キヤノン「RF24-70mm F2.8L IS USM」用と思われる特許出願

2020年4月30日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。中身を確認すると「RF24-70mm F2.8L IS USM」に関連した特許となっているように見えます。フォーカスレンズは後群1枚が動いている模様。

【公開番号】特開2020-67542(P2020-67542A)

【公開日】2020年4月30日

【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

【出願日】2018年10月24日

【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社

【課題】レンズ全長が短くレンズ有効径が小さく、全ズーム範囲及び物体距離全般にわたり高い光学性能が容易に得られるズームレンズを得る。

実施例1 実施例2 実施例3

焦点距離 24.72-67.65 24.72-67.90 24.72-67.89

F値 2.91 2.91 2.91

半画角 41.19-17.74 41.19-17.67 41.19-17.67

像高 21.64 21.64 21.64

全長 144.34-172.04 145.95-160.58 145.95-163.06

BF 14.31-35.97 12.45-31.69 17.52-30.66

実施例4 実施例5 実施例6

焦点距離 24.72-102.00 24.72-67.90

F値 4.12 2.91

半画角 41.19-11.98 41.19-17.67

像高 21.64 21.64

全長 133.43-171.08 147.28-162.16

BF 18.51-43.74 10.83-20.79

レンズ構成や実施例を見る限りでは「RF24-70mm F2.8L IS USM」を想定した内容となっていますね。ISユニットの位置もキヤノンが公開しているレンズ構成と一致しています。フォーカスレンズは後群に配置された1枚を動かす仕組みとなっている模様。

ニコン「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」やパナソニック「LUMIX S PRO 24-70mm F2.8」のようなマルチフォーカス駆動では無いものの、キヤノン独自の「ナノUSM」駆動で高速フォーカスを実現しているようです。

ちなみにFlickrの専用グループページにはこのレンズを使ったユーザー投稿がぼちぼち公開され始めています。購入前にコチラも併せて描写を確認しておくのがおススメ。

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参考：現行のRFレンズラインアップ

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	実施例1	実施例2	実施例3
焦点距離	24.72-67.65	24.72-67.90	24.72-67.89
F値	2.91	2.91	2.91
半画角	41.19-17.74	41.19-17.67	41.19-17.67
像高	21.64	21.64	21.64
全長	144.34-172.04	145.95-160.58	145.95-163.06
BF	14.31-35.97	12.45-31.69	17.52-30.66
	実施例4	実施例5	実施例6
焦点距離	24.72-102.00	24.72-67.90
F値	4.12	2.91
半画角	41.19-11.98	41.19-17.67
像高	21.64	21.64
全長	133.43-171.08	147.28-162.16
BF	18.51-43.74	10.83-20.79