「RF24-130mm F4 IS」「RF24-70mm F2」を想定したようなキヤノンの特許出願

RF24-105mm F4L IS USM2020年5月28日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。昨年9月にもお目にかかったRF24-130mm F4を想定したような実施例を含んでいます。

【公開番号】特開2020-79965(P2020-79965A)

【課題】小型かつ全ズーム範囲で倍率色収差を良好に補正可能なズームレンズを得ること。

【公開日】2020年5月28日

【発明の名称】ズームレンズ及び撮像装置

【分割の表示】特願2018-42214(P2018-42214)の分割
【原出願日】2018年3月8日

【出願日】2020年3月4日

【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社

【課題】小型かつ全ズーム範囲で倍率色収差を良好に補正可能なズームレンズを得ること。

24-70mm F2.8

24-105mm F4

24-130mm F4

実施例1 実施例2 実施例3

焦点距離 24.72-131.00 24.72-101.84 24.72-67.89

F値 4.12 4.12 2.88

半画角 41.19-9.38 41.19-11.99 1.19-17.68

像高 21.64 21.64 21.64

全長 137.50-200.49 125.34-169.34 144.51-176.40

BF 13.50-31.74 17.88-30.96 15.00-35.56

実施例4 実施例5 実施例6

焦点距離 24.70-67.86 24.72-67.89

F値 2.06 2.91

半画角 41.22-17.68 41.19-17.68

像高 21.64 21.64

全長 152.24-179.82 144.09-172.87

BF 12.93-30.66 14.37-35.69

昨年9月に公開された特許出願の分割となっています。実際に含まれている「24-105mm F4」「24-70mm F2.8」はまさに「RF24-105mm F4L IS USM」「RF24-70mm F2.8L IS USM」を想定したものですね。
その一方、「24-130mm F4」や「24-70mm F2」は実用化されていません。既にRFマウントの標準ズームレンズは5本も投入しているので、近いうちに新しい標準ズームが登場することは無いでしょう。

参考：現行のRFレンズ

RF ズームレンズ

RF 単焦点レンズ

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	実施例1	実施例2	実施例3
焦点距離	24.72-131.00	24.72-101.84	24.72-67.89
F値	4.12	4.12	2.88
半画角	41.19-9.38	41.19-11.99	1.19-17.68
像高	21.64	21.64	21.64
全長	137.50-200.49	125.34-169.34	144.51-176.40
BF	13.50-31.74	17.88-30.96	15.00-35.56
	実施例4	実施例5	実施例6
焦点距離	24.70-67.86	24.72-67.89
F値	2.06	2.91
半画角	41.22-17.68	41.19-17.68
像高	21.64	21.64
全長	152.24-179.82	144.09-172.87
BF	12.93-30.66	14.37-35.69