yhこのページでは一眼カメラ用交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」に関する情報を収集しています。
データベース
最新情報
- オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 生産完了 2024年11月28日
- M.ZUIKO 100-400mm F5.0-6.3 ISが一部店舗で値下げ中 2024年8月18日
- OLYMPUS「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」Shooting experience 2020年10月11日
- M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 交換レンズレビュー完全版 2020年9月28日
- M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS レビュー諸収差編 2020年9月25日
- M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 遠景解像 レビュー 2020年9月23日
- M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS サンプルギャラリー 2020年9月20日
- M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 外観・操作性・AFレビュー 2020年9月17日
- M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 交換レンズレビュー 解像力編 2020年9月12日
- オリンパスがM.ZUIKO 100-400mm F5.0-6.3 ISの供給不足を告知 2020年9月4日
特集記事
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- M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 遠景解像 レビュー
- M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS サンプルギャラリー
- M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 外観・操作性・AFレビュー
- M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 交換レンズレビュー 解像力編
- このレンズは買いか?シグマのOEMなのか?
レビュー
参考サイト
購入早見表
レンズデータ
レンズ仕様
点距離 | 100-400mm(35mm判換算200-800mm相当) |
---|---|
レンズ構成 | 15群21枚(EDレンズ4枚,スーパーHRレンズ2枚,HRレンズ2枚) |
防滴性能 / 防塵機構 | 保護等級1級(IPX1):弊社の防滴ボディと組み合わせたときに防滴性能を発揮します。/ 防塵機構搭載 |
フォーカシング方式 | ハイスピードイメージャAF(MSC) |
画角 | 12° - 3.1° |
最短撮影距離 | 1.3m(ズーム全域) |
最大撮影倍率 | 0.09倍(Wide)/ 0.29倍(Tele) |
35mm判換算最大撮影倍率 | 0.17倍相当(Wide)/ 0.57倍相当(Tele) |
最近接撮影範囲 | 202.4×152.1mm(Wide)/ 60.3×45.3mm (Tele) |
絞り羽枚数 | 9枚(円形絞り) |
最大口径比 | F5.0 (100mm) ? F6.3 (400mm) |
最小口径比 | F22 |
レンズ内手ぶれ補正機構 | あり(VCM機構) |
手ぶれ補正性能 | レンズ手ぶれ補正時 3段補正*
5軸シンクロ手ぶれ補正 非対応*
|
フィルターサイズ | ?72mm |
大きさ 最大径×全長 | ?86.4×205.7mm |
質量 | 1,120g (三脚座除く)/ 1,325g (三脚座含む) |
同梱品 | レンズフード(LH-76D),レンズキャップ(LC-72D), レンズリアキャップ(LR-2),取扱説明書, 保証書 |
MTFチャート
レンズ構成図
関連レンズ
- M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
- M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II
- LUMIX G VARIO 45-200mm F4.0-5.6 II POWER O.I.S.
- LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.
- LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.
- LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II POWER O.I.S.
- LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3 ASPH./POWER O.I.S.
海外の評価
The Phoblographer
The Phoblographer:Powerful, Portable, and Affordable: Olympus 100-400mm F5-6.3 IS Review
