。一方でレンズは大きく、涙が出る程高価だ。 - レンズコントロールリング:
・Powershotのコントロールリングと同じようにいくつかの設定項目から1つを選び操作することが出来る。 - EFレンズの互換性:
・EF85mm F1.4LとEF70-200mm F2.8Lを専用アダプタで試してみた。EOS一眼レフと同じように動作をする。ただし、ネイティブRFレンズと同じように瞳AFは信頼性が足りない。キヤノンEFレンズとソニーα7ボディの組み合わせのほうが良好だ。 - 画質:
・静止画はEOS 5D Mark IVととても似た3000万画素センサーだ。最新、最高のフルサイズセンサーではないかもしれないが、新しいRFレンズと組み合わせることで優れた画質を生成できる。動画は4K撮影時に優れたデュアルピクセルCMOS AFを利用可能だ。しかし、録画では1.8倍クロップとなり24-105mmの広角端でも43mm相当の画角となってしまう。スローモーション動画の画質も悪い。
ePHOTOzine
- 小型でしっかりと作られた一眼レフに似た質感だ。レンズはPENTAX28-105mmに近いサイズ・重量である。
- RF24-105mmとのバランスは完璧でとても良く調和している。
- サイレント撮影は素晴らしいが全ての状況に適合するのものでは無い。
- ファインダーは少しギラついているが、タイムラグの無いディーテルがある像を提供している。このOLEDファインダーはとても見事だ。
- MODEボタンを押してからinfoボタンを押すことで静止画と動画を切り替えることが出来る。静止画と動画を素早く切り替えることは出来ない。静止画撮影モードから動画ボタンで録画開始も可能だが事前にフレーミングすることは出来ない。
- マルチファンクションバーが直感的で使いやすいとは思わない。前後のコントロールホイールはさらに使いやすくなっている。
- カスタマイズ可能な機能が増えているため、動作を把握するまでに時間がかかる。
- オートフォーカスエリアはタッチ操作か、AFポイントボタンを押したあとに方向ボタンで操作可能だ。
- パフォーマンス:
・シャッターレスポンス:0.05秒未満
・ワイドフォーカスSレスポンス:0.30秒
・フルズームSレスポンス:0.20秒
・起動時間:0.45秒
・フラッシュ無しの撮影:0.20秒
・連写JPEG:8.3fps(49コマ)
・連写RAW:8.1fps(23コマ)
・レスポンスが速く、オートフォーカスは高速で正確だ。一部一眼レフの遅いライブビューと比べると遥かに良好である。 - 優れた色再現とシャープネスだ。
- ISO感度性能はEOS 5D Mark IVと非常によく似ている。ISO3200~6400まで心地よく使うことができ、徐々にノイズは増えるものの常用感度域は実用的だ。
- 動画撮影時のオートフォーカスは滑らかでシームレスだ。しかし、4K動画では1.8倍クロップされてしまう。
優れた画質と素晴らしいレンズを備えたカメラだ。EOS 5D Mark IVなど一眼レフと比べて気持ち悪い操作性・デザイン性の変更があるものの、その多くはワークフローに効果的で使うのが楽しいものだ。
欠点はレンズロードマップが正確に示されていないことだ。EOS Rユーザーがどの程度好みのレンズが出るまで待たなければならないのか示唆されていない。マウントアダプターでEFレンズを使うのであれば問題ないが…
長所:素晴らしい描写・防塵防滴・製造クオリティ・ミラーショックなし・EFレンズアダプター・素晴らしいエルゴノミクス・レスポンスが速い・10bit 4K対応
短所:レンズが少ない・耐寒性脳・そこまで小さくない・4K動画がクロップされる
IMAGING RESOURCE
- フルサイズカメラとしては極めてコンパクトだ。サイズが小さくなり重量が低下している。
- カメラが小さくなったのでボタン配置は余裕が無くなっている。ISOボタンなど便利なボタンが無くなり、背面ボタンも少なくなっている。多くのカメラ設定にアクセスする素早さは妥協する必要がある。
- タッチパネルは美しくとても良好だ。ボタンと同じくらい便利なタッチパネル操作が可能である。手袋を装着するとボタンやダイヤル操作が難しくなるが、多くの場合はタッチパネルの操作でなんとかなる。
- ファンクションバーは設定次第で「右タップでISO 100・左タップでISO auto」などに設定可能だ。素晴らしい機能に見えるが、操作のロック解除を実施するにはバーを数秒間押し続ける必要がある。これには少しイライラする。一方でタッチすると即座に動作するためとても誤操作しやすい。
- 私はタッチバーをワークフローに組み込む完璧な設定をまだ見つけていない。しかし、しっかりとしたアイディアの機能であり、カスタマイズ性があるのは間違いない。一部の人は使いこなす方法を見つけるはずだ。
- EVFは大きく、シャープで、見事なリフレッシュレートだ。ファインダー像は滑らかで自然である。連写時は光学ファインダーほど良好では無いが、露出設定を反映できるメリットがある。
- サブ液晶モニタは見やすく、判断しやすく、情報を変化させることが可能だ。電源をオフにしても撮影モードを表示できるがカメラ設定は表示されない。個人的には電源オフ時でもカメラ設定を表示して欲しいと思っている。サブ液晶モニタはバッテリー消費が少ないと言われている。
- EOS 5D Mark IVと同様の3000万画素センサーを使用し、新しいDIGIC 8プロセッサーを搭載している。画質が改善するとキヤノンは主張しているが、私は大きな変化に気が付かなかった。
- ISO感度は100?40,000、拡張で50?102,400ととても柔軟性があるパフォーマンスだ。大部分でディテールを保持し低照度で良好なパフォーマンスを発揮している。
- 色再現は従来のキヤノンらいしいものだ。
- オートフォーカスエリアは見事だ。一眼レフ用レンズでは少し狭くなるものの、まだ優れている。
