2021年3月1日付けで富士フイルムの気になる特許出願が公開されています。「18-200mm F3.5-6.5」となりそうな高倍率ズームレンズに関するものですね。
Xマウントの光学11倍ズーム登場なるか?
- 【公開番号】特開2021-32928(P2021-32928A)
- 【公開日】2021年3月1日
- 【発明の名称】ズームレンズおよび撮像装置
- 【出願日】2019年8月16日
- 【出願人】
【識別番号】306037311
【氏名又は名称】富士フイルム株式会社- 【課題】高倍率であり、変倍の際の諸収差の変動が抑制され、小型化が図られて、良好な光学性能を有するズームレンズ、およびこのズームレンズを備えた撮像装置を提供する。
実施例1 焦点距離 18.56-193.94 F値 3.61-6.51 画角 80.2-8.4 BF 13.69-50.40
非常に多くの実施例を含んでいますが、全てが「18-200mm F3.5-6.5」を想定したようなパラメータとなっています。そのため、今回は実施例1のみピックアップ。
富士フイルムの高倍率ズームと言えば「XF16-80mm F4 R OIS WR」「XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」の2本くらいでしょうか。このレンズはさらに光学倍率が高く、フルサイズで言うところの「25.5-300mm」に相当する画角をカバーしています。実用化されると、Xマウントで最も光学倍率が高く、汎用性の良いレンズが登場することになります。
今のところ光学手ぶれ補正の記載はありません。ここ最近はボディ側に手ぶれ補正を搭載する傾向があり、レンズ側の手ぶれ補正を省略して小型軽量化・低価格を狙うのも一つの手と言えるかもしれません。
個人的には待ちくたびれてアダプター経由のEFレンズを使っていますが、ネイティブXマウントで互換性の高いレンズが登場すると良いですねえ。
注意ポイント
いつも通り、この特許出願の存在で、将来的にレンズの登場が確定するわけではありません。実用化されずにボツとなった可能性もあるので注意が必要です。
参考:Xマウントレンズ一覧
FUJI X ズームレンズ
- XF8-16mm F2.8 R LM WR
- XF10-24mmF4 R OIS WR
- XF10-24mmF4 R OIS
- XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ
- XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II
- XF16-55mmF2.8 R LM WR
- XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
- XF16-80mm F4 R OIS WR
- XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR
- XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
- XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II
- XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS
- XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR
- XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
FUJI X 単焦点レンズ
- XF14mmF2.8 R
- XF16mmF1.4 R WR
- XF16mmF2.8 R WR
- XF18mmF2 R
- XF23mmF2 R WR
- XF23mmF1.4 R
- Xマウントフィルターレンズ XM-FL
- XF27mmF2.8 R WR
- XF27mmF2.8
- XF33mmF1 R WR
- XF35mmF1.4 R
- XF35mmF2 R WR
- XC35mmF2
- XF50mmF1.0 R WR
- XF50mm F2 R WR
- XF56mmF1.2 R
- XF56mmF1.2 R APD
- XF60mmF2.4 R Macro
- XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro
- XF90mmF2 R LM WR
- XF200mmF2 R LM OIS WR
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