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シグマ「65mm F2 DG DN」はソニーEマウント屈指の解像性能を備えたレンズ

Sony Alpha Blogがシグマ「65mm F2 DG DN」のレビューを掲載しています。アポランター65mm F2 MACROに匹敵する光学性能を備えた小型軽量なレンズと高く評価している模様。シャープネスはEマウント屈指の性能らしい。

Eマウント屈指の解像性能

Sony Alpha Blog:Sigma 65mm F2 DG DN Contemporary

  • レンズの紹介
    ・ハイクオリティなコンパクトレンズシリーズ「i」の一部となるレンズだ。このシリーズは既に4本のレンズが含まれている。
    ・重量:480g
    ・価格:700ユーロ
    ・絞り:F2-F22
    ・全長:74.7mm
    ・フィルター径:62mm
    ・絞り:9枚
    ・AF/MFスイッチ
    ・防塵防滴
    ・最短撮影距離:55cm
    ・マグネット式キャップ・標準キャップが付属
    ・レンズフード付属
  • ビルドクオリティ
    ・第一印象はこのレンズの質感が高いことだ。全体的にしっかりとした作りであり、全てが金属パーツで構成されている。
    ・特にこのようなクオリティのレンズフードは見たことが無い。シグマArtシリーズやソニーGMシリーズを超えるものだ。フォクトレンダーやツアイスを彷彿とさせるものがある。
    ・一般的なレンズキャップに加え、マグネット式のレンズキャップが付属している。金属製で美しい仕上がりだ。とてもしっかりと装着される。
    ・別売りレンズキャップホルダーもリリースしている。
    ・マグネット式レンズキャップは便利だが、レンズフード装着時は指を入れる隙間が無く、脱着が難しい。
  • 携帯性
  • 操作性
    ・クリック操作の絞りリングを搭載している。Aポジションでカメラ制御が可能だ。残念ながら85mm F1.4 DG DNのようなデクリック機能は無い。
    ・フォーカスリングは狭いが十分なグリップを得られる。必要に応じて正確なマニュアルフォーカスが可能だ。
  • オートフォーカス
    ・静止画と動画のどちらでも非常に高速で正確な動作だ。
    ・瞳AFや追従は完璧に機能する。
    ・動画撮影ではブリージングが目立つ。
  • マニュアルフォーカス
    ・記載なし。
  • 手ぶれ補正
    ・記載なし。
  • 解像性能
    ・α7R IVでテストした。
    ・完璧なパフォーマンスだ。F2の四隅が優れた性能であることを除けば、絞り開放から際立った解像性能を発揮する。
    ・F8で回折の影響が出始める。
    ・この価格帯のコンパクトなレンズとしては優れた性能だ。
    ・実写では肌に負担をかけずに信じられない程のディテールを得られる。
  • 像面湾曲
    ・記載なし。
  • ボケ
    ・玉ボケは良好だ。F2とF2.8で円形となるが、縁取りに色づきが発生することがある。
    ・後ボケは優れている。騒がしい背景でも非常に柔らかい描写だ。
    ・発色はとても自然だが、優れているわけではない。Lightroomのシャドウで調整する必要が度々発生した。
  • 色収差
    ・収差の量は少ないが、逆光では紫のハロが発生する。
  • 球面収差
    ・記載なし。
  • 歪曲収差
    ・非常に大きな糸巻き型歪曲だ。
  • 周辺減光
    ・F2で中程度だ。
    ・F2.8で非常に小さくなる。
    ・F4で解消する。
  • コマ収差
    ・記載なし。
  • 逆光耐性
    ・良好だが優れた性能では無い。
    ・F16できちんとした光条となるが、フォクトレンダーほどの描写ではない。
  • 動画
    ・シャープネス・ボケ・後ボケは非常に良好だ。
    ・絞りリングをクリックレスに出来ないのは残念だ。
    ・AFは基本的に良好だが、中景から遠景・近景に移動する場合にいくらか問題が見られた。
    ・フォーカスブリージングが目に付く。
  • アポランター65mm F2 Macroとの比較
    ・シグマよりも30%重く、長いレンズだ。
    ・31cmまで寄れて、ハーフマクロに対応している。
    ・どちらもクリックタイプの絞りリングだ。
    ・どちらも優れたシャープネスを発揮する。アポランターはF2の四隅でほんの少しだけ優れているが、差別化要素とはならない。
    ・どちらも柔らかいボケ描写だ。
    ・玉ボケはシグマが良好だ。大部分が丸みを帯びているが、縁取りに僅かな色収差が残っている。
    ・アポランターは絞ると玉ボケが角ばってしまう。シグマより目立つ色づきと玉ねぎボケが発生する。
    ・発色はシグマが非常に優れている。しかしアポランターは優れたコントラストと諧調のバランスが得られるので、シグマより後処理が少なく済む。
    ・アポランターは最短撮影距離が短いので、より大きなボケを得ることが可能だ。
    ・歪曲収差はシグマが遥かに目立つ。
    ・周辺減光は同等だ。
    ・色収差はシグマのほうが少ないが、アポランターは紫のハロが目立たない。
    ・逆光耐性はアポランターのほうが良好だ。
    ・光条はアポランターのほうが遥かに優れている。
    ・アポランターはMFレンズだが、マクロ機能を備えている。
    どちらも優れたテスト結果だ。どちらかを選ぶ場合は使い方によると思う。動体を撮影する場合はAFが利用できるシグマが最適だ。じっくり静止体を撮影する場合はアポランターで最高の色や光条が得られ、マクロも利用可能だ。
  • 作例集

総評

優れたレンズであり、「i」シリーズで最高のレンズである。そして珍しい焦点距離はポートレート写真にとても便利だ。

10本の指に入る抜群のシャープネスを備え、非常に滑らかな後ボケと優れた玉ボケを得ることができる。そして非常に優れた肌の描写と発色をリーズナブルな価格で実現している。さらにAFは静かで高速、静止画では効果的だ。(動画で少し評価が低くなる)

性能は「MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical」とよく似ているが、特性が異なるので使い方で選ぶと良いだろう。強くおススメできるレンズだ。

長所:抜群のシャープネス・滑らかな後ボケ・非常に良好なコントラスト・良好な玉ボケ・非常に良好な発色・非常に良好な肌の描写・優れたAF・小型軽量・性能のわりに低価格・防塵防滴・優れたビルドクオリティ・クリック式絞りリング・低色収差

平凡:目に見える歪曲・周辺減光・玉ボケの色づき・ブリージング・デクリック機構なし・動画撮影時のAF・マグネット式レンズキャップとフードの互換性が悪い・逆光耐性・逆光時のハロ

短所:なし

とのこと。
Contemporaryシリーズながら、非常に優れた光学性能を持つレンズに仕上がっているみたいですね。「MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical」と言えば、ソニーEマウントの中でも非常に解像性能の高いレンズとして有名ですが、それに比肩する性能を持っているとは驚きですね。

高解像レンズながら、ボケは綺麗で滑らかな描写に仕上がっています。色収差が僅かに残っているみたいですが、実写作例を確認する限り問題はなさそうに見えます。Sony Alpha Blogの評価では「アポランターより色収差が少ない」とのこと。これが本当であれば凄いですねえ。Flickrに作例を掲載しているので、併せてチェックしておくと良いでしょう。

Flickrを見る限りでは35mm F2 DG DNも並行してテストしていることが分かります。Sony Alpha Blogは「65mm F2がベスト」と評価していますが、35mmもなかなか良さそうですねえ。

ちなみに私の手元にも今週末に35mm・65mm共に到着予定。実際に使ってみる日が待ち遠しい。

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