ニコンは年内にAPS-CとフルサイズのZカメラを1台ずつ発表する？

Nikon Rumorsが新型ミラーレスについて噂情報を発信。年内に2台の新しいカメラが登場するとし、1台はAPS-Cの「Z 30」、もう1台はフルサイズミラーレスとしつつ詳細は不明とのこと。

Nikon Rumors：Nikon is rumored to announce two new cameras this year: Nikon Z30 and… I don’t know

ニコンは、今年2つの新しいカメラを発表すると噂されている。おそらくAPS-Cとフルサイズが一つずつあり、すでに認証機関に登録されている。最初のカメラ、噂のZ 30が6月下旬に400mmと共に登場することは間違いないだろう。

2台目は？それにこたえるのは難しい。
我々はいくつかの異なる情報を受け取っており、それらは一致していない（噂サイトとしては最悪のシナリオだ）。以下は可能性のある選択肢だ。

新しい安価なエントリーレベルのZ 5IIまたはZ 4

恐らくないだろう。エントリーレベルのフルサイズカメラは、もう人気がない。多くの企業は、再びAPS-Cミラーレス製品に集中している。

3000万画素以上のセンサーを搭載した新しいZ 6III

ニコンの2400万画素センサーは終了し、今後のカメラは全てより高い画素数になる。

Z 8

私はZ 8の噂を好きではなかった。ニコンがZ 9と競合するような製品を投入するのは速すぎる。

まだまだZ 9のバックオーダーを解消するのが先決のはずだ。

Z 8のアイデアは、ニコンがD850で行ったことに似ている。より少ないコストで小さなボディ（縦位置グリップなし）の高画素カメラだ。

混乱するのは、既にZ 7IIが存在するからだ。ニコンは、Z 7ラインを放棄してZ 8をリリースするか、Z 7ラインを改良するかのどちらかを選択する必要がある。

Z 8とZ 7と、この2つのプロダクトラインが共存できる方法を単に見ることはできない。唯一可能性のあるシナリオは、Z 7の価格を下げて限定的なアップデート（Z 7III）を行い、すべての新技術をプレミアム価格で新しいZ 8に移行させることだ。

今のところ不明だ。あなたはどう思うか？

とのこと。
Z 30の登場は濃厚としつつも、フルサイズミラーレスの情報は錯そうしているみたいですね。なんらかの製品が登場する可能性はありそうですが、詳細は分からない模様。参考までに、現行のZシリーズカメラの登場時期は新しい順に以下の通り。

Z fc：2021/6
Z 9：2021/3
Z 6II：2020/10
Z 7II：2020/10
Z 5：2020/7
Z 50：2019/10
Z 6：2018/8
Z 7：2018/8

Z fcの中身がほぼZ 50だとすると、既に2年以上が以下しています。新しいエントリーAPS-Cモデルを投入しても不思議ではありませんね。競合他社と同じ2600万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用するのか、それとも定評のある2000万画素センサーを使い続けるのか気になるところ。手ごろな価格の「Z 30」だとすると、既存センサーを使いつつ低価格化を目指すのかもしれません。

フルサイズを更新するとしたら、エントリーモデルのZ 5ですが、Nikon Rumorsが指摘しているように、あまり積極的ではないかもしれません。競合他社も同価格帯の製品を更新する気配が今のところ無いため、焦って更新する必要は無さそう。キヤノンのEOS RPは2019年から据え置き、ソニーα7 IIはディスコンとなっています。

3000万画素のZ 6IIは2022年内じゃなくてもそのうち登場しそう。既にソニーα7 IVが3000万画素センサーを引っさげて2021年に登場しているので、同じ世代の3000万画素センサーを使用したZ 6IIIがリリースされる可能性は高いのかなと。競合カメラを考慮すると、そろそろこのシリーズにも被写体検出機能を搭載しないと厳しそう。となると、Z 9と食い合わないようにもう少し先に延ばす可能性があるかもしれませんね。

Z 8はNikon Rumorsが述べているように、Z 9・Z 7IIと差別化が難しいように見えます。可能性があるとしたら、新型センサーを搭載した次世代のZ 7シリーズでしょうか？ソニーα7R IVのような6100万画素センサーを搭載し、同じく3000万画素の新型センサーを搭載したZ 6IIIと共に登場する可能性はありそう。まぁ、それでも年内に登場するとは思えませんが…。

噂のまとめ