キヤノン RF100-500mm・RF100-450mm・RF70-300mmを想定したと思われる特許出願

2020年4月23日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。RF100-500mm・RF-100-450mm・RF70-300mmなどフルサイズミラーレス向けの望遠ズームレンズに関する実施例が含まれています。

【公開番号】特開2020-64176(P2020-64176A)

【公開日】2020年4月23日

【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

【出願日】2018年10月17日

【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社

【課題】収差の発生を軽減することができ、高いズーム比で全ズーム領域で良好な光学特性が得られる小型のズームレンズを得る。

RF70-250mm F4-5.0

RF100-500mm F6-6.4

RF100-450mm F5-6.3

RF100-500mm F5.6-6.3

RF70-300mm F3.5-5.6

実施例1 実施例2 実施例3

焦点距離 102.00-485.00 102.00-450.00 72.86-289.00

F値 6.00-6.43 5.24-6.43 3.75-5.83

半画角 11.98-2.55 11.98-2.75 16.54-4.28

像高 21.64 21.64 21.64

全長 208.69-288.69 198.35-278.35 162.01-237.12

BF 16.1-46.87 14.56-41.71 13.80-57.79

実施例4 実施例5 実施例6

焦点距離 78.53-249.96 102.00-485.00 102.00-450.00

F値 4.16-5.83 5.69-6.43 5.25-6.43

半画角 15.40-4.95 11.98-2.55 11.98-2.75

像高 21.64 21.64 21.64

全長 162.07-217.22 213.16-293.16 198.63-278.63

BF 12.47-39.35 11.09-42.04 14.61-43.74

小型で比較的光学倍率の高いミラーレス用望遠ズームレンズを想定している模様。開発発表されている「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」と思われる実施例はありませんが、その過程で検討したと思われる複数のレンズがあるようです。モデルネームをそれっぽくすると以下の通り

RF70-250mm F4.0-5.6
RF70-300mm F3.5-5.6
RF100-450mm F5.0-6.3
RF100-500mm F6.0-6.3
RF100-500mm F5.6-6.3

RF70-250mmはフォーカスが前群繰り出し式なので現実的では無いように見えます。100-500mm・100-450mmは導入が続いている「デュアルフォーカスユニット」のようですね。実用化されれば超高速AFの超望遠ズームとなりそうです。

個人的にはRF70-300mm F3.5-5.6に期待。フォーカスユニットは1基のみですが、大衆向けで手頃な価格の望遠ズームレンズとなりそう(Lレンズの可能性もありますが)。

参考：現行のRFマウントレンズ

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	実施例1	実施例2	実施例3
焦点距離	102.00-485.00	102.00-450.00	72.86-289.00
F値	6.00-6.43	5.24-6.43	3.75-5.83
半画角	11.98-2.55	11.98-2.75	16.54-4.28
像高	21.64	21.64	21.64
全長	208.69-288.69	198.35-278.35	162.01-237.12
BF	16.1-46.87	14.56-41.71	13.80-57.79
	実施例4	実施例5	実施例6
焦点距離	78.53-249.96	102.00-485.00	102.00-450.00
F値	4.16-5.83	5.69-6.43	5.25-6.43
半画角	15.40-4.95	11.98-2.55	11.98-2.75
像高	21.64	21.64	21.64
全長	162.07-217.22	213.16-293.16	198.63-278.63
BF	12.47-39.35	11.09-42.04	14.61-43.74