- 低照度ー6EV性能は実際に私の経験から言うと良好ではなかったかもしれない、しかし、日の出前の撮影で良好に動作した。
- タッチパネルの応答性はとても良い。タッチパッドAFはとても便利である。あえて方向ボタンでの操作も可能だがとても時間がかかる。
- 連写性能が良くないので完璧なシステムとは言えないがバッファクリアは高速だ。多くの状況で十分なスピードを確保できる。
- 顔検出や瞳検出は一貫したパフォーマンスではなく、瞳検出はワンショットAF限定だ。
- デュアルピクセル CMOS AFシステムは多くの状況で素早く動作し、長時間使用しても間違いはほとんど無い。EOS Rを使っている間、フォーカスシステムについて全く考えずに操作出来た。
- フレキシブル優先AEの利点を見つけることは出来なかったが、一部の人はワークフローに組み込むことが出来るかもしれない。
- 風景撮影において画質はとても良好だ。RAWは十分に柔軟性が確保されているがニコンやソニーと同等とまでは行かない。バリアングルとタッチパネルは三脚に載せて操作する時に便利だ。
- 風景撮影でデメリットを感じたのは手袋を装着している時だ。EOS Rの小さなボタンは押し辛く、暗い環境では見つけづらい。タッチバーやタッチパネルは手袋装着時にはほとんど使用できない。EOS R特有の問題では無いが現場では不満に感じるだろう。
- このカメラシステムはまだレンズ資産が少ない。既にキヤノンの一眼レフレンズに多く投資している人が魅力的と感じるはずだ。コントロールリングやドロップインフィルターを搭載するレンズアダプターの存在は重宝し、アダプターでRFに欠けている広角や望遠を補うことが出来る。
- スポーツジャンルではパフォーマンスが不足している。オートフォーカスは良好だが、連写性能が基準に達しておらず、ネイティブレンズも用意されていない。
おススメ:EFレンズユーザー・小型軽量でEOSフルサイズミラーレスを望んているフォトグラファー・旅行、風景、ポートレート
おススメしない:スピード性と望遠レンズが無いので野生動物やスポーツ写真に向かない・フィジカルな操作性を楽しむ人・フルサイズ4Kが必要な人
私が好きなところ:小型軽量・バリアングル・とても良好なファインダー・DPAF・良好な画質・見事なRFレンズ
私が好きでは無いところ:連写性能・RFレンズの種類・サイズが小さいことによる操作性の弊害
IMAGING RESOURCE 動画レビュー
- 動画仕様をよくソニーと比較する人がいる。しかし、それはやめた方がよい。EOS Rは悪いカメラでは無く、商業使用で上手く動作した。
- 競合カメラと比べて劣っている部分があることは事実だが、決して悪いカメラでは無い。
- 動画撮影者の視点からするとEOS 5D Mark IVを選択する理由は無い。より安価で4:2:2 10bit出力に対応しているEOS Rのほうが優れている。フレームのほぼ全域で利用できるデュアルピクセルAFも使用可能だ。
- 5D Mark IVはMotion JPEGのDCI 4Kだが、EOS RはMP4の4K UHDだ。私のクライアントの一般的なフレームサイズは4K UHDである。
- クロップ倍率は特に気にしていない。正直に言うとクロップ倍率はプロの現場では些細なことだ。
- 私がキヤノンを選ぶ理由の一つがカラーサイエンスだ。Logを使用しなくともスタンダードプロファイルで十分見栄えが良い。クロップ倍率を前提としたカメラ選びでは私が満足できるカメラが市場に存在しない。そして、EOS Rでキヤノンのカラーサイエンスを継承しているのだから、×1.7のクロップファクターは私にとって全く問題では無い。
- クロップファクターのおかげでSuper35用に設計された素晴らしいレンズ「SIGMA118-35mm F1.8」のようなレンズを使うことが出来る。
- 私がEOS Rを選ぶもう一つの理由が電源オフ時にシャッター閉幕する機能だ。センサーにゴミが付着せず、ソニーとは全く対照的だ。ソニーのカメラを使っていると常にゴミの付着を意識させられてしまう(本当は動画撮影に集中したいのに)。
- EOS Rについて良いポイントもあれば悪いポイントもある。センサーシフト式手振れ補正に対応しておらず、RF28-70mm F2や50mm F1.2のようなレンズには光学手振れ補正も搭載していない。
- ローリングシャッターの影響が大きく、特にパンニングすると目立つ。
- EOS Rに限った話では無いが、コンパクトボディで大きなレンズを装着するとカメラ底部に装着するカメラプレートと干渉してしまう。
- これもEOS Rだけの問題では無いが、素晴らしい4K画質では無く1080pで撮る必要がある場合、4Kと同じようなシャープさと鮮やかさが出せない。4K動画を撮影してから1080pまでスケールダウンする必要がある。この点で満足できるのはパナソニックのGH5だ(GH4では問題があったが、GH5では改善されている)。キヤノンはこの点で努力すべきだ。
- 気になる細かい部分
・ISOボタンが無いこと(コントロールリングなどに設定できるが、従来の慣れた操作方法から一新する必要がある)
・静止画と動画の切り替え方式(MODEボタン→INFOボタン)
・M-Fnバーは全く役に立たない。私は完全にオフにしており、スペースの浪費となっている。
・EVFの表示方法(説明するのは難しいが、静止画表示は良いのに動画撮影時の表示が気に入らない。動画モードでは少し表示が遅い)
・4K 60pの選択肢が無いのは本当に残念だ。
あらゆる状況に最適なカメラでは無いが、個人的には小さな仕事で使うには素敵なカメラだ。問題が無い訳では無いが、限界を理解して使えば数多くの好きなポイントが存在する。
万人受けはしないだろうが、私にとってEOS Rは見逃してはならない数多くのメリットを備えたとても優れたカメラである。
HARDWEAR ZONE:EOS Rインタビュー
- 何故ボディ内手振れ補正が搭載されていないのか?
