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ソニー「FE 35mm F1.4 GM」は小型軽量ながら見事な光学性能

 

DPReviewがソニー「FE 35mm F1.4 GM」のハンズオンを公開。小型軽量ながらF1.4からシャープで、ボケは滑らかで口径食も少ないと高く評価しています。ただしAF時のブリージングが目立つようですね。

FE 35mm F1.4 GM

DPReview:Hands-on with new Sony FE 35mm F1.4 GM

  • ソニーはついにG Masterシリーズの35mmレンズを発表した。
  • FE 35mm F1.4 GMは39本目となるソニーEマウント用のフルサイズ対応レンズだ。
  • 古いFE 35mm F1.4 ZAに取って代わるものではない。
  • FE 24mm F1.4 GMと非常に良く似ている小型軽量デザインだ。重量は524gであり、ZAよりも軽量だ。フィルターサイズも72mmに対して67mmと小さくなっている。
  • 驚くほど軽量な設計だが、信じられないほど頑丈な作りだ。他のGMシリーズと同じく防塵防滴に対応しており、前玉はフッ素コーティング処理されている。
  • 最短撮影距離は0.27m、最大撮影倍率は0.23倍である。このタイプのレンズとしては平均的だが、ソニーはこの際の画質について強調している。
  • デュアルXDモーター駆動により、ピント距離全域において静かで正確な動作が可能となっている。ほぼ瞬間的に動作するので高速で動く被写体に適している。
  • フォーカスリングはリニアなレスポンスで操作可能だ。同じ回転量であれば常に同じ量でピントが変化する。さらにリングは滑らかに回転するので、動画撮影に最適だ。
  • カスタマイズ可能なフォーカスホールドボタンを搭載している。
  • 絞りリングはクリックを解除することも可能だ。
  • 動画撮影における唯一の欠点はフォーカスブリージングが目立つことだ。
  • XAレンズを含む10群14枚構成の光学設計だ。フレーム全体で優れたシャープネスを発揮し、軸上色収差はEDレンズで効果的に抑えられているはずだ。
  • 11枚の絞り羽根により、絞ってもほぼ円形の絞りに対応しており、魅力的な玉ボケと後ボケとなる。
  • ナノARコーティング IIを採用し、フレアとゴーストを抑えている。
  • このレンズを使って2時間ほど撮影することが出来た。この間に我々はレンズの描写に感銘を受けた。F1.4から等倍までシャープな画質だ。
  • 軸上色収差は十分に補正されているが、適度な量が残っている。F2まで絞ればほとんど問題となることは無いだろう。このクラスのレンズとしては良好な補正状態である。ただし、キヤノンEF35mm F1.4Lほどではない。
  • 35mm F1.4 ZAのアキレス腱だったボケは滑らかで心地よい描写となった。玉ボケは非球面レンズの影響や口径食が適切に抑えられ、四隅のボケが騒がしくない。
  • フレアやゴーストは適切に抑えらており、太陽をフレームに入れても見苦しいフレアやゴーストを誘発するのは難しい。
  • 絞ると22本の光条が発生する。

全体的にレンズサイズと重量を考慮すると、光学性能は特に印象的だ。このレンズは2月中旬に希望小売価格1400ドルで発売される。

とのこと。
FE 24mm F1.4 GMと同じく、小型軽量ながら非常に高性能な大口径レンズに仕上がっているようですね。ここ最近の純正大口径レンズとしては価格も抑えられ、人気が出そうな単焦点レンズ。

DPReviewは既にサンプルギャラリーも公開しており、併せて確認しておくと良いでしょう。6100万画素のα7R IVと組み合わせても非常にシャープな解像性能を実現しているように見えます。35mmレンズとしてはボケも綺麗で、色収差も少なめ。色収差の補正状態がより完璧だと尚良かったですが、価格とサイズのバランスを考慮すると妥協できる部分と言えそうです。

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