DPReviewがキヤノン「RF85mm F2 Macro IS STM」のサンプル108点を公開

DPReviewがキヤノン「RF85mm F2 Macro IS STM」のサンプルギャラリーを公開。ピント位置に関わらずシャープなレンズですね。諸収差も全体的にまずまず良好に補正されているように見えます。

RF85mm F2 Macro IS STM

DPReview：Canon RF 85mm F2 Macro IS STM gallery update

キヤノン「RF 85mm F2 マクロ IS STM」は、ポートレートや日常撮影、適度なクローズアップ撮影用に設計されている。キヤノンのフルサイズミラーレスシステム用のRF単焦点レンズの中でも最も汎用性の高いレンズの一つだ。

ここ数日間、以前に公開したサンプルのギャラリーを充実させるためにこのレンズで作例を撮ってきた。太平洋岸北西部の美しいシアトルで撮影した写真をご覧あれ。

4500万画素の高画素モデル「EOS R5」と組み合わせて計108点の作例を公開しています。クローズアップからポートレート、風景写真まで万遍なく作例がありますね。逆光耐性や色収差などを確認しやすい作例も揃っています。

実際に作例を確認してみると、ピント位置に関わらずシャープな結果を得ることができ、諸収差をまずまず良好に補正していますね。収差は完璧な補正状態ではないため、色収差・歪曲収差・コマ収差などは極端な状況でいくらか目に付くかもしれません。

高解像レンズらしく、後ボケは少し硬調。ボケそのものは悪くありませんが、ポートレート用としては少し硬いと感じるかもしれません。どちらかと言えば明るい中望遠マクロと割り切って使ったほうが面白い使い方ができそう。7万円で「85mm F2」に何を求めるのかで満足度は変わってくるはず。

私もEOS R5と組み合わせてこのレンズを使っています。正直に言うとポートレート用として真っ先におススメするレンズではありません。汎用性の高い中望遠マクロを探している場合は面白い選択肢となるかも。ハーフマクロですが、EOS R5でAPS-Cクロップすることで撮影倍率はフルサイズ換算で0.8倍程度となります。カジュアルなマクロ撮影であれば満足のいくクローズアップ写真を撮ることが可能です。ただし、マクロ撮影時は画角が「135mm」近くまで狭くなるので注意が必要です。

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