Canon Watchが匿名の情報提供者から「EOS R1」のスペックリストを受け取った模様。8500万画素のグローバルシャッターで20コマ秒連写と、俄かには信じられないスペックとなっていますね。ガセである可能性が高そう。
EOS R1がグローバルシャッターとなる?
Canon Watch:POSSIBLE CANON EOS R1 FLAGSHIP SPECIFICATIONS (85MP, GLOBAL SHUTTER, QUAD-PIXEL AF)
匿名の情報源から連絡があり(感謝)、キヤノンの次期フラッグシップカメラ「EOS R1」の仕様の可能性があるもののリストが送られてきた。
我々は、そのようなカメラが来ていることを知っている、ほとんどの噂は2021年内に発表を予見している。以下に、我々が入手したスペックリストを紹介しよう。
- 約8500万画素 グローバルシャッター対応CMOSセンサー
- 8500万画素で20コマ秒連写
- 2100万画素で40コマ秒連写+無制限
- クアッドピクセルCMOS AF
- 15.5+EVのダイナミックレンジ
- ISO 160-1638400
- 最大9段分の5軸手ぶれ補正
- 3.5型 933万ドット 10Bit OLEDタッチパネル
・AF/AE追従120Hz駆動- 940万ドット AF/AE追従 120Hz駆動 電子ファインダー
- 8,500アメリカドル
このリストは、少し話がうま過ぎるように見える。しかし振り返ってみると、多くの人はEOS R5が豊富な機能と革新的なものになるとは予想していなかった。EOS R1が上記のキラーフィーチャーをすべて搭載している可能性もあるだろう。いずれにしても、当分の間、疑いの目でこの情報を受け取ることをおススメする。
さらに、もう一つある。8500万画素の解像度は、約9000万画素の解像度を持つと噂されている「EOS R5s」と呼ばれる高解像度のEOS Rカメラの可能性が高いように見える。我々はEOS R1を指しているとの噂を得たが、情報が翻訳で失われてしまった可能性もある。
キヤノンEOS R1は、RFマウントシステム用の2本の大きな望遠レンズと一緒に発表されると噂されている。
Canon Rumors:Some crazy Canon EOS R1 specifications [CR0]
このスペックリストはいくつかナンセンスな情報が混じっている。私がこの情報を受け取っていたら、これを記事にはしなかっただろう。
とのこと。
グローバルシャッターとは、現在主流のローリングシャッターと異なり、センサー全面を一度に露光できるシャッター機能を指しています。これにより、電子シャッター使用時の動体歪みや人工灯のバンディングが無くなり、使い勝手が良くなることが期待できます。フラッシュも全速で同調可能となる可能性があります。
夢のようなシャッター方式ですが、発熱やダイナミックレンジなどの問題を解決する必要があると言われています。
キヤノンは既にシネマカメラでグローバルシャッターを実用化していますが、スチルカメラで実用化した例はありません。これが本当だとしたら画期的な1台となりそうですね。とは言え、ソニーですら「グローバルシャッターの課題は多い」として、積層型CMOSセンサーを現状の最適解と見出しています。まだグローバルシャッターを実用化するのは先の話ではないのかなと。
ソニー「α1」の登場で、「高速×高解像」が今後のフラッグシップモデルの流れとなる可能性が出てきました。EOS R1も高解像となる可能性はあると思いますが、果たしてそれが8500万画素なのか。連写速度が「2100万画素・8500万画素」で分かれているところを見ると、クアッドべイヤー構造なのかもしれませんね。これもレンズ交換式カメラで実現したという例は無く、眉唾なポイント。
ファインダーやモニターの高解像度化はあるかもしれませんが、センサー性能に関する情報はあまりにも現実離れしているように見えます。話半分以下で聞いておいたほうが良さそう。Canon Rumorsも今回の情報を極めて消極的に受け止めている模様。もし、仮にこのスペックで登場するとしたら「ゲームチェンジャー」と言っても過言では無いでしょう。
EOS Rカメラに関する噂
パンデミックの影響などで、全体的に予定が変更されるかもしれない。
- 新しいメニューシステムが開発中
- EOS RPに代わる新しいエントリーモデル
・EOS RPよりも低価格
・2021年前半
・999ドル以下
・製造上の問題で遅れる可能性あり - EOS RP後継の上位ボディ
・EOS RPよりも高価
・EOS R6とRPの中間
・製造上の問題で遅れる可能性あり - APS-C RF
・2021年発表の可能性がある
・2021年後半
・静止画と動画の両方で訴求力がある
・EOS RPより小さくなるわけではない
・RF-Sレンズの計画はない
・新型APS-Cセンサー
・新型APS-Hセンサー
・2000万画素・3250万画素・4500万画素のプロトタイプが存在する
・DIGIC Xプロセッサ
・デュアルピクセルCMOS AF II
・4K UHD 60p・Full HD 120p・10Bit内部記録
・5軸ボディ内手ぶれ補正 - EOS R5の高解像タイプ
・登場する可能性が高い
・EOS R5の2倍の解像度
・9000万画素
・R5より高解像なファインダー
・登場時期は不明 - フラッグシップRFカメラ EOS-R1(仮)
・オリンピックに向けて登場するかもしれない
・グローバルシャッターを実装した新型センサー
・R5/R6以上の画期的なAFシステム
・クアッドピクセルCMOS AF
・Canon史上最速のフレームレート
・2021年後半
・2021年めどに最上位機種を投入すると国内メディアが報道
・フラッグシップモデル投入前に高画素モデルが登場する - RFマウントのシネマEOS?
・EOS C50
・EOS C90 - RF 18-45mm f/4-5.6 IS STM
・もともと2021年第一四半期で発表される予定だったが延期 - RF 24mm f/1.8 IS STM Macro
・コンパクトな広角マクロは第4四半期に登場予定だった
・計画は2022年まで延期された - RF 100-400mm f/5.6-7.1 IS USM
・このコンシューマーグレードのレンズは2021年第2四半期の終わりに発表される予定だった
・少なくとも6か月は延期された
参考:現行のRFレンズ一覧
RF ズームレンズ
- RF15-35mm F2.8L IS USM
- RF24-70mm F2.8L IS USM
- RF24-105mm F4L IS USM
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- RF28-70mm F2L USM
- RF70-200mm F2.8L IS USM
- RF70-200mm F4 L IS USM
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
RF 単焦点レンズ
- RF35mm F1.8 Macro IS STM
- RF50mm F1.2L USM
- RF50mm F1.8 STM
- RF85mm F1.2L USM
- RF85mm F1.2L USM DS
- RF85mm F2 Macro IS STM
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F11 IS STM
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