Canon Watchが間もなく発表と噂の「EOS R3」に関するプレスリリースをリークしています。新開発2410万画素BSI積層CMOS、30fps連写、ブラックアウトフリー、576万ドット120fpsEVF、6K 60p RAWなどなど。
Canon Watch:HERE IS THE CANON EOS R3 PRESS RELEASE (IT’S 24MP, $5999, 6K, BLACKOUT-FREE EVF)
発表まであと数時間だが、匿名の情報提供によりEOS R3のプレスリリースを入手した。
EOSの革新は続く。最新技術を搭載したフルサイズミラーレスカメラ「EOS R3」を正式発表
キヤノンは、「EOS R」シリーズの成功を受けて、フルサイズミラーレスカメラのさらなる進化を目指し、プロ仕様の「EOS R3」を発表しました。この新カメラは、2018年の初代EOS Rの発売以来、キヤノンが培ってきた技術の進歩を活かし、絶大な人気を誇るEOS R5と世界的に有名なキヤノンのフラッグシップモデルEOS-1D Xラインの間を埋めるものです。EOS R3は、1998年に発売された、広く使われているフィルムカメラEOS-3以来のキヤノンの「3」シリーズのカメラです。
「EOS R3」の特徴は、優れたAF性能と動きの速い被写体への対応力を重視していることです。このカメラの特徴は、優れたAF性能と動きの速い被写体への対応力を重視しており、厳しい環境下でもプロが求める信頼性と耐久性を実現しています。
EOS R3の発売は、キヤノンEOS Rカメラシステムの新たなベンチマークとなるものです。キヤノンU.S.A.イメージングテクノロジー&コミュニケーショングループのエグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーは、「EOS R3の発売は、キヤノンEOS Rカメラシステムの新たな基準となるもので、プロの声に耳を傾けながら、その基準に合うカメラを開発しました。EOS R3は、デジタルイメージング技術の記念すべき進化形です。スポーツイベントのサイドラインや、世界中の自然や野生動物の写真家がこのカメラを手にするのを楽しみにしています」。
EOS R3の心臓部には、キヤノンが設計・製造した2,410万画素の裏面照射型積層型CMOSセンサーが搭載されています。このセンサーとDIGIC Xプロセッサーを組み合わせることで、高速読み出しを実現し、電子(サイレント)シャッターモードで最大30コマ/秒、メカニカルシャッターで最大12コマ/秒、ローリング電子シャッター歪みを最小限に抑えたブラックアウトフリーの連続撮影が可能になりました。また、この組み合わせにより、静止画では最大204,800まで拡張可能なネイティブISOレンジ100-102400の高感度、光の取り込み効率が向上します。EOS R5、R6と同様に、1,053点のAFポイントを持つ改良型デュアルピクセルCMOS AF IIを搭載し、EOS iTRを進化させることで、目、顔、頭、動物2、一部の車やバイクなどの被写体に対してEV -7.5まで追従します。さらに、最大8段3のボディ内手ブレ補正機能を搭載しています。
「EOS R3」は、好評を博した「EOS R5」「EOS R6」の技術と性能を活かし、「Deep-Learning」技術により、瞳や体の検出機能をさらに強化し、ポートレートやアクション撮影時の性能を向上させています。576万ドット、120fpsのブラックアウトフリーの電子ビューファインダーを搭載し、AFを開始したいファインダー位置を直接見るだけで、AF追従の初期エリアを選択することが可能になります。瞳AF2とサーボAFを使用すると、動いている被写体にピントを合わせて追尾します。「顔検出+追尾」の場合は、AFエリア全体で動く被写体を追尾し続けます。
EOS R3は静止画だけでなく、動画にも力を入れています。6K 60p RAWおよび4K 120p 10bitのノンクロップ動画をCanon Log 3に対応させ、さらにオーバーサンプリングした4KおよびRAW動画の内部記録が可能です。Canon Log 3は、映画制作の現場で頻繁に使用されており、ハイライトの白飛びを低減するのに役立ちます。さらに、業界標準のBT.709、BT.2020の色域、シネマガマットなどの機能により、色や階調の一貫性を保つことができます。また、5軸ボディ内手ぶれ補正を搭載することで、光学式ISを搭載していないレンズを使用した場合でも、撮影者の動きや手ぶれを補正し、安定した映像を撮影することができます。
フルサイズミラーレスカメラ「EOS R3」には、以下のような特長があります。
- スピードライトEL-1をはじめとする様々なアクセサリーに対応した次世代マルチファンクションシュー、スピードライトトランスミッターST-E10、外部マイク、スマートフォンリンクアダプターなどの新アクセサリーを搭載。
- ボディと縦位置グリップ部を一体化したマグネシウム合金製の一体型デザイン
- カメラ機種「EOS-1D」と同等の耐候性・防塵性を実現
- iOS®およびAndroid®端末用アプリケーション「Mobile File Transmitter」により、有線LAN機器を介さずに、撮影した画像を素早く簡単に転送可能
- 有線LAN、5GHz Wi-Fi®、USB、Bluetooth®の各技術を内蔵