- マイクロフォーサーズユーザーが手頃な価格のスーパーズームを求めるなら、ここ数年はパナソニック「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3 ASPH./POWER O.I.S.」しか選択肢がなかった。しかし今、オリンパスが新しい「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」を引っ提げてこの市場に飛び込んできた。このレンズは、レンズロードマップに登場した瞬間から、野生動物、さらには一部のスポーツ写真家が熱望してきたものだ。
- レンズ仕様
・焦点距離:100-400mm
・15群21枚(4ED・2SHR・2HR)
・防塵防滴:IPX1
・AF:MSC
・最短撮影距離:1.3m
・最大撮影倍率:0.09-0.29倍
・絞り羽根:9枚 円形絞り
・最小絞り:F22
・手ぶれ補正:3段分
・フィルターサイズ:72mm
・サイズ:86.4×205.7mm
・重量:1120g - 経験豊富なマイクロフォーサーズユーザーが最初に気が付くのはレンズサイズだ。フルサイズの同等品と比べると小さいが、マイクロフォーサーズレンズとしては最大級である。縮長で「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」とほぼ同じサイズである。
- ズームすることで300mm F4よりかなり長くなる。それでもレンズが扱い辛く感じることはなく、E-M1 Mark IIIとの組み合わせで全く問題ない。
- 幅広いズームリングと小さめのフォーカスリングを搭載している。
- 三脚リングが付属している。素晴らしい付属品だが、短くずんぐりとしたデザインでサイズが少し小さい。アルカスイス互換のため、そのまま雲台に搭載することが出来る。
- 側面にはIS・AFリミッター・フォーカスセレクタースイッチがある。PROシリーズでは無いのでフォーカスクラッチは非対応だ。
- 100mmでズームリングをロックすることが出来る。
- ビルドクオリティは優れている。金属鏡筒では無いが、高価なPROレンズと同等の防塵防滴仕様だ。IPX1に対応しており、モトクロスレースで飛散する埃や汚れ、そして嵐や雨に耐えることができた。
- 最大の不満はズームリングのグリップがとても粗いことだ。出来ればラバーグリップが良かった。
- ズームリング・フォーカスリングはどちらも適切な抵抗量で滑らかに動作する。
- レンズフードはスペシャルなものでは無いが、キッチリ仕事をしてくれるものだ。
- 超望遠レンズは振動を拾いやすく、コントロールするのが難しいものだ。しかし、このレンズは800mm相当の焦点距離でも手持ちで保持しやすい。
- このレンズの光学手ぶれ補正はボディ側の補正と連動しない。このため、どちらかの手ぶれ補正を使うことになる。個人的にはレンズ側の手ぶれ補正の結果に満足している。400mm 1/100秒でとてもシャープな結果を得ることが出来た。
- フォーカスリングは使いやすいが、クラッチ機能が無いのは残念だ。ただし、フォーカスモードを素早く切り替えることが出来るスイッチを搭載している。
- ズームレンジ全域で最短撮影距離が1.3mと短い。
- 2つのテレコンバージョンレンズに対応しており、最大で1600mm相当の画角を得ることが可能だ。マスターレンズほどシャープでは無いが、1600mm相当の画角が得られるのはとても楽しい。
ただし、テレコン装着時は最も暗い場合で開放F値がF13となる。適切な露出を得るためにはそれなりにISO感度を上げる必要がある。 - とは言え、光が回っている状況だったり、シャッタースピードを遅くすることが出来る場合はISO感度を抑えることが可能だ。
- オートフォーカスはとてもパワフルだ。地元のモトクロスレースでジャンプ中のバイクを撮影した際は見事な成功率だった。環境が良ければ素晴らしいAF性能となるだろう。フォーカスリミッターは使った方が良い。
- 低照度・低コントラスト時はAFで少し苦労する。しかし、最終的には被写体へ合焦する。
- 画質は素晴らしいの一言だ。何かが欠けているスーパーズームレンズも多いが、このレンズはシャープで優れた発色である。
- このようなレンズでボケを重視する人は少ないと思うが、焦点距離が長いので大きなボケ量を得ることが出来る。広角側を使うとボケが騒がしくなる。深いでは無いが、これまで見た中で最高の描写とは言えない。
- 色収差について何も心配することは無い。
- 100-350mmで隅から隅まで驚くほどシャープなレンズだ。400mmではいくらか低下するものの、あまり心配する必要は無い。等倍でチェックしない限り気が付かないだろう。
- テレコンバージョンレンズを装着するとシャープが少し失われる。
オリンパスED 100-400mm F5-6.3 ISは、野生動物や特定のスポーツ写真家を最後まで楽しませてくれる素晴らしいスーパーズームだ。驚異的な光学性能、ゴージャスな発色、および全体的に優れたオートフォーカス性能のおかげで、マイクロフォーサーズで最も長い焦点距離をカバーできる。
IPX1の耐候性と評価されている事実を含めて、1,499ドルの価格設定はバーゲンセールだ。野生動物の写真家が購入して後悔することはないだろう。
長所:並外れた画質・手持ちでも簡単に扱える光学手ぶれ補正・IPX1の防塵防滴仕様・優れたビルドクオリティ・テレコンバージョンレンズ対応・優れた発色・高速AF・深度合成対応・価格
短所:ズームリングの質感・低照度や低コントラストでAFが迷う・アルカスイス互換の三脚座が少しずんぐりとしている
Kroupski
レンズの紹介
- 現存するオリンパス2ラインのレンズラインアップで最も新しいレンズだ。このレンズは少し特殊で、無印だがPROレンズとよく似た特性を備えている。
- フルサイズで200-800mm相当の画角をカバーした望遠ズームレンズである。今のところ、このレンズ以外に600mm以上をカバーするレンズは存在しない。
- 防塵防滴仕様であり、全ての気象条件で機能する。
