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ニコン Z6・Z7 最新情報まとめ

このページではニコンの新型ミラーレス「Nikon Z 7」「Nikon Z 6」に関する最新情報・レビュー・作例を収集しています。

最新情報

Z 7

Z 6

データベース

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購入早見表

Nikon Z 7・Z 6外観

Nikon Z7/Z6の特徴

ここがポイント

  • 新型「Zマウント(内径55mm・フランジバック16mm)」実装のミラーレス一眼カメラ
  • 裏面照射型4570万画素(Z7)・2450万画素(Z6)センサー
  • 像面位相差AF対応のハイブリットフォーカス(493点 Z7/273点 Z6)
  • ボディ内蔵5軸手振れ補正(FTZアダプター対応)
  • 最新の画像処理エンジン EXPEED 6
  • ピクチャーコントロールに「ミドルレンジシャープネス」機能追加
  • 9コマ秒(Z7)・12コマ秒(Z6)の高速連写性能
    *追従連写はどちらも5.5コマ秒
  • 20万回までチェックされているシャッター耐久
  • 高解像の電子ビューファインダー
  • 高解像のタッチパネル液晶モニタ
  • N-LOG 4K 30p UHD対応 4:2:2 10bit出力
  • Super 35時撮影時に全画素読み出し 4K UHD
  • WiFi/Bluetoothによる通信接続対応
  • バッテリーは一眼レフカメラと同じEN-EL15系(b)でUSB充電対応

更新履歴

海外の評価 Z 7

DPReview 瞳AF

改善点はあるが大きな一歩

  • 瞳の識別はα7R IIIと比べて遜色ない程だ。眼鏡の奥の瞳を検出し、α7R IIIと同じくらい粘り強く追従する。とは言え、横向き・下向きなどにおける識別ではα7R IIIのほうが良好だ。
  • ただし、瞳の識別だけで使える機能とは言えない。誤検出も多く、なんてことはないカーペットや背景の木々で存在しないはずの顔や瞳を検出することがある。この誤検出が発生すると、たとえ本当の顔がフレームインしても(ピントが合っていない場合は)誤検出したフレームにピントを合わせ続けてしまう。一方でα7R IIIで誤検出したのは見たことが無い。
  • ニコンがロックオンAFでは無く、一眼レフの3Dトラッキングと組み合わせて瞳AFを実装していれば完璧だったことだろう。
  • 顔・瞳検出はフォーカスエリアがオートモード時のみ動作する。そして、このモードでは(フレーム周辺に顔があったとしても)中央領域にある物体が優先される。
  • 背面モニタをタップすることでフレーム上の顔を選択することが出来る。しかし、正確にタップしないと誤った場所でロックオンAFが動作し、手動で解除するまでは瞳AFが機能しなくなってしまう。そもそも「背面モニタでタップしなければならない」のはミラーレスに期待していた素晴らしい操作性とは言えない。幸いにもジョイスティックを操作することで左右の目を素早く切り替えることができる。
  • 瞳AFの精度をα7R IIIと撮り比べると、ニコンは少し前ピントなっているのが分かる。瞳検出に苦労するシチュエーションではほぼ必ず前ピンとなったのは興味深い。AFレティクルがソニーと比べて大きいため、まつ毛や眉毛にピントが合ってしまうのかもしれない。特に被写界深度が深い場合や、まつ毛が目立つモデル撮影ではこの傾向が目立つ可能性がある。
  • 光量が低下すると精度はさらに低下する。全くピントが合わない訳では無いが、ソニーと比べると差は明らかだ。逆光時にも瞳AFが正確に動作しない。

ニコンの瞳AFが始まったばかりであることを考えると本当に見事な結果だ。ただし、未解決の問題が二つある。一つは誤検出してひたすら検出位置を保持したり、背景にピントを合わせ続ける傾向がある。二つ目は瞳AFと連動するトラッキングAFに信頼性が無いことだ。

ニコンが効果的な瞳AFを実装したのはミラーレスモデルにとって大きな一歩である。次のアップデートでは3Dトラッキングの復活を切に願っている。

Mobile01 ファームウェアアップデート Ver2.00

ファームウェアVer2.0でAFが改善

  • どちらの機種にも瞳AFが実装された。また、AF検出輝度範囲がZ 6は-6EVまで拡張している。
  • 瞳AFの条件は以下の通りだ
    ・静止画モード
    ・AF-S/AF-C
    ・メニュー画面にて「顔検出/瞳検出」をオンにする
    ・オートエリアAFでのみ動作
  • Ver2.00とVer1.03のカメラを同時にテストしたところ、瞳検出のみらならず、フォーカススピードとレスポンスがVer1.03より遥かに速くなっていることに気が付いた。
  • レスポンスは向上しているが、瞳検出が開始される被写体との距離は近い。
  • 追従連写時の顔・瞳検出は個人的に良好と感じる。
  • サングラスを装着しても大丈夫だ。
  • Z 6の低照度(極端に暗い環境)におけるAF速度は旧ファームウェアより格段に優れている。平均時間は4.3秒となり、従来の10.7秒と比べて遥かに良好だ。ただし、合焦してもインジケーターが点灯しない場合もあった。
  • 低照度AFの検出精度は立派だが、明るい環境と比べてAF速度は大きく低下する。
  • やや暗い環境でのAFは従来通りだ。古いファームウェアでも高速である。とは言え、古いカメラを考えると本当に暗いところでもAFが使えるようになったと感じる。

「瞳検出・レスポンスと速度が向上したAF・極端な低照度におけるAFの改善」の観点から全てのZユーザーにファームウェアアップデートをおススメする。

IMAGING RESOURCE Z 7 防滴テスト

  • Nikon Z 7にNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sを装着してテストを実施した。
  • レンズマウントはレンズ側の硬質なプラスチック製の薄いガスケットにより密閉される。Zシリーズのレンズには全てシールが施されている。
  • バッテリー室はとてもしっかりと密閉されているように見える。柔らかいシリコンのような素材でドアが覆われている。
  • メディアスロットはしっかりとした設計のガスケットで保護されている。
  • アクセサリーポートはそれぞれ周囲が隆起して蓋が密着する。
  • ホットシューカバーに防滴性は無いが、テスト中問題となることは無かった。(フラッシュを装着してテストはしていない)
  • 気象学者の言う「大雨」の数値よりも高い設定値でテストしている。このようなどしゃぶりの中で撮影するアマチュアカメラはまずいないと思われる。耐候性を主張するカメラには良いテストとなるだろう。
  • 35分のテスト実施後に防湿庫にて保管し、翌日さらに70分のテストを実施した。
  • テストはとてもうまくいき、問題はほとんど発生しなかった。以下2点の避けられない現象を除くとカメラは完璧に動作した。
    ・当然ながらタッチパネルは使うことが出来なくなる。(水が指先の静電気を変化させてしまうため)
    ・アイセンサーに水滴が付くと誤作動が発生した。EVF/LCDの切り替えを自動にしていなければ問題は解消する。
  • テスト中カメラは完全に動作し、テスト後に確認しても内部に水滴は見当たらなかった。バッテリードアの裏側に少量の結露が見つかったのみだ。
  • レンズマウントに水の侵入は見られなかったが、ボディとレンズの隙間に溜まっていた水がレンズを外す際に少し中に入ってしまった。
  • メディアスロットは水が浸入した痕跡はない。
  • ポートカバーの周囲には少量の水が含まれていたが、保護された領域の内側には水を確認できなかった。
  • バッテリー室内部への水の混入は無い。競合他社の防塵防滴性が低いカメラでは水の混入が見られる箇所だ。極めて僅かな結露があるものの、テスト中に問題が無かったように心配する必要はないだろう。

全体的にNikon Z 7の耐候性はこれまでテストしたフルサイズミラーレスの中で最も密閉されたカメラである。ほぼ2時間の大雨に耐え、一般的な雨量でより長時間の使用に耐えうるはずだ。

Degital Camera World:知っておくべき99ポイント

見ればわかるような項目も多いため、気になったポイントのみをピックアップしています。

  • ニコン最新の処理エンジンであるEXPEED 6を搭載する初のカメラだ。より優れたシャープネスとノイズリダクションが可能となり、ピクチャーコントロールにあたらしいシャープネス処理が可能となった。
  • ニコンはフルサイズシステム1位を奪取することを目標としている。
  • Zカメラは日本の仙台工場で製造されている。ここではNikon D5やDfなども製造している工場だ。
  • D850と同程度の防塵防滴仕様となっている。
  • トップ・フロント・リアプレートは一眼レフと同じ剛性と軽量性を備えたマグネシウム合金を使用している。
  • メカニカルシャッターの耐久回数は20万回まで動作が確認されている。これはNikon D810と同程度だ。
  • フラッシュは一眼レフシステムのものを使いまわすことが可能だ。
  • レンズマウントの爪は4本となりマウントの強度が向上している。
  • Fマウントでは設計が難しい動画用レンズや超望遠レンズも開発しやすくなる。
  • レンズマウントは11の電子接点を持ち、AF精度と画質を向上させ、通信速度と通信量の向上を見込んでいる。
  • Zカメラのレンズマウントはステンレス製、S-lineのレンズマウントは真鍮製だ。
  • 新設計のレンズはブリージングを最小限に抑えている。
  • オートフォーカス速度は11段かいで調整可能だ。
  • ZカメラのAF設定には追従感度が存在する。
  • ファインダーのリフレッシュレートは60fpsだ。
  • ニコンは人気アクセサリーとの互換性を維持するために他企業と提携する予定があると述べている。従来はRotolightやAtomosと協力している。

DPReview:Z 7結論

好きなところ
  • 4570万画素裏面照射型センサーによる優れた解像性能の画質
  • 動画撮影や低照度での静止画で有用なボディ内手振れ補正
  • 高解像な電子ビューファインダー
  • ニコン初の実用的なサイレント撮影モード
  • タッチAFとAFジョイスティック
  • AFポイントが見やすい
  • レンズの微調整要らず
  • チルトモニタ
  • フルサイズ画角とAPS-C枠での全画素読み出しの4K対応
  • HDMI出力で10bit Log撮影対応
  • プロファイル「フラット」で情報量の多い内部記録の動画撮影が可能
  • ボディは小型で堅牢
  • 防塵防滴
  • 使いやすいWiFiとBluetooth
  • ヘッドホン・マイク端子
  • USB充電
  • ニコン一眼レフと似たメニューシステム
好きではないところ
  • 低照度でAFが迷う
  • 顔検出が競合カメラより信頼性が無い
  • 追従AFが競合カメラより信頼性が無い
  • 追従AFの作動・解除が厄介
  • タッチパッドAF非対応
  • 9fps連写はライブビューではない
  • 5.5fps連写はリフレッシュレートの大きな低下に苦しんでいる
  • 連写時にバッファが非常に限られている
  • 像面位相差AF素子のバンディングによりダイナミックレンジに制限がある
  • 高感度ISO時の攻撃的なノイズリダクション
  • シャッターショック低減のため電子先幕シャッターの使用が必要
  • ツーボタンリセット機能が無い
  • シングルメディアスロット
  • 動画で便利なバリアングルモニタではない
総評

101年続く老舗ニコン初のフルサイズミラーレスだ。しかし、第一世代であるZ 7は完璧ではない。

ボタン配置やメニューレイアウト、堅牢なビルドクオリティ、グリップの快適さはニコン一眼レフと同様だが、AFシステムが若干異なっている。しかし、本当に有用なボディ内手振れ補正とサイレント撮影機能を備えたニコン初のカメラでもある。

D850と同じダイナミックレンジを持つが、像面位相差AF素子によりバンディングが発生するためダイナミックレンジが実質制限されている。オートフォーカスは明るい場面で信頼できるが、低照度となるにつれて想像以上にAFが迷う。そして追従AFは信頼性と使いやすさの面でニコン一眼レフのみならず、競合ミラーレスの後塵を拝している。

動画機能、手振れ補正、Zマウントの点でニコンは大きな飛躍を遂げた。そして第一世代としてはとても感心するカメラだ。

  • D850と比べて:我々がテストした中では最高の一眼レフだ。Z 7はこれと競合するのは難しいが、小型サイズやサイレントシャッターが必要となる場合はZ 7のほうが良いだろう。動画撮影では手振れ補正や10bitLog出力が役に立つはずだ。
  • α7R IIIと比べて:直接競合する、我々が高く評価しているミラーレスだ。類似点は多いが、多くのユーザーにとってより優れた選択肢となるだろう。
  • EOS Rと比べて:まだレビューは終わっていないが、Z 7はより優れたエルゴノミクスと画質を備えている。

