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シグマ「35mm F2 DG DN」はソニーFE35mm F1.8を上回る解像性能

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Lenstipがシグマ「35mm F2 DG DN」のレビューを公開。歪曲収差や周辺減光はソフト補正が必須のようですが、解像性能はソニーFE35mm F1.8を上回り、2倍ほど高価なBatis 2/40に匹敵すると評価しています。

バランスの良い優れた準広角レンズ

Lenstip:Sigma C 35 mm f/2 DG DN

  • レンズの紹介
    ・2019年7月に45mm F2.8 DG DNを発表した。非常に頑丈で個性的なレンズであり、これが単なる変わり種なのか、新しいシリーズの幕開けとなるのか判断がつかなかった。
    ・2020年12月に35mm F2 DG DNと65mm F2 DG DNが登場することで、これらが新しい「Iシリーズ」であることが判明した。
  • ビルドクオリティ
    ・総金属製の外装はこのレンズで目を引くポイントだ。プラスチックパーツは見当たらない。フードも金属製だ。
    ・直径26mmの後玉はマウント付近で固定されている。周囲は綺麗に黒塗りだ。
    ・レンズは日本製である。
    ・レンズフード用のマウントも金属製だ。
    ・前玉は固定されて動かない。
    ・レンズ構成は9群10枚。1枚のSLDレンズと3枚の非球面レンズを含んでいる。
  • 携帯性
    ・記載なし。
  • 操作性
    ・幅7.5mmの絞りリングはしっかりとしたグリップでエルゴノミクスが優れている。F2からF22まで表記があり、1/3段ごとにクリックストップがある。全体的にケチのつけようがない絞りリングだ。
    ・幅13mmのフォーカスリングは電子制御式で滑らかに動作する。素早く回転しても回転角は200°を超え、非常に正確な操作が可能である。
  • オートフォーカス
    ・非常に静かで良好に動作する。
    ・AF速度は際立った性能ではないが、遅いとも言えない。全域を移動するのに0.5秒かかる。
    ・精度は良好だと思うが、素晴らしいものではない。良好な照明状態でも予期しないミスショットが発生する場合があった。幸いにも頻度は少ない。
  • マニュアルフォーカス
    ・記載なし。
  • 手ぶれ補正
    ・記載なし。
  • 解像性能
    ・α7R IIIのRAWファイルで測定している。
    ・良像の基準値は39~41lpmmだ。
    ・最良の単焦点レンズで70lpmmを超えることができる。
    ・今のところレコードは80.4lpmmだ。
    ・中央は見事な性能である。絞り開放から55lpmmの結果となり、これは高画質を意味している。F4まで絞ると77.3lpmmと際立った水準まで素早く向上する。
    ・ミラーレスの広角レンズは周辺画質が低下するものだが、シグマのレンズはこれに当てはまらない。
    ・APS-Cフレームの端では66lpmmの非常に良好な水準に達し、フルサイズの端でも55~56lpmmに達する。
    ・絞り開放付近ではBatis 2/40やFE35mm F1.8よりも優れている。F2.8まで絞ると3本のレンズはほぼ同性能となるが、F4ではシグマとツアイスがソニーよりも少し優れた結果となる。
  • 像面湾曲
    ・記載なし。
  • ボケ
    ・ボケは良好だが、それ以上のものではない。非球面レンズの影響が見られ、玉ねぎボケの兆候がある。
    ・F2.8まで絞ると口径食はほぼ完全に解消する。
  • 色収差
    ・軸上色収差に深刻な問題は見当たらない。絞り開放では僅かな色づきに気が付くことがあるが、絞ると完全に解消する。
    ・倍率色収差は絞り値による変動が少なく、0.03~0.05の数値で安定している。賞賛すべきパフォーマンスだ。
  • 球面収差
    ・目立った球面収差の影響は見られない。
    ・前後の玉ボケにおける描写は異なるが、これらの違いは顕著ではない。
  • 歪曲収差
    ・Contemporaryラインはサイズ・重量・性能・価格・妥協のバランスが取れたレンズである。このため、歪曲収差は妥協しやすいカテゴリだ。
    ・我々のテスト結果を確認すると、光学設計は歪曲収差の優先順序が低かったことが判る。
    ・APS-Cフレームでは-1.04%の僅かな樽型となり、フルサイズでは-1.94%と目立つ水準まで増加する。
    ・歪曲収差の補正をソフトウェアに丸投げする傾向は我々の評価軸では賞賛できないポイントだ。
    ・ソニーFE35mm F1.8は光学的に補正し、実質的にゼロとなっている。ツアイスBatis 2/40も良好だ。
  • 周辺減光
    ・周辺減光は絞り開放で-3.64EVに達する大きな数値だ。
    ・F2.8まで絞っても-2.44EVと非常に高レベルだ。
    ・F4~F5.6まで絞っても目に見える減光が発生する。
    ・中央付近の光量落ちは穏やかだが、像高6割あたりから光量落ちが加速する。
  • コマ収差・非点収差
    ・コマ収差は目立たないが、フレーム隅で僅かな変形に気が付くことがある。
    ・ソニーやツアイスと比べて遥かに優れた結果だ。
    ・非点収差の平均さは10.5%と中程度の数値だ。このカテゴリはライバルのほうが良好だが、不満を言うほどの問題ではない。
  • 逆光耐性
    ・逆光耐性はとても良好だ。
    ・フレアは太陽が様々な位置で発生するものの、大部分は目立たない僅かなフレアに抑えられている。
    ・絞った際に太陽がフレーム中央付近にあるとフレアが少し強くなる。
    ・とても良好だが、もっとも改善できたかもしれない。例えばソニーFE35mm F1.8はより良好だ。
  • 作例集