- M.ZUIKO DIGITALレンズ群の中で最大のレンズだ。MFTシステムでは大きく重く見えるかもしれないが、同等のフルサイズ用レンズと比べると遥かに小さく軽量だ。
- OM-D E-M1 Mark IIと組み合わせてテストしたが、重量は全く気にならなかった。
- 鏡筒は金属とプラスチックパーツで構成されている。ハイクオリティでしっかりとした作りだ。
- ズームリングの幅は4cmで、ギザギザのグリップを備えたプラスチック製である。柔らかく滑らかな操作性だ。
- 400mmまでズームすると内筒が伸び、61mmほど拡張する。
- フィルター径は12-100PROや40-150PROと同じ72mmを使用する。
- マニュアルフォーカスリングの幅はズームリングの半分だ。形状はやや異なる。レンズ側面のAF/MFスイッチやカメラ側でMFモードを利用することでフォーカスリングの操作が可能となる。S-AF+MFも有効だ。
フォーカスリングは応答性が高く、正確に動作する。 - フォーカスリミッターは3種類用意され、1.3m?無限遠・1.3~4m・4?無限遠に設定可能だ。
- 光学手ぶれ補正を搭載しているが、シンクロISには対応していない。ファームウェアアップデートで対応することを願っている。
- しっかりとしたレンズデザインだが、なぜPROレンズでは無いのか不思議だ。少なくとも、このレンズにはマニュアルフォーカスクラッチやL-Fnボタンが無い。
おそらく近い将来登場する150-400mm F4.5 IS PROの存在が影響していると思われる。 - レンズにはフードと三脚座が含まれている。
- テレコンバーターに対応しており、それぞれ280-1120mm、400-1600mm相当のズームレンズとなる。
実写での印象
- 標準ズームや中程度の望遠ズームに慣れている場合、このレンズの画角は非常に珍しく感じるだろう。広角端でも望遠域であり、望遠端は1km先の建築物(ピーターアンドポール大聖堂)がフレームに収まらないほどクローズアップ出来る。
- 望遠レンズが生み出す圧縮効果が本当に好きだ。近景と遠景を組み合わせた面白い写真を撮ることが出来る。
- 逆光時に望遠側を使うとコントラストの顕著な低下が発生した。
- 小口径のレンズだが、焦点距離が長いのでボケを大きくすることが出来る。
- 手ぶれ補正は効果的に機能している。
- OM-D E-M5 Mark IIとの組み合わせで高速かつ正確なフォーカシングが可能だった。ただし、最短撮影距離付近から無限遠まで移動させる場合には合焦速度が大きく低下する。とは言え、そのような状況は極まれだ。通常はとても高速、そして静かに動作する。
画質
- 焦点距離が長く、大きなボケを得ることが可能だ。前後の小ボケ領域は滑らかな描写である。
- 逆光耐性は優れている。フレアやゴーストは発生しない。
- 色収差も良く抑えられている。
- 玉ボケはいくらか欠点(縁取り・非球面レンズの影響)があるものの、均質的で見事な描写だ。
- F16まで絞っても光条は目立たない。F22まで絞ると綺麗な描写となるが、ディテールとトレードオフになる。
- 周辺減光はほとんど見られない。100mmの絞り開放でも僅かな減光だ。長焦点で顕著な減光は見られない。
- (訳注:解像力テストは実写を参照してください)
- 「M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II」は比較的安価な望遠ズームレンズだが、非常にきちんとした解像性能だ。そしてこのレンズは75-300mmを遥かに上回る光学性能だ。40-150mm F2.8に競合出来る性能だ。光学倍率を考慮すると特に印象的だ。
- 換算200?300mmに相当する広角側は特に優れた性能だ。シャープネス・コントラストはどちらも優れており、フレーム全体の均質性が高い。
- 焦点距離が長くなると解像性能のピークは少し絞ったところへ移動する。例えば…
・100mm:F5-F11
・200mm:F8
・400mm:F11
で最適な解像度を得ることが出来る。 - ズームレンジ全域でフレーム全体の均質性は高いままだ。四隅で顕著な性能低下は見られない。
長所:換算200-800mmの長焦点をカバーする光学4倍ズーム・防塵防滴・高いビルドクオリティ・手ぶれ補正内蔵・滑らかなズームリング・レスポンスの良いフォーカスリング・高速で静かなAF・全域130cmの最短撮影距離・高い光学性能・ズームレンジ全域で歪曲や色収差がほとんど無い・ズームレンジ全域で高い均質性・逆光耐性
短所:MFTシステムとしては比較的サイズが大きく重い・望遠側における開放F値が暗い
無印レンズだが、PROレンズのような機能性を持っている。また、ハイクオリティな設計で、防塵・防水・防霜にも対応しておりあらゆる環境で撮影が可能だ。換算200-800mmのズームレンズながら、接写性能が非常に高く、文字通り一風変わった撮影体験が可能となる。
画質面では、40-150mm F2.8に対抗することができ、特に40-150mmと比べて2.5倍の長焦点をカバーしているのは印象的だ。100-150mmの広角側はフレーム端まで非常にシャープでコントラストも良好だ。絞り開放から優れたパフォーマンスを発揮する。焦点距離が長くなると、絞り開放におけるディテールが低し、、ピークは小絞り側へシフトする。ディテールはズーム全域にわたって均一で、焦点距離による変動は見られない。歪曲収差や周辺減光の特性も優れている。
PROレンズより劣るところがあるとすれば、フォーカスクラッチ構造やL-Fnボタンなど機能性の不足だろう。40-150mm F2.8のようなスライド式レンズフードでもない。とは言え、これら問題はささいなことだ。は安いレンズとは言い難いが、豊富な機能と高画質を考慮すると、コスト面でのデメリットは感じられない。長焦点での写真撮影をしたい人にとって、オリンパスレンズの中でも特にユニークなレンズだ。
Robin Wong