DPReview:AFレビュー

  • 広いフォーカスエリアを持ち、静的な被写体へのオートフォーカスは正確だ。しかし、動的な被写体への追従オートフォーカスはニコン一眼レフの3Dトラッキングほどでは無い。Nikon Z 7のプロ価格はこの点で高水準を満たしていない。ソニーのロックオンAFのようなクラスをリードするオートフォーカスとは程遠いものとなっている。
  • AF-C+シングルポイントの場合はヒット率がほぼ100%だ。被写体へのピントを簡単に維持することが出来る。「フォーカス優先」「レリーズ優先」どちらの設定でも同様の結果が得られた。
  • AF-C+ロックオンAFでは途中から背景にピントが移動してしまう。顔検出も同様だ。奥行方向を移動する被写体(フレーム内で写るサイズが変化する)の認識に課題があるように見える。
  • 低照度+顔検出の精度は良好だ。しかし、不規則に動いたり、複雑な背景があるシーンでは顔検出のヒット率は急降下する。
  • 屋外実写では低照度や逆光時にAF-Cが迷う傾向にあった。35mm F1.8使用時に0?-1EVで迷い始める。しかし、より明るい環境でも迷うことがあった。

DPReview:ダイナミックレンジ レビュー

  • 多くの点でNikon Z 7はD850に匹敵し、他のフルサイズカメラと比べて多くの部分が優れている。
  • 4EVほど持ち上げるとバンディングパターンが発生する。4EVも持ち上げるとは思わないかもしれないが、夕焼けの前景を明るくする場合はそれくらい持ち上げることがある。バンディングは低解像(800万画素)でも簡単に確認できるため、プリントサイズでも見える場合がある。
  • Nikon Z 7はデュアルゲイン方式を採用しているため、ISO 64を持ち上げるよりも高感度ISO(ISO 400以上)を使用したほうがノイズ耐性が優れている。
  • バンディングパターンはシャドーに発生することがある。これは像面位相差素子が組み込まれているイメージセンサーによる画像生成の結果だと思われる。
  • 明るい光源によるフレアでも同じパターンを見つけることが出来る。
  • 明るい光源全てで発生する訳では無いがRAW現像時の調整によって好ましくない結果と感じるかもしれない。

DPReview:Z 6とα7 IIIの仕様比較

  • 画質
    ・どちらも2400万画素フルサイズセンサーだ。
    ・α7 IIIは優れた低照度画質・優れたダイナミックレンジ・クラス最高のノイズ低減処理(JPEG)を持ち合わせている。
    ・Z 6のセンサーテストはまだだが、過去のニコン2400万画素センサーを考慮すると優れた画質を期待できる。
    ・一般的に、我々はソニーよりもニコンの発色が好みだが、高感度ISOノイズの低減処理はソニーのほうが進んでいる。
  • 動画
    ・どちらも胸を張れるパフォーマンスのカメラだ。事実、両機とも全画素オーバーサンプリングの4K 24p、ピーキング、マイク端子、ヘッドホン端子、ボディ内手振れ補正、1080/120pなどを持っている。
    ・経験豊富な映像制作者にとって重要な違いがいくつか存在する。HDMI出力時にZ 6は10Bitのログ出力が可能だがα7 IIIではそれが出来ない。一方でα7 IIIはHLG・S-log2のカメラ内部記録が可能だがZ 6にはそれが出来ない。
    ・追従AFにも違いがある。ソニーで追従AF(ロックオンAF)を利用するためにはタッチ非対応時のシステムと同じ中央ロックオンAFのアルゴリズムを使用している。これは少し信頼性が低く、さらにボタン操作を組み合わせる必要がある。逆にZ6のシステムは使いやすく信頼性も高い。
    ・どちらも魅力的な動画パッケージとなっているが、動画AFの点から暫定的にNikonに軍配を上げる。
  • オートフォーカス
    ・どちらも見事な像面位相差AFエリアを実装している。Z 6はセンサーの81%をカバーする273点、α7 IIIは93%をカバーする693点の像面位相差センサーだ。
    ・どちらも便利なAFジョイスティックを装備しているが、AFエリアが赤色に照らされるニコンと異なりソニーは一時的にしかAFエリアが点灯せず見づらい。
    ・どちらも顔検出モードが存在するがソニーのみ瞳AFに対応している。
    ・静止画撮影ではソニーのファインダーによる被写体追従が好きで使いやすく信頼性も高い。一方でニコンは3Dトラッキングを一眼レフから継承していない。
    ・EVFを使ったオートフォーカスはソニーが有利だ。ニコンがファームウェアアップデートで3Dトラッキングを実装したならば我々は再考する。
  • ユーザビリティ
    ・α7 IIIのメニュー画面は従来よりも改善しているが、まだ紛らわしく面倒だ。カスタマイズの自由度は高いが実際に最大限活用するには時間がかかるだろう。さらにタッチパネルの使い勝手には失望している。
    ・Z 6は一眼レフのメニューを継承しており、COOLPIXのようなAFモードを除いて機能性も一眼レフを継承している。α7 IIIのようにカスタマイズは豊富だが(我々の見解としては)比較的使いやすいカメラだ。さらにインフォメーションパネルが存在し、タッチパネルでの設定変更やメニュー画面の操作も可能だ。
    ・どちらも使いやすいカメラだがニコンの良好なタッチ操作が勝因となるだろう。
  • ボディデザイン
    ・サイズや重量はとても似ている。
    ・どちらも防塵防滴仕様だが、ソニーは底面のバッテリードアが適切にシーリングされていない。(ニコンは適切だ)
    ・主観的な意見となるがグリップの好みはZカメラだ。
    ・ZカメラはXQDシングルスロット(将来的にCFexpress)でαはデュアルSDカードスロットだ。これは人によって問題となるかもしれない。DPReviewのコメント欄を見る限りでは多くの人が問題としている。
    ・全体として、ソニーのデュアルスロットは本当に気にっているが、ニコンの快適なグリップやサブモニタ、より頑丈な防塵防滴を歓迎するだろう。勝負は五分五分だ。
  • レンズ・マウント
    ・ニコンの新しいZマウントはソニーEマウントよりも優れている。レンズ設計の制限が少なく、より明るいレンズをリリース出来ることを意味している。
    ・ニコンZは3本のレンズしか存在しないが、ソニーには25本以上のネイティブEマウントレンズが存在する。しかし、FTZアダプターによりほとんどのFマウントレンズをオートフォーカスで使用することが可能だ。(訳注:現行レンズでは無い古いレンズは要注意)
    ・このカテゴリも勝負は五分五分だ。
  • 電子ビューファインダー/背面モニタ
    ・Z 6は高解像な電子ビューファインダーを搭載しており明らかなメリットとなる。さらに撮影中も解像度の低下が無い(ソニーは低下する)
    ・どちらもチルト液晶モニタだが、ニコンはソニーと比べて大きく高解像なモニタを備えている。
    ・全体的にEVFとLCDはニコンが勝利する。
  • パフォーマンス
    ・どちらもスポーツやアクションを撮影したい人にとって堅実な連写性能だ。Nikon Z 6が12fps(訳注:追従AF/AE時は5.5fps)でソニーは10fpsだ。
    ・Z 6のバッテリーライフは定格で330枚(訳注:Z6は310枚なので誤記?)と短く、ソニーは710枚(訳注:610枚の誤記?)だ。Z 6は実際に使うとより多くのコマを撮れると思われるが、それはソニーも同様である。
    ・良好なバッテリーパフォーマンスからこのカテゴリではソニーが勝利する。
  • 結論
    ・まるでニコンがZ 6をα7 IIIのスペックとかち合うように設計したかのようだ。もちろん長年開発してきたであろうZ 6がそうであるとは思っていない。
    ・どちらも魅力なパッケージであり、実際にZ 6をしっかりテストするまでは判断が難しい状況だ。

DPReview:Z 7とα7R IIIの仕様比較

  • ボディデザイン
    ・Z7は同社ミドルクラスの一眼レフカメラと同程度のビルドクオリティであり、多くのニコンユーザーにとって心地よいと感じるグリップを備えている。この点でニコンはいい仕事をした。
    ・αシリーズは2世代を経てかなり成熟してきている。特にα7R IIIはより快適なグリップとAFジョイスティックを実装した。・しかし、当社の見解としてはソニーのグリップはまだ小さすぎ、Z7ほど快適ではない。
    ・どちらも防塵防滴を主張しているが、ニコンはより一層充実した耐候仕様だ。ソニーのようにバッテリー室周辺のシールが欠けていることは無い。
    ・Z7にはOLEDサブモニタが搭載され、一眼レフユーザーにアピールできる可能性を秘めている。
    ・エルゴノミクスは好みが分れると思うが、両機を比較するとニコンが優れている。
  • ユーザーインターフェース
    ・Z7のUIは一眼レフを明確に反映してD850と似たものとなっている。操作は簡単だ。
    ・Z7とは対照的にソニーα7R IIIのメニューは(従来と比べて)進化しているものの、混乱することがある。
    ・どちらもカスタマイズ可能な「マイメニュー」を持っており、問題を軽減することができる。
    ・Z7のタッチパネルは多くの操作が可能であり、カメラに欠かせない機能となっている。しかし残念ながらタッチパッドAFには対応していない。
    ・一方のソニーは限定的だ。タッチパネルによるメリットは誤操作のリスク以下となっている。タッチパッドAFやタッチAFに対応しているが直感的な操作性ではない。
    ・Z7は使いやすいメニュー画面を持ち、ソニーは幅広いカスタマイズに対応している。それぞれにメリットはあるが、全体的な評価をするとニコンだ。
  • 画質
    ・どちらのカメラも良好なレンズと組み合わせることでとても高画質であり、解像度の差はごく僅かだ。
    ・一般的に我々はニコンの色を好んでいるが、ソニーはカラーサイエンスを大きく改善し、高感度ISO時のノイズ低減に秀でている。
  • AF
    ・Z7は493点の位相差AFを備え、フレームの90%をカバーしている。ソニーの灰色なAFポイントと比べて明るく見やすい。
    ・α7R IIIはZ7ほどカバーエリアが広くないものの、コントラスト検出方式でカバーできる。さらに瞳AFは追従モードで動作し、より低照度でAFが動作する。
    ・Z7の致命的なポイントは一眼レフにあった3Dトラッキングが無いことだ。一眼レフ市場で最高のAFシステムを持っているにも関わらず、ミラーレスではα7R IIIのほうが良好だ。もし一眼レフのシステムを導入できるのであれば逆転するかもしれない。
  • 動画
    ・どちらも4K UHD 30pと1080/120pでの撮影が可能だ。どちらも高解像センサーらしくフルサイズ画角時はラインスキップやピクセルビニングを利用することとなる。
    ・どちらも全画素読み出しのSuper35時はとてもハイクオリティな4K動画だ。
    ・ニコンはソニーと比べて情報量の多い外部出力4:2:2 10bitに対応している。ただし、N-logの内部記録は非対応で4:2:0 8bitに制限される。
    ・ソニーは4:2:0 8bitだがS-logで内部記録に対応している。さらにHDR対応モニタで有効なハイブリッドログガンマを実装。さらにHLGモードではRAWのヒストグラムやゼブラ表示が完璧なため最適なRAW出力が可能だ。
    ・どちらもピーキングやゼブラ・ログガンマアシストに対応している。また、どちらも5軸手振れ補正とマイク・ヘッドフォン端子を備えている。
    ・どちらも像面位相差AFを利用した効果的なフォーカシングが可能だ。我々はソニーが優れていると予想していたが、ニコンはさらに感銘を受けるものだった。Z7の動画AFはこれまで見てきた中で最高だ。
    ・さらに重要なことは何を追従したいのか簡単に指定できることだ。
    ・ワークフローや要求されるものによりけりでこのカテゴリは「引き分け」といきたいところだが、我々は使い勝手の面からニコンに軍配を上げるだろう。
  • EVF/LCD
    ・電子ビューファインダーは同程度の仕様だが、Z7はライブビュー中や連写中も解像度が落ちないのに対し、ソニーは解像度が低下する(再生モード時はフル解像度)。
    ・そしてニコンのファインダーは非球面レンズとフッ素コーティングを備え、比較的複雑な光学設計となっている。とてもリアルで明るく鮮明なファインダーだ。(訳注:α7R IIIも非球面・フッ素コーティングを採用しています。)
    ・一方でソニーは少し長いアイポイントを有している。
    ・どちらも背面モニタを備えているが、解像度は明らかに上Z7が有利だ。
  • カードスロット
    ・Z7は物議を醸しているXQDシングルスロットだ。一方でソニーはデュアルスロットでバックアップやオーバーフロー、JPEG/RAWの分化に対応している。
  • レンズ・マウント
    ・大口径のレンズマウントは将来的に大口径レンズの開発でリードするかもしれない。
    ・現時点ではラインナップの多いEマウントが有利だ。そしてシグマを始めとして成長し続けているEマウントアダプター群も存在する。サードパーティの勢いも活発だ。
    ・ニコンはマウント情報を開示していない上、まだ3本のレンズしかリリースしていない。しかし、FTZアダプターを使うことでZマウントレンズの登場を座して待つ必要は無いだろう。
    ・今のところソニー有利だが、将来的にZマウントが巻き返す可能性がある。
  • その他機能
    ・Z7にはフォーカスブラケットや多重露光、微速度撮影やタイムラプス動画の撮影が可能だ。
    ・α7R IIIはボディアプリ非対応となりインターバルタイマーを使うことが出来ない。
    ・α7R IIIはセンサーシフトを利用した高解像撮影機能を持っている。ノイズ低減やダイナミックレンジでメリットがあり、信じられないほどシャープな画質となる。
  • パフォーマンス
    ・Z 7は追従連写5.5fpsだが、12RAW 9fps AE固定で追従AFに対応している。一方でα7R IIIは追従AF/AE対応で10fps連写だ。
    ・さらに重要なポイントはバッファであり、Z 7はバッファが詰まりやすい。
    ・バッテリーパフォーマンスにも差がある。

