2021年3月25日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。倍率1.4に対応した100mmマクロレンズですが、同時にソフトフォーカス機能を備えた面白いレンズを想定している模様。
- 【公開番号】特開2021-47297(P2021-47297A)
- 【公開日】2021年3月25日
- 【発明の名称】光学系及びそれを有する撮像装置
- 【出願日】2019年9月19日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】良好な光学結像性能と十分な収差可変効果の両立が可能な光学系を提供する。
実施例1 焦点距離 100.81 F値 2.92 像高 21.64 全長 162.37 BF 14.66 倍率 1.4
像高とバックフォーカスを考慮するとフルサイズミラーレス用のマクロレンズに見えます。これまでもRFマクロレンズに関する特許出願はいくつか見てきましたが、球面収差を操作して機能を備えた特許は珍しい。ニコンは過去にデフォーカスコントロール「DC」機能を備えたレンズをいくつか投入していますが、キヤノンも似たようなレンズを検討しているのでしょうか?RFマクロレンズがまだ登場していないので、特殊なマクロレンズが登場するのはまだまだ先となるはず。しかし、キヤノンは以前からソフトフォーカス機能を有するレンズの特許をいくつか出願しており、何等かの特殊なレンズを検討中なのかもしれません。焦点距離とF値を考慮するとポートレートレンズとしても使えそうですね。
参考:キヤノンRFレンズ一覧
RF ズームレンズ
- RF15-35mm F2.8L IS USM
- RF24-70mm F2.8L IS USM
- RF24-105mm F4L IS USM
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- RF28-70mm F2L USM
- RF70-200mm F2.8L IS USM
- RF70-200mm F4 L IS USM
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
RF 単焦点レンズ
- RF35mm F1.8 Macro IS STM
- RF50mm F1.2L USM
- RF50mm F1.8 STM
- RF85mm F1.2L USM
- RF85mm F1.2L USM DS
- RF85mm F2 Macro IS STM
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F11 IS STM
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