キヤノンがスペシャルサイトにて9月14日 19時開催のEOS Presentationを告知しました。おさらいもかねて、EOS R3について判明している情報と噂されている情報を記事にまとめました。
どのようなプレゼンテーションとなるのか詳細は不明ですが、これまでの経緯と噂情報を考慮するとEOS R3正式発表の可能性が高そうですね。今現在判明している情報・噂情報について以下にまとめました。
イメージセンサー・プロセッサ
- 自社開発・製造のフルサイズ裏面照射積層CMOSセンサー採用
- 高性能映像エンジン?DIGIC X?搭載
- レンズ内光学式手ブレ補正機構とボディ内5軸手ブレ補正機構との協調制御で?約8.0段
- 「解像度のトリック」がある?(噂)
- 3000万画素前後となる?(噂)
- 2400万画素前後となる?(噂)
画素数は明らかとなっていないものの、オリンピックを経て流れてくる噂情報では2400万画素となる可能性が高いようです。ニコンやソニーのように8K動画に対応する高画素モデルではありませんが、高速連写など低画素ならではの機能性に期待したいところ。
連写性能・ドライブ
- 電子シャッター最高約30コマ/秒のAF・AE追従撮影
- RAW撮影においても最高約30コマ/秒の高速連続撮影を実現
- 電子シャッターにおける静止画の歪みを大幅低減
- 電子シャッター撮影時にもストロボ撮影が可能
- ブラックアウトフリー(噂)
開発発表にて30コマ秒のRAW対応連続撮影が可能と言われています。このRAWが圧縮RAWとなるのか画質に影響を与えないRAWとなるのか今のところ不明。ソニーの30コマ秒連写は圧縮RAW限定だったと思うので、画質に影響がない連写性能だとするとアドバンテージがありそうです。
さらに電子シャッターによるストロボ撮影にも対応しており、これがどれほどの同調速度となるのか気になるところ。当然のようにブラックアウトフリー連写に関する噂もあります。
AF
- AF低輝度限界 EV-7.0以上(F1.2レンズ使用時)
- ディープラーニング技術の活用により、人物の頭部・瞳の検出機能の向上
- 新たに胴体の検出を実現
- ポートレート・スポーツ撮影のAFトラッキング性能を強化
- モータースポーツ(車・バイク)も認識可能
- 視線入力対応ファインダーを新搭載
デュアルピクセルCMOS AFは高度の低照度AFと被写体認識AFを可能とし、今回新たにモータースポーツの検出にも対応すると告知されています。このカテゴリの撮影がメインであれば面白いカメラとなりそうですね。
さらにEOS 3以来となる視線入力AFに対応。数十年の時を経てどのような使い勝手の視線入力AFとなっているのか必見ですねえ。さらに1DXのようにスマートコントローラにも対応していると言われています。
インターフェース・通信
- CFexpress・SDカード両メディアに対応
・EOS R5と同じ構成 - Mobile File Transferに対応
- 有線LAN搭載
- 5GHz無線搭載(11ac相当)
- データ通信や電源供給が可能な新アクセサリーシュー搭載
- インターフェース(プリプロダクションモデル)
・マイク/ヘッドホン
・USB
・HDMI
・フラッシュ同調
・有線LAN
・リモートレリーズ
EOS R5と同じ構成のCFexpress BカードとSDカードの混成スロットとなっています。個人的にCFexpressのデュアルスロットでも良かったと思うのですが、まだまだCFexpressカードは高価であり、汎用性の高いSDカードに対応が必須と感じる人が多かったのかもしれません。
通信接続は当然のごとく充実しており、Wi-Fi・Bluetoothをはじめ、有線LANやリモートレリーズに対応。さらに新型アクセサリシューによるデジタル通信が可能となり、ワイヤレスでマイクを使用できるのは魅力的ですね。Z 9のようにGPSを搭載しているのか今のところ不明。
動画
- 4K Canon Log 3に対応
- 4K オーバーサンプリングの実現
- RAW動画内部記録
- 動画撮影中に人物・動物・モータースポーツの被写体追尾が可能
8K動画に対応しているとの言及は無く、おそらく低画素モデルらしく4K動画までの可能性が高い。ただし、RAW動画やCanon Log3に対応しており、高画質な4K動画撮影が可能と思われます。動画撮影中に被写体検出機能を利用できるのは便利ですね。
ボディ
- EOS-1D系と同等の防塵・防滴性能
- 縦位置グリップ一体型
- マグネシウム合金採用
- マルチコントローラー、スマートコントローラーを採用
- メイン電子ダイヤル、サブ電子ダイヤル1・2と3つの電子ダイヤル
- バリアングルモニター搭載
- バッテリーパックLP-E19?を採用
ボディは縦位置グリップ一体型で、1DX相当の防塵防滴に対応。プログレードのEOS Rと言えそうです。このタイプとしては珍しくバリアングルモニタを搭載しているので縦位置のローアングルで撮影しやすくなっているのは便利と感じるかもしれません。
価格・発売時期など
- プロフェッショナルモデルではなく、ハイアマチュアモデル
- 6000ドル未満となる?(噂)
- 供給体制が整ってから発表される(噂)
- 2021年9月に発表される(噂)
- 2021年9月14日 前後となる?(噂)
→EOS Presentation 告知済
今のところ噂情報のみ。6000ドル未満とやや手ごろな価格設定になると言われており、EOS R5とEOS R1(仮)の中間に位置する新しいポジションのカメラとなるのかもしれませんね。
レンズなど
- RF16mm F2.8(噂)
- RF100-400mm F5.6-7.1 IS USM(噂)
次に登場するレンズは広角端単焦点・超望遠ズームの2本が噂されています。これらの登場時期は今のところ不明であり、EOS R3と共に発表されるのか今のところ不明。
既にEOS R3と組み合わせたいハイエンドRFレンズは一通り揃っていますが、さらなる高性能レンズの開発発表などがあるかもしれませんね。
参考:RFレンズ一覧
RF ズームレンズ
- RF14-35mm F4 L IS USM
- RF15-35mm F2.8L IS USM
- RF24-70mm F2.8L IS USM
- RF24-105mm F4L IS USM
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- RF28-70mm F2L USM
- RF70-200mm F2.8L IS USM
- RF70-200mm F4 L IS USM
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
RF 単焦点レンズ
- RF35mm F1.8 Macro IS STM
- RF50mm F1.2L USM
- RF50mm F1.8 STM
- RF85mm F1.2L USM
- RF85mm F1.2L USM DS
- RF85mm F2 Macro IS STM
- RF100mm F2.8L MACRO IS USM
- RF400mm F2.8L IS USM
- RF600mm F4L IS USM
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F11 IS STM
参考リンク
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