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シグマ「35mm F1.4 DG DN」はGMの半値で90%の性能を実現している

Sony Alpha Blogがシグマ「35mm F1.4 DG DN | Art」のレビューを公開。ソニーGMの半値ながら、比較して90%ほどの光学性能を実現していると評価しています。

Sony Alpha Blog:Sigma 35mm F1.4 DG DN

レンズの紹介:

  • 重量:704g
  • 価格:849ユーロ
  • 絞り:F1.4-16
  • 全長:111mm
  • フィルター:67mm
  • 絞り羽根:11枚
  • 最短撮影距離:0.3m
  • AF/MFスイッチ・AFLボタン・クリックレススイッチ
  • 絞りリング
  • 防塵防滴

ビルドクオリティ:

  • ミラーレス専用設計のレンズだ。
  • コンパクトながら優れたビルドクオリティである。
  • レンズフードはとても良好でしっかりとしている。

携帯性:

  • サイズは35mm F1.2 DG DNよりも小さい。
  • 重量もF1.2 DG DNより遥かに軽いが、35mm F1.4 GMと比べると少し重い。

操作性:

  • 非常に優れたエルゴノミクスの絞りリングを搭載している。
  • フォーカスリングは大きく、滑らかに回転する。

オートフォーカス:

  • 静止画・動画どちらでも超広角で静かだ。
  • 瞳検出は完璧に機能する。

マニュアルフォーカス:

  • 記載なし。

手ぶれ補正:

  • 記載なし。

解像性能:

  • α7R IVでテストした。
  • 性能は全体的に優れている。α7R IVでも絞り開放から非常に良好な性能を得ることができ、α1では優れた結果を得ることが出来る。
  • 性能はF2.8で四隅で優れた結果を得ることが出来る。
  • 屋外では絞り開放から優れた結果だ。
  • この価格帯では優れた性能である。
  • ポートレートではF1.4から優れた性能を発揮する。肌の色調は適切なコントラストで描写される。F2まで絞るとシャープネスが改善する。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ・色:

  • 玉ボケは良好で、絞っても円形を維持している。
  • 大口径レンズらしく、フレーム端では口径食の影響を受けている。
  • 後ボケは良好だ。騒がしい背景でも非常に滑らかな描写となる。
  • 発色は素晴らしく、とても自然だ。バランスの取れたコントラストである。

色収差:

  • 厳しい条件で低~中程度だ。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • かなり目立つ。

周辺減光:

  • F1.4で目に付き、F2.8で解消する。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 非常に良好だが完璧ではない。
  • 絞ると素敵な光条が発生する。

動画

  • シャープネス・ボケ・色の観点で優れた結果が得られる。
  • クリックレスの絞りリングは便利だ。
  • AFは完全に機能する。
  • フォーカスブリージングはこのレンズの貴重な弱点だ。

競合レンズ比較

  • スペックは35GMにとても近い。
  • F1.2 DG DNと比べるとはるかに小型軽量だ。
  • 35GM・F1.2 DG DNと同じようにクリックレスの絞りリングを搭載。
  • F1.4 DG HSMは比較して重いが、ビルドクオリティはDG DNのほうが良好だ。
  • シャープネス
    ・FE 35mm F1.4GM
    ・35mm F1.2 DG DNが肉薄
    ・35mm F1.4 DG DN上位2本と僅差
    ・これらの違いはα7R IVに装着して拡大しないと分からない。
  • ボケ
    ・GMとF1.2 DGとよく似た質感の描写だ。
    ・同程度の玉ボケ、滑らかな後ボケだ。
  • 歪曲収差はGMやF1.2 DGよりも良好だ。
  • 本レンズとGMは開放の光量落ちが目立つ。
  • 色収差補正はGMと同程度だ。比較してF1.2 DGよりも優れている。
  • 逆光耐性はGMと同じく良好だ。
  • 3本ともAFは良好だが、GMが最速だ。α1の30コマ秒連写にも対応している。
  • GMとF1.4 DGは目立つフォーカスブリージングが発生する。比較してF1.2 DGはブリージングがほとんど無いので動画撮影に最適だ。

どのレンズも優れており、ブラインドテストで80%は違いを見つけることはできないだろう。どのレンズも優れたシャープネスとボケを備えている。

ソニーGMは最もシャープで、小型軽量だ。色収差や逆光耐性、歪曲収差の補正状態も良好である。F1.2 DGはポートレートの撮影で最適な選択肢だ。F1.4 DGはGMにとても近い性能ながら、価格は50%程度のバーゲンセールだ。

作例集

総評

シグマ「35mm F1.4 DG DN」(849ユーロ)は、ソニー「FE 35mm F1.4 GM」の90%の性能で、価格は50%だ。「35mm F1.2 DG DN」と比べると、より軽く、より小さく、より安くなっている。開放でのポートレート撮影はシグマ F1.2が少し優位に立ち、動画撮影ではシグマF1.2がベストとなる。

全体的に見て、優れたシャープネス、非常に滑らかな後ボケ、優れた玉ボケと色の再現性、小型軽量、高速で効率的なAFを実現している。強くおススメできるレンズだ。

  • 長所
    ・優れたシャープネス
    ・滑らかな後ボケ
    ・優れたコントラスト
    ・とても良好な色収差補正
    ・優れた肌調
    ・優れた瞳AF
    ・コンパクト
    ・適切な重さ
    ・防塵防滴
    ・優れたビルドクオリティ
    ・優れたエルゴノミクス
    ・とても良好な逆光耐性
    ・価格
  • 平凡
    ・F1.4で僅かに口径食の影響が強い
  • 短所
    ・動画で強めのフォーカスブリージングが発生する

とのこと。
ソニーGMほど小型軽量ではありませんが、低価格でGMに近い光学性能を実現している模様。コストパフォーマンスの良さそうな35mmレンズですね。作例を確認すると、確かにシャープで綺麗なボケを備えたレンズに見えます。

シグマの社長がプレゼンテーションで述べていたように、近距離ではパフォーマンスが低下し、遠距離では開放からシャープな描写を楽しめる模様。とは言え、近距離でも十分シャープに見えます。
1枚まで軽量化されたフォーカスレンズで動画にも適したAFシステムですが、フォーカスブリージングが目立つのは悩ましいところ(同様にDPReviewも指摘しています)。この点が気になる人はF1.2 DG DNを選択するのが良さそうですね。

シグマ「35mm F1.4 DG DN | Art」交換レンズデータベース

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