2020年11月5日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。インナーフォーカスタイプの「RF50mm F1.4」「RF50mm F1.8」「RF35mm F1.4」となりそうな実施例を含んでいます。面白いレンズ構成ですね。
RF50mm F1.4登場なるか?
- 【公開番号】特開2020-181071(P2020-181071A)
- 【公開日】2020年11月5日
- 【発明の名称】光学系及びそれを有する撮像装置
- 【出願日】2019年4月25日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】迅速なフォーカシングが可能で、小型かつ高画質な大口径の光学系を提供する。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 51.50 48.47 48.49 F値 1.45 1.45 1.85 半画角 22.79 24.05 24.04 像高 21.64 21.64 21.64 全長 95.19 108.84 91.98 BF 11.49 11.39 11.48 実施例4 実施例5 焦点距離 48.49 33.99 F値 1.45 1.45 半画角 24.04 32.48 像高 21.64 21.64 全長 116.56 131.16 BF 13.23 12.05
構造的には「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」のように、前後に補正レンズを搭載したモダンで複雑な光学設計に見えます。それなりの数のフォーカスレンズを動かすものの、インナーフォーカス方式を採用しており高速フォーカスを目指していることが文献に記載されています。全体的なサイズも抑えられているみたいですね。
手ごろな価格の「RF50mm F1.8 STM」やパフォーマンスの全振りの「RF50mm F1.2L USM」と異なる、王道の大口径50mmと言ったところでしょうか。これは是非とも実用化して欲しい一本。
ちなみに同サイズの50mm F1.8や、少しサイズが大きい35mm F1.4と思われる実施例も含んでいます。
参考:RFレンズ一覧
RF ズームレンズ
- RF15-35mm F2.8L IS USM
- RF24-70mm F2.8L IS USM
- RF24-105mm F4L IS USM
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- RF28-70mm F2L USM
- RF70-200mm F2.8L IS USM
- RF70-200mm F4 L IS USM
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
RF 単焦点レンズ
- RF35mm F1.8 Macro IS STM
- RF50mm F1.2L USM
- RF50mm F1.8 STM
- RF85mm F1.2L USM
- RF85mm F1.2L USM DS
- RF85mm F2 Macro IS STM
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F11 IS STM
サイト案内情報
特許関連記事
- キヤノン 樹脂レンズ使用の光学系「28-105mm F4」「24-35mm F2」に関する特許出願
- コシナ ミラーレス向け「50mm F1.4」「50mm F1.5」光学系の特許出願
- 富士フイルム「伸びる50-135mm F2.8」「18-135mm F3.5-5.6」「18-300mm F3.5-6.3」光学系の特許出願
- ニコン 「85-135mm F1.8-2.8」を想定したような光学系の特許出願
- タムロン「200-800mm F6.7」「200-600mm F5.6」を想定したような特許出願
- キヤノン「20mm F1.4」「24mm F1.4」「28mm F1.4」光学系の特許出願
- キヤノン 魚眼レンズと歪曲を抑えるリアコンバージョンレンズに関する特許出願
- キヤノン 電動制御を意識したインナーズーム式の広角レンズ光学系の特許出願
- タムロン 70-300mm F4.5-6.3 Di III RXD用と思われる特許出願
- キヤノン インナーズームタイプ「180-600mm F5-6.3 IS」「200-700mm F5-7.6 IS」特許出願
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。