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「RF50mm F1.4 DS」「RF135mm F1.4 DS」「RF24mm F1.4 DS」を想定したようなキヤノンの特許出願

2021年12月27日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。デフォーカススムージング(DS)と思われる技術を駆使した大口径レンズ「50mm F1.4」「135mm F1.4」「24mm F1.4」の実施例を含んでいます。

概要

  • 【公開番号】特開2021-196547(P2021-196547A)
  • 【公開日】2021年12月27日
  • 【発明の名称】光学系及びそれを有する光学機器
  • 【出願日】2020年6月17日
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】瞳面における波長均一性の高い光学系を提供すること。
  • 【0002】
    光学機器に用いられる光学素子として、透過光量を調整するND(Neutral Density)フィルタが知られている。特に、焦点外れ像(ボケ像)の輪郭の先鋭度のばらつきを改善する(アポダイゼーション効果を得る)ためには、領域ごとに透過率が異なるグラデーション型のNDフィルタ(GNDフィルタ、アポダイゼーションフィルタ)が用いられる。特許文献1には、領域ごとに厚さが変化する膜を用いることでアポダイゼーション効果を得たGNDフィルタが記載されている。
  • 【0004】
    しかしながら、特許文献1においては、GNDフィルタを光学系に適用した際の、瞳面での透過率分布の波長に対する均一性(波長均一性)については考慮されていない。
  • 【0006】
    本発明の一側面としての光学系は、
    透過率が径方向に変化する第1の領域を含む光学素子を有する光学系であって、
    前記光学素子は、径方向に垂直な光軸方向に沿って配列された基板と第1の層とを備え、
    前記光学系に含まれる光学面に対する軸上マージナル光線の最大入射角をθm、前記第1の層の波長550nmにおける消衰係数をk550、前記第1の層の波長450nm及び650nmにおける吸収係数を各々a450及びa650とするとき、
    30°≦θm
    0.03≦k550≦0.60
    0.85≦a650/a450≦0.99
    なる条件式を満足することを特徴とする。

実施例1

  • 焦点距離:52.13
  • F値:1.45
  • 半画角:22.54
  • 像高:21.64
  • 全長:85.51
  • バックフォーカス:37.71

実施例2

  • 焦点距離:131.00
  • F値:1.41
  • 半画角:9.38
  • 像高:21.64
  • 全長:182.28
  • バックフォーカス:13.87

実施例3

  • 焦点距離:24.55
  • F値:1.45
  • 半画角:41.39
  • 像高:21.64
  • 全長:119.13
  • バックフォーカス:38.01

内容からしてDSコーティングを使用した大口径レンズに関する特許でしょうか?実施例1ではオーソドックスなガウスタイプの50mm F1.4、実施例2では大口径の望遠135mmレンズを想定しかのようなパラメータで、実施例3では大口径24mm F1.4レンズのような光学系となっています。どのレンズにしても現在のRFレンズラインアップに不足しているものです。現実的に考えると「RF135mm F1.4 L USM DS」が最も実現しそうな光学系に見えますが、個人的には低価格でDSコーティングを体験してみたいと思っているので「RF50mm F1.4 USM DS」が登場すると良いなと。特に50mmは周辺部のボケが荒れやすいので、DSコーティングの恩恵が大きいような気もしますが…。

どちらにせよ、この特許出願の存在により将来の新製品が確定するわけではありません。むしろ実用化されない実施例のほうが遥かに多いです。とは言え、今のところ85mmしかないDSコーティング採用レンズの選択肢を、何らかの方法で増やそうとしているのかもしれません。今後のキヤノン動向に注目したいと思います。

参考:RFレンズラインアップ

RF ズームレンズ
RF 単焦点レンズ

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