2020年7月9日付けでタムロンの気になる特許出願が公開されています。インナーズーム式「200-700mm F6.5」を含めた超望遠ズームと思われるいくつかの実施例が公開されています。
- 【公開番号】特開2020-106778(P2020-106778A)
- 【公開日】2020年7月9日
- 【発明の名称】ズームレンズ及び撮像装置
- 【出願日】2018年12月28日
- 【出願人】
【識別番号】000133227
【氏名又は名称】株式会社タムロン- 【課題】本件発明の課題は、小型軽量であり、且つ、光学性能の高いズームレンズ及び撮像装置を提供することにある。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 205.426-774.302 204.358-583.896 205.696-775.202 F値 6.583 5.706 6.602-6.597 半画角 6.008-1.586 6.042-2.103 6.000-1.584 像高 21.633 21.633 21.633 全長 415.348 354.884 415.203-415.203 BF 56.1827 47.6948 56.1739 実施例4 実施例5 実施例6 焦点距離 204.246-585.319 F値 5.746-5.742 半画角 6.019-2.087 像高 21.633 全長 354.681 BF 48.0568
バックフォーカスを考慮するとフルサイズ一眼レフ・フルサイズミラーレスどちらでも実現可能な超望遠ズームレンズに見えますね。インナーズーム式の「200-700mm F6.5」や「200-600mm F5.6」を想定している模様。やや暗い開放F値なのでミラーレス用を想定しているのかもしれません。
これが実用化されるかどうか不明ですが、超望遠ズーム「150-600mm」のパイオニアであるタムロンが何か新しいズームレンズを検討していたとしても不思議ではないはず。ちなみに以前は「200-400mm F4」と言った実施例を含む特許出願も公開しています。今後どのようなレンズが登場するのか気になりますねえ。
参考:超望遠ズームと言えば
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
- AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
- FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
- 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM C
- 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM S
- 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM
- APO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5.6 EX DG
- APO 300-800mm F5.6 EX DG HSM
- SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD
- SP150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)
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