全体的にZ7とα7R IIIはよく似ており、良いレンズとの組み合わせで素晴らしい画質となるカメラだ。

Z7は第一世代にも関わらずとても優れたエルゴノミクスを持っている。そして優れた4K画質や最高の動画AFにより飛躍的に動画仕様が向上した。本当に欠けているのは一眼レフの3DトラッキングAFくらいだろう。

α7R IIIは瞳AFやロックオンAFを持っており、ニコンよりも優れたオートフォーカスが可能だ。さらにデュアルメモリーカードスロットや連写性能、バッテリーライフなど優れたパフォーマンスも差別化できる要素となるだろう。

DPReview 仙台工場見学

  • 1971年に仙台工場は開業し、2011年の震災による3週間の休業を除けば稼働し続けている。現在352名の従業員が働いており、プロフェッショナルモデルの「D5」や新しい「Z 7・Z 6」が作られている。
  • レンズマウントはプログレードの一眼レフと同じ最大強度を誇るステンレス鋼を使用している。真鍮は加工が簡単だが変形しやすく、Nikon Zマウントのようなショートフランジバックのマウントでは危険だ。レンズ側はローエンドのプラスチックマウント以外は真鍮製である。
  • レンズマウントはコンピュータ制御で穿孔される。
  • 仙台工場を見学した際はZ 7の製造は始まっていたが、Z 6はまだ量産体制が整っていなかった。
  • Z 7のアセンブリラインは従来のセル生産方式とは大きく異なる。エルゴノミクスを改善してプロセスの最適化を図っているようだ。
  • 超高精度アセンブリユニットは現代の自動車製造に使用される大型ロボットアームの小型版のように見える。素早く正確な精度で動作するロボットで視覚的に最も面白い部分だった。
  • センサーの組付けは環境衛生条件が厳しく見ることが出来なかった。
  • Z 7のシャッターは社内で製造され、ユニットはカメラへ組付け前に個別でテスト・調整される。
  • 珍しく複雑な光学ユニットの電子ファインダーはレンズの製造過程と非常に似ている。
  • 製造の自動化はD5が55%、Z 7が76%だ。
  • 組み立て工程で自動化された量が多いにも関わらず、品質管理の圧倒的な項目数に感動した。

DPReview Nikon Z7で知っておくべきポイント

  • Nikon Z7はD850とセンサーがほぼ同じだが、重量は26%も差がある。にもかかわらずD850と似通った部分は多い。
  • これを言うとニコンは嫌がるかもしれないが、Nikon Z7はソニーα9のようだ。そしてD850のグリップがくっついているように見える。正直に言うとそれは悪いことではない。
  • 持ち運びがとても快適で2つのコントロールダイヤルやメニューシステムはD850とほぼ同じだ。
  • ニコンはZ7がD850と同じ耐久性を持っていると主張している。確かにベテランユーザーにも馴染むものを持っている。
  • カードスロットはXQD1スロットのみだ。のちのち登場する次世代のCF Expressに対応している。
  • ニコンは既存の一眼レフユーザーを離さないように努力している。Z7にはD850で使用されるEN-EL15aと同形状の「EN-EL15b」が同梱されている。USB充電はEN-EL15bのみ対応しているが、EN-EL15aも使用可能だ。
  • EN-EL15aとbを区別するためバッテリーは以前よりも角ばっている。
  • Z7のバッテリー単位の撮影枚数は330コマだが、赤く点灯するまでに1600コマ以上の撮影といくつかの4K動画を撮影することが出来た。撮影方法によって持続枚数は大きく異なるだろう。
  • Z7はD850のセンサーをベースとしては裏面照射型CMOSセンサーを使っている。これはソニー製の可能性が最も高い。ISO 64でD850と同じダイナミックレンジが期待できるだろう。
  • Z7には新しく「ミドルレンジシャープネス」項目がピクチャーコントロールに追加されている。
  • D850のセンサーと大きな違いは像面位相差用素子がセンサーに追加されていることだ。
  • Z7の像面位相差AFエリアは縦・横90%をカバーしている。この領域の外側はコントラスト検出AFが動作する。F2もしくはより明るいレンズならば-3EVまで動作する。
  • DPReviewでの説明会でニコンの代表は「AFはD850とほぼ同等」と語っている。D850と直接の比較は不可能だが、FTZ経由でFマウントレンズを使ったところ、オートフォーカスのレスポンスは見事だった。
  • Z7はとても効果的な顔検出ととても捕捉性の高い追従性能を持っている。残念ながら一眼レフで慣れ親しんだシステムとは異なり、追従機能も異なる。特に被写体を簡単に追従するモードが存在しない(補足:おそらく3Dトラッキングのこと)
  • 悲しいことにソニーとオリンパスで高く評価されている瞳AFを持ち合わせていない。
  • α7やα9、そしてニコン一眼レフのライブビューと同じように実絞りAFだ。被写界深度が正確な反面、オートフォーカス時の光量不足に苦しむことになる。開放測距ができるようにファームウェアで改善されることを望んでいる。
  • ボディ内に5軸手振れ補正を備えており、ニコンの主張ではZマウントレンズで5.0段の補正効果がある。適合レンズでは3軸まで低下する。FTZアダプター経由でFマウントVR搭載レンズはZ7側で回転ブレを補正するためより優れた補正効果を発揮するはずだ。
  • 手振れ補正の効果は静止画・動画ともにとても肯定的な結果だ。
  • Z7のファインダーはこれまで見た中で最高の電子ビューファインダーの一つだ。暗所でも明るく鮮明なファインダー像を得ることが出来る。他のカメラと異なり、プレビューモードや再生モード、連写撮影やフォーカス中の解像度に差は無く常にフル解像度だ。
  • D850と同様にチルト機構のタッチパネル液晶モニタを備えている。Z7は一眼レフよりも大幅にタッチ操作が強化されている。ただし、ファインダー使用時にタッチパッドAFの機能が省略されている。
  • Z7はスポーツ・アクションカメラでは無く、α9のようなスピードは発揮しない。12bit AF/AE固定で9fpsだ。5.5コマ秒ならば追従AF/AEに対応している。しかしバッファ深度は浅く、D5を売る気にはならないだろう。
  • 動画機能は説得力がある。
  • DX時には全画素読み出しの画質が得られるが、FX時はラインスキップである。
  • D850と異なり4K動画でもピーキングが利用可能だ。ハイライト警告と同時に使うことは出来なかった(プリプロダクションモデルでは)
  • 動画撮影時はボディ内手振れ補正と電子手振れ補正により手持ち撮影をさらに滑らかなものにしている。
  • もっとも大きなニュースはHDMI出力で4:2:2 10bit N-LOGに対応していることだ。フッテージ処理の柔軟性が大きく向上し、競合モデルはLUMIX GH5しか存在しない。
  • WiFiは11acに対応し、Bluetoothも実装している。

DPReview レンズマウントの情報開示とAFシステムの再考が必要

  • 奇妙かもしれないが、ニコンZカメラについて最も重要なことはミラーレスであることではない。新しいレンズマントであることだ。これは似ているが分けるべき要素である。
  • ミラーレス化はボディサイズの小型化や静止画と動画の使用感を統一することを可能にする。しかし、それは大きなことではない。レンズマウントの限界を打ち破り、未来に目を向けることこそ大きな一歩である。
  • 新マウントへの移行はとても大きなステップだ(下位互換性を残したとしても)。キヤノンは既存のFDマウントを捨て去り、大きな打撃を受けながらもEFマウントに転換し大型電子マウントの将来を示した。一方でソニーはAPS-C Eマウントを維持しつつフルサイズセンサーを詰め込む決定を下した。そしてニコンは将来性のある広く大きいレンズマウントを打ち出した。
  • しかし、サードパーティーレンズメーカーにマウント情報を開示しないと決定したことは少し不安である。Fマウントで1億本のレンズを販売したことで助け無用と感じているのかもしれないが、Fマウントレンズを持たないフォトグラファーにとってサードパーティのサポートが無いのは弱点でしかない。
  • マウントを開示してシステム全体を魅力的なものにするべきだろう。もしニコンがサードパーティよりも優れたクオリティや価値を持っているのだとすれば意図的に純正レンズの保護をしなくても良いはずだ。
  • 一眼レフからさらに使い勝手を高めたタッチパネルを実装し、賞賛されたエルゴノミクスとユーザーインターフェースを導入した。そこまで良いのだが、ミラーレス移行のタイミングでオートフォーカスシステムを再構築し損ねている。誰も使っていないような一眼レフのライブビューAFシステムを踏襲しているのだ。
  • 何十年も改良を続け、業界最高峰だった一眼レフにおけるファインダーAFの挙動を模倣するべきだった。3DトラッキングはDPReviewにおける最も洗練された追従システムと評価している。
  • 残念ながら、Zカメラは一眼レフのライブビューAFの追従システムに準じており、AFポイントを合わせて「OKボタン」もしくは被写体を背面モニタでタップして追従を開始しなければならない。さらに追従を解除する時は再度OKボタンを押す必要がある。シンプルながら正確性と即時性を併せ持ち、被写体を瞬時に切り替えることが可能な3Dトラッキングと比べると劣っている。
  • ニコンの一眼レフファインダーオートフォーカスはとても素晴らしいものであり、ミラーレスにも実装すべきものだ。Zカメラのオートフォーカスシステムはぜひ再設計してほしい。そしてサードパーティ製レンズが自社にとって脅威となるのか利益となるのかも再考してほしいものだ。