Robin Wong:1600mm Beast! Olympus M.Zuiko 100-400mm F5-6.3 + MC-20 2X Teleconverter
- 「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」のレビューに関する追加投稿だ。元レビューが未読の人は先にそちらを参照して欲しい。今回はこのレンズに2倍テレコンバーターを装着してテストしている。
- MC-14も携帯していたが、基本的にMC-20と組み合わせたレビューである。
- 私は換算16000mmとなる長焦点のレンズを使ったことが無い。40-150mm F2.8も頻繁に使う訳では無く、持ち出しても150mmを使う機会は少ない。その中で、400mm+MC-20は気が遠くなるような組み合わせだ。
- あらゆるブレが増幅され、少しの振動でさえ目立つ。安定した撮影には技術が必要であり、慣れるための時間を要する。
- 光学手ぶれ補正はテレコンバーター使用時に補正効果が低減する。
・マスターレンズ:3段分
・MC-14:2段分
・MC-20:1.5段分
かなり控えめな数値だが、オリンパスの数値は保守的で、主張している補正効果より実際には高いと感じた。 - 800mmの望遠端で1/200秒での撮影が可能だった。場合によって1/160秒まで遅くしても問題無い。
- さらにテレコンバーターを使用すると開放F値が大きくなる
・マスターレンズ:F5.0-6.3
・MC-14:F7.1-9.0
・MC-20:F10-13 - MC-20と組み合わせた際の800mmは、手ぶれ補正能力の低下に加え、開放F値がF13となる。明るい環境では問題無いものの、少しでも暗くなるとISO1600以上を使う必要がある。
- 取り扱いが難しいので慣れる前に手放してしまうかもしれない。しかし、課題を理解し、問題を回避することで良好な結果を得ることが可能だ。
1:無理にシャッタースピードを落とさない
2:被写体が動き回っていることを考慮する
3:被写界深度の浅さを考慮する - ブレが無く、ピントの合った写真はとても良好な結果を得ることが出来た。テレコンバーター使用時は当然ながら画質低下が予想され、コントラストと解像力の低下が見られる。しかし全体的に見ると、望遠端でさえとても見事な画質だ。キレッキレの画質では無いが、十分に実用的だ。
- シャープネスはとても良好だが、300mm F4 IS PROや40-150mm F2.8 PROと同等では無い。
- 最大の課題はブレの無いシャープな画質を得るためにエネルギーと労力が必要なことだ。
- 十分な光があれば美しい結果を得ることが出来る。場合によって三脚も用意すると良いだろう。
- ×1.25テレコンを内蔵した150-400mm F4.5 IS PROの登場が待ち遠しい。MC-20と組み合わせることで換算2000mmのクレイジーな使い方が出来るようになる。
PhotographyBlog
PhotographyBlog:Olympus M.Zuiko Digital ED 100-400mm F5.0-6.3 IS Review
マイクロフォーサーズシステム用の新しい4倍望遠超解像レンズだ。防塵・防滴・防凍性能に優れ、35mm換算で200?800mmの広い焦点距離を実現している。ズーム全域で1.3mの近接撮影が可能で、最大撮影倍率は0.57倍だ。3段分の手ブレ補正機能を内蔵し、別売りテレコンバージョンレンズで最大1,600mm(訳注:35mm判換算)まで焦点距離を拡張できる。
- 35mm換算で400?800mmという非常に長い焦点距離をカバーするスーパーズームレンズだが、驚くほどコンパクトで比較的軽量だ。
- パナソニック「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3 ASPH./POWER O.I.S.」と比べて少し重いが、これは、1.4倍・2倍テレコンバーターに対応するためだと言う。
- ?400mmまでズームすると内筒がかなり伸び、コンパクトなレンズと言えなくなる。とは言え、焦点距離を考慮すると、かなりコンパクトだ。
- ?3段分の手ブレ補正とON/OFFを切り替えるISスイッチを備え、フォーカス方式を選択するAF/MFスイッチを搭載している。
- さらに「1.3-6m、1.3m-∞、6m-∞」3種類の設定が可能なフォーカスリミッタースイッチを搭載しており、オートフォーカスを高速化することが可能だ。
- ズームリングロックスイッチは、レンズを100mmにセットする必要がある。
- ローレット付きのロックリングを使って回転させることで、水平・垂直の撮影方向を簡単に切り替えることができる三脚座を搭載している。
- 外装は、重量を抑えるためにプラスチック部品の多く使用しているが、レンズマウントは金属製だ。
- このレンズは防塵・防滴性に優れている。野生動物やスポーツ写真家があらゆる条件で使用することを考えると、優れた機能だ。
- オートフォーカスはとても静かに動作する。また、OM-D E-M1Xとの組み合わせでは、AFシステムは非常に高速だ。フォーカスモードをAFCに設定すると、動く被写体もしっかりと追従してくれる。
- 72mmのフィルターソケットを搭載している。
- マニュアルフォーカスは、フォーカス・バイ・ワイヤ方式だ。フォーカスリングは十分な大きさで、満足のいく操作性だ。
- 色収差は問題とならない。
- 絞り開放に設定すると、四隅で光量の低下が見られるものの、過剰なものでは無い。フラットな被写体でしか目立たないはずだ。
- マクロレンズでは無いが、最大倍率0.57倍で撮影することが可能だ。
- ボケの評価は主観的なものとなるが、とても綺麗な描写だ。
- シャープネス100mm
中央・端どちらもF5~F11まで優れた結果だ。F16から回折の影響が始まる。 - シャープネス200mm
中央・端どちらもF5.9~F11まで優れた結果だ。F16から回折の影響が始まる。 - シャープネス300mm
