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サムヤン「AF 35mm F1.8 FE」は手ごろな価格でコスパの良い35mm

Lenstipがサムヤン「AF 35mm F1.8 E-mount」のレビューを公開。パフォーマンスは純正やシグマ、ツアイスに劣るものの、そのどれよりも安く、コストパフォーマンスは良好であると評価しています。

Lenstip:Samyang AF 35 mm f/1.8 FE

レンズの紹介:

  • 2019年5月に45mm F1.8から始まったサムヤン「Tinyシリーズ」は次いで「75mm F1.8」が登場し、2020年9月に「35mm F1.8」が登場した。さらに2021年には「24mm F1.8」が登場した。
  • このレンズはソニー純正やシグマよりも安く、手ごろな価格設定となっている。

ビルドクオリティ:

  • レンズマウントは金属製だ。
  • レンズは韓国製である。
  • レンズをマウント側からみると、内部は密閉されているように見える。
  • 外装はプラスチック製だ。
  • 価格を考慮すると付属品は充実している。特に頑丈なレンズケースは有難い。

携帯性:

  • 35mm F1.8・F2のレンズとしては最も軽量だ。

操作性:

  • カスタムモードスイッチによりフォーカスリングを絞りリングとして使うことが出来る。
  • 17mm幅のフォーカスリングはバイワイヤで動作する。素早く回してもピント距離全域を移動するには220度ほど必要だ。

オートフォーカス:

  • α7R IIIとの組み合わせでノイズレスで高速に動作する。
  • ピント距離全域を0.5~0.6秒で移動する。
  • 精度の問題は見られない。

マニュアルフォーカス:

  • 記載なし。

手ぶれ補正:

  • 記載なし。

解像性能:

  • α7R II・IIIのRAWに基づいてテストしている。
  • 良像の基準値は39-41lpmmだ。
  • 最高の単焦点レンズで70lpmmを超えることがある。
  • 今のところシグマ105mm F2.8 DG DNで80.4lpmm、65mm F2 DG DNの82.7lpmmが最高だ。
  • 中央の性能を非難するのは難しい。絞り開放から良像を超え、絞ると顕著に画質が向上する。F4まで絞るとピークの67lpmmに達する。レコードからは程遠いが、とても良好な結果だ。
  • フレーム端は絞り開放で良像を下回るが、F2.0~F2.2で良像となり、さらに絞ると55~60lpmmまで向上する。
  • ソニー・シグマ・ツアイスなど、他の35~40mmも非常に良好だ。それらと比べて、サムヤンに劇的な差は無く、価格差を考慮すると魅力的な選択肢である。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • ボケ描写はきちんとしている。
  • 非球面レンズを使用しているので同心円状のムラが見える。
  • 四隅では明るい縁取りが目立ち、口径食は2段絞っても目に付く。

色収差:

  • このレンズにはEDレンズが無く、結果として絞り開放で軸上色収差が残存している。1段絞ると低減するが、それでも目に見える。とても悪いわけでは無いが、間違いなく完璧とは言えない。
  • 倍率色収差は0.06~0.08%と非常にしっかりとした結果だ。実写で気になることは無いだろう。

球面収差:

  • F1.8からF2.5でわずかなフォーカスシフトが見られる。影響はそれほど目立たないが、完璧な補正状態とは言えない。

歪曲収差:

  • 安価なミラーレス用広角レンズは歪曲収差をデジタル補正に依存することが多い。その中でサムヤンは光学的に補正しているようだ。
  • APS-Cではわずか-0.81%、フルサイズでも-1.58%と煩わしくない程度に抑えられている。
  • ソニー純正はサムヤンよりも良好な補正状態である。

周辺減光:

  • サイズが小さいこともあり、APS-Cでも周辺減光が目に付く。
  • フルサイズではさらに影響が強く、F1.8で-2.98EVとなる。
  • 良好な結果とは言い難いが、それでもソニー純正より良好だ。

コマ収差・非点収差:

  • 絞り開放ではAPS-Cの隅でもわずかな影響が確認できる。
  • さらにフルサイズ隅では目立つ。幸いにも1段絞ると大きく改善する。
  • 非点収差の平均値は934%だ。低~中レベルの数値であり、文句を言う筋合いはない。

逆光耐性:

  • 絞り開放付近ならば逆光耐性に問題は無い。
  • 絞ると状況が一変し、ゴーストや光の筋が発生する。

作例集

総評

これまでにテストしたTinyシリーズと比べるとパンチが弱いものの、これを失敗作と呼ぶのは間違いであり、むしろ逆である。多くの面でソニー・シグマ・ツアイスよりも性能は劣るが、このレンズは最も安い。そしてコストパフォーマンスは非常に良好であり、おススメしやすいレンズだ。手軽に35mmを楽しみたいのであれば検討する価値がある。

  • 長所
    ・小型軽量
    ・優れた中央画質
    ・きちんとしたフレーム端の画質
    ・穏やかな倍率色収差
    ・きちんとした歪曲収差補正
    ・APS-Cでの僅かな周辺減光
    ・きちんとした非点収差補正
    ・静かで高速なAF
    ・良好なコストパフォーマンス
  • 短所
    ・絞り開放付近のフレーム隅の画質
    ・フルサイズの周辺減光
    ・目立つコマ収差
    ・軸上色収差

とのこと。
抜群のパフォーマンスではないものの、全体的にまずまず良好で、致命的な欠点が無いように見えます。国内では4万円台で購入することができ、買い方次第では実質4万円を切ることが出来るはず。35mm F1.8としては非常に手頃な価格の選択肢ですね。

実は私もこのレンズを使ったことがあり、AFと逆光耐性以外は概ね同意できる内容となっています。欠点となるコマ収差や軸上色収差はソニー純正でも目立つポイントであり、特に周辺減光はソニー純正よりも良好です。FE 35mm F1.8は本当に周辺減光が目立つのですよね…。
サムヤンの逆光耐性はあまり良いとは感じず、特に強い光が入るとフレアの発生頻度が多いように感じました。また、AF速度を重視するのであればソニー純正がおススメ。この点で競合できるとしたらシグマ F2のAF-C時くらいでしょうか。それでもソニーより少し遅いですが…。

AF 35mm F1.8交換レンズデータベース

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