DPReviewが「90mm F2.8 DG DN」のサンプルギャラリーを公開

2021年9月21日

DPReviewがシグマ「90mm F2.8 DG DN | Contemporary」のサンプルギャラリーを公開。中口径ですが十分なボケ量が得られ、色収差も綺麗に補正されて使いやすそうなレンズに仕上がっていますね。

DPReview：Sigma 90mm F2.8 DG DN | C sample gallery

SIGMA 90mm F2.8 DG DN Contemporaryは、ミラーレスカメラ用のコンパクトな中価格帯レンズとして開発されたIシリーズの最新モデルだ。今回はパナソニックLUMIX S5に装着して、秋の日差しが残るシアトルで、ポートレートなどの撮影をしてみた。9枚円形絞がもたらすボケ味への影響や、直射日光の影響などを確認できる。

とのこと。
マクロを除く中望遠単焦点としては珍しい、絞り開放「F2.8」を採用した中口径の小型軽量レンズですね。DPReviewはLeica Lマウントの「LUMIX S5」に装着して34枚の写真を掲載。2400万画素のカメラと組み合わせる限りではとてもシャープで、絞った際は隅までパフォーマンスを維持していますね。

F1.4?F2が一般的な開放F値の中望遠レンズにおいて、F2.8の開放F値で十分なボケ量が得られるのか気になるところ。しかし、全身ポートレートでも被写体を背景から切り離すことが出来るだけの浅い被写界深度は得られているように見えます。

ボケが小さい場合も全体的に好ましい描写を維持していますが、ピント距離に関わらず口径食（隅に向かってボケが欠ける・変形する）の影響は大きい模様。ただし、色収差など収差は良く抑えられているので、口径食の影響が強いにも関わらず、騒がしい印象は特にありません。SLDレンズを5枚を贅沢に使っているのは伊達じゃない。

価格はF2.8レンズとしては少し高めですが、光学性能やビルドクオリティを考慮すると妥当な価格設定と言えるかもしれません。ちなみに私もソニーEマウント用を予約しているので、到着したら実際に使って試してみたいと思います。

シグマ 90mm F2.8 DG DN | Contemporary 交換レンズデータベース