DPReview? First impression

  • 古いFマウントよりも遥かに浅いフランジバックと広い内径を持つマウントだ。センサーへ十分な光を取り込むことができるので光学設計に余裕があり、F0.95のようなレンズを作ることが出来る。
  • 残念なことにマウントは公開されておらず、社外製メーカーはリバースエンジニアリングする必要がある。
  • センサーはニコン設計の裏面照射型センサーだ。D850と似ているが、像面位相差用の画素が入っている。493点の像面位相差にも関わらず、撮像した画像データに目立つ影響は無い。
  • 低照度AFはF2のレンズを使いEV-3までと述べている。これはD750に匹敵するが、スピードは考慮されていないのでかなり低速AFになる可能性がある。
  • 連写時にライブビューを使用したい場合は5.5コマ秒連写だ。ライブビューが必要無い場合はさらに高速化できる。
  • バッファは普通よりも悪く、JPEG Lでわずか25枚、12bit RAWで23枚、14bit RAWで18枚だ。バッファクリアは高速だがバッファが詰まることは多々あるだろう。
  • 完全電子シャッターが可能である。読み出し速度は1/15秒ほどでα7R IIIに匹敵する。連写も可能だがローリングシャッターの影響を受ける可能性がある。
  • カメラには5軸手振れ補正が備わっている。Zマウントレンズは5軸補正だが、互換レンズの場合は3軸だ。光学手振れ補正との連携は無いが回転ブレは補正する。電源オフ時は機械的に補正機構がロックされる。1080p動画でさらに電子補正を加えると×1.1クロップとなる。
  • 画像処理エンジンが更新されEXPEED 6となった。ピクチャーコントロールに「ミドルレンジシャープネス」が追加され、回折補正にも対応している。
  • 動画はHDMI出力で4:2:2 10bit出力が可能だ。
  • ファインダーはハイエンドモデルに多い369万ドットの60Hzリフレッシュレートと思われる。
  • ダイヤルの位置と機能性は同社の一眼レフカメラと極力似たようなデザインだ。
  • 奇妙なことに、AFシステムは一眼レフカメラに存在する「AFエリアモード」「AFエリアモード+AFon」機能が省略されている。
  • レンズのフォーカスリングはバイワイヤだ。初期設定ではフォーカス機能だが、設定次第で露出調整にも使うことが出来る。
  • SDカードは将来的により高速なメディアとなることが約束(高速規格を策定)されているにも関わらず、NikonはXQDを採用している。そしてXQDのみをサポートする初のカメラだ。そしてスロットは一つしかない。
  • D7500以上の機種で使いなれたEN-EL15バッテリーの新型を使用する。このバッテリーはUSB経由での充電に対応している。EN-EL15aも使えるが、USB充電には対応していない。一眼レフと比べてバッテリーライフは短くなる。
  • タッチパネルはAFポイントの操作とメインメニュー、カスタマイズ可能なiメニューに対応している。大きな欠点はファインダー使用時にタッチパッドとして使用できないことだ。しかし、ZカメラにはAFレバーがある。
  • メニューはD850とほぼ同じだ。
  • Zシステムにおける大きな変更点の一つは[i]メニューだ。タッチ操作に対応し、カスタマイズ可能である。
  • オートフォーカスは高速でレスポンスは高く、決定的だ。多くのユーザーの期待に応えるパフォーマンスだろう。しかし、新しいインターフェースのせいで一眼レフからの移行は大変だ。
  • コントラスト検出が介在するカメラはしばしばハンチングでフォーカス速度が低下する。ソニーはAF-Cが高速だが、AF-Sは遅い。ニコンはAF-CもAF-Sも一貫したフォーカス速度である。
  • シングルショットの追従AFは良好だが連写時は打率に苦しんでいる。これはZマウントのみならず、アダプター経由のレンズでも当てはまる。ただし、現在のファームウェアはベータ版なのでプロダクションモデルで改善していることを期待する。
  • 顔検出は検出が外れても被写体の頭部を捕捉し続けている。これはポートレートやイベントで重要な機能だ。
  • 一眼レフの「3Dトラッキング」は被写体追従の王道だったが、Zシステムの追従はかなり面倒だ。最初にオートエリアモードに設定してから背面モニタで被写体をタップする必要がある。ファインダーを覗いている場合は最初に「OK」ボタンを押す必要がある。被写体を切り替える時は再度「OK」ボタンを押して解除しなければならない。一眼レフの3Dトラッキングはシャッターボタンで素早くオンオフが可能だ。
  • ニコン一眼レフのオートフォーカスを体験しているのであれば、このカメラのオートフォーカスが一眼レフに及ばない事を感じるはずだ。
  • 4Kでピーキングが利用可能となっている。
  • 動画撮影中のオートフォーカスは滑らかで正確だ。これまでテストした最高の動画AFに匹敵するものであり、ニコンムービーにとって大きな前進だ。

Z7はD850以上となるだろう。明らかなポイントは動画機能であり、新規顧客を誘致しようとしているように見える。静止画と動画の動作が一貫しており、特に動画AFは大きく飛躍している。

IMAGING RESOURCE:インタビュー

  • センサー性能はNikon D850とほぼ同等の性能を持っており、NEF RAWの品質は同等と期待できる。
  • EXPEED 6は次世代を先駆けて開発されたものであり、JPEG画質が大きく向上している。(仕様は確認できないが、高感度の作例を見て感銘を受けた。ISO25600でさえも見事な画質だ。)
  • Fマウントレンズ装着時は像面位相差AFのみで動作する。(一眼レフのAF駆動はコントラストAFに不向きであるため)
  • 像面位相差AFよりもコントラストAFのほうが正確である。一眼レフの位相差センサーよりも正確なはずだが、コントラストAFはより正確である。
  • AF限界はF1.8レンズで-4.3EV、F2.0レンズで-4EV、F4レンズで-2EVとなるそうだ。
  • ネイティブZマウントレンズは通信速度が大幅に向上しておりとても高速なAFとなる。
  • オートフォーカスのアルゴリズムについて多くを聞くことは出来なかったが、EXPEED 6が重要であると述べている。
  • フォーカススピードはD5やD850ほどでは無い。まだスポーツ撮影のフォトグラファーは一眼レフを選ぶだろう。ミラーレス技術開発はまだ始まったばかりだ。
  • 一方で動画AF性能は従来よりも大幅に優れている。
  • 位相差センサーは全てクロスタイプではなくラインセンサーだ。
  • 後玉が大きくセンサー面に近いほどテレセントリックすることができ、倍率色収差などの補正は遥かに容易となる。
  • F0.95よりも明るいレンズが登場するかもしれない。
  • Sシリーズのレンズは入射光線が平行となるため絞り値が小さくてもセンサーの汚れが写ることになる。このためセンサーを綺麗に保つ必要がある。
  • 将来的にS-Lineではない安価なレンズが登場する。
  • レンズ製造はここ5年間ほどで飛躍的に進歩している。自動化されたシステムを使うことで偏芯が少なくなり、設計の自由度も増している。
  • F0.95はナノクリスタルコート以上の優れたパフォーマンスとなる新しい反射防止コーティングを使う。

Focus Numerique

  • ソニーα7のグリップは小さすぎ、ニコンはより大きいが十分ではない。キヤノンはさらに快適なグリップだ。Z 7のグリップはゴムコーティングされかなり良好だ。
  • 背面の操作性は良好だがとても高密度だ。
  • メニューとGUIは一眼レフと比べて大きな変更点は無い。ニコンユーザーなら慣れ親しんだものだが、初見ユーザーにとってはオプション数があまりにも多いと感じるかもしれない。
  • 電子ビューファインダーのリフレッシュレートは60fps固定され動体を追いかけるには不十分だ。しかし明るく倍率が高いファインダー像を提供している。
  • 全体的に使い勝手が良くレスポンスは優れている。しかし、D850と比べると全体的にやや低めだ。
  • 画質はISO6400まで良好にノイズが補正されている。ISO12800でもあまり処理する必要は無いだろう。Z 7はD850より僅かに悪いものの、ハイエンドカメラらしいパフォーマンスに違いない。
  • 手振れ補正は公称値5段だが、我々のテストでは3~4段分の安定した効果を得ることが出来た。このパフォーマンスは優れてる。

強み:素晴らしいグリップ・良好なノイズ補正・広く素晴らしい電子ビューファインダー・良好な追従AF・全体的に良好なレスポンス・効果的な5軸手振れ補正・SnapBridgeで簡単にスマホと連携可能・ニコンFマウントとの互換性・1080 120fps・LCDのリマインダー設定・高度なカスタマイズ・USB-Cによるバッテリー充電

弱み:シャッタースピードが1/8000秒まで・追従AF時に5fps連写・瞳AF無し・XQDシングルスロット・4K 60pが無い・ファインダーのリフレッシュレートが60fps・1080 120fpsでクロップされる・LCDモニタがボールジョイントではない・ピクセルシフト撮影無し・バックライトコントロールなし・まだ改善の余地を残している・レンズが高い・内部記録でN-log非対応

ePHOTOzine

  • 基本的なカメラの解説は割愛します
  • オートフォーカスは信頼性が高く、特に良好な光条件でとても高い成功率となった。撮影後にいちいちピントの確認をする必要はない。
  • 3.2型のチルトモニタは大きくクリアだ。
  • メニューはここ最近の一眼レフと同じレイアウトとデザインだ。各セクションは色分けされており選択肢を素早く見つけることが出来る。
  • XQDシングルスロットは購入を左右する大きな要素だ。多くの人がXQDカードとカードリーダーを初めて買うこととなるだろう。
  • パフォーマンス
    ・シャッターレスポンス:0.5秒
    ・ワイドフォーカス/シャッターレスポンス:0.1秒
    ・フルズームフォーカス/シャッターレスポンス:0.1秒
    ・起動時間:1.0秒
    ・フラッシュ無しの撮影:0.2秒
    ・連写・JPEG:9fps 25コマ(H+)/6fps 56コマ(H)
    ・連写・RAW:9fps 19コマ(H+)/5fps 32コマ(H)
    ・シャッターレスポンスとフォーカススピードはどちらも非常に高速だ。起動時間は一眼レフよりも少し遅いが連写速度はとても良好だ。シャッター音はかなり煩く、電子シャッターに切り替えることで静音撮影が可能だ。
  • 色再現は魅力的で飽和的だ。ニコン色再現のファンであればZ 7の結果にはとても満足できるだろう。ニコンのカメラに期待できるように肌の色調は特に優れている。
  • 時折露出補正の必要があったものの、多くの場合は信頼できる露出となった。
  • 24-70mm F4、35mm F1.8、どちらもボケは良好、問題の無いフレア耐性、色収差とパープルフリンジは皆無か稀だった。レンズはシャープでとても効果的だ。
  • シャッターショックを防ぐため、電子先幕シャッターをおススメする。(シャッターー速度に制限はかかってしまうが)
  • ISOパフォーマンス:
    ・ノイズ耐性はとても良好で?ISO6400まで実用的な結果を得ることが出来る。
    ・ノイズレベルはISO12800で増加しディテールが顕著に低下する。
    ・彩度はISO25600まで良好だ。
    ・ISO51200ではノイズが強く彩度が低下するため避けたほうが良い。
    ・ノイズリダクションは従来のニコン一眼レフユーザーなら「弱」に設定したいと思うかもしれない。初期設定の効き目は強い。
  • ホワイトバランスはAWBでタングステン光では少し暖色の傾向となるが他のAWBが用意されている。

優れたノイズ性能と色再現性を発揮し、D850に匹敵する画質だ。フォーカス性能は良好でヒット率は高いが瞳AF非対応にはがっかりだ。

5年早くスタートしているソニーは既に30本のフルサイズ用レンズと複数のカメラボディを用意し、デュアルカードスロットや長いバッテリーライフなど明らかなメリットが存在する。ニコンは面白いレンズロードマップで勝負していくことになるだろう。

長所:高解像4,570万画素センサー・Nikon D850よりコンパクトなボディ・優れた画質・低感度で超低ノイズ・クロップの無いハイクオリティな4K・コンパクトなレンズ・3.2型チルトモニタ・高解像EVF・5軸手振れ補正内蔵
(訳注:全画素読み出し4Kはフル画角ではありません)

短所:価格・シングルXQD・バッテリーライフ

PhotographyBlog

  • 小さな一眼レフのように見えるデザインだ。カメラを快適に使用できる十分な大きさを保ちつつサイズを縮小している。
  • 重いレンズを使った場合でも(比較的)バランスが取れている。
  • 一眼レフと似たボタンレイアウトだ。
  • D850と同じ防塵防滴と言われているように、とても頑丈な作りである。豪雨の中でサッカーを撮影の使用に使うことが出来た。
  • 360万ドットの電子ビューファインダーは解像度が高く素晴らしい。
  • 210万ドットの背面モニタはタッチパネル機能を備え、α7R IIIよりもはるかに楽しい機能を実装している。「i」メニューの操作やタッチAFに使用できるが、残念ながらタッチパッドAFには対応していない。
  • Z 7はスポーツやアクション撮影をターゲットとしているものでは無い。実際に不規則、とても高速に動く被写体を捕捉するのは苦労する。等倍で確認するとピントが少し後方にあり、シャープな写真を得ることが出来ない。画像を縮小した状態だと良く見える。シングル・ワイドAFエリアで被写体をフレーミングし続けられるのであればより良好な結果を得ることが出来る。
  • 静的な被写体の場合、オートフォーカスは高速で正確だ。低照度ではオートフォーカスに少し時間がかかる。
  • WiFi/Bluetoothは専用プロセッサーを使用しているため従来よりも動作が安定しているはずだと述べている。iPhoneだと全体的にうまく動作しているが、HUAWEI P20 PROではうまくいかなかった。これはスマホ側で動作に制限をかけられているようだ。
  • 様々なFマウントレンズを試してみたが一眼レフと差の無い動作であった。
  • CIPA準拠のテストでは330枚のバッテリーライフだが、実際のさつえいでは遥かに多くのカットを撮影できる可能性がある。我々のテストでは32GBのメディアカードを一杯にするまで撮影出来た。
  • 90分のフットボールでは2つのバッテリーが必要だった。(試合中はカメラの電源を入れ続ける必要があった)
  • ISO 6400でもディテールが上手く保持されている。場合によってISO25600でも実用的な画質だ。

このカメラはニコンユーザーが待望していた同社ミラーレスカメラだ。ミラーレス化により撮影が難しかった特定の撮影条件で有効活用できるだろう。小型軽量、そして静音撮影が可能である。

しかし、Nikon Z 7は完璧なカメラでは無い。スポーツやアクション撮影ではより適したカメラがミラーレス・一眼レフに存在する。そして、メディアカード破損のリスクと常に抱えることとなる。

