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ソニー「FE 35mm F1.4 GM」は拍手喝采の解像性能

Lenstipがソニー「FE 35mm F1.4 GM」のレビューを公開。欠点は周辺減光のみで、解像性能はシグマ105mm F2.8 DG DN並、ボケは非常に良好で、諸収差の補正も優れている模様。拍手喝采がここまで連発するのは珍しい。

間違いなく優れたレンズ

Lenstip:Sony FE 35 mm f/1.4 GM

  • レンズの紹介
    ・ソニーEマウントの35mmは2013年に登場した35mm F2.8から始まり、2015年に35mm F1.4 ZAが登場、そして2019年には35mm F1.8がリリースされた。
    ・ソニーEマウントの35mmがほぼ完成したと思ったら、2021年に35mm F1.4 GMが登場したので驚いた。ツアイスと同じパラメータだが、小型軽量でより複雑な光学設計と効果的なリニアモーターを搭載している。
    ・発売前にソニーからプリプロダクションモデルを送ってもらったのでテストすることが出来た。
  • ビルドクオリティ
    ・35mm F1.4レンズの中では最も複雑な光学設計だ。ただし、レンズは重くも大きくもない。依然としてツアイスが最も大きいままだ。
    ・金属マウント付近には直径33mmの後玉が配置されている。
    ・レンズマウント付近の外装はプラスチック製だ。
    ・レンズの製造国はタイである。
    ・直径43mmの前玉が固定されている。
    ・フィルター径は67mmだ。
    ・レンズ構成は10群14枚で、2枚のXAレンズと1枚のEDレンズを含む。
    ・11枚の絞り羽根を備え、F1.4からF16の間で操作可能だ。
    ・レンズには前後のキャップとフード、そして頑丈でスタイリッシュなケースが付属する。
  • 携帯性
    ・記載なし。
  • 操作性
    ・幅19mmの絞りリングは1/3段ごとに動作する。きちんと動作し、クリックを解除することも可能だ。これが動画撮影者にとって朗報である。
    ・フォーカスロックボタンとAF/MFスイッチを搭載している。
  • オートフォーカス
    ・α7R IIとの組み合わせでノイズレスだ。
    ・ピント全域を移動するには0.8~0.9秒ほどかかるので、賞賛すべきパフォーマンスではない。ジャーナリズムレンズとしては遅い。
    ・α7R IVと組み合わせるとパフォーマンスが向上する。遥かに高速となり、全域を0.5秒もかからずに移動する。非常に良好な結果だ。
    ・面白いことに35mm F1.8はさらに高速である。
    ・フォーカス精度はケチのつけようがない。屋内でも屋外でも非常に良好だ。
  • マニュアルフォーカス
    ・24mm幅のフォーカスリングは電子制御でピントを操作する。ピント移動量は回転速度にもよるが、約120~150°だ。
    (訳注:リニアなレスポンスのため回転角は一定だと思われますが…)
  • 手ぶれ補正
    ・記載なし。
  • 解像性能
    ・α7R IIIのRAWファイルで測定している。
    ・良像の基準値は約39-41lpmmだ。
    ・最高の単焦点レンズで70lpmmを超えることができる。
    ・今のところシグマ105mm F2.8 DG DNが80.4lpmmを記録している。
    ・中央は本当に素晴らしい結果であり、105mm F2.8 DG DNのレコードに近い。
    ・絞り開放から中央は既に66lpmmを超える。35mm F2.8 ZAでは絞っても達成しなかった数値だ。
    ・F2.8まで絞ると78.9lpmmに達し、フォクトレンダーのレコードを打ち破る。
    ・F4まで絞ると79.7lpmmまで向上する。誤差の範囲でレコードのシグマと同等だ。
    ・APS-Cフレームも最上級だ。F1.4で既に49lpmmの良好な結果を得ることが出来た。絞ると70lpmmまで向上する。これは一部の単焦点レンズでフレーム中央でも到達しない数値だ。
    ・フルサイズ端もケチのつけようがない。F1.4で43.6lpmmとなり良像を上回っている。絞ると素早く改善し、F2.8からF5.6で約58lpmmの非常に良好な水準となる。
    ・弱点は何一つ存在しない。拍手喝采!
  • 像面湾曲
    ・記載なし。
  • ボケ
    ・ボケは非常に良好だ。
    ・非球面レンズを使用しているものの、玉ねぎボケの兆候は全く見られない。
    ・縁取りは強く無く、口径食はF1.4で目に付くだけだ。F2まで絞ると改善し、F2.8までに解消する。
  • 色収差
    ・軸上色収差は完璧な補正状態では無いが大きな問題は無い。面白いことに、ボケに色づきが見られるのは分かるが、被写界深度内の境界近くで色づきが見られる。1段絞ると改善するがまだ目に付く。
    ・倍率色収差の補正状態は極めて良好だ。全域で0.02%であり、等倍でチェックしても全く認識できないくらいである。
  • 球面収差
    ・球面収差について大きな影響は見られない。
  • 歪曲収差
    ・FE 35mm F1.8の状態に近い。APS-Cでは実質ゼロ、フルサイズで+0.73%の糸巻き型だ。
    ・35mm F1.8よりも少し悪いが、実写で気になることは無いはずだ。
  • 周辺減光
    ・APS-CのF1.4で-1.12EVとなる。F2まで絞れば問題無い。
    ・フルサイズのF1.4では-3.08EVの目立つ減光が発生する。
    ・F2まで絞っても-2.00EVと目立つ。さらに絞ってもあまり改善しない。
    ・F2.8で-1.63EV、F4で-1.34EVとなる。
  • コマ収差
    ・35mm F1.8はコマ収差について指摘する部分があったものの、このレンズの補正状態はセンセーショナルだ。
    ・絞り開放のフルサイズ四隅でも収差の影響は気づきにくい。拍手喝采だ!
    ・非点収差はわずか1.4%で無視できる水準である。
  • 逆光耐性
    ・複雑な広角レンズにも関わらず、逆光耐性は非常に良好だ。
    ・ゴーストはほとんど見えず、コントラストの大幅な低下は見られない。グッジョブだ!
  • 作例集

総評

このレンズについて長く書く必要は無いだろう。記録的な解像性能を備え、欠点は一つだけだ。エディターズチョイスに相応しい優れたレンズで間違いない。このような製品が市場により増えればいいのにと思っている。

長所:頑丈な外装・防塵防滴・センセーショナルな中央画質・非常に良好なAPS-C画質・良好なフルサイズ隅の画質・無視できる倍率色収差・球面収差の問題ナシ・きちんとした歪曲収差補正・優れたコマ収差補正・非点収差が実質ゼロ・逆光耐性・ボケが非常に良好・静かで高速なAF

短所:絞っても解消しない周辺減光

とのこと。
ここまでLenstipがべた褒めするのは久しぶりですね。35mmと比較的画角の広い広角単焦点レンズですが、周辺まで高解像で、ボケも綺麗で、諸収差の補正状態も非常に良好な状態を維持している模様。これで小型軽量で防塵防滴、そしてXDリニア駆動なのだから文句ナシと言うのも理解できます。周辺減光が目立つのはレンズサイズを考慮すると妥協すべきポイントでしょうか?

希望小売価格はFE 24mm F1.4 GMと同程度。価格が安定したら16万円程度で購入することが出来るかもしれませんね。レンズのパフォーマンスとサイズを考えると、純正レンズにしては安く感じます。

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