2020年7月9日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。テレコンバージョンレンズに対応するミラーレス用100-400mm F4.5-5.6・100-500mm F4.5-7.1」の実施例が含まれています。
- 【公開番号】特開2020-106627(P2020-106627A)
- 【公開日】2020年7月9日
- 【発明の名称】光学系及びそれを有する撮像装置
- 【出願日】2018年12月27日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】倍率変換群の挿入前後において、良好な光学性能を維持しつつ、全系の焦点距離を長い方へ容易に変化させることができる小型で高性能な光学系を得ること。
実施例1 実施例2 焦点距離 1012.00-389.00 102.00-484.99 F値 4.63-5.85 4.63-7.10 半画角 11.98-3.18 11.98-2.55 像高 21.64 21.64 全長 203.20-273.23 213.21-293.47 BF 31.56-66.00 29.01-87.39
バックフォーカスと像高からキヤノンRFマウント用のフルサイズ対応レンズ、そして実施例の焦点距離やF値を考慮すると「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」を想定した特許出願のように見えます。構想の中では従来通りの「100-400mm F4.5-5.6」も検討されていたのかもしれませんね。
「RF100-500mm」はテレコンに対応していますが、装着時は広角側を利用できない仕様。この実施例を確認しても、広角域のレンズ配置ではテレコンと干渉してしまうことが分かりますね。ショートフランジバックを活かしたレンズに仕上がっているようです。テレコン装着時の収納性が悪いのは残念ですねえ。
参考:現行のキヤノンRFレンズ
RF ズームレンズ
- RF15-35mm F2.8L IS USM
- RF24-70mm F2.8L IS USM
- RF24-105mm F4L IS USM
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- RF28-70mm F2L USM
- RF70-200mm F2.8L IS USM
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
RF 単焦点レンズ
- RF35mm F1.8 Macro IS STM
- RF50mm F1.2L USM
- RF85mm F1.2L USM
- RF85mm F1.2L USM DS
- RF85mm F2 Macro IS STM
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F11 IS STM
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