中央・端どちらもF6.3~F8まで優れた結果だ。F11から回折の影響が始まる。 - シャープネス400mm
中央・端どちらもF6.3~F8まで優れた結果だ。F11から回折の影響が始まる。
このレンズはパナソニック「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3 ASPH./POWER O.I.S.」に対するオリンパスの回答だ。古いパナソニックレンズは、比較的明るく、軽量で、レンズフードを内蔵している。
オリンパスの大きな強みは1.4倍・2倍テレコンバーターに対応していることだ。パナソニックはテレコンバーターに対応していない。今回はオリンパスレンズでテレコンバーターをテストする機会はなかった。しかし、必要な場合はテレコンバーターで焦点距離を拡張することが可能だ。
1.1kg以上の重さがあるものの、野生動物やスポーツ写真家のニーズを満たすための十分な焦点距離をカバーしている。さらに、800mmでまだ十分な焦点距離ではない場合、テレコンバーターを使用して、なんと1600mmまで拡張することが可能だ。
静止画と動画の両方で高速かつ正確なオートフォーカス、3段分の手ブレ補正、完全な耐候性と十分な接写性能を備えている。
優れた光学性能で、ズームレンジ全域がシャープだ。フレームは隅から隅まで優れており、絞り開放から色収差は問題とならない。歪曲収差は自動補正で問題が無く、ボケは9枚絞りで綺麗な描写だ。
高価なPROレンズに手が届かない場合、検討する価値のあるレンズだ。野鳥、野生動物、スポーツ写真で、高価ではない超望遠ズームレンズを探している人におススメできる。
Digital Camera World
Digital Camera World:Olympus M.Zuiko 100-400mm f/5.0-6.3 IS review
- 小型軽量ながら長焦点をカバーするレンズだ。マイクロフォーサーズの主な長所を体現している。
- テレコンバージョンレンズに対応しているため、最大で換算1600mmまでを利用可能だ。
- プログレードのレンズと同等の防塵防滴仕様だが、シンクロISシステムには対応していない。
- ズームレンジ全域で1.3mの最短撮影距離を実現している。テレマクロとしても利用できるので、汎用性が高い。
- 非PROレンズだが頑丈で防塵防滴仕様の外装だ。しかし、重量は1120gと軽量である。
- フォーカスクラッチとフォーカスリミッターを備えている。さらにAF/MFスイッチや手ぶれ補正のオンオフ用スイッチが存在する。
- 比較的手ごろな価格設定の超望遠レンズであり、レンズ口径は小さい。しかし、小型軽量で携帯しやすく、大ぶりのレンズが入っていけない場所で撮影に臨むことが可能だ。
- ラボテストでも明らかとなっているが、シャープネスは焦点距離がながくなるほど、明らかに低下する。
- オートフォーカスはきちんと動作し、高速かつ正確だ。動画でも滑らかな動作である。
- 手ぶれ補正はボディ側と協調しない。長焦点側ではレンズの手ぶれ補正を、広角側ではボディ内手ぶれ補正を使うと良いだろう。
- ラボテスト
・中央シャープネスは100mmで平均的、長焦点で少し残念な結果だ。四隅のシャープネスも同じことが言える。
・100mmと200mmは許容範囲内だが、絞り値に関係なく、300mm以降はかなり見劣りする。
・色収差は100mmで目に付くが問題となるほどでは無い。200mm以降では極僅かとなる。
・歪曲は自動補正によりほとんど発生していない。
オリンパス M.ZUIKO 100-400mm F5.0-6.3 ISは全体的に喜ばしい結果となるレンズだ。一般的な傾向として、望遠端におけるシャープネスはF6.3で期待できない。より明るく高価なレンズが必要となる分野だ。
それでも、このレンズはテレコンバージョンレンズと深度合成に対応しており、超望遠やマクロに対し、とても柔軟に対応できる。ただし、手ぶれ補正はシンクロIS非対応なので注意が必要である。
150-400mm F4.5 IS PROは間違いなく優れた性能だろうが、価格と携帯性を考慮するとこのレンズも一つの選択肢となるだろう。
長所:換算200-800mmの長焦点・小型軽量・テレコン対応・防塵防滴
短所:手ぶれ補正がシンクロIS非対応・パナソニックレンズのほうが明るい・もっとシャープだと良かった
IMAGING RESOURCE
IMAGING RESOURCE:Olympus?100-400mm f/5-6.3 IS M.Zuiko Digital ED
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- オリンパスの野生動物用レンズと言えば「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」だったが、ズームレンズは耐候性やズームレンジが全体的に短い「M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II」しか存在しなかった。その中でパナソニック「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3 ASPH./POWER O.I.S.」は魅力的な選択肢となっていた。
- そしてついにオリンパスは独自の100-400mmを投入した。マイクロフォーサーズの理念である小型軽量デザインに忠実でありながら、換算200-800mmと言う汎用性の高いズームレンジを実現した。さらに2倍テレコンに対応するため、換算1600mmを利用することも出来る。
- 野生動物やスポーツの写真を撮るのが好きな私にとって、超望遠レンズはいつも目を引くものだ。私のようにプロではなく、カジュアルなアマチュアユーザー向けのレンズであり、携帯性に優れており、ハイキングの際にも持ち運びが容易だ。
