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LAOWA FF II Argus 45mm F0.95 手間はかかるが豊かで深みのある描写

Digital Camera Worldが「LAOWA FF II Argus 45mm F0.95」のレビューを公開。開放のソフトなシャープネスや倍率色収差を指摘しつつ、豊かで深みのある描写を評価しています。

Digital Camera World:Laowa Argus 45mm f/0.95 FF review

外観・構造:

  • F0.95の開放F値で信じられない程のボケが得られるレンズだ。
  • これまでと同様、電子接点を持たないフルマニュアル操作のレンズである。
  • 総金属製でとても良好なビルドクオリティの外装だ。
  • 見た目も質感もプレミアムレンズのようだ。

携帯性:

  • 大きなレンズだが、RF50mm F1.2 USMなどを考慮すると、それほど大きいとは感じない。

操作性:

  • 絞りリングはスライドすることでクリック/デクリックを切り替えることが出来る。
  • フォーカスリングはストロークが長く、F0.95の浅い被写界深度でも微調整が可能だ。

フォーカス:

  • 記載なし。

手ぶれ補正:

  • 記載なし。

解像性能:

  • F1.4でとても見事な性能だが、絞り開放は少しソフトだ。
  • 隅をシャープにするためにはF4~F5.6まで絞る必要がある。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • ボケ味は主観的な評価となるが、全体的にとても満足のいくものだ。
  • 隅に向かって口径食の影響が見られる。

色収差:

  • 隅で色収差の影響がハッキリとしている。
  • 中央との差を考慮すると残念な結果だ。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • 僅かな糸巻き型だ。

周辺減光:

  • F0.95で目立つが、絞る必要性を感じるほどではない。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 特徴的なフレアが発生する。有益と感じる人がいれば有害と感じる人もいるだろう。

総評

その名の通り、標準に近いレンズで、とんでもない大口径を実現している。
ただし、絞り開放のシャープネスがソフト(ただし中央部のシャープネスはF1.4で非常に良好)で、さらにフルマニュアル操作となる点で、ボケ味の良さとトレードオフの関係にある。マニュアルでF0.95のピント合わせは大変だが、一度このレンズでの撮影をマスターすれば、他にはない豊かで深みのある、個性的な結果を手に入れることができるだろう。

  • 長所
    ・大口径F0.95
    ・クリック/デクリックに切り替え可能な絞りリング
    ・ストロークの長いフォーカスリング
  • 短所
    ・フルマニュアル
    ・絞り開放がソフト
    ・防塵防滴ではない

とのこと。
国内では11~12万円で販売を開始したフルマニュアルの超大口径レンズですね。開放F値を考慮するとコンパクトですが、絞り開放のシャープネスや色収差、電子接点非対応など、いくつかの妥協点が存在するようです。絞るとシャープになりますが、それなら適度なF1.4レンズの購入を検討するのも一つの手。決めてとなるF0.95の描写を確認しようにも流通量が少なく、ネット上で公開されている写真の数が少ないのが悩ましいところ。幸いにもSony Alpha BlogがFlickrでまとまった数の写真を公開しています。併せて確認しておくのがおススメです。

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