2024年2月1日付けでシグマの気になる特許出願が公開。像倍率変動を抑えつつ、諸収差を良好に補正した「28mm F1.4」「35mm F1.4」「50mm F1.4」光学系の特許となっているようです。
概要
- 【公開番号】P2024014274
- 【公開日】2024-02-01
- 【出願日】2022-07-22
- 【出願人】
【識別番号】000131326
【氏名又は名称】株式会社シグマ- 【課題】屈折力を適切に配置することで、結像時の諸収差を補正した上で像倍率変動を抑制した光学系を提供する。
- 【背景技術】
【0002】
近年デジタルカメラの動画機能の向上や、ビデオカメラ等の動画機器の低価格化に伴い、撮像装置などに用いられる光学系に対して、合焦位置の変化に伴う画角の変動を抑制することが求められるようになってきている。- 【0005】
しかしながら、上述した従来技術では以下のような問題点があった。例えば特許文献1において、複数の枚数のレンズで構成された群を合焦時に移動させることで、収差の変動を補正した光学系が提唱されている。しかしながら、特許文献1に記載の光学系は像倍率変動が大きく、動画を撮影する場合には適さない問題がある。特許文献2も同様の問題を有している。- 【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、屈折力を適切に配置することで、結像時の諸収差を補正した上で像倍率変動を抑制した光学系を提供することを目的とする。実施例1
- 焦点距離:34.10
- F値:1.46
- 半画角:63.36
- 像高:21.63
- 全長:112.00
実施例2
- 焦点距離:48.50
- F値:1.46
- 半画角:47.84
- 像高:21.63
- 全長:109.00
実施例4
- 焦点距離:28.50
- F値:1.46
- 半画角:75.19
- 像高:21.63
- 全長:112.00
(ここ最近の)シグマ特許出願としては珍しく、後群のレンズを大量に動かすタイプのフォーカスを採用している大口径単焦点のようです。当然ながら、既存の「35mm F1.4 DG DN」「50mm F1.4 DG DN」とは全く異なる光学系となっています。
従来はステッピングモーター駆動でトルクが限定的だったものの、HLA駆動の採用で設計の自由度が高くなっているのでしょうか?もしくは、フォーカスブリージング(像倍率変動)に配慮する記述があるので、シネレンズ向けの光学系かもしれません。
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新製品
シグマDGレンズ一覧
DG DN
- 14-24mm F2.8 DG DN
- 16-28mm F2.8 DG DN
- 24-70mm F2.8 DG DN II
- 24-70mm F2.8 DG DN
- 28-45mm F1.8 DG DN
- 28-70mm F2.8 DG DN
- 70-200mm F2.8 DG DN OS
- 100-400mm F5-6.3 DG DN OS
- 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS
- 150-600mm F5-6.3 DG DN OS
- 14mm F1.4 DG DN
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- 24mm F2 DG DN
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- 35mm F1.2 DG DN
- 35mm F1.4 DG DN
- 35mm F2 DG DN
- 45mm F2.8 DG DN
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- 50mm F1.4 DG DN
- 50mm F2 DG DN
- 65mm F2 DG DN
- 85mm F1.4 DG DN
- 90mm F2.8 DG DN
- 105mm F2.8 DG DN MACRO
- 500mm F5.6 DG DN OS
DC DN
- 16mm F1.4 DC DN
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- 30mm F1.4 DC DN
- 30mm F2.8 DN
- 56mm F1.4 DC DN
- 60mm F2.8 DN
- 10-18mm F2.8 DC DN
- 18-50mm F2.8 DC DN
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