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PERGEAR 35mm F1.4 レンズレビュー Vol.3 遠景解像編

「PERGEAR 35mm F1.4」のレビュー第三弾を公開。今回は恒例の撮影地点からレンズの遠景解像性能をチェックしています。

はじめに

今回はPERGEARから無償提供していただいた製品を評価しています。レビューにあたり、金銭の受け取りやテスト結果・評価への指示は一切ありません。無意識のバイアスがかかっている可能性を否定できませんが、これまでに様々な製品をレビューしてきた経験をもとに、出来る限り客観的な評価を心がけています。

PERGEAR 35mm F1.4のレビュー一覧

遠景解像力

テスト環境

  • 撮影日:2022年11月28日
  • カメラ:α7R IV
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:SUNWAYFOTO GH-PRO II
  • 露出:ISO 100 絞り優先AE
  • RAW:Adobe Lightroom Classic CC
    ・シャープネスオフ
    ・ノイズリダクションオフ
    ・レンズ補正オフ
  • 中央から隅までフレームに入れるために斜め構図で撮影

テスト結果

FE 35mm F1.4 GM」や「35mm F1.4 DG DN」を同じ地点でテストしてきた身としては目も当てらない結果ですが、それでも驚くほど小型軽量な35mm F1.4としては予想の範囲内に収まっています。しっかりと絞ることで、まずまず良好な結果を得ることが可能。ただし、後述しますが像面湾曲とフォーカスシフトの影響が顕著で、ピント合わせの方法によっては撮影結果に大きな影響を及ぼします。

中央

解像はシャープネス・コントラストが低く、少しソフトな描写。しかしF4まで絞ると大幅に改善し、6100万画素センサーと組み合わせても良好な結果が得られます。小型軽量な35mm F1.4と考えると優れた結果と言えるかもしれません。

周辺

中央と同じく開放付近はソフトな描写で、コマ収差の影響も加わってさらに軟調に見えます。F5.6付近まで絞ると見違えるように改善するので、風景撮影ではしっかりと絞るのがおススメです。

四隅

小型軽量で非常に安価な35mm F1.4の四隅としては予想していたよりも安定しています。完璧からは程遠い画質ですが、絞った際の改善幅は決して小さくなく、満足のいく結果が得られているように見えます。

像面湾曲

ニコン:収差とは 基礎知識 上級編

NAの1乗と視野の広さの2乗に比例し、視野が広がるにつれて著しくなります。丸いボケで視野中心と隅部でピント位置がずれます。ピント位置をずらしても丸いままボケます。非点収差と同様に、プラン対物レンズや広視野接眼レンズでは補正しなければならない収差です。

ピント面がフラットとは言えず、遠景でもF1.4でパンフォーカスを得ることができません。このため、ピント位置によってピントから外れてしまう領域があります。フレーム全域でシャープな結果を得たい場合は十分に絞る必要があります。

まとめ

小型軽量で安価なフルサイズ用35mm F1.4レンズとして、かなり妥協しなければならないポイント。絞り開放は中央こそ良好ですが、隅に向かって像面湾曲など諸収差の影響を強く感じる結果となりました。絞ればグッと改善するものの、像面湾曲の影響でフレーム全域でベストな結果を得ることは出来ません。このようなレンズの主目的が風景写真であることはないと思いますが、安価なスピードレンズとして夜景や天体の撮影に検討しているのであれば避けるのがおススメです。

購入早見表

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作例

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