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Sony Alpha Blogがソニー製Eマウント用交換レンズ「FE 20mm F1.8 G」のレビューを公開。ソニー24GMに匹敵する光学性能を備え、並み居る20mmの競合レンズをごぼう抜きにする傑作レンズとなった模様。
- GMレンズと同じくらい優れたビルドクオリティだ。
- α7R IVとの組み合わせでオートフォーカスは高速かつ静か、効果的な追従性能である。
- マニュアルフォーカスは高速かつ正確に操作できるリニアな動作だ。
- シャープネス:α7R IV
・中央:F1.8から際立った性能で、F2.8まで絞っても僅かな改善しか得られない。
・四隅:F1.8からとても良好だが、優れた結果を得るにはF2.8まで絞る必要がある。
・素晴らしいパフォーマンスのレンズだ。- 実写でもパフォーマンスは非常に優れている。F1.8から中央は優れた結果を得ることが出来、四隅も非常に良好で、F4まで絞れば隅から隅まで優れている。
- 周辺減光はとても大きく、改善するにはF4付近まで絞る必要がある。絞っても完全には解消しない。
- 歪曲はあるがとても小さい。
- 色収差はとても少ない。
- 逆光耐性はとても良好だ。フレアを発生させようと思ったら太陽を直接フレーミングするしかない。
- 絞ると素敵な光条が発生する。
- コマ収差はF1.8で僅かに発生するが、F2.8まで絞れば解消する。このため天体撮影に適したレンズと言えるだろう。この点でタムロンより遥かに優れている。
- 後ボケはとても滑らかで、これまで使って来た20mmレンズの中では最高だ。(Voigtländer NOKTON 21mm F1.4 Aspherical E-mount?と同等)ただし、「FE 24mm F1.4 GM」ほどではなく、場合によって背景がうるさくなる。
- F1.8と非常に短い最短撮影距離により大きな後ボケを作ることが可能だ。
- 玉ボケはとても良好で完全な円形を維持している。フレーム端は少し楕円形となるが、玉ボケの内側はとても柔らかい描写だ。
- 発色はとても良好である。
他のレンズとの比較
- いくつか20mmの選択肢はあるが、その中でもソニー20mm F1.8 Gは明らかな勝者だ。全体的に最高のシャープネス、最高のAF、最高のボケ、短い最短撮影距離、天体撮影に最適なコマ収差補正を備えている。
- Voigtländer NOKTON 21mm F1.4 Aspherical E-mount?:優れたシャープネスとF1.4の明るさを備えたレンズだが、最短撮影距離が長く、MFレンズである。
- Loxia 2.8/21:優れたレンズだがF2.8と暗い。
- 20mm F1.4 DG HSM:フォクトレンダーほど良く無く、巨大で重い。
- 20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 Model F050:低価格ながらハーフマクロ、コンパクトで全体的に優れたパフォーマンスを発揮している。
- 偏心のあったTokina FiRiNや隅の画質が悪いVILTROX は避けたい。
- シャープネスにける主な違いは四隅の性能だ。ソニーGが最も良好、次点でフォクトレンダー、そして明らかに後れを取ってシグマとなる。
- F1.4レンズと比べてレンズ口径が小さいものの、接写性能が高いのでボケ量を大きくすることが可能だ。
- FE 24mm F1.4 GMとの比較
・同じ操作性・外観・サイズのレンズだ。
・パフォーマンスは非常に似ている。
・GMは四隅のシャープネスや柔らかいボケ、絞り羽根の枚数で少し優れている。
・Gは色収差補正や逆光耐性の点で優れている。動画
- F1.8によるボケが役に立つ。
- デクリック機構により滑らかな絞り操作が可能だ。
- レンズサイズが小さいのでジンバルで安定する。
- 画角が広いのでセルフィーのVloggerやYoutuberに適している。
総評
GMに匹敵する傑作レンズだ。24GMと比べて四隅のシャープさやボケ描写で少し劣るものの、他の20mmレンズと比べて簡単にトップへ躍り出ることが出来る。
風景・天体・建築・インテリア・夜景に最適な広角レンズだ。レンズサイズが小さいのでジンバルを使った動画撮影にも適している。画角が広いのでVloggerやYoutuberが使いやすいと感じるだろう。
長所:F1.8~F8まで抜群の中央シャープネス・絞り開放から非常に良好でF2.8で優れた結果となる四隅シャープネス・高速かつ静かで正確なAF・リニア操作のMF・小型軽量・とても良好なボケ・優れたコントラスト・低歪曲・低色収差・優れた逆光耐性・優れた接写性能・67mmフィルター対応・コマ収差補正・クリックレスの絞りリング・良好な発色・とても良好なビルドクオリティ
完璧では無い点:四隅のシャープネスと後ボケがGMほどでは無い・周辺減光
とのこと。
ほぼ全てのEマウントレンズをレビューしているSABがべた褒めしています。6100万画素のα7R IVでも満足のいく解像性能を発揮し、ボケが綺麗にも関わらず非常にコンパクトなレンズに仕上がっている模様。作例を確認すると、確かにとてもシャープでボケも綺麗であることが分かります。「20mm F1.8」のレンズとしてはやや高価ですが、それ以上の価値を持っていると見て間違いないでしょう。
私も発売日に入手し、全体的に同意見です。敢えて言えば周辺減光の影響が非常に強いので、ボディ側の「レンズ補正」は必須と言ったところでしょうか。20mmでベストを尽くすのであれば間違いのない選択肢だと思います。
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管理人のレビュー
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