・サイズ等、カメラのバランスを考慮すると現時点でEOS Rに搭載することは出来なかった。ボディ内手振れ補正を実装していない点について賛否両論あることは認識している。
・現在はレンズ側の光学手振れ補正を利用してるが、将来的にボディ内手振れ補正を実装する方法についても検討している。 - なぜ4K動画が1.7倍クロップなのか?
・CMOSセンサーとプロセッサの都合上、制限があり1.7倍クロップとなった。
・フル画角の4K動画を追い求める可能性もあったが、不安定さがあり、熱の問題に直面する可能性もある。我々はリスクを回避し最良のバランスから1.7倍クロップの4K動画に決めた。 - 背面ホイールやAFレバーを省略しM-Fnバーを実装した理由
・EOS 5Dと6Dの中間となる価格設定であり、我々の考えるEOS Rのユーザー層からすると適切なバランスと考えている。
・ユーザー層に合わせたカメラ機能を提供している。プログレードのカメラをリリースする暁には、それに適した機能を付ける。 - EOS Rの開発期間
・ミラーレスに関する議論は長い間続けてきた。(電子ビューファインダーやデュアルピクセルCMOSなど)EOS Rの開発期間について言及するのは難しい。 - EOS R開発にあたって最大の課題
・最適な光学性能を発揮できるマウントサイズだ。
・カメラのサイズ・バックフォーカス・マウント口径の正しい着地(最高の光学製ぬとカメラ性能を実現するため)をするために議論を重ねてきた。
・FDからEF移行時に将来性を検討したように、RFマウントが将来の新技術に合うマウントサイズか、その技術に適応できるか、処理できるか、など。
PhotographyBlog
- 24-105mmや35mmのRFレンズは一眼レフ用とほぼ同じサイズだが、50mmや28-70mmは遥かに大きい。従来のミラーレスは小型軽量に焦点が置かれていたが、キヤノンはサイズを犠牲として究極の画質を実現しようとしている。
- EFレンズアダプターは4種類ラインアップされており、選択肢が用意されているのは良いことだ。(多くの人は最も安いレンズを選ぶと考えているが)
- カメラのサイズはEOS 6D Mark IIのようなミドルレンジの一眼レフカメラと同程度だ。しかし、RF50mm F1.2やRF28-70mmと組み合わせると一眼レフよりも大きなシステムとなる。
- α7 IIIよりも遥かに大きくつかみやすいグリップを備えている。
- 電源オフ時にシャッター幕が閉まりセンサーへの埃付着を低減するアイディアはうまい考えだ。
- 残念なことにボディ内手振れ補正は搭載されていない。
- バリアングルとマイク端子の組み合わせはVloggerにとって夢のような組み合わせだが、残念なことに4K動画は1.7倍のクロップが発生する。このため広角での撮影は難しく、RFレンズ以外で対応することとなるだろう。
- ありがたいことに4K動画撮影時もデュアルピクセルCMOS AFが動作する。そして4:2:0 8bitの内部記録と4:2:2 10bit C-logの外部出力に対応している。
- 120fpsを利用する場合は720pまでクオリティを落とさなければならない。
- バッテリーの充電時間は充電器を使う場合と同じくらい短い。
- モードダイヤルは満足いくものではなかった。改良を続けた従来式のダイヤルではなく、MODEボタンを押してからダイヤル操作で変更する。動画撮影をする場合にはMODEボタンを押してからINFOボタンを押して移行する。撮影モードの切り替えを多用する場合は特にカメラ操作が煩雑に感じるかもしれない。
- 同じようにM-Fnバーは謎に満ちた操作部材だ。様々な機能をカスタマイズ登録することが可能だが、代償としてAFジョイスティックやAFLボタンが存在しない。このためライバルモデルよりもAFポイントの設定がずっと困難なものとなっている。タッチパッドかタッチAFで操作可能だが、どちらもAFジョイスティックの代わりとなるほどの操作性ではない。
- タッチパッドAFは操作領域を切り替えることができ、鼻が接触することによる誤作動を防ぐことが出来る。
- 5655ポジションと-6EV(RF50mm F1.2使用時)の低照度性能は素晴らしいパフォーマンスだ。しかし、瞳検出機能は低照度での検出精度が低く、ワンショットAF時のみ動作する。ソニーの瞳AFを使用したことがあるのであればキヤノンの実装形態にはがっかりするだろう。ファームウェアアップデートで改善することを期待している。
- ワンショットAFで8コマ秒連写、サーボAFで5コマ秒連写まで低下する。そして追従優先モードを使用すると3コマ秒まで低下する不思議な仕様だ。バッファは十分だがスポーツ撮影には向いていない。
- 通信機能はWiFiとBluetoothを備えている。
- ISO50-6400でノイズフリーのJPEG画質だ。ISO 12800でノイズが出始め、25600や51200でかなりの量のノイズが発生するが小規模プリントならまだ実用的だ。ISO102400はおススメできない。
EFレンズを多く保有している場合、EOS Rは大きな一歩となるミラーレスカメラであり、同社一眼レフと同様に高画質だ。しかし、それ以外の場合はより安価なα7 IIIやNikon Z 6はより良い選択肢となる。
特にAFジョイスティック、シングルメディアスロット、M-Fnバー、4Kクロップ、MODEダイヤルが無いことが欠点となる。
一方でRFレンズは本当に輝いている。特にRF50mm F1.2とRF28-70mm F2だ。これらは大きいかもしれないが、ライバル、そして一眼レフよりも明るいレンズである。
Nikon Z 7やSony α7 IIIほどでは無いが、現キヤノンユーザーや新規購入者を満足させ、ソニーへの流出を防ぐには十分だ。
