富士フイルム「18mmF1.4」「56mmF1.7」を想定したような光学系の特許出願

2023年7月31日

2023年7月31日付けで富士フイルムの気になる特許出願が公開。APS-C向けの「18mm F1.4」「56mm F1.7」を想定したような光学系の実施例をいくつか掲載しています。

概要

【公開番号】P2023105690

【公開日】2023-07-31

【発明の名称】撮像レンズおよび撮像装置

【出願日】2022-01-19

【出願人】
【識別番号】306037311
【氏名又は名称】富士フイルム株式会社

【課題】小型軽量で、Ｆナンバーが小さく、色収差が抑制され、良好な光学性能を有する撮像レンズ、およびこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供する。

【背景技術】
【0002】
従来、デジタルカメラ等の撮像装置に使用可能な撮像レンズとして、下記特許文献１に記載のものが知られている。

【0004】
小型軽量でありながら、Ｆナンバーが小さく、色収差が抑制されて、良好な光学性能を有する撮像レンズが要望されている。これらの要求レベルは、年々、高まっている。

実施例1

焦点距離：18.37

F値：1.44

半画角：75.0

実施例10

焦点距離：56.43

F値：1.75

画角：53.5

実施例の大部分はパラメータから連想される「XF18mmF1.4 R LM WR」とは少し異なる光学系について。レンズ構成までよく似た特許出願は過去に公開されています。ただし、どちらも後群の大部分を動かす方式である点は共通。実施例10は今のところ商品化されていない「56mm F1.7」のような光学系。ただし、既に「XF50mm F2 R WR」「XF56mmF1.2 R WR」「XF50mmF1.0 R WR」と3本のレンズがラインアップされているので、追加で登場する可能性は低そうに見えます。