- デュアルカードスロットで、CF ExpressとUHS-II SDにそれぞれ1枚ずつ対応
フルサイズミラーレスカメラ「キヤノンEOS R3」は、2021年11月に希望小売価格5999.99ドル*で発売を予定しています。
とのこと。
(この情報が本当だとしたら)プレスリリースに含まれている新情報は以下の通り。
- 2410万画素 裏面照射型積層型CMOSセンサー
- メカニカルシャッター 12コマ秒連写に対応
- ブラックアウトフリー連写に対応
- ISO 100-102400(拡張204800)
- 改良型デュアルピクセルCMOS AF II
・動物認識2
・瞳AF2 - 576万ドット 120fps ファインダー
- 6K 60p RAW
- 4K 120p 10bit
- 5999.9ドル
- 11月下旬発売
電子シャッター30コマ秒の連写に加えて、12コマ秒のメカニカルシャッターにも対応している模様。と言っても、電子シャッターでストロボ撮影まで対応していると言われているのでメカニカルシャッターの必要性はそう高くないかもしれません。それでも必要な時はソニーα1よりも2コマ秒高速なメカニカルシャッターを利用することが出来そうです。
そして、当然のようにブラックアウトフリーの連写撮影に対応するようです。従来のEOS Rシリーズは高速連写時にレックビューへ切り替わってしまうので、動体を追従し辛かったのですよね。この点で真のブラックアウトフリー(連写時もライブビューを維持)となっていれば面白いカメラとなりそうです。EOS R5は電子シャッターを使用するとシャドウ側のダイナミックレンジが少し狭くなるのですが、EOS R3で同じ傾向となるのか気になるところ。
ファインダーは新たに視線入力AFに対応するものの、パネルは576万ドットの120fpsとこのクラスでは一般的な仕様。ソニーのような944万ドットの高解像パネルでは無さそうです。EOS R5と同じ仕様に見えますが、光学系は異なると思うので、実際の見え具合は異なる可能性あり。
動画は6K 60p RAWに対応するとのこと。4K以上、8K未満の面白い選択肢となりそうですね。特に6K 60p動画機として見ると、競合する民生用カメラは少ないはず。
EOS R3は噂通り11月下旬発売予定で6000ドル未満での予約販売開始となるようです。キヤノンや競合他社のフラッグシップモデルよりも少し安く、「準フラッグシップモデル」と言ったところでしょうか?
EOS R3 | |||
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噂のまとめ
EOS R3
イメージセンサー・プロセッサ
- 自社開発・製造のフルサイズ裏面照射積層CMOSセンサー採用
- 高性能映像エンジン?DIGIC X?搭載
- レンズ内光学式手ブレ補正機構とボディ内5軸手ブレ補正機構との協調制御で?約8.0段
- 「解像度のトリック」がある?(噂)
- 2410万画素
連写性能・ドライブ
- 電子シャッター最高約30コマ/秒のAF・AE追従撮影
- RAW撮影においても最高約30コマ/秒の高速連続撮影を実現
- 電子シャッターにおける静止画の歪みを大幅低減
- 電子シャッター撮影時にもストロボ撮影が可能
- ブラックアウトフリー
AF
- AF低輝度限界 EV-7.0以上(F1.2レンズ使用時)
- ディープラーニング技術の活用により、人物の頭部・瞳の検出機能の向上
- 新たに胴体の検出を実現
- ポートレート・スポーツ撮影のAFトラッキング性能を強化
- モータースポーツ(車・バイク)も認識可能
- 視線入力対応ファインダーを新搭載
インターフェース・通信
- CFexpress・SDカード両メディアに対応
・EOS R5と同じ構成 - Mobile File Transferに対応
- 有線LAN搭載
- 5GHz無線搭載(11ac相当)
- データ通信や電源供給が可能な新アクセサリーシュー搭載
- インターフェース(プリプロダクションモデル)
・マイク/ヘッドホン
・USB
・HDMI
・フラッシュ同調
・有線LAN
・リモートレリーズ
動画
- 4K Canon Log 3に対応
- 4K オーバーサンプリングの実現
- RAW動画内部記録
- 動画撮影中に人物・動物・モータースポーツの被写体追尾が可能
- 6K 60p RAW
- 4K 120p 10bit
ボディ
- EOS-1D系と同等の防塵・防滴性能
- 縦位置グリップ一体型
- マグネシウム合金採用
- マルチコントローラー、スマートコントローラーを採用
- メイン電子ダイヤル、サブ電子ダイヤル1・2と3つの電子ダイヤル
- バリアングルモニター搭載
- バッテリーパックLP-E19?を採用
価格・発売時期など
- プロフェッショナルモデルではなく、ハイアマチュアモデル
- 6000ドル未満
- 6099ユーロ
- 供給体制が整ってから発表される(噂)
- 2021年9月14日 前後となる?(噂)
- 11月下旬発売予定
RF100-400mm F5.6-8 IS USM
- 649.99ドル
- 10月下旬発売予定
- 焦点距離:100-400mm
- 絞り値:F5.6-F8
- 絞り羽根:
- レンズ構成:
- 最短撮影距離:0.88m
- 最大撮影倍率:0.41倍
- フィルター径:
- サイズ:φ
- 重量:g
- 防塵防滴:
- AF:Nano USM
