2020年12月24日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。フローティング方式を採用した「RF100mm F2.8 Macro ×2.0」となりそうな実施例を含んでいますね。
様々なマクロレンズを検討中?
- 【公開番号】特開2020-204744(P2020-204744A)
- 【公開日】2020年12月24日
- 【発明の名称】光学系、および光学機器
- 【出願日】2019年6月19日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】コンパクトでありながら撮影倍率の拡大および高性能な光学系及びそれを用いた光学機器を提供する。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 102.15 99.30 99.75 F値 3.24 2.92 2.92 半画角 10.79 12.29 12.24 倍率 -1.0 -1.5 -2.0 全長 163.30 160.02 168.47 BF 4.78 11.10 14.00 実施例4 焦点距離 100.56 F値 2.88 半画角 10.96 倍率 -1.0 全長 161.85 BF 15.26
ショートフランジバックを採用したミラーレス用らしい設計となっている模様。
フローティング方式を採用した100mmマクロレンズの特許出願はこれまでにも数多く見てきましたが、今回はまた別のレンズ構成を採用した特許出願となっています。
「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」のRFマウント版として、様々な案を検討しているのかもしれませんね。実際のところ、RFマウントにはまだ等倍以上のマクロレンズが存在しません。大口径・ショートフランジバックを活かしたマクロレンズがどのような性能となるのか見てみたいところ。
バックフォーカスを見る限り、エクステンダーには対応していない可能性大。ただし、撮影倍率が等倍以上の実施例もあるため、マスターレンズで2倍マクロを利用できるのであればエクステンダーが必要無いと言えるかもしれません。
参考:現行のRFレンズ一覧
RF ズームレンズ
- RF15-35mm F2.8L IS USM
- RF24-70mm F2.8L IS USM
- RF24-105mm F4L IS USM
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- RF28-70mm F2L USM
- RF70-200mm F2.8L IS USM
- RF70-200mm F4 L IS USM
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
RF 単焦点レンズ
- RF35mm F1.8 Macro IS STM
- RF50mm F1.2L USM
- RF50mm F1.8 STM
- RF85mm F1.2L USM
- RF85mm F1.2L USM DS
- RF85mm F2 Macro IS STM
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F11 IS STM
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