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キヤノン フルサイズミラーレス向け 14-35mm F2.8 を想定したような光学系の特許出願

2024年4月25日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。フルサイズミラーレス向けと思われる「14-35mm F2.8」を想定したような光学系の特許となっていますね。

概要

  • 【公開番号】P2024058439
  • 【公開日】2024-04-25
  • 【発明の名称】ズームレンズおよびそれを有する撮像装置、撮像システム
  • 【出願日】2022-10-14
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】小型でありながら、防振群を搭載し、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有するネガティブリード型の広角ズームレンズを提供する。
  • 【背景技術】
    【0002】
    近年、撮像装置に用いられるズームレンズは、広画角であり、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有し、小型であることが望まれている。特許文献1には、全系が小型で広画角化が容易なズームレンズとして、物体側に負の屈折力のレンズ群が配置されたネガティブリード型のズームレンズが開示されている。
  • 【0005】
    本発明は、小型でありながら、防振群を搭載し、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有するネガティブリード型の広角ズームレンズを提供する。

実施例1

  • 焦点距離:14.42-33.91
  • F値:2.88
  • 半画角:52.67-32.54
  • 像高:18.91-21.64
  • 全長:154.50-145.20
  • バックフォーカス:17.88-37.90

フルサイズに対応する大口径広角ズームレンズの光学系のようです。既存の「RF15-35mm F2.8L IS USM」とは異なる設計であり、広角側の像高が不足している割り切った仕様。
(不足する像高は極端な歪曲収差を補正する際に四隅を引き延ばして修正すると思われます。)

2024年4月時点で、キヤノンはすでに4本の広角ズームをリリースしています。コンシューマー向けからプロシューマーまでカバーするようなラインアップはすでに構築されており、このレンズが商品化される可能性は低そうに見えます。参考までにラインアップを以下に掲載。

あえて言えば、シグマタムロンに見られるような、小型軽量で低価格の大口径ズームレンズ枠が空いています。しかし、この光学系は14mmから33mmをカバーする欲張りデザインで、全長はRF15-35mm F2.8と変わりません。少なくとも小型軽量路線は無さそうに見えます。

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