2022年6月29日付けでタムロンの気になる特許出願が公開。APS-C向け「12-50mm F4 DI III-A VC」を想定したような光学系に関する特許。便利なズームレンジなので、これは登場を期待したいですねえ。
概要
- 【公開番号】P2022096075
- 【公開日】2022-06-29
- 【発明の名称】ズームレンズ及び撮像装置
- 【出願日】2020-12-17
- 【出願人】
【識別番号】000133227
【氏名又は名称】株式会社タムロン- 【課題】広画角と高変倍比を両立し、且つ、低コストで製造可能でありながらも、高い結像性能を有するズームレンズ及び当該ズームレンズを有する撮像装置を提供する。
- 【背景技術】
【0002】
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の固体撮像素子を用いた撮像装置が広く普及している。このような撮像装置として、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、放送用カメラ、監視カメラ、車載カメラ等種々のものがある。いずれの撮像装置においても高機能化、高性能化が進んでいる。また、これらの撮像装置の撮像光学系にあっては、広画角で、且つ高変倍比のズームレンズが求められている。実施例1
- 焦点距離:12.4002-48.4948
- F値:4.1032-4.1091
- 半画角:52.4982-16.1929
- 像高:14.2000
APS-C用の広角12mmから中望遠50mmまでを開放F値「F4」でカバーする便利な光学系に関する特許出願ですね。フルサイズで言えば「18-75mm」と言ったところでしょうか。このようなレンズは既に「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」などが存在しますが、光学倍率が4倍程度は初めて。もしも、これが本当に実用化されたら面白いレンズとなりそうです。ボディ内手ぶれ補正を搭載していないAPS-Cカメラが多いので、光学手ぶれ補正も相当しているのは嬉しいですねえ。この特許出願の存在で将来の新製品が決定するわけではありませんが、個人的には期待しています。
参考:タムロンDi IIIレンズ一覧
フルサイズ ズーム
- 17-28mm F/2.8 Di III RXD
- 17-50mm F/4 Di III VXD
- 20-40mm F/2.8 Di III VXD
- 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2
- 28-75mm F/2.8 Di III RXD
- 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD
- 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD
- 50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD
- 70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2
- 70-180mm F/2.8 Di III VXD
- 70-300mm F4.5-6.3 Di III RXD
- 50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD
- 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD
フルサイズ 単焦点
APS-C
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