総評

欠点は多かれ少なかれ、シグマContemporaryには付き物の問題だ。適切なバランスを維持するために妥協する必要があるだろう。歪曲や周辺減光はソフトウェアでの補正が最も簡単なカテゴリであり、光学設計上で妥協することはしばしばある。

長所を見ると、画質は非常に高価なBatis 2/40よりも悪くなく、シャープネスはソニーFE35mm F1.8を打ち負かすものだ。

売り出し価格の640ドルはContemporaryラインとしては少し高すぎると感じるかもしれない。700ドルで35mm F1.4 DG HSMを買えるのだから、それはもっともな意見だ。とは言え、このレンズは2倍ほど高価なBatisに匹敵する可能性を備え、750ドルのソニーよりも優れている。

長所:頑丈な金属鏡筒・優れた中央画質・非常に良好なAPS-C画質・フルサイズ端の良好な画質・穏やかな球面収差・軸上色収差がきちんと補正されている・無視できる倍率色収差・コマ収差がきちんと補正されている・APS-Cで穏やかな周辺減光・静かで効果的なAF・2つのレンズキャップ

短所:フルサイズで大きな周辺減光・このような画角で歪曲はより小さいと良かった

とのこと。
主な欠点は後処理しやすい歪曲収差と周辺減光のみであり、解像性能や諸収差の補正は優れているようですね。歪曲収差を後処理に依存する方向性はDG DN Artラインでも見られる傾向であり、お馴染みと感じる人も多いはず。歪曲収差の補正にはレンズプロファイルが必要で、Adobe Camera Rawの対応が少し遅いのは残念。

私も発売日に購入し、α7Cと組み合わせて利用しています。個人的に欠点を感じるポイントはLenstipよりも多く、ピント距離によって変動する歪曲収差や非点収差、そして画角には注意が必要と感じています。

特に歪曲収差は最短撮影距離付近で糸巻き型へと変化し、無限遠で穏やかな樽型歪曲へ変化する特殊な傾向が見られます。接写で糸巻き型歪曲が問題となるシーンは少ないかもしれませんが、補正する場合は気を付けたいポイント。

遠景の解像性能は確かに良好で、特にコマ収差補正は優れていると感じます。35mm F2クラスのレンズで四隅まで目立たないコマ収差補正を実現しているのは貴重な存在。軸上色収差の影響も少ないので、夜景でも使いやすい。

シグマ「35mm F2 DG DN | Contemporary」交換レンズデータベース

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