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ニコンが競合する社外製レンズを制限しているという認識はない

PhototrendがCP+2023にてシグマのインタビュー内容を公開。その中でニコンやキヤノンの新マウントに関する質問に回答しています。噂の「Zマウント制限説」という認識はなく、APS-Cをリリースしたのは自社の決定とのこと。

Phototrend:Sigma au CP+ 2023 : « nous voulons lancer plus d’objectifs uniques »

なぜ、フルサイズではなくAPS-Cからなのか

  • ニコンユーザーにとって何が最適なのか、慎重に検討した。
  • APS-Cの場合、Zマウントのレンズラインナップは特に充実していない。
  • 我々はチャンスだと思い、これらのレンズがAPS-Cニコンユーザーの方々に気に入っていただけると考えている。

噂で、ニコンはZマウントを開放したが、社外製レンズと自社レンズが競合しないことを条件としているのか?

  • 個人的には、そのような認識はない。
  • この3本(16mm、30mm、56mm)の発売は、我々自身が決めたことだ。
  • この点で、ニコンの戦略がどうなっているかは分からない。
  • 噂はニコンにとって理にかなったものだが、我々はあなた以上に知らない。

キヤノンはRFマウントを閉じた状態を続けている。このような戦略の利点は何だと考えるか?

  • キヤノンの戦略的な判断なので、どういう意図があるのか不明だ。
  • 一方、RFマウントはまだ5年目なので、市場を調査する時間が必要なのだろう。

*訳注:コシナはライセンス契約の下でRFマウントのレンズを参考出品しています。

マイクロフォーサーズ用レンズを開発しているのか?

  • 現時点で新しい専用レンズを開発する予定はない。
  • このフォーマットの需要が大幅に減少しているので、新しいレンズの開発は困難だ。
  • しかし、このシステムには利点があるので個人的には気に入っている。
  • (減少傾向だが)APS-Cや、フルサイズを優先する。
  • OM SYSTEMによる再興を願っているが、我々のMFT用レンズは明らかに減少傾向だ。

とのこと。
以前の噂では「自社と競合するAFレンズは制限」と言った話もありましたが、今回のインタビューでシグマは「そういう認識はない」と言及しています(「答えられない」と回答を避けていない)。ニコンにそのような方針があったのかどうか不明ですが、今のところシグマにそのような制限はないようです。となると、将来的にフルサイズ向けのF1.4 DG DN Z-mountなどが登場するかもしれませんね。ZマウントはまだF1.4のレンズラインアップが無いので、狙い目だと思うのですが…。

ちなみにマイクロフォーサーズ用レンズは下火の模様。もともと4/3センサー用のレンズはリリースしていませんでしたが(APS-C用レンズのMFT版のみ)、それらの需要も減ってきているようです。噂ではシグマの新APS-Cレンズが登場すると言われていますが、その中にもMFT用はラインアップされていない模様。

噂のまとめ

NIKKOR Z レンズロードマップ

  • NIKKOR Z 12-28mm DX PZ
  • NIKKOR Z 24mm DX
  • NIKKOR Z 35mm f/1.2 S
  • NIKKOR Z 70-180mm f/2.8(非S-Line)
  • NIKKOR Z 135mm f/1.8 S
  • NIKKOR Z 200-600mm f/6.3(非S-Line)

参考:シグマ DG DNレンズ一覧

DG DN
DC DN

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