2020年10月8日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。RFマウント用の円周-対角魚眼ズームのようですね。
RF8-15mm F4 FishEye登場なるか?
- 【公開番号】特開2020-166234(P2020-166234A)
- 【公開日】2020年10月8日
- 【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
- 【出願日】2019年12月17日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】広画角かつ小型で、高い光学性能を有するズームレンズを提供する。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 8.10-15.01 8.10-15.07 8.10-14.90 F値 4.10 4.10 4.10 半画角 90.14-90.39 91.51-90.32 91.88-90.31 像高 11.50-21.60 11.50-21.50 11.50-21.60 全長 123.74-109.67 111.33-108.91 105.16-92.68 BF 11.78-24.66 13.13-31.63 13.32-23.08
キヤノンは一眼レフ用の魚眼ズームレンズ「EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM」を2011年に発売しています。広角側で円周魚眼、望遠側で対角魚眼となる珍しいレンズです。この特許出願はバックフォーカスの短さを考慮するとRFマウント向けで同じ特性を持つ魚眼ズームレンズのようですね。
個人的にはEF8-15mmをND・C-PL対応アダプターで使用したほうが面白いのではと思うのですが、最新設計のミラーレス用魚眼ズームがどのようなパフォーマンス・サイズとなるのか気になる所。とは言え、この特許出願が実用化される可能性は不明です。先に揃える必要があるRFレンズはまだまだ多いはず…。
ちなみに今年の4月には「RF8mm F4 Fisheye」のような実施例の特許出願も公開されています。キヤノンは何かしら魚眼レンズを作りたがっているのかもしれません。
参考:RFレンズ・EF魚眼レンズ一覧
RF ズームレンズ
- RF15-35mm F2.8L IS USM
- RF24-70mm F2.8L IS USM
- RF24-105mm F4L IS USM
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- RF28-70mm F2L USM
- RF70-200mm F2.8L IS USM
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
RF 単焦点レンズ
- RF35mm F1.8 Macro IS STM
- RF50mm F1.2L USM
- RF85mm F1.2L USM
- RF85mm F1.2L USM DS
- RF85mm F2 Macro IS STM
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F11 IS STM
EF魚眼
- EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM
- 8mm F3.5 EX DG CIRCULAR FISHEYE
- 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
- AT-X 107 DX Fish Eye
- 12mm F2.8 ED AS NCS FISH-EYE
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