Samyangレンズ レンズ 海外の評価

サムヤン AF 35mm F1.4 II FEは今の価格設定ではおススメできない

Sony Alpha Blogが「AF 35mm F1.4 II」のレビューを公開。フォーカスブリージングが良く抑えられているものの、光学性能やAF、ビルドクオリティの観点からシグマのほうが良好な選択肢と言及しています。

Sony Alpha Blog:Samyang 35mm F1.4 AF II

外観・構造:

  • 全体的にビルドクオリティは良好だ。
  • 高品質なプラスチック製の外装には優れた表面加工のフォーカスリングが備わっている。
  • 質感はソニーGMやシグマほどではない。

携帯性:

  • 659gとかなり重い。

操作性:

  • カスタムモードスイッチでリングをフォーカスから絞り制御に切り替えることが出来る。
  • AFLボタンはあるが、AF/MFスイッチはない。

フォーカス:

  • 95%で高速かつ正確である。
  • ピントが合わなくなる不安定な動作が見られるが、電源オフでカメラのバッテリーまで取り外すと元に戻った。これはα7R IVで発生している。
  • C-AFの追従性能は近距離を除いて良好だ。
  • 動画撮影でAFは完全に機能する。フォーカスリングで絞りを操作できるのも便利だ。
  • フォーカスブリージングは目立たない。

手ぶれ補正:

  • 記載なし。

解像性能:

  • α7R IVと組み合わせてテストした。
  • 中央は良好だが抜群の性能ではない。F2.8まで絞るとピークに達する。
  • 隅は中央ほど良くない。F5.6のみ優れた結果を得ることが出来る。
  • 遠景でも同様の傾向が見られた。
  • ポートレートではF2.8まで絞ると明らかに画質が改善する。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • 玉ボケは良好だ。
  • わずかに玉ねぎボケの兆候が見られる。
  • F4まで絞ると絞り羽根の形状が見られる。
  • 後ボケは大部分の状況で良好だが、複雑な背景で騒がしくなる可能性がある。
  • 発色は自然で良好だ。

色収差:

  • 絞り開放では色収差の影響が目立つ。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • 小さな樽型歪曲だ。

周辺減光:

  • F1.4で強めに発生するが、F4付近で解消する。

コマ収差:

  • コマ収差は小さい。

逆光耐性:

  • 35mmとしてはきちんとした逆光耐性だ。
  • 絞ると素敵な光条が発生する。

競合レンズと比べて:

  • 仕様の観点で前モデルにとても近いが、ビルドクオリティとエルゴノミクスは大幅に向上している。
  • AFはシグマやソニーGMほどではない。
  • 35mm F1.4の中では手ごろな価格である。
  • 35mmレンズの解像性能
    ・ソニーGM/シグマF1.2/シグマF1.4の順で優れている
    ・サムヤンはシグマと比べると遥かに下回る
    ・多くの35mm F1.8はサムヤンよりも良好だ。
  • 35mmレンズのボケ
    ・シグマやソニーが良好だ
    ・サムヤンも非常に良好だが、シグマやソニーほどではない。
  • サムヤンの歪曲収差補正はあまり良くない。
  • 周辺減光はソニーと同じくあまり良くない。
  • 色収差はソニーやシグマと比べて良くない。
  • 逆光耐性はシグマF1.2よりは良好だ。
  • コストパフォーマンスを考慮するとシグマ 35mm F1.4 DG DNが優秀で、サムヤンを購入する理由はフォーカスブリージングの状態くらいしかない。動画撮影をしない限り、サムヤンを購入する理由はない。

作例集

総評

前モデルからビルドクオリティやAF、エルゴノミクスは改善しているが、サイズや重量、光学性能はあまり改善していない。シグマ「35mm F1.4 DG DN」との価格差が小さく、コストパフォーマンスはシグマのほうが良好だ。低フォーカスブリージングで動画撮影をしないかぎり、サムヤンを購入する理由は無い。現状の価格ではサムヤンをおススメしない。

  • 長所
    ・F2.8で優れた中央解像
    ・F1.4からF2.8まで良好な玉ボケ
    ・良好な発色
    ・とても良好なAF
    ・防塵防滴
    ・絞りリングにもなるフォーカスリング
    ・低フォーカスブリージング
    ・とても良好なビルドクオリティ
    ・最短撮影距離が短い
    ・逆光耐性
    ・コマ収差補正
  • 平凡
    ・F1.4は中央のみ良好
    ・隅はF5.6まで絞る必要あり
    ・歪曲は少ないがソニーほどではない
    ・目立つ周辺減光
    ・後ボケが騒がしくなることがある
    ・AFの安定性
    ・F4以降の玉ボケ
    ・サイズと重量
  • 短所
    ・色収差
    ・価格

とのこと。
2022年に登場したサムヤンの最新レンズですね。「AF 50mm F1.4 FE II」に引き続き既存レンズのリニューアルとなった製品ですが、50mmとは異なり光学設計は前モデル据え置きとなっています。主な改善は外装のデザインとAFとなっているので、50mmのように見違えるような光学性能の上昇が見られないのは残念ですね。さらに35mmには競合レンズが多く、今の価格設定でサムヤンを積極的購入する理由はフォーカスブリージングの抑制くらいとのこと。

サムヤン AF 35mm F1.4 II 最新情報まとめ

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