このページではサムヤン製交換レンズ「MF 85mm F1.4 MK2」の情報を収集しています。
最新情報
- 2020-05-26:海外でサムヤンが「MF 85mm F1.4 MK2」を正式発表しました。
ポイント
- 光学系は「85mm F1.4 Aspherical IF」と同じ
- 簡易防滴
- フォーカスリングのグリップ改善
- クリックレス機構
- 洗練したモダンデザイン
レンズデータ
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海外の評価
Sony Alpha Blog
Sony Alpha Blog:Samyang MF 85mm F1.4 MK2
- 「85mm F1.4 Aspherical IF」の新しいモデルだ。同じ光学設計だが、ビルドクオリティが改良され、エルゴノミクスや絞り羽根(8→9)に変化がある。
- ビルドクオリティは初期型と比べて非常に優れている。
- シルバーの細いリングを回転させることで絞りリングのクリックストップを解除することが可能だ。
- 絞りリングは1/2段で動作する。
- フォーカスリングは大きく、十分滑らかだ。
- AF対応モデル「AF 85mm F1.4 FE」はEマウントで利用可能な85mmで最もシャープなレンズである。
- シャープネス
・α7R IV:6100万画素
・中央:F1.4で平凡?良好、低コントラストだ。F2まで絞ると良好となり、F2.8で非常に良好、F5.6からF11で優れた結果となる。F16は回折の影響を受ける。
・四隅:F1.4で平凡、F2.8で良好、F4で非常に良好、F5.6~F8で優れた結果を得ることが出来る。F11で非常に良好、それ以降で回折の影響を受ける。
・最適な絞り値はF4-5.6である。 - 周辺減光はF1.4からF2.8まで目に見えるが穏やかな影響だ。
- 歪曲収差はほとんど目に付かない。
- 色収差は中程度?高い水準だ。
- 逆光耐性は平凡である。
- 後ボケは柔らかく心地よい。
- 発色は良好だ。
- 絞り開放のボケは最高に素晴らしく、F2まで絞ると9枚の絞り羽根の形状が見え始める。
- 動画での結果は非常に良好だ、色再現や後ボケがとても良好で、デクリック状態の絞りリングも役に立つ。
- 6100万画素のカメラではほぼ全ての85mmがF1.4でソフトに見える。しかし、2400万画素・4200万画素のカメラでより快適に使うことができるだろう。
- 最短撮影距離が1.1mと長く、近距離の使い勝手は制限される。
初代から光学設計に代わりが無いものの、ビルドクオリティやエルゴノミクスが改善している。主な変化はデクリック機構の搭載だ。動画撮影に最適である。
シャープネスは6100万画素のカメラで絞り開放がソフトだ。非常に良好な結果を得るにはF2.8~F4まで絞る必要がある。後ボケは全ての絞り値で柔らかく、ポートレートにとても適している。ただし、F1.4におけるシャープネスは平凡で、絞ると改善するが、玉ボケは角ばり始める。
「VILTROX PFU RBMH 85mm F1.8」がさらに低価格で、良好なシャープネス、発色、ボケを備えている。唯一の欠点はデクリック機構を備えた絞りが無いことだ。
長所:良好なビルドクオリティ・F4で優れたシャープネス・デクリック機構・フォーカスリングの操作性・動画撮影との相性・柔らかいボケ・F1.4の玉ボケ・良好な発色・低歪曲・中程度の周辺減光
平凡:F2まで絞った際の玉ボケ・逆光耐性
短所:絞り開放でソフトな描写・最短撮影距離が1.1m・色収差がやや目立つ・大きい・価格・初代から光学的な改善は見られない
ePHTOzine
ePHOTOzine:Samyang MF 85mm f/1.4 MK2 Review
- フルサイズに対応し、様々なレンズマウントに対応している。重量は控えめでマウントによって異なる。EFマウント版は547.5gだが、ニコンFは541g、フジXは592g、キヤノンMは593g、マイクロフォーサーズは587gと重くなる。APS-Cやマイクロフォーサーズ用レンズとしては重く感じるかもしれない。
- レンズフードは適切なサイズでしっかりとした作りに見える。
- 72mmフィルターソケットはとても深い。
- 14mm F2.8 MK2と異なりフォーカスリングのロック機構は搭載していない。
- 最短撮影距離は1.1m、最大撮影倍率は0.09倍だ。85mmレンズとしては一般的だが、もっと寄れるレンズだと良かった。
- 被写界深度指標を備えているが、印字されている距離が細かすぎて実用的よは言えない。とは言え、しっかり表示していることは良いことだ。
- 絞りリングはデクリック機構を備えている。静かな絞り操作を好むビデオグラファーに適した操作性となる。クリックストップは適切な抵抗量がある。
- フォーカスリングの回転方向はキヤノンと同じだ。絞りリングはペンタックスやニコンと同じである。
- 耐候性を備えているので雨天でも安心して撮影することが可能だ。
- 被写界深度が浅いのでファインダーでハッキリとピントを確認することが出来る。
- シャープネス
・中央:F1.4 Very good?F2~F11 ExcellentーF16 Very good?F22 Good
・四隅:F1.4?F2.8 Very good?F4~F8 ExcellentーF11~F16 Very good?F22 Good
・回折の影響でパフォーマンスが顕著に低下するのはF22だけだ。 - 倍率色収差は中央でとてもよく抑えられ、ゼロに近い。端も1ピクセル以下に抑えられている。
- 樽型歪曲は-0.26%と直線に近い。
- ボケはとても滑らかでポートレート撮影に完璧だ。
- 逆光耐性の問題は無い。
- 周辺減光は見事に抑えられている。
大部分が長所となる85mm F1.4レンズであり、唯一の注意点はAF非対応という点だ。これが好ましく無い場合はさらに数百ポンドの追加投資が必要である。
全体的に素晴らしいパフォーマンスを発揮し、基本的に素敵なレンズだ。控えめな価格設定も考慮するとエディターズチョイスに相応しい。
長所:優れたシャープネス・低色収差・周辺減光が少ない・被写界深度指標・滑らかな操作・正確なフォーカシング・デクリック機構を持つ絞りリング・耐候性・逆光耐性・低歪曲・とても滑らかなボケ・優れた価格設定
短所:MF・電子接点なし
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