- 私はここ数週間、新しいオリンパス100-400mmで撮影してきた。
- 超望遠ズームレンズとしては驚くほどコンパクトで軽量だ。例えばハイキング中の野生動物撮影など、手持ちで撮り歩く際に最適な選択肢である。
とは言っても、300mm F4 PROとサイズにそう大きな違いは無い。マイクロフォーサーズ用レンズとしてはかなり大きく扱い辛いレンズだ。 - 大型センサーシステムの競合レンズと比べて非常にコンパクトではあるが、オリンパスの最新レンズラインナップの中では最大級のレンズである。
- 比較的大きなサイズにもかかわらず、長時間の撮影でも持ち歩きやすいレンズだと感じた。E-M1 Mark IIIと組み合わせてもバランスが良く非常に快適だ。
- 400mmまでズームしても、レンズが前に重く感じることはない。
- とはいえ、100-400mmは片手で撮影するレンズではないことは確かだ。カメラを横に下げて撮影するとき以外は、必ず両手でレンズをしっかりと支えて撮影していた。しかし、どうしても片手で撮影したいときは、短時間なら可能だ。
- 高性能な光学レンズや1PX1規格の耐候性、数少ない光学式手ブレ補正を搭載したZUIKOレンズにも関わらず、300mm F4や150-400mm F4.5のように「ZUIKO PRO」とは呼ばれていないのが不思議だ。後述するように、画質が差別化要因ではないことは確かである。
- ZUIKO PROシリーズに含まれている一部機能が欠けている。L-Fnボタンやフォーカスクラッチ機構などが該当する。しかし、その代わりに「AF/MF」スイッチを備えている。
- 可変絞りF5-6.3を除けば、手にした感じは「ZUIKO PRO」クラスのレンズに近い、しっかりとした作りになっていると思う。300mm F4 PROと並べてみると、金属外装のPROに対して、大部分がプラスチック外装であることが分かる。もちろん金属パーツも使われているが、ズーム内筒やフォーカスリング・ズームリング・スイッチ類はプラスチックだ。
- 側面のスイッチ類は誤操作しやすく、小さく、やや細く感じられる点でPROレンズと異なる。
- PROレンズではないが、光学性能に抜かりはない。オリンパスレンズはコンシューマーからプログレードまで非常に感銘を受けてきたが、このレンズも例外ではない。
- 非常にシャープなディテールと全体的に優れた解像力を備えた素晴らしい画質が得られる。特に被写体に比較的近づけることができ、良好なライティングが可能であればなおさらだ。
- 鳥の羽毛や動物の細かい毛皮のディテールとシャープさは本当に印象的だった。また、色収差やフリンジもほとんど見られなかった。非常に厳しい逆光の被写体では、ごくまれに色収差がかすかに見られた。
- 画質面での最大のマイナス点は、絞り値がかなり薄暗いことだろう。絞り値がF5-5-6.3なので、光量の少ない状況での撮影には柔軟性に欠けるのは確かだ。マイクロフォーサーズカメラの弱点である低照度と高ISO性能を考えると、私はこれらのカメラを使うときには、最大ISOレベルを1600?3200程度に抑えるようにしている。
- 幸いなことに、静止した被写体を中心に撮影する場合は、オリンパスの優れた手ブレ補正が効いているので、超望遠距離でも驚くほど遅いシャッタースピードで撮影しても、ブレのないシャープな画像を得ることができる。とはいえ、100?400mmの絞り値では、このアプローチはかなり難しく、ISO感度を高く制限することで、シャッタースピードが非常に遅くなることが多く、特に400mm F6.3で撮影した場合は、手ブレによるブレが発生してしまうことが多い。
- 100-400mmの絞り値に関するもう一つの欠点は、フォーサーズのセンサーサイズが小さいことと相まって、古典的な野生動物の写真で魅力的な浅い被写界深度を得ることが難しくなることだ。
- 200-800mm相当のズームは非常に汎用性が高い。さらに1.4xおよび2xテレコンバーターに対応しているため、汎用性が高くなっている。
- 800mm(1600mm相当)では、開放F値がF13になったことで、回折系の柔らかさが少し出ているようだ。また、絞りが狭くなると、シャッタースピードが遅くなることによるブレを防ぐため、さらに高いISO感度が必要になる。
- このように極端な焦点距離では、動きの速い被写体を追尾することが困難だ。
- オートフォーカスは他のオリンパスM.ZUIKOレンズと同様、非常に高速で応答性の高いAFを実現している。ほとんどの場合、瞬間的にAFを行うことができる。しかし、ズームレンジ全域で最短撮影距離1.3mと印象的な接写性能を備えており、最短撮影距離から無限遠にピント移動する際は時間がかかる。それでも、おそらく1秒もかからないだろう。経験上、被写体追従性が良く、非常にうまくいった。
- 最新のオリンパスレンズと同様、MSC(ムービー&スチルコンパチブル)の指定を受けており、静止画と動画の両方でフルタイムAFを実現し、静粛性にも優れている。ピント合わせには2枚の小さなレンズを使用する光学構造を採用しており、レスポンスの良い高速AFを実現している。
- 100-400mmのISシステムは、オリンパスの他2本の光学ISレンズとは少し違った働きをする。シンクロ手ぶれ補正に対応しておらず、光学補正とセンサーシフト補正でそれぞれ別の補正軸を対応している。レンズとボディの両方でISを有効にすると、レンズによるヨーとピッチの手ぶれ補正と、ボディ側によるロール手ぶれ補正の両方の効果が得られる。
- 推測だが、300mmと同じ高精度のジャイロセンサーを使わないのは、サイズの都合かコスト削減のためかもしれない。
- 手ぶれ補正機構は、300mm F4 IS PROほどの強力さや滑らかさは感じられない。300mmで2つのレンズを並べて比較してみると、300mm F4 PROの方がわずかに反応が良く、EVFを覗いているときには、ISシステムが素早く安定している。100-400mmではそこまで安定感は無い。