- 手ぶれ補正:5.5段分
- その他機能:
・
RF16mm F2.8 STM
- 299ドル
- 10月下旬発売予定
- 焦点距離:16mm
- 絞り値:F2.8-
- 絞り羽根:
- レンズ構成:7群9枚(非球面レンズ1枚)
- 最短撮影距離:0.13m
- 最大撮影倍率:0.26倍
- フィルター径:43mm
- サイズ:φ mm×40.1mm
- 重量:g
- 防塵防滴:
- AF:
- 手ぶれ補正:
- その他機能:
・
- SKU:4111C005:交換レンズ:RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- SKU:4112C005:交換レンズ:RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
- SKU:4113C005:交換レンズ:エクステンダーRF1.4×
- SKU:4114C005:交換レンズ:エクステンダーRF2.0×
- SKU:4234C005:交換レンズ:RF85mm F2 マクロ IS STM
- SKU:4318C005:交換レンズ:RF70-200mm F4 L IS USM
- SKU:4514C005:交換レンズ:RF100mm F2.8L MACRO IS USM
- SKU:4515C005:交換レンズ:RF50mm F1.8 STM
- SKU:4857C005:交換レンズ:RF14-35mm F4 L IS USM
- SKU:5051C005:交換レンズ:?
- SKU:5050C005:交換レンズ:?
- SKU:3450C005:交換レンズ:RF85mm F1.2L USM DS
- SKU:3792C005:交換レンズ:RF70-200mm F2.8L IS USM
- SKU:3986C005:交換レンズ:RF600mm F11 IS STM
- SKU:3987C005:交換レンズ:RF800mm F11 IS STM
参考:そのほかのEOS R関連の噂情報
EOS Rカメラに関する噂
ボディ
- 新しいメニューシステムが開発中
- EOS RPに代わる新しいエントリーモデル
・EOS RPよりも低価格
・2021年前半
・999ドル以下
・製造上の問題で遅れる可能性あり - EOS RP後継の上位ボディ
・EOS RPよりも高価
・EOS R6とRPの中間
・製造上の問題で遅れる可能性あり - APS-C RF
・2021年発表の可能性がある
・2021年後半
・静止画と動画の両方で訴求力がある
・EOS RPより小さくなるわけではない
・RF-Sレンズの計画はない
・新型APS-Cセンサー
・新型APS-Hセンサー
・2000万画素・3250万画素・4500万画素のプロトタイプが存在する
・DIGIC Xプロセッサ
・デュアルピクセルCMOS AF II
・4K UHD 60p・Full HD 120p・10Bit内部記録
・5軸ボディ内手ぶれ補正 - EOS R8
・Vlogger向けAPS-C - EOS R9
・エントリーAPS-C - EOS R5の高解像タイプ
・登場する可能性が高い
・EOS R5の2倍の解像度
・9000万画素
・R5より高解像なファインダー
・登場時期は不明 - RFマウントのシネマEOS?
・EOS C50
・EOS C90
レンズ
- TS-R 14mm F4L
・2021年後半
・高画素モデルと共に登場 - TS-R 24mm F3.5L
・2021年後半
・高画素モデルと共に登場 - RF18-45mm f/4-5.6 IS STM
・もともと2021年第一四半期で発表される予定だったが延期 - RF24mm f/1.8 IS STM Macro
・コンパクトな広角マクロは第4四半期に登場予定だった
・計画は2022年まで延期された - RF35mm F1.2 L USM
・2021年Q4 - RF300mm F2.8
・2022年 - RF400mm F4 DO IS USM
・2022年 - RF500mm F4 L IS USM
・2022年 - RF200-500mm F4 L IS USM
・2022年
参考:現行のRFレンズ一覧
RF ズームレンズ
- RF15-35mm F2.8L IS USM
- RF24-70mm F2.8L IS USM
- RF24-105mm F4L IS USM
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- RF28-70mm F2L USM
- RF70-200mm F2.8L IS USM
- RF70-200mm F4 L IS USM
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
RF 単焦点レンズ
- RF35mm F1.8 Macro IS STM
- RF50mm F1.2L USM
- RF50mm F1.8 STM
- RF85mm F1.2L USM
- RF85mm F1.2L USM DS
- RF85mm F2 Macro IS STM
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F11 IS STM
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