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沈胴構造を採用しそうな28-70mm F2.8光学系のキヤノン特許出願

2022年10月6日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。沈胴構造を採用しそうな大口径ズームレンズ「28-70mm F2.8」「24-70mm F2.8」光学系に関する特許のようです。

概要

  • 【公開番号】P2022147945
  • 【公開日】2022-10-06
  • 【発明の名称】ズームレンズおよび撮像装置
  • 【出願日】2021-03-24
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】小型軽量で、全ズーム範囲及び全物体距離に亘り高い光学性能を実現可能なズームレンズを提供する。

実施例1

  • 焦点距離:28.84-67.90
  • F値:2.91
  • 半画角:32.65-17.67
  • 像高:18.48-21.64
  • 全長:149.46-115.94
  • バックフォーカス:13.48-27.78

実施例3

  • 焦点距離:24.72-67.90
  • F値:2.91
  • 半画角:35.02-17.67
  • 像高:17.32-21.64
  • 全長:150.00-130.39
  • バックフォーカス:9.87-27.17

実施例5

  • 焦点距離:28.84-67.90
  • F値:2.91
  • 半画角:34.77-17.67
  • 像高:20.02-21.64
  • 全長:152.61-120.01
  • バックフォーカス:22.71-41.28

独特な光学設計の大口径ズームですね。前玉のみ前方に配置したレンズ構成や望遠側にズームすると際に光学系の全長が短くなる特性は沈胴構造の標準ズームレンズのような設計に見えます。また、最近の非Lレンズと同じく、広角側のイメージサークルが35mm判を満たしておらず、大きな歪曲収差を電子補正する際に隅を引き伸ばす前提の設計と思われます。この設計のレンズが商品化されたら、非常にコンパクトなレンズとなることでしょう。光学系の全長を考慮するとシグマ「28-70mm F2.8 DG DN 」ほど短くはありませんが、沈胴構造だとすると収納性は遥かに良好となりそう。

競合他社が参入しない代わりに、自社で全ての需要をカバーしようと考えているキヤノンのフルラインアップ戦略からすると、このようなコンセプトの大口径ズームが将来的に登場するかもしれませんね。そう言えば、最近ニコンはタムロンOEMと思われる「NIKKOR Z 28-75mm F2.8」をリリースしています。

ちなみにキヤノンがこのような光学系の特許出願を公開するのは最初ではありません。過去に似たようなコンセプトの光学系について特許を出願しています。

参考:RFレンズ一覧

RF ズームレンズ
RF 単焦点レンズ
RF-S レンズ

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