いずれにせよ、これは序章に過ぎない。今後数年間は市場でニッチな製品となるかもしれないが、それを恐れずにミラーレスの門戸を開いたように感じる。

さあ、次はソニーの番だ。

IMAGING RESOURCE フィールドレビュー1

  • α7シリーズよりも少し大きいが、D850と比べて遥かに小さいカメラボディだ。幅はそれほど変わらない。
  • 小型ボディはユーザビリティを犠牲にする傾向があるが、Z 7はハイエンド一眼レフと似ている。
  • サブモニタは読みやすくシャープなテキストで明るい場所でも暗所でも確認し易い表示となっている。
  • コマンドダイヤルは一眼レフと少し異なっており、クリック間隔が僅かに狭い。使い慣れれば素早く正確に操作できるだろう。
  • モニターはシャープで鮮やかだ。残念ながらタッチパッドAFの機能は備えていない。
  • ニコンの光学系を備えた電子ビューファインダーは現在市場に存在する最高のファインダーである。
  • D850と同様に素晴らしい画質を生成するカメラだ。新しいプロセッサーのお陰で程よく滑らかなディテールを得ることが出来た。JPEG処理はパワフルながらムラなく賢い。
  • 高感度ISOでも依然として満足のいく画質だ。ISO5600ではかなりのノイズが発生するものの、全体的なクオリティを損なっておらず素晴らしい発色とコントラストを維持している。8×10のような小規模プリントならばベースISOとISO25600の違いが分からないはずだ。
  • 発色の受け取り方は個人差があると思うが、私は良好だと感じている。作例では特に赤、緑、青に感心した。赤のトーンと明るさは私が見たままで、緑は暗く私が望んだ結果よりも少し黄色くなる傾向がある。青も素晴らしいが多少シアンに傾いている。
  • オートフォーカスはD850と比べて測距点がかなり増加している。しかし、さらに顕著なのはフォーカスエリアのカバー率だ。風景撮影などでは大いに役立つはずだ。
  • オートフォーカス速度に期待している人もいるだろう。間違いなくスピードは似ており、良好なフォーカス性能だ。D850と同程度まで速いとは言えないが、悪条件でも良好だ。
  • オートフォーカスの精度は驚異的だ。D850では微調整必須だったが、Z 7では問題が無い。
  • オートフォーカスで改善する余地はまだあるものの、私の期待値は満たしている。
  • 連写性能は十分だがバッファは物足りない。素早くバッファクリアされるものの、万人受けするパフォーマンスでは無いだろう。
  • シングルXQDスロットは問題にし過ぎだと思うが、仕事で使うにはリスクが大きすぎる。
  • 評価測光は多くの場合でうまくいき、D850に匹敵するように感じる。D850ほどでは無いが、たまにプラスの露出補正を実施する。

最初の印象はとてもポジティブなものだ。D850よりも小さいボディで多目的に使うことが出来る。

Digital Kamera

  • ニコンはミラーレス・一眼レフの開発を平行して継続する
  • Nikon Zのセンサーはニコン開発で製造を委託している
  • Zマウントは他社にライセンスされない
  • サイズ・画質・価格で最も良いバランスがF1.8シリーズだ
  • S-LineのSはSuperiorを意味している
  • Z 35mm F1.8 SはAF-S35mm F1.8Gよりも高性能なレンズである
  • Z 58mm F0.95がMFレンズなのは大きく重いフォーカスレンズをAFモーターで動作させるのが高コストで難しいからだ
  • USB-C端子を使った充電は2.5時間かかる
  • Z 7・Z 6はUSB-C端子を使ったリモート制御に対応していない
  • 遠隔操作はMC-DC2とWR-1,WR-10に対応している
  • GPSはGP-1、もしくはBluetooth経由で位置情報を付与できる

Mobile01

  • バッファは約20枚で驚いたことにRAWよりJPEGのほうが書き込み時間が長い。
  • オートフォーカスは全体的に良好だが、D850の水準に達していない。コントラストが低い風景ではオートフォーカスが遅れる傾向にある。-4EV対応だが超低照度では動画AFの動作が緩慢となる。ローライトAFではAF速度が改善する。
  • 顔認識の動作は良好だ。
  • 無限遠から手前の被写体へAFを作動させると遅くなる。これはFマウントレンズを使用するとより目立つ。
  • タムロンレンズは24-70G2、70-200G2どちらも動作しなかった。
  • 高感度JPEG出力はD850よりも微粒子が目立つ。
  • 5秒間隔の微速度撮影で3時間9分、2237枚の撮影が可能だ。通常の撮影では920コマでバッテリーが9%となった。
  • レンズ鏡筒は金属製、防塵防滴仕様だ。

The Phoblographer

  • Zカメラはソニーより良好なビルドクオリティだ。
  • Zカメラはソニーより良好な防塵防滴だ。
  • Zカメラはソニーと同レベルのオートフォーカスだ。
  • Zカメラのレンズはとても良好だ。
  • Zカメラのオートフォーカスは低照度にとても苦しんでいる。
  • Zカメラのインターフェースはソニーよりも優れている。
  • もしもソニーユーザーで防塵防滴とレンズ明るさが必要でなければ乗り換える必要は無い。
  • ニコンがソニーに取って代わろうとするのであればZカメラは不十分だ。
  • ニコンはFマウントレンズの使用を押し付けている

プリプロダクションモデルだが、今のところ優れたカメラだと感じている。ニコンはとても長い開発期間を経てソニーに追いついたように見える。

しかし、なぜソニーを凌駕しようとしなかったのかよく分からない。

発表時点でもっとレンズを出すべきだったし、Z6やZ7はより高解像にすべきだった。そしてもっとも画期的なカメラにすべきだった。正直に言ってソニーを打ち破るようなメーカーはまだない。

海外の評価 Z 6

IMAGING RESOURCE

総評

  • ビルドクオリティは素晴らしい。深く快適なグリップを備えつつ驚くほどコンパクトだ。本体はとても頑丈で雨など悪天候にも耐える。
  • 全く新しいカメラだが、一眼レフと似たデザインで馴染みのある外観だ。ボタンやダイヤルの形状や配置、さらにメニューのデザインやグリップの赤ラインまで。
  • アダプター経由で一眼レフのレンズを使用しても良好に動作し、数れた操作性とAFは低下が見られない。
  • 背面モニターはバリアングルとチルトで好みが分れると思うが、チルトは素早くローアングルやハイアングルへ移行できる。
  • Z 6の外観で唯一非難すべき点があるとしたら、それはシングルXQDカードスロットだろう。XQD(CFexpress)は堅牢で高速書き込みが可能なメディアだが、まだまだ一般的では無く、依然として高価だ。そしてシングルスロットである。
  • 画質について不満はない。2400万画素の解像度で非常に優れた柔軟性を持つRAW出力が可能だ。高感度ISOノイズ耐性も優れている。
  • Z 7と同様、白熱電球下で不安定なホワイトバランスだったり、赤色が飽和しやすい弱点がある。(調整やRAW現像で回避可能)
  • 像面位相差AFセンサーが組み込まれており、シャドウを持ち上げすぎるとバンディングノイズが見えてしまう。
  • 静止画メインのカメラだが、とても良好な動画機能を備えている。フル画角でオーバーサンプリングされた4K 30pやFHD 120p、ログ機能、ボディ内手ぶれ補正などなど。しかし、ログ出力がHDMI出力限定だったり、30分の連続録画制限、パッとしないビットレートなどはGH5やS1と言ったカメラに劣っている。
  • 12コマ秒の最速連写速度はハイエンドスポーツカメラに匹敵し、XQDカードのおかげでバッファクリアは高速だ。
  • FTZアダプター経由でFマウントレンズを装着しても、AF性能は非常に優れている。
  • 瞳検出機能はソニーほど正確性・応答性は良く無いが、特に被写界深度の浅いレンズでは便利な機能だ。
  • バッテリーライフはこのカメラにおける懸念事項の一つだ。一眼レフより遥かに短い。

Nikon Z 6はバランスの取れた素晴らしいカメラだ。コンパクトながら頑丈なボディにお馴染みのレイアウトで物理操作が数多く配置されている。画質はとても良好で、AF性能は素晴らしい。

全体的に優れた機能・画質・ビルドクオリティながら、1999ドルと非常に競争力のある価格設定だ。これからフルサイズミラーレスを初めてみたい人にとって魅力的なカメラである。

長所

全体的に優れた画質・超高感度性能(特にRAW)・とても良好なダイナミックレンジ(ただしバンディングがある)・良好なAF-S・AF対応瞳検出・極めて低照度でもAF可能・最大12コマ秒の追従AF/AE連写・良好なバッファ深度・軽快なバッファクリア・ボディ内手ぶれ補正・頑丈なビルドクオリティ・快適な操作性・優れた防塵防滴・ニコンでお馴染みのレイアウト・良く整えられたメニュー画面・優れた動画画質・4:2:2 10bitのHDMI出力・N-log対応・4K ピーキング・静止画と動画で分離したメニュー・大型の高解像EVFは滑らかで見やすい・サブLCDモニタ・チルトモニタ・USB-C 3.1・WiFi/Bluetooth内蔵・HDMI C端子・ネイティブZレンズがとてもシャープ・24-70mm F4 Sが驚くほどコンパクト・Fマウントレンズも良好に動作

短所

シングルカードスロット・タッチパネルのレスポンス・バリアングルほど機能的ではない・バッテリーライフが並・白熱電球下で良好な結果を得にくいWB・発色が少し赤味がかっている・初期設定のノイズリダクションが少し強い・レンズラインアップが僅か・14bit RAWの場合は9コマ秒連写に低下・RAWからシャドウを持ち上げるとバンディングノイズがある・同調限界が1/200秒・まだバッテリーグリップが出ない・動画の追加仕様はまだ開発中

高性能なカメラ

  • Z 6の画質にはとても感銘を受けている。優れたシャープネスに加えて初期設定の色再現はとても素晴らしい。正確で程よい彩度の心地よい鮮やかさだ。
  • ダイナミックレンジはとても優れている。シャドウは濃いと同時に深みのあるトーンを持ち、ハイライトの情報も豊富だ。ハイライトとシャドウについては後から編集する必要がまったく無い。
  • 高感度ISO時の画質も素晴らしい。
  • 500mm F5.6E PFとの組み合わせで動く被写体の撮影で優れたパフォーマンスを発揮した。FTZ経由でFマウントレンズは良好に動作する。
  • 電子ビューファインダーは大型で、シャープな描写であり、とても使いやすい。アイセンサーの誤作動により背面モニターが消灯してしまうのが唯一の不満だ。
  • 210万ドットの背面モニターはとてもシャープで、チルトモニタは良好に動作する。
  • D850より遥かに小さなボディだが、馴染みのある操作性だ。ニコンのコントロールレイアウトを好む人にとって肯定的なデザインである。
  • ダイナミックレンジはα7 IIIやEOS Rと比較してそう大きな差は無い。どのカメラも厳しい環境での風景撮影で優れたパフォーマンスを発揮する。Z?7のように高い解像性能は無いが、柔軟なRAWファイルである。
  • ISO51200の画質は素晴らしいものでは無いが、とても見事なものだと思う。
  • 連写性能と低照度AFを改善したファームウェアアップデート後のオートフォーカスはとても高速だ。これはZ 7のフォーカスシステムより比較的性能が高い。
  • ボディ内手ぶれ補正は効果的で良好に動作する。
  • サイレントシャッターは臆病な野生動物に効果的だが、そもそもメカニカルシャッターの動作音も大きく無い。
  • FTZアダプターは200以上ドル以上の価格設定だが、Fマウントレンズを所有しているのであれば持っておいて損はしない。Z 6との組み合わせで高速フォーカスとなり、ネイティブZマウントと比べて遜色無いパフォーマンスを得ることが出来る。現状でZマウントの望遠レンズが無かったとしても心配することは無いだろう。
  • 実際のところ、ニコン一眼レフと比べて広い範囲をカバーするフォーカスエリアを持ち、優れたフォーカス速度と連写速度だ。
  • 防塵防滴仕様はトップクラスだと感じている。
  • ネイティブZマウントのレンズはまだまだ不足しているが、とても面白い14-30mm F4 Sた史上最高の24-70mm F2.8 Sなどを含む6本のレンズが登場している。さらにロードマップによると、2019年に58mm F0.95や70-200mm F2.8が登場し、2020年には14-24mm F2.8や50mm F1.2が登場する。
  • Z 6用ファームウェアは継続的に開発されており、直近のメジャーアップデートでは瞳AFと低照度AFの改善、そして連写速度の向上が施されている。将来的により良いカメラとなっているかもしれない。

