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ソニー「α7C」はコンパクトなフルサイズだが色々と妥協が必要

ePHOTOzineがソニー「α7C」のレビューを掲載。小型軽量なボディ内手ぶれ補正搭載のフルサイズミラーレスとして評価する一方、操作性や刷新の見られないメニューシステムなどについて指摘しています。

小型軽量なフルサイズだが…

ePHOTOzine:Sony Alpha A7C Review

  • カメラの紹介
    ・ボディ内手ぶれ補正搭載モデルとしては最小最軽量のフルサイズミラーレスだ。
    ・最小のフルサイズミラーレスはSigma fpである。
    ・2400万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。
    ・常用ISO感度100~51200だ。
    ・フレームの約93%をカバーする693点の位相差AFシステムを搭載。
    ・AF/AE追従の10コマ秒連写に対応。
    ・沈胴式28-60mmキットレンズ付属。
  • ビルド・外観
    ・カメラの大部分はマグネシウム合金のモノコック構造だ。しっかりとした作りで頑丈な感じだ。
    ・防塵防滴仕様だが、バッテリーカバーやメモリーカードのドアに防塵防滴処理を見つけることは出来なかった。
    ・大容量のZバッテリーを使用するため、バッテリーライフは優れている。
    ・キットレンズの28-60mmはズームレンジが狭く、ボケは単焦点レンズほど心地よい描写ではない。また、RAW現像すると、歪曲収差が目立つ。60mm側で画質がソフトになることもあり、我々のお気に入りレンズとはならなかった。広角端が28mmであるのも残念だ。
  • 携帯性
    ・フルサイズミラーレスとしてはコンパクトなカメラだ。
  • グリップ
    ・一部のカメラほどグリップは大きくない。
    ・グリップのカバーは他のカメラほどしっかりグリップできない。
  • 操作性
    ・α7 IIIと比較するとボタン数が少ない。
    ・背面には2つのコマンドダイヤルがある。
    ・フロントダイヤルが無いので、α7 IIIなどのカメラと比べて操作が厄介となる可能性がある。
    ・6つの背面ボタンと動画ボタンをカスタマイズ可能だ。
    ・AELボタンは無いが、AF-ONボタンをカスタマイズして対応可能だ。
    ・露出補正ダイヤルは誤操作の可能性がある。
  • 手ぶれ補正
    ・1/60秒で撮影してもシャープにならない時があった。恐らくシャッターショックのためだろう。
    (訳注:このカメラは電子先幕固定のため、おそらくレビュワーのミスではないかなと…)
  • ファインダー
    ・236万ドットのパネルはモニタと一致した色再現だ。
    ・0.59倍のファインダー倍率はこの価格帯のカメラとしてはかなり小さい。
    ・アイカップは小さく、あまり良くない。
  • モニター
    ・3.0型92万ドットのモニタは大部分の競合製品よりも解像度が低い。
    ・モニタのアスペクト比は4:3なので、α6xxx系の16:9よりも優れている。
    ・バリアングルモニタのため、自撮りや反転してモニタを保護することも可能だ。
  • メニューシステム
    ・α7S IIIの新メニューシステムは継承されていない。
    ・タッチ操作は不可能だ。
    ・Fnメニューもタッチ操作に対応していない。
    ・Fnメニューは静止画と動画でカスタマイズを切替可能だ。
  • オートフォーカス
    ・非常に高速だ。
    ・-4EVまでの低照度AFに対応している。
    ・機能が多いので、最適な設定を見つけるまで時間がかかるかもしれない。
    ・高速AFだが、ミスショットが発生する場合もあった。
    ・人間と動物の瞳を検出するが、これは切り替える必要がある。自動切換えがないのは残念だ。
  • 連写性能
    ・最大で223コマのJPEGか115枚の圧縮RAWを連写可能だ。
    ・最大で10コマ秒の連写速度に対応している。
  • 高感度ISOノイズ
    ・ISO1600~3200で細部のディテールが欠け始める。
    ・ISO6400ではさらにディテールが損失する。
    ・ISO12800~25600でさらに低下するものの、ノイズはきちんと抑えられているように見える。彩度は良好なままだ。
    ・ISO51200ではノイズがさらに強くなる。これ以上は避けたほうが良いだろう。
  • ダイナミックレンジ
    ・露出とダイナミックレンジはどちらも優れている。さらにDROで拡張も可能だ。
  • 仕上がり機能
    ・肌の色合いは良好で温かみのある結果が得られる。
    ・AWBは混合照明・昼白光で良好に機能した。
  • 動画
    ・バリアングルモニタのためVlogに最適だ。
    ・4K 60pには対応していない。
    ・28-60mmとは別のレンズが必要となるかもしれない。
    ・4K 25/24pでフル画角のオーバーサンプリングが可能だ。
    ・4K 30pの場合は1.2倍のクロップが発生する。
    ・4:2:0 8Bitの内部記録に対応している。
    ・4:2:2 8Bitでの外部出力が可能だ。
    ・優れたAFが役に立つ。

総評

本質的にはα7 IIIとよく似ているが、ボディが小さいので多くの妥協点がある。コマンドダイヤルやSDカードスロットは一つのみ、そして小さなEVFや窮屈なコントロールを備えている。比較するとα7 IIIのエルゴノミクスは優れている。

様々なフルサイズミラーレスの選択肢がある中で、α7Cが選ばれるかは分からない。しかし、バリアングルモニタはVloggerや動画撮影にとって有益となるはずだ。万人向けとは言えないが、誰かにとって最適なカメラとなる可能性はある。

キットレンズはコンパクトだが、柔軟性が低く、フルサイズらしいボケも得られない。α7Cと相性の良いコンパクトな単焦点レンズを探すべきだろう。

長所:小型レンズと組み合わせることでコンパクト・非常に優れた画質とノイズ耐性・バリアングルモニタ・高速AF・ボディ内手ぶれ補正・バッテリーライフ

短所:新メニューシステムではない・タッチ操作の機能が限定的・28-60mmのキットレンズ・サイズからくる妥協・ボディ内RAW現像不可・小型EVF

とのこと。
比較的甘口レビューが多いePHOTOzineとしては少し低めの評価となっている模様。小型軽量でバリアングルモニタ・ボディ内手ぶれ補正を評価する一方、柔軟性に欠けるキットレンズや妥協が必要な操作性・EVFを指摘。

私も発売日にα7Cを購入し、同じような印象を持ちました。悪いカメラでは無いのですが、操作性には妥協が必要で、ファインダーの小ささも人によっては許容範囲外と感じるはず。

小型と言ってもそこまでコンパクトでは無く、フラットなボディデザインのおかげで収納性が少し良い感じ。グリップの形状が2世代くらい逆行してしまったのは非常に残念と感じています。

そして、このコンパクトデザインと相性の良いレンズは限られてくるかなと。ePHOTOzineが述べているように、28-60mmでは無く明るくコンパクトな単焦点レンズのほうが合っているかもしれませんね。20mm F2.8のようなキットレンズがあっても良かったのかなと。
とは言え、ソニーEマウントにはコンパクトな単焦点レンズが数多く存在するので、レンズラインアップに困ることは無いはず。

家族写真や素早く動体追従したい場合に「AF-ON」ボタンでトラッキング機能を利用することが出来るのは便利。使用目的(主にカジュアルユース)と価格の折り合いがつけば面白い選択肢だと思います。AF枠の色変更や連写撮影のグループ表示など、細かい部分に改善が見られるのも一つのポイント。

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