IMAGING RESOURCE:EOS Rインタビュー
- 5655ポジションAFについて
・1点AF時のポジション数である。1点AF時に上下左右のステップ数を勘定すると分るはずだ。
・一眼レフの時代から伝統的となっていた「測距点数」とは全く異なる性質の言葉だ。
・誤解を招くかもしれないレトリックを使っているのには意味がある。キヤノンの個性的なデュアルピクセルAF技術はセンサー上のすべての画素が位相差検出と画像生成可能であることを意味している。基本的にどのポイントでもAFが可能だ。 - ラインセンサーである
・位相差検出はNikon Zと同じように水平方向のラインタイプだ。クロスタイプでは無いが、非常に高密度なAFポイントなのでクロスである必要性はとても低い。
・水平方向のラインセンサーのため、垂直方向のカバー率を100%に出来る。
・EFマウントはセンサーから離れているためRFマウントレンズよりもAFカバーエリアが狭い。 - 位相差検出のみである
・AFは位相差検出のみであり、コントラスト検出は併用していない。像面位相差AFのみで十分である。このため、一眼レフと同じようにEFレンズが動作する。 - 一眼レフとAFの違いは曖昧である
・開発側は一眼レフとの違いについて言葉を濁しており、これはEOS Rが優れている兆候だと推測している。 - フランジバック20mmについて
・フランジバックを20mmとしたのは全体的な強度の目標を達成するため、物理的な頑丈さに必要だと感じたからだ。
・フランジバックは必ずしも重要ではなく、重要なのはバックフォーカス距離だ。
・ミラーレスの大口径マウントはレンズ設計へ大きな影響を及ぼす。 - 電子接点の増加について
・レンズデータを素早くカメラ側へ伝達するため
・リアルタイムなピント距離表示のため
・絞り設定を1/8ステップで設定可能
・まだ全ての接点を活用していない(将来的に機能を拡張できる) - 4K動画仕様について
・開発側の回答は曖昧だったが、フルサイズ画角で4K動画を撮影できる技術を持っていないかもしれない
The Phoblographer
- 電源オフ時にシャッター閉幕するユニークな仕様だ。単純に見えるが、他社が採用していない革新的な機能である。
- 電源スイッチの場所にISOを操作する部材があればよかった。
- サブ液晶モニタは点灯機能があるにも関わらず暗所では情報を確認するのが難しい。
- SDシングルカードスロットは最大の落とし穴だ。
- EOS Rのファインダーは本当に素晴らしい。
- 暴風雨の中でも正常に動作した。唯一の問題は水滴で瞳検出機能が誤作動することだ。(しかし、これはこのカメラに限った問題ではない)
- 私のテストでは測光するたびにEOS RがISOを変更しようとした。これはマニュアルモードや非ISOオート時でも起こり、特にフラッシュ撮影をしている場合は特に迷惑だ。完璧な動作なら問題無いが、実際のところイライラする。
- ジョイスティックを省略してM-Fnバーを導入したのは残念だ。M-Fnバーはあまりにも敏感で誤操作しやすい。ロックも可能だが長押し必須である、せめて専用スイッチがあればよかったのだが…。
- 色々不満もあるが、正当な評価をできる部分もある
・電源オフ時のシャッター閉幕
・バッテリーライフ
・オートフォーカスの多様性
・高速で信頼性が高いWiFi
・誤操作し辛いMODE
・タッチパネル操作 - 使いやすいカメラだが画期的なものでは無い。キヤノンらしいDNAを持つカメラだ。
- サニー16テストで測光は正確に動作する。ミラーレスらしく露出結果を反映することも出来るが、私はほとんど使用していない。
- オートフォーカスは多くの場合、高速かつ正確に動作する。低照度などで稀にミスショットがあるものの、私の使用環境では十分に使えるレベルだ。
- 瞳AFはポートレートで使うなら確かに素晴らしい機能だ。
- 画質は全体的に見て許容できる以上のものだ。高感度ISOでノイズが発生するものの、フィルムライクなノイズである。ソニーほどの画質では無いが、それでも十分なパフォーマンスである。
好き:数多くの些細なプラスポイント、素晴らしいエルゴノミクス、バッテリーライフ、RFレンズ
嫌い:ジョイスティックが無い、デュアルカードスロットでは無い、5D Mark IVからグレードアップしたセンサーが良かった
ボタンカスタマイズ
登録箇所一覧
静止画 | 動画 |
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マルチファンクションバー登録可能 機能一覧
操作は「左右にスライド」「ボタンプッシュ」の2系統
撮影時 | プレイバック時 |
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EOS Rと競合カメラ比較
外観比較
カメラ前部
Nikon ZのようなフロントFnボタンは無いようです。コマンドダイヤルは一眼レフと同じくシャッターダイヤル後ろに配置されていますね。
カメラ後部
他社2モデルと異なりフォーカスレバーが存在しません。その代わりに「マルチファンクションバー」という左右スライドとタップ操作が可能なパーツが存在。
背面ホイールが存在せず、カメラ上部にリアダイヤルが備わっています。EOS一眼レフと比べて操作性が大きく異なるポイント。
カメラ上部
競合カメラと見比べると一目瞭然。このカメラにはモードダイヤルが存在しません。その代わりに「MODE」ボタンにより電子制御でモード変更を行います。
スペック比較
センサー・レンズマウント
R | Z7 | α7R III | α7 III | Z6 | |
センサー | DPCMOS | 裏面照射型 | |||
有効画素数 | 3030万 | 4575万 | 4240万 | 2420万 | 2450万 |