Nikon Z 6は優れたFXミラーレスだ。現時点でレンズラインアップが一眼レフより不利だが、将来的に改善されるだろう。Z 6本体のみを考慮すると間違いなく高性能なカメラだ。

好き:優れたEVF・見事な防塵防滴・信頼性の高いAF・多くの状況で見事な画質

好きでは無い:ロードマップが示されているもおの、現時点で不足しているネイティブZレンズ・望遠レンズはFTZアダプターが必須

DPReview:結論

Like
  • 優れた解像性能と高感度ISO
  • 優れたビルドクオリティと防塵防滴
  • 効果的な5軸手振れ補正
  • Fマウントレンズの互換性
  • 大型高解像EVF
  • 立派な追従性能
  • オーバーサンプリングの美しい4K UHD
  • 10bit ログの外部出力対応
  • 静止画と動画設定の独立
  • サブ液晶モニタ
  • DXクロップ4K時にローリングシャッターが小さい
  • サイレントモード
  • WiFi・Bluetooth
  • USB充電
Dislike
  • 追従対象を選択し辛い
  • オートエリア時の被写体認識能力
  • ソニー・キヤノンより競争力が低いEVFリフレッシュレート
  • 像面位相差AFセンサーのバンディングノイズ
  • JPEG出力のノイズリダクションが強すぎる
  • タッチパッドAFには非対応
  • Zマウントレンズが少ない
  • 外部マイクを使う際にプリアンプがホワイトノイズを発生させる
  • フラッグシップのZ 7が注目を集めているが、Z 6は低価格で購入しやすく、動画と低照度AFで優れている。第一世代としてはかなりしっかりとしたカメラだ。
  • 最高の解像性能と高いISO感度ノイズ耐性により静止画のクオリティは優れている。JPEGのノイズリダクションは我々が期待するより少し強めだったが、「低」「オフ」にすると僅かに改善する。ダイナミックレンジを最大限活用しようとするとバンディングノイズが発生する可能性があるので注意が必要だ。
  • ビルドクオリティはとても優れており、操作性とメニュー画面は一眼レフユーザーなら馴染みやすいものだろう。
  • 電子ビューファインダーはとても高解像だが、60Hzのリフレッシュレートは競合製品よりも低く連写時に顕著なブラックアウトが発生する。このため激しい被写体を追うのが難しくなっている。
  • タッチパッドAFは実装されていないが、タッチモニタは素晴らしい。
  • オートフォーカスは9fps(ライブビューなし)5.5fps(ライブビューあり)の両方において、大部分のシーンで良好な被写体追従を実現している。露出は固定されるが最大12fpsの追従連写も可能だ。キヤノンが「ローライトキング」ではあるが、Z 6は多くの状況で低照度AFがα7 IIIに匹敵するものだ。煩わしいことに、シャッターボタンを離しても新しい被写体にAFフレームが移行しないことがある。
  • 動画はオーバーサンプリングされた4K画質が驚異的で、10bitログ出力や将来的にRAW出力へ対応している。静止画と同様に5軸手振れ補正も良好に動作する。主な欠点はパン操作時のローリングシャッターとリニアなマニュアルフォーカス制御が無いことだ。そして外部マイク使用時にはホワイトノイズが入る。
  • Nikon Z 6はα7 IIIを打ち負かすものでは無かったが、とても肉薄しているカメラだ。全体的に見て、ニコン一眼レフユーザーが他社のミラーレスへ浮気するのを防ぐに余りある魅力的な製品であると確信している。
  • α7 IIIと比べて:前述したように、多くの点で近い性能を持っている。そして、より良好なビルドクオリティ、よりシャープなEVFとモニタ、より良好な撮影体験を提供可能だ。α7 IIIのAF性能は少し良好で少し高速連写が可能である。ニコンは第2世代に向けてバッテリーライフとデュアルカードスロットの開発するべきだ。
  • EOS Rと比べて:EOSは同価格帯でより高解像だがダイナミックレンジは劣っている。オートフォーカスは競争力があるものの、4Kは大きくクロップされる。いくつかの点でエルゴノミクスに問題を抱えている。
  • Nikon Z 7と比べて:Z 7は高解像だが、Z 6はより低照度AFに優れ、一貫したパフォーマンスを発揮する。さらによりより良好な動画仕様と連写撮影時のバッファを備えている。解像性能を必要としない限りはZ 6が良い選択肢だ。

DPReview:画質

  • Nikon Z 6とNIKKOR Z 50mm F1.8 Sの組み合わせでテストした。
  • JPEGはレンズ補正を最小限として撮影。Adobe Camera Rawはカメラ側で補正をオフにしても歪曲や色収差補正が強制的に適用される。
  • Z 6と50mm F1.8の結果は見事で、フレーム全域で一貫したパフォーマンスを得ることが出来る。
  • ローパスフィルターの効果はα7 IIIよりも少し強めのようだ。ディテールは低下するが、モアレの発生が少ないことを意味する。
  • ノイズとディテールのバランスが良く、低照度パフォーマンスは競争力があり実質的トップクラスである。
  • ダイナミックレンジで大きな驚きは無かった。Z 7と同じように、バンディングの影響が見られる。Z 6のRAWファイル変換時にバンディングは完全に補正されないようだ。これはD750やα7 IIIと比較してシャドーの持ち上げやすさに影響してくる。
  • ソニーのデュアルゲインISOのようにISO800で回路が切り替わっているように見える。
  • α7 IIIとよく似た傾向だが、パフォーマンスは劣っている。しかしEOS Rと比べると大部分のISO感度で少し有利な結果である。

ePHOTOzine

  • 防塵防滴・マグネシウム合金のボディはとても優れたビルドクオリティだ。
  • ニコン一眼レフユーザーならば馴染みのあるカメラグリップである。
  • オートフォーカスは信頼性が高く、特に良好な光環境で成功率が高い。
  • ファインダーの解像度と明瞭さには感動した。
  • パフォーマンス
    ・シャッターレスポンス:0.5秒未満
    ・ワイドフォーカス:0.1秒
    ・フルズームフォーカス:0.1秒
    ・起動時間:1.1秒
    ・連写 JPEG:12fps 42コマ(H+)
    ・連写RAW:9fps 36コマ(H+)
    ・シャッターレスポンスとフォーカス速度はどちらも非常に高速だ。起動時間は一眼レフより少し長いが、連写速度は高速だ。
  • 色再現はとても魅力的で飽和している。ニコンの色が好みであればZ 6には満足できるはずだ。肌の色調は特に優れている。
  • 低照度でのAFは良好で高い成功率だった。
  • 露出不足は稀で、大部分は信頼できる露出となった。
  • 24-70mm F4と35mm F1.8はどちらも逆光時にフレアがほとんど発生しない。そして色収差やパープルフリンジも極僅かだ。
  • ISOノイズパフォーマンス
    ・ISOノイズはとても良好だ。
    ・ISO6400?ISO12800まで実用的な結果を得ることが出来る。
    ・ISO25600でノイズは像かし、ディテールが大きく低下する。
    ・彩度はISO51600まで良好だ。
    ・ISO102400はノイズが強く、彩度が低下するので避けるべきだ。
    ・ISO204800はノイズが膨大となる。
    ・以前のニコンユーザーならばノイズリダクションはLowがおススメだ。
    ・α7 IIIとよく似ているが、Z 6はノイズがより少ない分ディテールが劣る。
  • AWBは混ざり合った照明下でも十分に機能する。
  • 4K動画はオーバーサンプリングでとてもシャープな画質だ。

Nikon Z 7の4500万画素を必要とせず、より高速連写と良好なノイズ性能を望むのであればNikon Z 6は素晴らしい選択肢となる。そして対応するレンズはコンパクトで素晴らしい。

バッテリーライフが良くないのは残念で、シングルメディアスロットである点は問題とする人もいるだろう。像面位相差AFで精度の高さを期待できるが、瞳AFに対応していないのも残念だ。

長所:一眼レフよりコンパクトなボディ・優れた画質・優れたノイズ耐性・クロップの無い高品質な4K・小型レンズ・3.2型チルトモニタ・高解像ファインダー・ボディ内5軸手振れ補正・12コマ秒連写・優れたビルドクオリティ

短所:シングルXQDスロット・短いバッテリーライフ

Kolari Vision

  • サイズ・重量・外観はZ 7とうり二つだ。何か違うとすれば中身だろう。
  • EOS Rと異なり中の空間はとても狭い。(センサーシフトの手振れ補正機構が入っているため)
  • 背面パネルは綺麗にケーブルが配置され、適量のヒートシンクが施されている。
  • EVFを外すためには視度調整ノブに隠されたネジを取り外す必要がある。このような新しいミラーレスを分解するのは難しい。ソニー最新世代のカメラも同様の構成となっている。
  • オーディオの入出力は別ボードとなっている。これは基板全体の故障を防ぐための設計だ。
  • 除塵用ガラスは0.3mmを少し上回る。ローパスIR/UVカットフィルターは0.8mmだ。これにより、Z 6のセンサーガラスは全体の厚みは1.1mmとなりZ 7と同じである。オールドレンズを使う優れた選択肢となるだろう。我々はZシリーズ用のより薄く換装するサービスを近日発売予定だ。

Z 7とZ 6は分解の過程を見る限りでは同じ構造とビルドクオリティだ。カバーガラスの厚み、防塵防滴性能、熱管理の点でソニーα7より良好である。しかし、美しい設計という点ではEOS Rには及ばない。各フルサイズミラーレスには長所と短所がある。2018年のフルサイズミラーレス戦争は膠着状態だ。

PhotographyBlog

  • Z 6は本質的には一眼レフを小型化したようなデザインだ。小型化しているが、特に重いレンズを装着してもバランスがとれている。
  • ビルドクオリティは全体的にとても高い。ラフな撮影や様々な気象条件での撮影に対応できるように感じる。
  • 多くの操作は右手で可能となっている。再生ボタンと削除ボタンのみ左側だ。
  • 撮影モードはM/A/S/Pと3つのカスタム設定モードだ。
  • 電子ファインダーはこれまで使ってきた中で最高の一つとなるものだ。
  • 210万ドットのタッチ操作対応のチルトモニタはα7 IIIよりも遥かに優れたユーザーエクスペリエンスだ。AFポイント移動の他、メニューや選択項目を操作することが出来る。
  • Z 7と主な違いはオートフォーカスだ。AFフレーム数は273ポイントと少ない。しかし、フレームのほぼ全域で測距可能でありオートフォーカスは高速だ。低照度では少し遅くなるが、許容範囲である。
  • 連写性能はZ 7よりも高速な12コマ秒で撮影可能だ(訳注:拡張高速連写時であり、追従時は5.5秒です)
  • FTZアダプターによりFマウントレンズを利用可能だ。フォーカスモーターは搭載されていないため、レンズ側にモーターを搭載したレンズのみオートフォーカスを利用できる。
  • バッテリーライフは仕様上310コマとなっているが、しっかり電源管理をしながら利用すれば、一般的な撮影で予備バッテリーが必要となることはほとんど無い。
  • 同時に登場したSレンズはとても見事なレンズだ。Z 6と組み合わせることで素晴らし画質を得ることが出来るだろう。
  • ディテールはZ 7ほどでは無いが、全体的に見ると優れた画質だ。ディテールはISO6400付近までとても良好に維持されている。ISO8000でも実用以上、ISO12800でも鑑賞サイズが小さければ問題無い。場合によってはISO25600でも使用可能だ。

Z 7とビルドクオリティは同じだが、価格は遥かに手頃だ。そして画質は素晴らしく、低照度パフォーマンスはZ 7以上である。

競争相手はソニーα7 IIIだ。これも素晴らしいカメラだが、見事な操作性ではない、メモリーカードスロットが二つあることやネイティブマウントのレンズが多い点でα7は優れている。

我々はZ 7にとても感銘を受け、同じようにZ 6も印象に残るカメラだった。

Nikon Z7の仕様とD850や競合ミラーレスとの違い

iメニュー割り当て可能機能一覧

Nikon Zシステムのiメニューはファインダーで確認できる他、カスタマイズして自分の好みの機能を設定可能です。

iメニュー割り当て可能機能一覧 静止画モード
  • 撮像範囲設定
  • 画質モード
  • 画像サイズ
  • 露出補正
  • ISO感度設定
  • ホワイトバランス
  • ピクチャーコントロール
  • 色空間
  • アクティブDライティング
  • 長秒時ノイズ低減
  • 高感度ノイズ低減
  • 測光モード
  • フラッシュモード
  • フラッシュ調光補正
  • フォーカスモード(AF/MF)
  • AFエリアモード
  • 手振れ補正
  • オートブラケティング
  • 多重露光
  • HDR
  • サイレント撮影
  • レリーズモード
  • カスタムボタンの機能
  • 露出ディレーモード
  • 電子先幕シャッター
  • Lvに撮影設定を反映
  • 2点拡大
  • ピーキング表示
  • モニター/ファインダーの明るさ
  • Bluetooth通信機能
  • Wi-Fi通信機能
iメニュー割り当て可能機能一覧 動画モード
  • 撮像範囲設定
  • 画像サイズ/フレームレート/画質
  • 露出補正
  • ISO感度設定
  • ホワイトバランス
  • ピクチャーコントロール
  • アクティブD-ライティング
  • 測光モード
  • フォーカスモード
  • AFエリアモード
  • 手ブレ補正
  • 電子手ブレ補正
  • マイク感度
  • アッテネーター
  • 録音帯域
  • 風切り音低減
  • ヘッドホン音量
  • ピーキング表示
  • ハイライト表示
  • モニター/ファインダーの明るさ
  • Bluetooth通信機能
  • Wi-Fi通信機能

