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キヤノンのショートバックフォーカス用回折素子搭載テレコンに関する特許出願

2021年2月4日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。ショートバックフォーカスのレンズにも適したテレコンバーターレンズに関する特許出願となっています。DOレンズも活用していますね。

RF70-200mm F2.8にテレコンが付く未来は来るか?

  • 【公開番号】特開2021-12244(P2021-12244A)
  • 【公開日】2021年2月4日
  • 【発明の名称】テレコンバータレンズ、レンズ装置、および、撮像装置
  • 【出願日】2019年7月4日
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】バックフォーカスが短いマスターレンズに装着可能であって、高い光学性能を有するテレコンバータレンズを提供する。
  • 【0002】
    従来、一眼レフカメラの交換レンズ(マスターレンズ)とカメラ本体との間に負の焦点距離を有するテレコンバータレンズを装着し、光学系全体の焦点距離を拡大する技術が知られている。一方、近年に開発されたミラーレスカメラでは、バックフォーカスが短いため、従来の一眼レフカメラに適したテレコンバータレンズでは、屈折力が弱く、光線を撮像面に適切に導くことが難しい。
  • 【0006】
    そこで本発明は、バックフォーカスが短いマスターレンズに装着可能であって、高い光学性能を有するテレコンバータレンズ、レンズ装置、および、撮像装置を提供することを目的とする。
  • 【0044】
    図2は、本実施例のテレコンバータレンズTCLの断面図である。テレコンバータレンズTCLは、曲率中心が凹の第一の非球面ASPH1、曲率中心が凸の第二の非球面ASPH1、および、回折素子(回折光学素子)DOを有する。第一の非球面ASPH1は非球面形状の凹面であり、第二の非球面ASPH2は非球面形状の凸面である。

ML
焦点距離 392.00
F値 2.90
半画角 3.19
像高 21.64
全長 379.01
BF 39.00

複数の非球面レンズに加えて回折光学素子(キヤノンではDOレンズ)まで活用した特殊なテレコンバージョンレンズに関する特許ですね。マスターレンズは実施例とレンズ構成を見る限り「EF400mm F2.8L IS III USM」ですが、特許の趣旨としてはバックフォーカスの短いミラーレス用レンズ向けであることが分かります。倍率は×1.2・×1.4・×2.0の3種類。

現行のテレコンバージョンレンズには対応していない「RF70-200mm F2.8L IS USM」や、装着条件が非常に限定的な「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」で快適に装着できると良いですねえ。「RF85mm F2 Macro IS STM」にも装着できると面白そう。とは言え、DOレンズ使用のテレコンバージョンレンズとなるため、逆光耐性は気になるところ。

いつも通り、この特許が実用化されるかどうかは不明。既にRFマウントのテレコンバージョンレンズが2本投入されているので、実用化するにしても時期尚早な気がします。

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参考:RFレンズ一覧

RF ズームレンズ
RF 単焦点レンズ

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