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FE 35mm F1.8 改善すべき点は残されているが小型軽量で高性能なレンズ

Photographylifeがソニー「FE 35mm F1.8」のレビューを掲載。クラス最高のレンズではないものの、キヤノンやニコンとほぼ互角の解像性能を発揮し、小型軽量で高速AFを利用できると評価。高めの倍率色収差や隅にしつこく残る周辺減光などを指摘。

Photographylife:Sony FE 35mm f/1.8 Review

  • 外観:レンズの作りは悪くないが、ハイエンドレンズと比べると明らかに質感が劣る。55mmフィルターに対応。
  • 構造:防塵防滴には非対応。リニアモーターのため通電していない状態ではフォーカスレンズが前後に動く。
  • 携帯性:このタイプのレンズとしては軽量。何も考えずに携帯することができる。
  • 操作性:絞りリング以外はすべてそろっている。
  • AF:高速かつ静かで正確に動作する。マクロほどではないがクローズアップに対応。
  • MF:記載なし。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:開放からシャープでF4~F5.6でピーク。
  • 像面湾曲:わずかな影響がみられる。
  • ボケ:色収差と縁取りがみられる。個人的には不快と感じないが、柔らかい描写が好きな人は満足できないかもしれない。
  • 軸上色収差:記載なし。
  • 倍率色収差:絞り開放では穏やかだが、絞ると非常に目立つ。キヤノンやニコンよりも悪い。
  • 球面収差:絞るとわずかにピントの山が移動する。
  • 歪曲収差:わずかな糸巻き型。
  • 周辺減光:穏やかだが隅に改善しない減光が発生する。修正するのが難しい。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:良好。
  • 光条:シャープで見栄えの良い描写。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:クラス最高の性能ではなく、後継モデルに向けて改善すべき余地は残されている。しかし、小型軽量で高性能。全体的な印象はとてもポジティブ。注意点は周辺減光で、修正するのに時間がかかること。販売価格は多少高めと感じる。
  • 競合について:キヤノンやニコンの競合製品と比べて、解像性能は多少の差はあれど互角に見える。
  • 備考

とのこと。
2019年に発売したソニーで最も新しい「無印(非G・GM)」のFE単焦点レンズ(ズームレンズとしては「FE 28-60mm F4-5.6」が存在)。このクラスでは小型軽量で、キヤノンやニコン、パナソニックの競合製品よりもコンパクト。防塵防滴には非対応ですが、リニアモーターによる高速AFを期待できます。販売価格は高めですが、ここ最近の純正35mm F1.8としては寧ろ安いほうと言えるでしょう。

Photographylifeのレビューでは、いくつか欠点があるものの致命的な問題は無さそうです。周辺減光や倍率色収差などはレンズプロファイルによる補正を前提としているものの、小型軽量な35mm F1.8としては妥協できる範囲内。

私も過去にこのレンズを使用していたことがあります。確かに周辺減光が強く、絞ってもレンズ補正は必須だと感じました。特に絞りを閉じた風景写真でも光量落ちが目立つことがあるので、自動補正は必須かなと。その一方で、AFは非常に高速で、35mmレンズの明るいレンズの中では最速。スナップや素早く動く被写体を捕捉したいのであればおススメです。

ソニー FE 35mm F1.8 最新情報まとめ

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