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キヤノン 複合型素子を使った「24-70mm F4」「28-200mm F2.8-5.6」「20-60mm F2.8-4」「50mm F1.4」光学系の特許出願

2024年3月22日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。複合型光学素子を使用した光学系「24-70mm F4」「28-200mm F2.8-5.6」「20-60mm F2.8-4」「50mm F1.4」などの実施例を掲載しています。

概要

  • 【公開番号】P2024039231
  • 【公開日】2024-03-22
  • 【発明の名称】複合型光学素子及びそれを有する光学系
  • 【出願日】2022-09-09
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】 小型軽量でかつ高い光学性能を有する複合型光学素子を提供することである。
  • 【背景技術】
    【0002】
    近年、撮影光学系の全長短縮、軽量化の要求が強まっている。撮影光学系の全長短縮、軽量化のために、各レンズの屈折力を強め、その結果として発生する諸収差に対して非球面レンズを導入して補正する方法がある。
  • 【0003】
    撮影光学系向けの非球面レンズとしては、硝子レンズに樹脂層を成形して成る複合型素子がある。
  • 【0004】
    複合型素子は、硝子レンズの硝材の自由度が高く、成形が容易であるため、撮影光学系に導入しやすいという特徴がある。
  • 【0007】
    特許文献1は複合型レンズの硝子に低い部分分散比の材料を使用し、高い部分分散比の樹脂と組み合わせて色収差を補正した光学系が開示されているが、高い部分分散比の樹脂を非球面レンズとすると、色の球面収差や色の像面湾曲が大きくなり好ましくない。
  • 【0008】
    そこで本発明は、小型軽量でかつ高い光学性能を有する複合型光学素子を提供することを目的とする。

実施例1

  • 焦点距離:24-67.90
  • F値:4.12
  • 半画角:41.33-17.67
  • 像高:19.39-21.64
  • 全長:108.50-142.13
  • バックフォーカス:20.95-50.49

実施例2

  • 焦点距離:15.30-45.00
  • F値:4.12
  • 半画角:41.68-16.51
  • 像高:11.60-13.65
  • 全長:83.50
  • バックフォーカス:17.67

実施例3

  • 焦点距離:50.03
  • F値:1.44
  • 半画角:23.39
  • 像高:21.64
  • 全長:113.51
  • バックフォーカス:13.51

実施例4

  • 焦点距離:28.40-197.00
  • F値:2.90-5.70
  • 半画角:37.30-6.27
  • 像高:18.97-21.64
  • 全長:151.14-220.00
  • バックフォーカス:13.50-47.04

実施例5

  • 焦点距離:21.00-60.00
  • F値:2.90-4.10
  • 半画角:45.79-19.29
  • 像高:18.37-21.62
  • 全長:135.70-126.50
  • バックフォーカス:22.43

実施例6

  • 焦点距離:390.03-275.02
  • F値:2.91-3.08
  • 半画角:3.21-4.52
  • 像高:21.84-21.72
  • 全長:347.00
  • バックフォーカス:46.20

とのこと。
図面で言うところのガラス製レンズ「L」に樹脂レンズ「PL」を接合した、複合型の光学素子を使用した光学系に関すると特許のようです。光学系の全長短縮や軽量化に役立つ非球面レンズにおいて、このような複合型素子を導入する模様。

従来もプラスチックモールド非球面レンズを使った製品は多数存在していますが、複合型のレンズはありません(少なくとも、そのように紹介されている製品が無い)。将来的に、このような素子を使った製品も検討しているのかもしれませんね。

掲載している光学系の実施例はどれも興味深く、現在のRFレンズラインアップにはない種類の光学系となっています。ざっと見た限りでは以下のようなレンズを想定しているように見えます。

  • RF24-70mm F4
  • RF-S15-45mm F4
  • RF50mm F1.4
  • RF28-200mm F2.8-5.6
  • RF20-60mm F2.8-4
  • RF400mm F2.8
    (ピント位置でパラメータが大きく変動しているように見えます)

特に「28-200mm F2.8-5.6」「20-60mm F2.8-4」あたりは面白そうなズームレンズですね。タムロン「28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD」やパナソニック「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」とよく似たパラメータとなっています。このあたりが登場すると、かなり人気のあるレンズとなりそう。

従来通り、特許出願の存在で将来の新製品が確定するわけではありません。むしろ可能性は低いほうだと思いますが、キヤノンは過去に製品化前の特許出願を公開した例もあります。個人的には「28-200mm F2.8-5.6」「20-60mm F2.8-4」「50mm F1.4」が登場するなら、迷わず買いに走ると思います。

参考:RFレンズラインアップ

RF ズームレンズ
RF 単焦点レンズ
RF-S レンズ

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