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キヤノン「RF100mm F1.4」「RF85mm F1.4」などを想定したような特許出願

2023年7月13日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。「RF100mm F1.4」「RF85mm F1.4」などを想定したような光学系の実施例をいくつか含んでいます。

概要

  • 【公開番号】P2023099386
  • 【公開日】2023-07-13
  • 【発明の名称】光学系およびそれを有する撮像装置
  • 【出願日】2022-01-01
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】フォーカスレンズ群の小型化を達成しつつ、広い物体距離の範囲にわたって収差を良好に補正可能な光学系を提供する。
  • 【背景技術】
    【0002】
    近年、撮像装置に用いられる光学系は、フォーカスレンズ群のレンズ径全体の小型化を達成すると共に、撮影倍率を増大しつつも最至近での撮影時の色収差や像面湾曲などを良好に補正可能であることが要求されている。これらの要求を満足する光学系として、特許文献1には、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力のフォーカスレンズ群、正の屈折力のフォーカスレンズ群を有する光学系が開示されている。
  • 【0005】
    しかしながら、特許文献1に記載の光学系では、光学系を大口径化した際に、正の屈折力のフォーカスレンズ群の焦点距離と該フォーカスレンズ群の像側に配置されている第4レンズ群の焦点距離が適切に設定されていない。このことから、特許文献1に記載の光学系では、光学系を大口径化した際に、フォーカシングに際して収差変動を抑制することが困難である。
  • 【0006】
    本発明は、フォーカスレンズ群の小型化を達成しつつ、広い物体距離の範囲にわたって収差を良好に補正可能な光学系を提供する。

実施例1

  • 焦点距離:82.50
  • F値:1.46
  • 半画角:14.69
  • 像高:21.64
  • 全長:112.50
  • バックフォーカス:13.00

実施例2

  • 焦点距離:72.10
  • F値:1.46
  • 半画角:16.70
  • 像高:21.64
  • 全長:108.50
  • バックフォーカス:12.99

実施例3

  • 焦点距離:97.50
  • F値:1.46
  • 半画角:12.51
  • 像高:21.64
  • 全長:125.50
  • バックフォーカス:13.00

実施例4

  • 焦点距離:82.50
  • F値:1.24
  • 半画角:14.69
  • 像高:21.64
  • 全長:135.50
  • バックフォーカス:15.03

フローティング方式のフォーカスを採用した大口径の中望遠~望遠単焦点レンズを想定したと思われる光学系の実施例をいくつか含んでいますね。当然ながら「RF85mm F1.2 L USM」とは異なるコンセプトの光学系。

過去にも「85mm F1.4」「85mm F1.2」のフルサイズミラーレス用光学系の特許はありましたが、「100mm F1.4」を含んでいるのは珍しい。「85mm F1.2」「135mm F1.8」の間を埋めるレンズとして「100mm F1.4」の登場を期待している人もいることでしょう。

もちろん、公開された特許出願が実際に商品化される例は非常に少なく、本特許が日の目を見る可能性は低いと思われます。しかし、最近は商品化前の特許出願が公開されている例もしばしば見られ、可能性はゼロではないのかなと。

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