全体的に、M.ZUIKO 100-400mm F5-6.3 ISは印象的なレンズである。驚くほどコンパクトかつ軽量でありながら、パンチのある画質だ。マイクロフォーサーズは高感度ISO耐性が低く、野生動物を中心とした撮影では、暗いズームレンズで難易度が上がってしまう。しかし、この100-400mmレンズがいかにコンパクトで軽量であるか、その汎用性を念頭に置くべきだ。その大きさと重さを維持するために、設計上の妥協は必要だろう。
高性能な野生動物用のレンズを探しているマイクロフォーサーズユーザーで、300mm F4 PROが高すぎると感じた場合は真っ先に考慮すべきレンズである。
Robin Wong
Robin Wong:Olympus M.Zuiko 100-400mm F5-6.3 IS Review
オリンパス映像事業がJIPへの売却が進む中、製品リリースのペースは落としていないようだ。本日、オリンパスは超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO 100-400mm F5-6.3 IS」と、2つの新カメラ「OM-D E-M10 Mark IV」と「Mark IIIs」の3製品を発表した。100-400mmレンズとE-M10 Mark IVのサンプル機を2週間ほど前から持っていたので、まずは100-400mmレンズをレビューしてみよう。
私はオリンパスマレーシアのブランドアンバサダーであるオリンパスビジョナリーだ。オリンパスの100-400mmレンズは貸し出し中であり、レビューが終わればオリンパスマレーシアに返却する予定だ。これはテクニカルレビューではないので、分析、チャート、グラフ、または技術的な比較に深く踏み込むことは無い。私はプロの写真家としてオリンパス100-400mmレンズを使用して、私の経験を皆と共有する。
- このレンズは超望遠ズームであり、オリンパス製のマクロフォーサーズレンズとしては最も長焦点をカバーしている。
- 非PROレンズであり今冬発売予定の「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」より手ごろな価格設定だ。
- 主な特徴
・IPX1準拠の全天候型レンズ
・15群21枚の優れた光学設計
・光学手ぶれ補正搭載
・テレコンバージョンレンズ対応
・取り外し可能な三脚座とレンズフードが付属
・1.12kg - 「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」などPROレンズとよく似たデザインを採用している。しかし手に取てみると、非PROレンズであることがすぐにわかる。
部分的にプラスチックパーツを使用しているが、それでも頑丈でガタツキは無い。「M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II」「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3」よりも優れた作りだ。 - 三脚座は総金属製である。
- レンズフードはプラスチック製だが落下などの衝撃から保護してくれるはずだ。
- 本体には4つのスイッチがある
・ズームロック
・フォーカスリミッター
・AF/MF
・手ぶれ補正
残念ながら、PROレンズに見られるL-Fnボタンは搭載していない。 - 重量を削ぐためカメラのバッテリーグリップやレンズの三脚座を外した。4時間以上の撮影で体の負担は感じなかった。
- レンズのフレアやゴーストの発生を確かめるため、レンズフードは全く使用していない。それでも逆光時にとても快適だった。
- 400mmの手持ち撮影にはコツがいる。
- 光学手ぶれ補正を搭載した初めての非PROレンズだ。400mmの超望遠域をカバーしているのだから光学手ぶれ補正の搭載は当然と言える。ただし、シンクロISに対応していない点は特筆しておくべきだろう。シンクロISはボディ側の手ぶれ補正と協調して補正効果を高める機能だ。
このレンズは光学側でピッチ・ヨーの2軸を補正し、ボディ側で回転軸の補正を行う。互換性のあるボディと組み合わせた際に3段分の補正効果を発揮すると言われている。つまり800mm相当の画角で1/100秒のシャッタースピードまで安定する。 - 実際の撮影では1/40秒まで安定した撮影が可能であり、1/80秒まで自信をもって利用することが出来た。このような長焦点ではボディ側の補正ユニットより、光学補正のほうが効果的とのこと。
- オリンパスから「PROレンズでは無いので期待させすぎないでくれ」と警告された。このレンズは15群21枚で構成され、4枚のEDレンズ、2枚のスーパーHRレンズ、2枚のHRレンズが含まれている。
- 動物園での撮影では一貫してシャープでディテール豊富な描写を得ることが出来た。私はこのレンズの性能に感銘を受けている。
- とてもシャープでディーテルもしっかりとしており、コントラストも良好だ。ズーム全域でシャープであり、隅から隅まで一貫している。
- 絞る必要は感じない。暗いズームレンズとしては重要なポイントだ。
- 発色はニュートラルで良好だ。
- ボケはまともだがベストではない。
- このような望遠ズームレンズにありがちな糸巻き型歪曲を予想していたのだが、実際には完璧な直線だ。
- 四隅のソフトさや減光は気にならなかった。
- コントラストの高い領域では色収差が僅かに見られたが、色ずれはとても小さく簡単に補正可能だ。
- 逆光耐性はとても良好だ。
- 40-150mm F2.8や300mm F4などのPROレンズはこのレンズよりも高水準のシャープネスとコントラストを備えている。75-300mmや12-200mmと比べて、間違いなく大きな成長を遂げている。
- 普段はC-AFを使っていないので、C-AFについてコメントは出来ない。S-AFはオリンパスレンズに期待するようにとても優れたものだ。