ローパスフィルター | あり | ー | あり | ||
手振れ補正 | ー | 5軸5.0段 | 5軸5.5段 | 5軸5.0段 | 5軸5.0段 |
備考 | DPCMOS | ||||
マウント | RF | Z | E | E | Z |
内径 | 54mm | 55mm | 46mm | 55mm | |
フランジバック | 20mm | 16mm | 18mm | 16mm |
ボディ内手振れ補正無し
ここ最近のトレンドとなっているボディ内手振れ補正は未実装。回転ブレやシフトブレに対応出来るセンサーシフト式の手振れ補正は是非載せるべきだと思うのですが…。
ただし、キヤノンは画像処理エンジンを有効活用しレンズの光学手振れ補正の精度を高めています。ピッチ・ヨーなど光学手振れ補正で対応できる部分のブレはしっかり低減してくれそうです。(参考:EOS Kiss M デュアルセンシング IS)
大口径ミラーレスRFマウント
RFシステムはニコンZシステムと同じく54mmと大口径のレンズマウントを採用しています。マウント内径は一眼レフのEFマウントと同じ内径ですが、フランジバックが短いためレンズ設計の自由度は大きく向上していると見て間違いないでしょう。
それを象徴するかのごとく…
などの個性的なスペックのレンズが登場予定です。「RFマウントではこんなレンズが次々と出てくるのだ!」とキヤノンが言っているかのようですね。
処理エンジン・記録形式
R | Z7 | α7R III | α7 III | Z6 | |
画像処理エンジン | DIGIC 8 | EXPEED 6 | BIONZ X | EXPEED 6 | |
RAW出力 | 14bit RAW C-RAW L/M/S1/S2 DPRAW |
・14/12bit ・ロスレス圧縮 ・圧縮 ・非圧縮 ・L/M/S対応 |
・14bit ・圧縮 ・非圧縮 |
・14/12bit ・ロスレス圧縮 ・圧縮 ・非圧縮 ・L/M/S対応 |
|
記録メディア | SD/HC/XC UHS-II |
XQD | SD/HC/XC MS PRO DUO ・UHS-I/II対応 |
XQD | |
記録メディアスロット | 1 | 1 | 2 | 1 | |
APS-C crop | 対応 | ||||
備考 | TIFF出力 | TIFF出力 |
C-RAW・DPRAW対応
EOS 5D Mark IVで初登場したDPRAWとEOS Kiss Mで初登場したC-RAWどちらにも対応。
DPRAWはデュアルピクセルセンサーの特性を活かした個性的なRAWファイルであり、ボケの微調整や解像感の調整など通常のRAWでは出来ないような後処理が可能。(参考:公式デュアルピクセルRAWオプティマイザ)
一方でC-RAWは他社で言うところの圧縮RAW(従来のCR2 RAWはロスレス圧縮)。目新しい機能ではありませんが、ファイルサイズを抑え撮影枚数を増やすことが可能。
RAWを圧縮することによる画質低下は僅か、もしくは知覚できないようなレベル。実際に私もEOS Kiss MでRAWとC-RAWを撮り比べてみましたが、明確な違いを見出すことは出来ませんでした。特に画質を追求しない限りファイルサイズがコンパクトなC-RAWで問題無いでしょう。
露出制御
R | Z7 | α7R III | α7 III | Z6 | |
測光方式 | ・評価測光 ・部分測光 ・スポット ・中央重点 |
・マルチパターン ・中央部重点 ・スポット ・ハイライト重点 |
・マルチ ・中央重点 ・スポット ・画面全体平均 ・ハイライト重点 |
・マルチパターン ・中央部重点 ・スポット ・ハイライト重点 |
|
測光範囲 | -3?20 | -3?17 | -3?20 | -4?17 | |
露出モード | ・オート ・フレキシブル ・プログラム ・シャッター優先 ・絞り優先 ・マニュアル ・バルブ ・カスタム3枠 |
・オート ・プログラム ・シャッター優先 ・絞り優先 ・マニュアル ・カスタム3枠 |
・オート ・プログラム ・シャッター優先 ・絞り優先 ・マニュアル カスタム2~3枠 |
・オート ・プログラム ・シャッター優先 ・絞り優先 ・マニュアル ・カスタム3枠 |
|
ISO感度 | 100-40000 | 64?25600 | 100?32000 | 100?51200 | |
拡張ISO感度 | 50/51200/102400 | 32/102400 | 50/102400 | 50/204800 | |
露出補正 | ±5 | ||||
フリッカー低減 | 対応 | ||||
備考 |
オートフォーカス
R | Z7 | α7R III | α7 III | Z6 | |
ファインダーAF方式 | DPCMOS AF | ハイブリッド | ハイブリッド | ||
ライブビューAF方式 | |||||
測距点(位相差) | 5,655位置 | 493点 | 399点 | 693点 | 273点 |
測距点(コントラスト) | 不明 | 不明 | 425点 | 不明 | |
クロス測距点 | ー | ー | ー | ー | |
F8対応点 | F11対応 | ー | 399点 | 693点 F11対応 |
ー |
測距輝度範囲 ファインダー | -6~18EV (F1.2 レンズ) |
-1?19 (F2 レンズ) |
-3?+20EV (F2 レンズ) |
-2?19 (F2 レンズ) |
|
測距輝度範囲 ライブビュー | -6~18EV (F1.2 レンズ) |
-1?19 (F2 レンズ) |
-3?+20EV (F2 レンズ) |
-1?19 (F2 レンズ) |
|
