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キヤノンRF24-70mm F2.8L IS USMは予想以上のフォーカス速度【海外の評価】

Mobile01がキヤノンのミラーレス用交換レンズ「RF24-70mm F2.8L IS USM」のレビューを掲載しています。

  • EFレンズにはあったピント距離指標が無いので、初めてRFレンズを手にする人は慣れが必要だ。この点で言えば、ニコンはOLEDパネルで距離指標を表示している。
  • レンズ構成は15群21枚、うち3枚の非球面レンズ・3枚のUDレンズを含んでいる。レンズ構成図にコーティングを施しているレンズ面を表示しているメーカーは珍しい。
  • 900gと重いレンズであり、本体660gと組み合わせると計1560gとなる。全体的な重心はややレンズ寄りだ。バランスを重視するのであればEOS Rに追加グリップを装着するべきである。
  • EOS Rを組み合わせた時の画質は非常にシャープだ。望遠端のF2.8とF4に僅かな違いを見つけることができる以外で大きな差は無い。絞り開放でもF8でも大差ないパフォーマンスだ。ただし、EOS Rの「3030万画素」はこの世代としては決して「超高画素」とは言えない。今後登場する超高画素機では評価が覆る可能性もある。
  • 潜在性能は計り知れないものの、MTFチャートを見る限りでは非常に優れたレンズであることは間違いない。どのような状況にも対応でき、画質を向上させるために絞る必要は無い。
  • フォーカス速度は電光石火だ。広角端でも望遠端でも非常に高速である。大口径ズームレンズでここまでフォーカス速度が速いとは予想していなかった。
  • 色収差は実質的にゼロだ。ただし、望遠端のF2.8で僅かに色ずれを確認できる。
  • 手ぶれ補正をオンにして、70mm時に1/5秒のシャッタースピードで30枚の撮影を行ったところ、成功率は13/30コマだった(43%)。
  • フレアとゴーストは絞ると徐々に発生するが、コーティングのおかげで目立っていない。
  • 周辺減光は絞り開放時にわずかな減光を確認できる。
  • 歪曲収差は極僅かだ。
  • RF15-35mm F2.8L IS USM」と外観が似ているので素早くレンズを取り出す時に間違いやすい。

少なくとも3030万画素のEOS Rと組み合わせた場合は絞り値全域で隅から隅まで実用的な画質だ。僅かに甘い部分があるとすれば望遠端の四隅におけるF2.8くらいだろう。フォーカス速度には期待していなかったが、広角側でも望遠側でも満足のいくパフォーマンスだ。フォーカス時の駆動音も聞こえない。

色収差・逆光耐性など諸々の光学特性が高水準だ。一般的なユーザーには「RF24-105mm F4L IS USM」がおススメだが、ハイエンドな光学性能を必要とするならばこのレンズがおススメ。決してがっかりしないすることは無いと思う。

Mobile01:Canon RF 24-70mm f/2.8L IS USM 畫質優異 搭載五級防震的標準鏡皇

とのこと。

AF動作の参考動画を確認する限りではなかなか良好なフォーカス速度に見えます。一眼レフ用「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」から始まったナノUSM駆動ですが、フルサイズ用大口径ズームレンズでも実力を十分に発揮している模様。これは今月下旬に登場予定の「RF70-200mm F2.8L IS USM」のフォーカス速度も期待できそうですねえ。

解像性能は3030万画素のEOS Rと組み合わせた限りではズームレンジ・絞り値に関係なく実用的な画質を維持しているように見えます。光学手ぶれ補正ユニットを組み込んでいますが、これだけ画質を維持しているのであれば御の字と言ったところでしょうか。

逆光耐性はニコンの「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」より少し悪いかなと感じますが、極端な逆光状態でなければ問題とはならなさそうです。

価格は新品で25万円前後と現行の一眼レフ用レンズと比べてややお高め。レンズのパフォーマンスを考慮すると適正と言えるかもしれませんが、そろそろF2.8ズームレンズに見合うカメラボディも投入して欲しいところ。(マルコンとかマルコンとかマルコンとか…。)

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