- 300mm F4と比べてズームレンズらしい柔軟性があり、さらにより長焦点を利用可能だ。テレコンバージョンレンズで拡張することも出来る。
- 正直に言うと、400mmでの撮影は簡単ではない。少しブレるだけでフレーム全体が大きくずれてしまう。一貫した結果を得るには慣れが必要だ。普段は40-150mmの望遠端されあまり使わない自分からしてみると、400mmはとれもチャレンジングな経験だ。
- 動物は日陰に居ることが多く、日中でもISO800以上で撮影する機会が多かった。曇天の場合はもっと酷いことになるだろう。マイクロフォーサーズの場合、ISO200-400が理想的だが、このレンズを使う限りそれは難しい。
- このレンズは現在販売中のテレコンバージョンレンズに対応している。最大で1600mm(35mm判換算)の長焦点を得ることが可能だ。本当に印象的な使い勝手だ。
全体的に私の期待を超えていた。このレンズは、驚くほどシャープで、ズーム全域で細かいディテールをふんだんに再現し、コントラストも良好で、美しい描写である。優れた操作性を備え、PROレンズではないかもしれないが、IPX1の公式評価を受けた、完全な耐候性を備えている。そして現在の非PROレンズを凌駕する画質を誇り、光学手ブレ補正を搭載、高い成功率を実現し、手持ち撮影でも十分に使用可能だ。さらにテレコン(MC-14とMC-20)を使用して焦点距離を拡張することも出来る。
このレンズにおける欠点はなんだろう?価格設定は高いが、 汎用性、素晴らしい画質を考慮すると文句は言えないはずだ。そして望遠端でF6.3の開放F値はISO感度が高めてしまうかもしれない。理想的にはF5.6が良かったが、それはレンズサイズと重量を増加させる原因となるだろう。現時点でサイズ、性能、価格設定はバランスが取れている。
プロの写真家ではなく、PROグレードのレンズ(M.ZUIKO 150-400mm F4.5 IS PRO)に大金を使いたくないのであれば、懐に優しい、より手頃な価格で実用的な代替品となるだろう。
ePHOTOzine
ePHOTOzine:Olympus M.Zuiko Digital ED 100-400mm f/5.6-6.3 IS Review
- 全体的にしっかりとした作りのレンズでオリンパスらしい仕上がりだ。
- 防塵防滴・耐凍結仕様である。
- フルサイズで200-800mmに相当する超望遠ズームレンズだが、1120gと控えめな重量だ。
- フルサイズと比べて被写界深度が深くなるが、このような焦点距離では欠点でなく利点となる。
- 電子式フォーカスリングはシルクのように滑らかだ。
- 最短撮影距離はズーム全域で1.3m、最大撮影倍率は0.29倍と非常に便利だ。
- 幅広いズームリングを備えており、100mm・150mm・200mm・300mm・400mmの焦点距離を表示している。
- フォーカスリミッターは「1.3m?6m」「FULL」「6m?∞」の3種類だ。いずれにしてもフォーカスは高速で瞬時にロックできる。
- 光学手ぶれ補正は3段分だ。特に長焦点のこのレンズで恩恵が大きい。
- 100mmでズームリングを固定することが出来る。
- 三脚座はアルカスイス互換である。
- 2枚のHRレンズ・2枚のスーパーEDレンズ・4枚のEDレンズを使用する15群21枚のレンズ構成だ。コーティングはオリンパスZEROコーティングを使用している。
- 2種類のテレコンバージョンレンズに対応している。
- 非常に簡単に取り扱うことができ、瞬時にフォーカスを合わせられるので野生動物の驚異的なクローズアップ撮影が可能となる。もちろん、手ぶれ補正能力に関わらず、被写体ブレを抑えるシャッタースピードが必要だ。
- シャープネス
このように長焦点をテストするには環境が不十分だ。数値が多少低下する可能性がある。
・100mm:
中央はF5からF11まで優れた結果だ。F16で非常に良好、F22でまずまずの結果となる。端はF5からF8まで優れており、F11で非常に良好、F16で良好、F22でまずまずとなる。
・200mm:
中央はF6からF16まで非常に良好、F22でまずまずだ。端はF6からF8で非常に良好、F11からF16で良好、F22でまずまずだ。
・300mm:
中央はF6.3からF11まで非常に良好、F16で良好、F22でまずまずだ。端はF6.3からF16まで良好、F22でまずまずだ。
・400mm:
中央はF6.3からF8で非常に良好、F11からF16で良好、F22でまずまずだ。端はF6.3からF16まで良好、F22でまずまずだ。 - 色収差は全体的に1/3ピクセルに抑えられているところを見ると、レンズ補正が組み込まれている。
- 歪曲収差はとても小さいのでレンズ補正が適用されているように見える。100mmで+0.18%、200mmで+0.41%、300mmで+.047%、400mmで+0.49%と直線に近い。
- ボケは基本的に卓越した描写だ。
- 逆光時でもフレアは効果的に抑えられている。
- 周辺減光は非常に少なく、レンズ補正が適用されていると思われる。
まず第一に、オリンパスは使いやすさと機能性を両立した、優れたレンズを作ったことに間違いない。光学性能は優れており、手ぶれ補正システムは良好に動作する。このような長焦点レンズとしては価格設定も優れている。
オリンパスユーザーのための野生動物用レンズになるだろう。私は個人的におススメするのに躊躇しない。デジタル一眼レフ用の同様のレンズは一般的にはるかに重くてかさばるため、負荷を軽くしたいと思っている人にも魅力的かもしれない。
強くおススメできるレンズだ。
長所:非常に良好なシャープネス・低色収差・低歪曲・逆光耐性・耐候性・接写性能・驚くほど高速AF・素敵なボケ・効果的な手ぶれ補正・低周辺減光・優れた価格設定・深度合成対応・三脚座・小型軽量
短所:絞り開放の明るさ
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