測距エリア選択モード | ・顔認識・追従 ・1点 ・領域拡大(十字) ・領域拡大(周囲) ・ゾーン ・ラージゾーン (縦/横) ・瞳AF (AF-S限定) |
・ピンポイント ・シングル ・ダイナミック ・ワイド (S/L) ・オート ・顔認識 |
・ワイド ・ゾーン ・中央 ・フレキシブル(S/M/L) ・拡張フレキシブル ・ロックオン ・瞳AF |
・ピンポイント ・シングル ・ダイナミック ・ワイド (S/L) ・オート |
|
追従特性 | ・被写体追従特性 ・速度変化に対する追従性 ・測距点乗り移り特性 |
・AF速度 ・追従感度 |
・追従感度 | ・追従感度 | ・AF速度 ・追従感度 |
測距エリア | 横88% 縦100% or 横80% 縦80% |
横90% 縦90% | 横90% 縦90% | ||
備考 | タッチパッドAF | ローライトAF時 -4?19 |
ローライトAF時 -4?19 |
5,655ポジションと柔軟性のあるAFフレーム
測距点ではなく「ポジション」であることに注意。
これは他社の像面位相差がイメージセンサーに部分的に埋め込まれているのに対し、1つの画素がそれぞれ位相差センサーの役割を持っている「デュアルピクセルセンサー」だからこそ実現した性能。
全てが位相差センサーとなるため、小刻みに測距エリアを移動させることが可能となっているため、まるでコントラストAFのような柔軟性のあるAFフレーム。まだこの特性を活かしきれている感はありませんが、いずれパナソニックLUMIXのように多彩なAFフレームを使えるようになるかもしれません(LUMIXはコントラスト検出方式のため位相差センサーの概念が無く自由なフレーミングが可能)。
EOS Mとは異なるAF体系
キヤノンのAPS-Cミラーレスシステムである「EOS M」シリーズと比べてオートフォーカスシステムは大きく異なります。
EOS Mシステムは測距エリアが「顔認識・追従優先、1点、ワイド」の3択だったのに対し、EOS Rは一眼レフシステムと似たフォーカスシステムを採用しています。
EOS Mユーザーは戸惑うかもしれませんが、EOS 一眼レフユーザーにとって馴染みやすいシステムとなっています。
暗所に強い像面位相差AF
他社の仕様表と比べて「-6EV対応」と傑出しているように見えますが、使用レンズが「F1.2」であることに注意。他社とレンズの明るさを揃えると、およそ4段強と言ったところでしょうか?
-6EVは少し盛りすぎな気もしますが、十分良好な低照度パフォーマンスを持っていると見て間違いないでしょう。ちなみに一眼レフでデュアルピクセルセンサーを搭載しているEOS 5D Mark IVもー4EV対応のDPAFです。
シャッター・ドライブ
R | Z7 | α7R III | α7 III | Z6 | |
シャッター速度 | 1/8000?30秒 | ||||
電子シャッター速度 | 1/8000?30秒 | ||||
フラッシュ同調速度 | 1/200 | 1/200 | ?1/250秒 | 1/200 | |
高速連続撮影 AF-S | ~8コマ/秒 | ?9コマ/秒 | ?10コマ/秒 | ?12コマ/秒 | |
高速連続撮影 AF-C | ~5コマ/秒 | 5.5コマ/秒 | ?10コマ/秒 | 5.5コマ/秒 | |
連続撮影可能枚数 | ・RAW:34 ・C-RAW:61 |
・圧縮RAW:19 ・ロスレスRAW:19 ・非圧縮RAW:18 |
・RAW:76 ・非圧縮RAW:28 |
・RAW:89 ・非圧縮RAW:40 |
・圧縮RAW:43 ・ロスレスRAW:43 ・非圧縮RAW:34 |
低速限界設定 | 対応 | 対応 | |||
備考 |
連写性能はソニーに劣るものの
サーボAF時の連写速度は5コマ秒と決して速く無い。5D Mark IVは7コマ秒だし、6D Mark IIでも6.5コマ秒で撮影可能。
さらにソニーα7第3世代はメカシャッターで追従10コマ秒連写ができる。ミラーレスで連写を重視しているのであればソニー、もしくはAPS-Cやマイクロフォーサーズを選択肢した方が良いかもしれません。
しかし「5コマ秒で十分」という人ならばバッファ量に問題は無く、快適な連写撮影が楽しめるはず。
ファインダー
R | Z7 | α7R III | α7 III | Z6 | |
方式 | 0.5型 OLED | ||||
解像度 | 369万dot | 369万dot | 236万dot | 369万dot | |
視野率 | 100% | ||||
アイポイント | 23mm | 21mm | 18.5mm | 21mm | |
倍率 | 0.76倍 | 約0.8倍 | 0.78倍 | 約0.8倍 | |
フォーカシングスクリーン | 3種 | ・電子式 ・3分割 ・方眼 ・対角+方眼 |
|||
フレームレート | 60 fps | 60/120 fps | 60 fps | 60 fps |
モニタ
R | Z7 | α7R III | α7 III | Z6 | |
形式 | TFTカラー | ||||
解像度 | 210万dot | 144万dot | 92万dot | 210万dot | |
サイズ | 3.15型 | 3.0型 | 3.2型 | ||
可動方式 | バリアングル | チルト | チルト ・上:107° ・下:41° |
チルト | |
タッチパネル | 対応 | ||||
備考 | ・白画素 |
使いやすいバリアグルモニタ+タッチパネル
EOS Rはフルサイズミラーレス初のバリアングルモニタ搭載モデル。
さらにキヤノンのタッチUIはカメラメーカーの中でも優れているため、バリアングルモニタの使い勝手は想像以上に良好。背面モニタを使った撮影であればソニーやニコンを圧倒する使いやすさとなることでしょう。
動画
