2020年12月10日付けでシグマの気になる特許出願が公開。「28-100mm F2.8-4」「20-80mm F4」など少し変わったフルサイズミラーレス用の標準ズームレンズみたいですね。
シグマの変わり種ズーム登場なるか?
- 【公開番号】特開2020-197597(P2020-197597A)
- 【公開日】2020年12月10日
- 【出願日】2019年5月31日
- 【出願人】
【識別番号】000131326
【氏名又は名称】株式会社シグマ- 【0001】
本発明は、バックフォーカスの短いミラーレスカメラに最適なズームレンズに関する。- 【課題】 フォーカス群を軽量化しつつ、ウォブリング時の像倍率変動を抑え、良好な光学性能を得ることが可能で、ミラーレスカメラに最適なズームレンズを提供する。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 28.95-72.45 28.95-101.44 24.82-101.44 F値 2.93-2.92 2.84-4.17 4.14-4.13 画角 75.04-31.7 75.13-23.0 84.93-23.0 像高 21.63 21.63 21.63 全長 134.00-154.38 128.00-175.91 128.00-194.18 BF 実施例4 実施例5 実施例6 焦点距離 20.70-82.11 28.95-72.45 24.82-101.44 F値 4.14 2.92 4.13 画角 98.46-28.2 74.70-31.7 86.29-23.0 像高 21.63 21.63 21.63 全長 127.11-194.37 134.00-159.46 128.00-208.28 BF
レンズ構成は既存の「24-70mm F2.8 DG DN」と異なっており、何か別の標準ズームレンズを検討しているのかもしれませんね。「28-70mm F2.8 DG DN」「28-100mm F2.8-4 DG DN」「20-80mm F4 DG DN」と言ったところでしょうか。シグマが実用化前に新しいレンズの特許出願を公開することは珍しく、ボツとなった案の可能性もあります。
全体的に見て、Artラインと言うよりは手ごろな価格のContemporaryラインを想定していたのかもしれません。個人的に20-80mm F4は是非とも実用化して欲しいところ。既にLマウントに「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」が存在するものの、このようなレンズをEマウントで使ってみたいと思っている人は多いはず。
28-100mm F2.8-4も面白い標準ズームレンズとなりそう。タムロン「28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD」は28-100mmで似たような開放F値を備えているレンズですが、望遠側を欲張らないことでどれほどの光学性能を実現できるのか気になるところ。
前述したように、これらのレンズが実用化される可能性はゼロのほうが近いと思います。とは言え、市場には出回っていない種類の標準ズームであり、需要は間違いなくありそうに見えます。
参考:シグマDG DNシリーズ
- 14-24mm F2.8 DG DN
- 24-70mm F2.8 DG DN
- 100-400mm F5-6.3 DG DN OS
- 24mm F3.5 DG DN
- 35mm F1.2 DG DN
- 35mm F2 DG DN
- 45mm F2.8 DG DN
- 65mm F2 DG DN
- 85mm F1.4 DG DN
- 105mm F2.8 DG DN MACRO
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