スペック比較

センサー

Z7 D850 α7R III α7 III Z6
センサー 裏面照射型
有効画素数 4575万 4240万 2420万 2450万
ローパスフィルター あり
手振れ補正 5軸5.0段 5軸5.5段 5軸5.0段 5軸5.0段
備考
Z 7のセンサー性能はNikon D850に近い

像面位相差AF用素子を持つZ 7のイメージセンサーはD850のセンサーとは別物と思われます。しかし、Photons to Photosのテスト結果や有効画素数・常用ISO感度範囲などを考慮するとD850のセンサーと似ているものを搭載しているのではないかと推測できます。

5軸5.0段のセンサーシフト式手振れ補正

ネイティブZマウントレンズ装着時にセンサーシフト式の5軸手振れ補正が動作します。(適合レンズの場合は3軸とのこと)

光学手振れ補正と比べて回転ブレやシフトブレに強く、ニコン一眼レフでは補正するのが難しいブレの種類に対応しています。特に広角レンズやマクロレンズで使いやすいと感じることでしょう。

処理エンジン・記録形式

Z7 D850 α7R III α7 III Z6
画像処理エンジン EXPEED 6 EXPEED 5 BIONZ X EXPEED 6
RAW出力 ・14/12bit
・ロスレス圧縮
・圧縮
・非圧縮
・L/M/S対応
・14bit
・圧縮
・非圧縮
・14/12bit
・ロスレス圧縮
・圧縮
・非圧縮
・L/M/S対応
記録メディア XQD SD/HC/XC
・UHS-II対応
XQD
SD/HC/XC
MS PRO DUO
・UHS-I/II対応
XQD
記録メディアスロット 1 2 1
備考 TIFF出力 TIFF出力
最新の画像処理EXPEED 6を搭載

D850よりも新しい処理エンジンを実装。ピクチャーコントロールのシャープネス設定が細かくなったり、解像感やノイズ特性がより向上し、回折補正の対応や動画仕様のパワーアップなど多方面のパワーアップに繋がっています。

XQDカード1スロット

Zカメラで注意すべきポイント。メディアスロットがSDカードに対応していないため、流通量や種類が限られているXQDカードを使う必要があります。

特にファイルサイズが大きくなるZ 7で大量に撮影しようと思っている人は高価なXQDカードを複数用意する必要があります。

将来的に「CFexpressカード(Type B)」を対応する予定とのこと。

露出制御

Z7 D850 α7R III α7 III Z6
測光方式 ・マルチパターン
・中央部重点
・スポット
・ハイライト重点
・マルチ
・中央重点
・スポット
・画面全体平均
・ハイライト重点
・マルチパターン
・中央部重点
・スポット
・ハイライト重点
測光範囲 -3?17 -3?20 -4?17
ISO感度 64?25600 100?32000 100?51200
拡張ISO感度 32/102400 50/102400 50/204800
露出補正 ±5
フリッカー低減 対応
備考
Z 7はD850と同じISO 64を実現

Nikon D850と同じベース感度 ISO 64を実現し、特に低感度でダイナミックレンジの広い画像データを期待できます。

D850と言えばベンチマークで有名なDxOMarkでトップクラスのパフォーマンスを叩き出したセンサーです。

オートフォーカス

Z7 D850 α7R III α7 III Z6
ファインダーAF方式 ハイブリッド 位相差 ハイブリッド
ライブビューAF方式 コントラスト
測距点(位相差) 493点 153点 399点 693点 273点
測距点(コントラスト) 不明 425点 不明
クロス測距点 99点
F8対応点 15点 399点 693点
F11対応
測距輝度範囲 ファインダー -1?19
-4?19*
-4?+20EV -3?+20EV -2?19
-4?19*
測距輝度範囲 ライブビュー 不明 不明 -3?+20EV 不明
測距エリア選択モード ・ピンポイント
・シングル
・ダイナミック
・ワイド
(S/L)
・オート
・顔認識
ファインダー
・シングル
・ダイナミック
(9?153点)
・3D-T
・グループ
・オート
ライブビュー
・顔認識
・ワイド
・ノーマル
・ピンポイント
・追尾
・ワイド
・ゾーン
・中央
・フレキシブル(S/M/L)
・拡張フレキシブル
・ロックオン
・瞳AF
・ピンポイント
・シングル
・ダイナミック
・ワイド
(S/L)
・オート
追従特性 ・AF速度
・追従感度
・横切り反応
・被写体の動き
・追従感度 ・追従感度 ・AF速度
・追従感度
備考
フレームの縦・横90%をカバーするAFを実装

Z 7は直接のライバルとなるSony α7R IIIよりも高密度な493点のフォーカスポイントです。

当然ながら、一眼レフのD850と比べて遥かに多く、そしてカバーエリアの広いAFシステムとなっていますね。

3Dトラッキングが無い

ニコン一眼レフで重宝していた3DトラッキングがZカメラには実装されていません。一眼レフの専用AFユニットを使った高度な処理だったのでしょうか?実に惜しいポイント。

瞳AFが無い

Zカメラは各社でメジャーとなりつつある瞳AFに非対応。キヤノンも重い腰を上げてEOS Kiss MでAF-S対応したことを考えるとニコンは少し焦った方が良いのではないかなと。

特に中距離から確実に検出するα7第3世代や人体認識AFを搭載した最新LUMIXなどと比べるとやや物足りない。ロードマップでF1.2のような被写界深度の浅い大口径レンズを載せているのですから瞳AFの重要度は高いはず。

ただし、DPReviewテスト動画を見る限りではカジュアルユースとしては十分なパフォーマンスを持っているかもしれません。

シャッター・ドライブ

Z7 D850 α7R III α7 III Z6
シャッター速度 1/8000?30秒
電子シャッター速度 1/8000?30秒
フラッシュ同調速度 1/200 ?1/250秒 1/200
高速連続撮影 AF-S ?9コマ/秒 ?9コマ/秒* ?10コマ/秒 ?12コマ/秒
高速連続撮影 AF-C 5.5コマ/秒 ?9コマ/秒*?9コマ/秒* ?10コマ/秒 5.5コマ/秒
連続撮影可能枚数 ・圧縮RAW:19
・ロスレスRAW:19
・非圧縮RAW:18
・圧縮RAW:74
・ロスレスRAW:51
・非圧縮RAW:28
・RAW:76
・非圧縮RAW:28
・RAW:89
・非圧縮RAW:40
・圧縮RAW:43
・ロスレスRAW:43
・非圧縮RAW:34
低速限界設定 対応
備考 ・電子先幕時 ?1/2000秒
*1:Lv時
*2:MB-D18使用時
Z7はバッファが詰まりやすい

高解像センサーのためファイルサイズが大きいということもありますが、それでも同クラスのα7R IIIと比べても明らかにバッファが詰まりやすい。

同解像性能を持つD850は遥かに大きなバッファ深度を持っていただけに残念なポイント。

ファインダー

Z7 D850 α7R III α7 III Z6
方式 0.5型 OLED プリズム 0.5型 OLED
解像度 369万dot 光学式 369万dot 236万dot 369万dot
視野率 100%
アイポイント 21mm 17mm 18.5mm 21mm
倍率 約0.8倍 0.75倍 0.78倍 約0.8倍
フォーカシングスクリーン ・B型クリア
・8型
・格子線
・電子式
・3分割
・方眼
・対角+方眼
フレームレート 60 fps 光学式 60/120 fps 60 fps 60 fps
Z6のコスパ良好

Nikon Z6の価格帯としては贅沢なファインダー仕様(高解像・高倍率)となっています。これはライバルモデルα7 IIIと比べてもかなり良好なパフォーマンス。

モニタ

Z7 D850 α7R III α7 III Z6
形式 TFTカラー
解像度 210万dot 236万dot 144万dot 92万dot 210万dot
サイズ 3.2型 3.0型 3.2型
可動方式 チルト チルト
・上:107°
・下:41°
チルト
タッチパネル 対応
備考 ・白画素
タッチパネルの使い勝手は良好

メニューやFnメニューでタッチ操作が出来ないα系と比べて、Zカメラは幅広いタッチ操作に対応しています。

特にiメニューで使えるのは便利ですね。ただし、タッチパッドAFには対応していません。

動画

Z7 D850 α7R III α7 III Z6
映像記録方式 ・MPEG-4 AVC/H.264
音声記録方式 ・LPCM
・AAC
・LPCM
・Dolby Digital
・LPCM
・AAC
記録形式 ・MOV
・MP4
・XAVC S
・AVCHD
・MOV
・MP4
4K ?30p
FHD ?120p ?60p ?60p 100Mbps ?120p
ハイスピード ・FHD
30p ×4
・?FHD 30p
・?120fps
・?FHD 60p
・?120fps
・FHD
30p ×4
外部出力 4:2:2 10bit 4K 4:2:2 8bit 4:2:2 10bit
タイムラプス ?4K 30p ?4K 30p
手振れ補正 ・電子式
・センサーシフト
・レンズ
・電子式
(FHD時)
・レンズ
・センサーシフト
・電子式
・センサーシフト
撮影機能 ・TC
・ゼブラ
・ピーキング
・ゼブラ
・ピーキング
・パワー絞り
・ガンマ表示アシスト
・TC/UB
・ゼブラ
・ピーキング
・AF駆動速度
・TC
・ゼブラ
・ピーキング
連続撮影時間 29分
備考 ・N-LOG
・S.35mm時 全画素
・S-Log2/3
・HLG
・S.35mm時 全画素
・S-Log2/3
・HLG
・FF時 全画素
・N-LOG
・FF時 全画素

作画機能

Z7 D850 α7R III α7 III Z6
HDR撮影 対応
多重露光 ・加算
・加算平均
・比較明合成
・加算
・加算平均
・比較明合成
インターバル撮影 対応 対応
高解像撮影 対応
ブラケット AE/WB/ADL AE/WB/DRO AE/WB/ADL
ボディ内RAW現像 対応
レンズ補正 ・周辺光量
・倍率色収差
(設定不可)
・歪曲収差
・回折補正
・周辺光量
・倍率色収差
(設定不可)
・歪曲収差
・周辺光量
・倍率色収差
・歪曲収差
・周辺光量
・倍率色収差
(設定不可)
・歪曲収差
・回折補正
仕上がり設定 ・輪郭協調 9段
・明瞭度±5
・ミドルレンジS
(Z 7のみ)
・コントラスト±3
・明るさ±2
・彩度±3
・色相±3
・フィルター
・調色
(各0.25段で調整可)
・13種
・PP1-10
・カスタム6枠
・コントラスト±3
・彩度±3
・鮮鋭度±3
・輪郭協調 9段
・明瞭度±5
・ミドルレンジS
・コントラスト±3
・明るさ±2
・彩度±3
・色相±3
・フィルター
・調色
(各0.25段で調整可)
ホワイトバランス ・AWB 3種
・自然光オート
・電球
・蛍光灯 7種
・晴天
・フラッシュ
・曇天
・日陰
・マニュアル 6枠
・色温度
(2500?10000)
・オート 3種
・太陽
・日陰
・曇天
・電球
・蛍光灯 4種
・フラッシュ
・色温度
(2500?9900)
・色フィルター
・カスタム 3枠
・水中オート
・AWB 3種
・自然光オート
・電球
・蛍光灯 7種
・晴天
・フラッシュ
・曇天
・日陰
・マニュアル 6枠
・色温度
(2500?10000)
DR補正 ・4段階 ・5段階 ・5段階
デジタルフィルター 20種 ・8種 ・8種 20種
作画機能が豊富

