2021年5月27日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。「RF-S 55-250mm F4-5.8」となりそうな実施例を含んでいます。手ごろな価格の望遠ズームと言ったところでしょうか。
- 【公開番号】特開2021-81660(P2021-81660A)
- 【公開日】2021年5月27日
- 【発明の名称】ズームレンズおよびそれを有する撮像装置
- 【出願日】2019年11月21日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】 小型かつ軽量で、優れた光学性能を有するズームレンズを実現すること。
実施例1 焦点距離 56.50-245.00 F値 4.12-5.85 半画角 13.59-3.19 像高 13.66 全長 138.50-193.50 BF 21.90-70.32
過去に「RF-S55-250mm F4.5-6.3」となりそうな実施例を含む特許出願が公開されていますが、今回は同じ焦点距離で光学設計が異なるAPS-Cミラーレス用の望遠ズームレンズに見えます。フォーカス方式は最後尾が動作するリアフォーカスを採用。(以前の特許出願ではインナーフォーカスタイプを採用)
そして開放F値が「F4-5.8」となっており、以前の「F4.5-6.55」よりも少し明るい仕様。そのぶんレンズサイズが大きくなっているのは悩ましいところですねえ。
いつものように、この実施例が実用化される可能性は低いです。そもそも論としてAPS-C EOS Rが登場していません。(EOS M用である可能性もありますが、今さらEF-Mレンズを投入するのか疑問)
とは言え、以前からAPS-C ミラーレス用のズームレンズはいくつか特許出願が公開されており、将来的にAPS-C EOS Rの投入を検討・計画しているのかもしれませんね。
参考:RFマウントレンズ一覧
RF ズームレンズ
- RF15-35mm F2.8L IS USM
- RF24-70mm F2.8L IS USM
- RF24-105mm F4L IS USM
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- RF28-70mm F2L USM
- RF70-200mm F2.8L IS USM
- RF70-200mm F4 L IS USM
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
RF 単焦点レンズ
- RF35mm F1.8 Macro IS STM
- RF50mm F1.2L USM
- RF50mm F1.8 STM
- RF85mm F1.2L USM
- RF85mm F1.2L USM DS
- RF85mm F2 Macro IS STM
- RF100mm F2.8L MACRO IS USM
- RF400mm F2.8L IS USM
- RF600mm F4L IS USM
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F11 IS STM
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