2020年7月27日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。やや明るい中望遠単焦点を想定したものとなっていますが、中には「100mm F2 Macro X0.5」なんて面白い仕様のレンズもあるみたいですね。
- 【公開番号】特開2020-112762(P2020-112762A)
- 【公開日】2020年7月27日
- 【発明の名称】光学系及びそれを有する撮像装置
- 【出願日】2019年1月17日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】物体距離全般にわたり、特に近距離撮像においても、高い光学性能を有し、しかも全系の小型化が容易な光学系を得る。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 83.19 82.50 100.00 F値 2.06 1.85 2.06 半画角 14.58 14.69 12.21 像高 21.64 21.64 21.64 全長 99.57 99.22 108.50 BF 13.98 19.99 16.16 最大倍率 0.5 0.5 0.5 実施例4 実施例5 実施例6 焦点距離 83.54 70.30 82.50 F値 2.06 2.06 2.06 半画角 14.52 17.11 14.69 像高 21.64 21.64 21.64 全長 99.54 88.74 106.15 BF 13.51 13.44 16.76 最大倍率 0.5 0.5 1.0
「EOS R5」と共に発表された「RF85mm F2 Macro IS STM」とは異なる光学系の中望遠レンズのようですね。開発中に検討した一つの選択肢だったのか、それとも別の焦点距離で実用化を考えているのかは不明。個人的には100mm F2 X0.5に登場して欲しいところ。APS-Cで使うと使いやすそうな画角と倍率、そして明るさです。
RF100mmの単焦点レンズに関する特許出願はマクロレンズが主でしたが、F2と明るく撮影倍率の高いレンズが珍しい気がします。前群が繰り出すタイプのフォーカシングとなっているので、高速AFは期待できませんが、手ごろな価格の望遠マクロレンズとして登場すると面白そう。
参考:RFレンズ一覧
RF ズームレンズ
- RF15-35mm F2.8L IS USM
- RF24-70mm F2.8L IS USM
- RF24-105mm F4L IS USM
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- RF28-70mm F2L USM
- RF70-200mm F2.8L IS USM
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
RF 単焦点レンズ
- RF35mm F1.8 Macro IS STM
- RF50mm F1.2L USM
- RF85mm F1.2L USM
- RF85mm F1.2L USM DS
- RF85mm F2 Macro IS STM
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F11 IS STM
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