ボディ内アプリ非対応となり豊富な撮影機能を手放したα7第3世代と比べ、カメラ単体での撮影機能はZカメラのほうが多い。

特にEXPEED 6となったことで豊富なデジタルフィルターに対応し、回折補正やミドルレンジシャープネスと言った機能も追加されています。

インターフェース・搭載機能

Z7 D850 α7R III α7 III Z6
映像/音声出力・デジタル端子 USB 3.0
・Type-C
USB 3.0
Micro-B
USB 3.1
・Micro B
・Type-C
USB 3.0
・Type-C
特殊端子 10ピン
シンクロ端子 あり
HDMI C D C
外部マイク入力端子 3.5mm
ヘッドフォン端子 3.5mm
リモコン端子 WR-1 / WR-R10対応 10ピン USB Micro B WR-1 / WR-R10対応
ワイヤレスリモコン WR-R10 RMT-DSLR2
WiFi 802.11b/g/n/a/ac 802.11b/g 802.11b/g/n 802.11b/g/n/a/ac
Bluetooth 4.2 4.1 4.2
NFC あり
GPS 別売り
GP-1A
電子水準器 2軸
防塵防滴 対応
WiFi ac規格に対応

WiFiの通信規格で従来と比べてより高速通信に対応しています。

D850までは11nにも対応していなかったのですが、ここにきて急にしっかり対応したようですね。

ニコン・ソニーどちらもキヤノンやパナソニック「電源オフからの画像転送操作」には対応していません。

ボディ・電源

Z7 D850 α7R III α7 III Z6
バッテリー EN-EL15b EN-EL15a NP-FZ100 EN-EL15b
USB充電 対応 対応 対応
USB給電 対応
撮影可能枚数 330コマ 1840コマ 530コマ 610コマ 310コマ
大きさ 134
×100.5
×67.5mm
146
×124
×78.5mm
126.9
x95.6
x73.7mm
134
×100.5
×67.5mm
質量 (CIPAガイドライン) 675g 1005g 657g 650g 675g
質量 ボディのみ 585g 915g 572g 565g 585g
バッテリーは一眼レフカメラ用と同規格

一眼レフカメラからの移行を狙ってかEN-EL15系のバッテリーを使います。モデルは一つ新しくUSB充電に対応した「EN-EL15b」。「EN-EL15a」も使用可能ですが、USB充電には対応していないため充電には専用チャージャーを使う必要があります。

USB充電には対応したが給電非対応

α7のようにUSB端子を介してバッテリーの充電に対応していますが、外部電源をカメラを動かすUSB給電には対応していないようです。

これはインターバル撮影や動画撮影時に気になるポイントと言えるかもしれません。

過去情報履歴

過去の噂情報は役目を終え、残しておくと情報が混乱する上にページも重くなるのでガッツリ削除しました。特許情報のみのこしておきます。

  • 2018-12-04:ePHOTOzineLesnumeriqueがZ 6のレビューを掲載しています。
  • 2018-11-30:PhotographyBlogがZ 6のレビューを掲載しています。
  • 2018-11-29:Nikon Rumorsによると、KiponがAF対応のEFレンズアダプターを開発中であるとのこと。
  • 2018-11-27:Mobile01がZ 6の実写レビューを掲載しています。中国語ですが作例多めで分かりやすいのでおススメ。
  • 2018-11-23:フォトヨドバシがZ 6の実写レビューを掲載しています。
  • 2018-11-22:PhotographyBlogePHOTOzineがZ 6のサンプルギャラリーを公開しました。
  • 2018-11-20:KASYAPAフジヤカメラブログがZ 6の実写レビューを掲載しています。
  • 2018-11-19:タムロンがZ 7へ装着時に発生する不具合に対応したファームウェアアップデートを公開しました。まだ一部のレンズのみ対応のようですね。
  • 2018-11-15:Z 7用ファームウェアアップデートv1.02が公開されました。不具合修正パッチのようですね。
  • 2018-11-10:DPReviewがニコンのフルサイズミラーレス「Z 6」と「NIKKOR Z 50mm F1.8 S」を組み合わせたサンプルギャラリーを公開しています。IMAGING RESOURCEも同じ会場で撮影したと思われる作例をアップしています。
  • 2018-11-09:Nikon Z 6の発売日が11月23日に決定しました。
  • 2018-11-08:DPReviewがZ 6の画質レビューを掲載しています。
  • 2018-11-07:IMAGING RESOURCEがフィールドレビュー IIを掲載しています。
  • 2018-11-06:DPReviewがレビュー総評を公開しています。
  • 2018-11-06:DPReviewがZ 7のサンプルギャラリーを更新しました。IMAGING RESOURCEがZ 6のサンプルショットを掲載、α7 IIIに近いパフォーマンスでEOS Rよりも良好な高感度ノイズ耐性に見えますね。
  • 2018-11-02:デジカメwatchがZ 6のレビューを開始したようです。そういえば今月下旬に発売予定ですね。
  • 2018-10-31:LensrentalsがZ 7を分解レビューしています。フルサイズミラーレスの中では最も堅牢性が優れているとのこと。
  • 2018-10-25:ファームウェアVer 1.01が公開されています。
  • 2018-10-19:トキナーがFTZ経由での動作状況の確認を実施し結果を公開しています。4本ほど動作に異常が見られる模様。
  • 2018-10-17:DPReviewがAFのレビューを、IMAGING RESOURCEがフィールドレビューIを掲載しています。
  • 2018-10-11:ニコンの像面位相差AF対応の裏面照射型CMOSに関する特許出願が「特開2018-160912」で公開されています。(直リンク不可なのでコチラより)
  • 2018-10-10:ePHOTOzineがレビューを掲載しています。
  • 2018-10-10:MING THEINがレビューを掲載しています。PhotographylifeはNikon Z 7のインプレッションと24-70 Sのレビューを掲載しています。
  • 2018-10-05:フォトヨドバシが3回目のレビュー・お写ん歩が作例を公開しています。フジヤカメラはZ NIKKOR 35mmのレビューを公開しているようです。
  • 2018-10-04:Focus Numeriqueがレビューを掲載しています。
  • 2018-10-04:アダプターFTZ経由でタムロン製レンズが動作不良を起こす問題に対し同社が認知し対応中とアナウンスしています。TAP in Consoleでファームウェアアップデートできると良いですねえ。
  • 2018-10-01:実機レビューページを作成しました。DPReviewがNikon Z 7のダイナミックレンジに関するレビューページを公開しています。
  • 2018-09-29:Photons to Photosがニコン Z 7のダイナミックレンジテストの結果を公開しています。
  • 2018-09-29:フォトヨドバシが作例レビュー2を公開しています。Flickrには専用ページが乱立していますが、盛り上がっているのはココココですかね。
  • 2018-09-27:いよいよ発売日前日ですね!Z 7のオンラインマニュアルが公開されています。
  • 2018-09-25:デジカメwatchがレビュー実写編を公開しました。
  • 2018-09-24:DPReviewが仙台工場を見学したことを記事として発信しています。SHUTTER BUGでも似たような記事がありましたが、今回はさらに細かく言及しているように感じます。
  • 2018-09-22:Big Photo Styleが作例を掲載しています。
  • 2018-09-21:Mobile01がNikon Z 7を使った商業・物撮り・ポートレートなどの作例を大量に公開しています。
  • 2018-09-21:KASYAPAがアダプターFTZ経由での作例を掲載しています。PhotographyBlogがNikon Z 724-70S35Sの作例をそれぞれ掲載しています。
  • 2018-09-19:DPReviewKASYAPAフォトヨドバシがそれぞれ作例を掲載しています。
  • 2018-09-18:Nikon RumorsがDigitalKameraのNikon Zに関する質疑応答をまとめた記事を発信しています。
  • 2018-09-15:IMAGING RESOURCEがISO感度別作例を公開したようです。
  • 2018-09-13:9月28日にNikon Z 7の発売日が決定しました。
  • 2018-09-11:Mobile01がZ 7のレビュー記事を公開しています。台湾のメディアですが作例が多いので参考となるはず。
  • 2018-09-10:Z 7と24-70mmを組み合わせたオートフォーカス動作の参考動画がありました。
  • 2018-09-07:海外でニコンZマウント初の社外製レンズアダプターが発表されたようです。
  • 2018-09-05:Nikon Rumorsがいくつか参考になる動画や作例をピックアップしています。連写時のバッファ詰まりやバッファクリア、ViemoでのN-logグレーディングやタイムラプス、FTZ経由のFマウントレンズの動作とAFなどなど。参考になるかと思います。
  • 2018-09-04:購入早見表にヤマダ電機を追加。10%ポイント還元込みでキタムラなどの最安値店舗と同価格。
  • 2018-09-03:ファンミーティングの報告をカメラ専門店が発信しています:フォトヨドバシフジヤカメラブログマップカメラタイムス
  • 2018-09-03:IMAGING RESOURCEがニコン仙台工場を訪れた際のインプレッションを記事とっして発信しています。
  • 2018-09-01:ニコンファンミーティングが開催中ですね。TwitterではNikon Zカメラを触ったインプレッションで賑わっています。概ね肯定的な評価が多いように感じますね。
  • 2018-08-31:アダプター経由でReflex Nikkor 2000mm F11でも動作するようです。
  • 2018-08-31:DPReviewがRAW現像した作例をサンプルギャラリーに追加・Z6とα7 IIIの比較記事を掲載しました。
  • 2018-08-31:IMAGING RESOURCEがニコンのインタビュー記事を掲載しています。
  • 2018-08-30:DPReviewがα7R IIIとの比較記事(仕様)を掲載しています。
  • 2018-08-29:DPReviewがサンプルギャラリーを更新しています。
  • 2018-08-28:ニコンがNikon Z カメラの需要過多で供給不足を告知しています。
  • 2018-08-28:SHUTTER BUGがニコン仙台工場を訪問した際の記事を発信しています。写真撮影は禁止だったらしく、その後ニコンから提供された画像を掲載しているようです。SHUTTER BUG曰く、「仙台工場の先進的な工業ロボットの画像は無かった」と述べています。
  • 2018-08-25:DPReviewが作例を更新しました。Nikon Zカメラは仙台工場で生産されているとのこと。
  • 2018-08-24:FTZ経由でシグマArtレンズが動作している動画(特にSIGMA artが動くぜ!と言及する動画では無いのですが)が公開されています。
  • 2018-08-24:ePHOTOzineがレンズを外した状態のNikon Z 7で連写中の音を確認できる動画を公開しています。
  • 2018-08-24:D850ユーザーでNikon Z 7を予約した身として両機の違いを考えてみるページを作成しました。
  • 2018-08-24:ニコンがマウントアダプターFTZの適合表を公開しています。Fマウントレンズを購入する時の参考にしてみては如何でしょうか。
  • 2018-08-24:Nikon Z システムがXQDカード(と将来的にCFexpress)しか対応していなかったのでXQDカードの一覧表を作成しました。
  • 2018-08-24:Photons to Photosがプリプロダクションモデルを使ってISO感度別リードノイズのテスト結果を公開してます。「D850とは別センサ」と言われていますが傾向はとても似ているようです。
  • 2018-08-24:購入早見表にバッテリーや保護フィルムなどを追加。レンズロードマップにレンズの専用ページリンクを付与しました。
  • 2018-08-23:α7系との比較ページを改修中です。
  • 2018-08-23:ついに正式発表されました。現在ページを全体的に更新中です。(一通り終了しました。これから随時更新していきます)

特許情報など

  • 積層裏面照射型センサー
  • タッチセンサー搭載レンズ
  • ペリクルミラーを搭載する一眼レフ用のアダプタ
  • クロスタイプの像面位相差センサー
  • キヤノンと似たデュアルピクセルセンサー
  • 大きくデフォーカスした状態における位相差検出能力を改善
  • 可変倍率のファインダー
  • 「Noct」の商標化
  • DX用18-135mm F3.5-5.6
  • FX用55-200mm F4-5.6
  • 特開2018-109776:大口径・望遠レンズに適したデュアルセンシングの手振れ補正
  • 特開2018-110526:突発音を低減する超音波モーター
  • 特願2018-61880:光学3.5倍 F1.8-F2.8ズームレンズ(ただしセンサーサイズ不明)
  • 特願2017-543605:10-24mm F2.8 ズームレンズ(DXミラーレス用?)

購入早見表

Z 7
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Z 7 24-70レンズキット
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Z 7 FTZアダプタキット
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Z 7 24-70+FTZアダプタキット
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Z 6
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Z 6 24-70レンズキット
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Z 6 FTZアダプタキット
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Z 6 24-70+FTZアダプタキット
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NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
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NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
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NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
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マウントアダプター FTZ
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Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15b
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本体充電ACアダプター EH-7P
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接眼目当て DK-29
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ボディーキャップ BF-N1
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XQDメモリーカード64GB MC-XQ64G
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XQDメモリーカード64GB MC-XQ64G
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Z 6 / Z 7用液晶保護フィルムセット
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