R | Z7 | α7R III | α7 III | Z6 | |
映像記録方式 | ・MPEG-4 AVC/H.264 | ||||
音声記録方式 | ・LPCM ・AAC |
・LPCM ・AAC |
・LPCM ・Dolby Digital |
・LPCM ・AAC |
|
記録形式 | MP4 | ・MOV ・MP4 |
・XAVC S ・AVCHD |
・MOV ・MP4 |
|
4K | ?30p | ||||
FHD | ?60p | ?120p | ?60p 100Mbps | ?120p | |
ハイスピード | ・HD ・?119.9p |
・FHD 30p ×4 |
・?FHD 60p ・?120fps |
・FHD 30p ×4 |
|
外部出力 | 4K 4:2:2 10bit | 4:2:2 10bit | 4K 4:2:2 8bit | 4:2:2 10bit | |
タイムラプス | 4K | ?4K 30p | ー | ?4K 30p | |
手振れ補正 | ・電子式 | ・電子式 ・センサーシフト |
・レンズ ・センサーシフト |
・電子式 ・センサーシフト |
|
撮影機能 | ・TC | ・TC ・ゼブラ ・ピーキング |
・ガンマ表示アシスト ・TC/UB ・ゼブラ ・ピーキング ・AF駆動速度 |
・TC ・ゼブラ ・ピーキング |
|
連続撮影時間 | 29分 | ||||
備考 | ・C-Log ・HDR |
・N-LOG ・S.35mm時 全画素 |
・S-Log2/3 ・HLG ・S.35mm時 全画素 |
・S-Log2/3 ・HLG ・FF時 全画素 |
・N-LOG ・FF時 全画素 |
作画機能
R | Z7 | α7R III | α7 III | Z6 | |
HDR撮影 | 対応 | ||||
多重露光 | 2~9枚 加算 加算平均 比較明合成 比較暗合成 |
・加算 ・加算平均 ・比較明合成 |
ー | ・加算 ・加算平均 ・比較明合成 |
|
インターバル撮影 | 対応 | 対応 | ー | 対応 | |
高解像撮影 | ー | ー | 対応 | ー | |
ブラケット | AE/WB | AE/WB/ADL | AE/WB/DRO | AE/WB/ADL | |
ボディ内RAW現像 | 対応 | 対応 | ー | ||
レンズ補正 | ・周辺光量 ・倍率色収差 ・歪曲収差 ・回折補正 ・DLO |
・周辺光量 ・倍率色収差 (設定不可) ・歪曲収差 ・回折補正 |
・周辺光量 ・倍率色収差 ・歪曲収差 |
・周辺光量 ・倍率色収差 (設定不可) ・歪曲収差 ・回折補正 |
|
仕上がり設定 | ・8種 | ・輪郭協調 9段 ・明瞭度±5 ・ミドルレンジS (Z 7のみ) ・コントラスト±3 ・明るさ±2 ・彩度±3 ・色相±3 ・フィルター ・調色 (各0.25段で調整可) |
・13種 ・PP1-10 ・カスタム6枠 ・コントラスト±3 ・彩度±3 ・鮮鋭度±3 |
・輪郭協調 9段 ・明瞭度±5 ・ミドルレンジS ・コントラスト±3 ・明るさ±2 ・彩度±3 ・色相±3 ・フィルター ・調色 (各0.25段で調整可) |
|
ホワイトバランス | ・AWB 2種 ・晴天 ・日陰 ・曇天 ・蛍光灯 ・昼白 ・フラッシュ ・カスタム ・色温度 |
・AWB 3種 ・自然光オート ・電球 ・蛍光灯 7種 ・晴天 ・フラッシュ ・曇天 ・日陰 ・マニュアル 6枠 ・色温度 (2500?10000) |
・オート 3種 ・太陽 ・日陰 ・曇天 ・電球 ・蛍光灯 4種 ・フラッシュ ・色温度 (2500?9900) ・色フィルター ・カスタム 3枠 ・水中オート |
・AWB 3種 ・自然光オート ・電球 ・蛍光灯 7種 ・晴天 ・フラッシュ ・曇天 ・日陰 ・マニュアル 6枠 ・色温度 (2500?10000) |
|
DR補正 | ・2段階 | ・4段階 | ・5段階 | ・5段階 | |
デジタルフィルター | 20種 | ・8種 | ・8種 | 20種 |
インターフェース・搭載機能
R | Z7 | α7R III | α7 III | Z6 | |
映像/音声出力・デジタル端子 | USB 3.1 Type-C |
USB 3.0 ・Type-C |
USB 3.1 ・Micro B ・Type-C |
USB 3.0 ・Type-C |
|
特殊端子 | ー | ー | ー | ||
シンクロ端子 | ー | ー | ー | ||
HDMI | C | C | D | C | |
外部マイク入力端子 | 3.5mm | ||||
ヘッドフォン端子 | 3.5mm | ||||
リモコン端子 | E3 | WR-1 / WR-R10対応 | USB Micro B | WR-1 / WR-R10対応 | |
ワイヤレスリモコン | BR-E1 | RMT-DSLR2 | |||
WiFi | 802.11b/g/n | 802.11b/g/n/a/ac | 802.11b/g/n | 802.11b/g/n/a/ac | |
Bluetooth | 4.1 | 4.2 | 4.1 | 4.2 | |
NFC | ー | ー | あり | ー | |
GPS | ー | ー | ー | ||
電子水準器 | 2軸 | ||||
防塵防滴 | 対応 |
遠隔起動可能なキヤノンの通信接続
ソニーのBluetooth機能は単純にWiFiの”繋ぎ”となるだけの存在であり、ニコンはBluetoothを利用して転送予約や小さな画像をシェアすることが出来る程度。
それと比べてキヤノンは電源オフのカメラを遠隔起動して画像転送まで実行することが出来るシステムです。Bluetoothを搭載している他のカメラメーカーで同じような芸当が可能なのはパナソニックくらいなもの。
ボディ・電源
R | Z7 | α7R III | α7 III | Z6 | |
バッテリー | LP-E6N | EN-EL15b | NP-FZ100 | EN-EL15b | |
追加グリップ | BG-E22 | 開発中 | VG-C3EM | 開発中 | |
USB充電 | 対応 | ||||
USB給電 | ー | 対応 | ー | ||
撮影可能枚数 | 370コマ | 330コマ | 530コマ | 610コマ | 310コマ |
大きさ | 135.8 x98.3 x84.4mm |
134 ×100.5 ×67.5mm |
126.9 x95.6 x73.7mm |
134 ×100.5 ×67.5mm |
|
質量 (CIPAガイドライン) | 660g | 675g | 657g | 650g | 675g |
質量 ボディのみ | 580g | 585g | 572g | 565g | 585g |
動作温度 | 0℃?40℃ | 0℃?40℃ | 0℃?40℃ | 0℃?40℃ | 0℃?40℃ |
過去更新履歴
- 2018-10-25:シグマとタムロンがレンズの動作状況をアナウンスしています。
- 2018-10-24:お写ん歩が作例を公開しています。
- 2018-10-22:DPREVIEWがEOS R開発陣へのインタビュー内容を発信しています。
- 2018-10-19:LensrentalsがEOS Rの分解レビューを公開しています。
- 2018-10-19:フォトヨドバシ・KASYAPAがレビュー・作例を掲載しています。
- 2018-10-17:The Phoblographerがレビューを掲載しています。
- 2018-10-13:Flickrに専用グループページがいくつか存在しています。(Canon R/EOS R Ueser/RF50mm/RF24-105mm)
- 2018-10-13:PhotographyBlogがEOS Rとシグマ製レンズなどを組み合わせたオートフォーカステストの動画を公開しています。
- 2018-10-12:Mobile01がレビューを公開しています。中国語ですが全体的に網羅され作例多めなのでおススメ。
- 2018-10-11:EOS Rの国内マニュアルがPDF形式で公開されています。
- 2018-10-09:PhotographyBlogがレビューを掲載しています。
- 2018-10-05:DPREVIEWがファーストインプレッションを公開しています。
- 2018-10-04:Focus NumeriqueがEOS Rについてキヤノンにインタビューした内容を発信しています。
- 2018-10-03:Focus Numeriqueがレビューを掲載しています。
- 2018-10-02:ePHOTOzineがレビューを公開しています。
- 2018-09-28:IMAGING RESOURCEがEOS RのフィールドレビューPart 1を公開しています。
- 2018-09-28:海外では既にオンラインマニュアルが公開されているようです。EOS Utility 3の新バージョンなども公開され、遠隔操作に対応していることが確認できます。
- 2018-09-25:HARDWEAR ZONEがキヤノンへインタビューした内容の一部を発信しています。
- 2018-09-20:10月25日発売決定がアナウンスされました。
- 2018-09-17:IMAGING RESOURCEがEOS Rに関するインタビュー記事を掲載しています。
- 2018-09-15:The Digital Pictureが専用ページを作成しノイズテストの結果を追加しています。
- 2018-09-14:Mobile01がEOS Rの紹介やISO感度別作例を掲載しています。
- 2018-09-12:The Phoblographerがアダプター経由でシグマ35mm Artの動作を確認しています。
- 2018-09-12:EOS Rの予約販売が開始されました。本体は23万円程度となっているようです。楽天・Yahoo・キタムラで出品を確認済み。
- 2018-09-11:Photons to PhotosがISOリードノイズの結果を公開しました。
- 2018-09-10:マイナビニュースが製品開発センター室長へのインタビュー内容を発信しています。それによるとボディ内手振れ補正を今後の機種で採用するかもしれないと述べていますね。
- 2018-09-09:IMAGING RESOURCEがサンプルギャラリーを公開しました。
- 2018-09-08:DPREVIEWがEOS Rのサンプルギャラリーを更新しました。RAW現像した画像も公開していますね。
- 2018-09-07:海外では「24-70mm F2.8 IS」「28-300mm F4-5.6 IS」と言った特許もあるようです。ひょっとしたら近いうちにレンズロードマップが充実するかもしれませんね。
- 2018-09-06:DPREVIEWがEOS Rのポイントをまとめた記事を掲載しています。
- 2018-09-06:DPREVIEWがサンプルギャラリーを公開しました。
- 2018-09-05:ePHOTOzineがEOS Rのハンズオン記事を掲載。記事中にISO感度別作例もあるようです。
- 2018-09-05:ePHOTOzineがEOS Rの連写動画を公開しています。購入早見表をJANコードに対応。予約開始は12日からとなります。
- 2018-09-05:EOS Rシステムが正式発表されました。現在関連ページを更新中です。
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