このページでは一眼カメラ用交換レンズ「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」の情報を収集しています。
更新履歴
- ニコンが NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct の受注生産を解除 2024年8月24日
- DPReviewがNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctのサンプルギャラリーを公開 2023年4月3日
- ニコン NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct 会社の看板にふさわしい光学性能 2021年10月21日
- ニコンがNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctの受注再開を告知 再開は7月11日 10時より 2020年7月10日
- ニコンNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctは絞り開放から立派な解像性能と素敵なボケ描写を併せ持つ【海外の評価】 2020年1月26日
- ニコンNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct 極上の光学性能だがフォーカスリングの操作性がイマイチ【海外の評価】 2020年1月5日
- NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctは絞り開放からキレッキレのレンズ【海外の評価】 2019年12月6日
- NIKKOR Z 58mm f/0.95 S NoctはZeiss Otus以上の描写性能と価格設定【海外の評価】 2019年11月25日
- NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctはこの世のものとは思えない描写のレンズ【海外の評価】 2019年11月12日
- Mobile01がNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctのサンプルイメージを掲載【海外の評価】 2019年11月9日
レンズデータ
レビュー
- DC.World
(抄訳記事) - Mobile01
(抄訳記事) - Phillipreeve
(抄訳記事) - The Phoblographer
- 価格コム
レビュー/口コミ
参考サイト
購入早見表
レンズデータ
レンズ仕様
型式 | ニコン Zマウント |
---|---|
焦点距離 | 58mm |
最大口径比 | 1:0.95 |
レンズ構成 | 10群17枚(EDレンズ4枚、非球面レンズ3枚、ナノクリスタルコートあり、アルネオコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コートあり) |
画角 | 40° 50′(撮像範囲FX) 27° 20′(撮像範囲DX) |
ピント合わせ | 前群繰り出し方式 |
最短撮影距離 | 0.5m |
最大撮影倍率 | 0.19倍 |
絞り羽根枚数 | 11枚(円形絞り) |
絞り方式 | 電磁絞りによる自動絞り |
最大絞り | f/0.95 |
最小絞り | f/16 |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 82mm(P=0.75mm) |
寸法 | 約102mm(最大径)×153mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約2000g |
付属品 | ? レンズキャップ82mm LC-82B(スプリング式) ? 裏ぶた LF-N1 ? HN-38 ? トランクケース CT-101 |
MTFチャート
レンズ構成図
関連レンズ
Zマウント
一眼レフ用
- AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
- AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G
- Ai AF NIKKOR 50mm f/1.8D
- Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D
- Ai Nikkor 50mm f/1.2S
- AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
- 50mm F1.4 DG HSM
- opera 50mm F1.4 FF
- Otus 1.4/55
海外の評価
Xitek
- F0.95のみを実現したい場合はバヨネット内径が55mmに達する必要は無い。しかしながら、周辺を含めた撮像面全体でF0.95の性能を発揮するためにはバヨネット内径とフランジバックの関係が重要となる。Zバヨネット直径を決定する条件の一つはF0.95で周辺までの性能を確保することだった。
- 小口径マウントでもF0.95のレンズは設計できるが、周辺部でF0.95の性能を達成するのは不可能だ。
- 従来のFマウントではマウント径の制限があり、光学設計にも限界があった。Noctの性能を実現するためには後玉に大きなレンズが必要だ。
- 当初はAFを採用したいと思っていた。しかし、非常に遅く、マニュアル操作ほど速くは出来ない。同時に想像を超えるサイズ像となるだろう。既存の超音波モーターは使用できないため、外部に大型アクチュエーターを配置する必要がある。
フォーカスレンズを減らし、インナーフォーカスタイプに設計を変更しなければならない。ただし、その場合は全長が長くなり、今より大きく重くなるだろう。そして商品として成立しない可能性もあるのでAFは諦めた。 - 使用上の注意として、内筒が伸びた状態でレンズを何かにぶつけ無いように気を付けて欲しい。レンズフードを装着するだけでも安心だ。最高の光学性能を実現するために最高精度で製造しているためだ。衝撃の影響が大きい場合、性能を維持できない可能性がある。
- カメラのネックストラップで首からつるして問題無いが、ぶつけ無いように気を付けて欲しい。
- 本来のサイズはもっと大きいかったものの、努力して小さくすることが出来た。
- 初期のデザインは三脚座が無かった。
- 三脚座のセーフティロックは将来的に三脚座付きNIKKOR Zレンズ全てに採用する予定だ。
- 内蔵レンズフードなども検討していた。
- 金属加工で花形レンズフードに加工するのは難しい。本体とデザインを一体化するため金属素材とねじ込み式を採用した。
- Noctのロゴ配色は試行錯誤した。
- 全てて作業で生産しているので大量生産出来ない。また、非球面レンズや駆動機構の部品を研削するのに時間と労力がかかり過ぎて量産に向かない。
- 非球面レンズの研磨には精密機械を使用している。
- メインはダブルガウス構造で前後に強化光学系を備えている。EDレンズで色収差を抑え、前後の光学系で諸収差を抑えている。
- F0.95はボケが非常に大きくなるため、重要である後ボケに加えて前ボケも意識した光学設計だ。
- マニュアルフォーカスリングの回転角は300度を超える。正確にフォーカスしたい場合は連続的に回転させず、数ピッチごとに操作すると良いだろう。
- 一部のデータによると、視覚に対する人間のレスポンスは0.18?0.2秒だ。フォーカスリングの動作速度を考慮すると、1mm/秒で回転させる必要がある。この速度を超えると、フォーカスアシストでは間に合わない可能性がある。
- L-Fnボタンに拡大表示を割り当てると便利だ。
- 非球面レンズの研磨には手間とコストがかかる。これがこのレンズの価格を引き上げている要因だ。さらにEDレンズや高屈折レンズ、など高価なレンズを使用している点も含まれている。さらにコーティングは新開発のARNEOコートとナノクリスタルコート、フッ素コーティングを使用している。
- 精度を出すため、大部分が金属製となっているのも高価な理由の一つだ。
- 大型ケースは輸送中の衝撃による性能低下を防止するためだ。そのため、箱と内装は非常に丈夫な素材で作られている。素材はプラスチックだが非常に頑丈だ。防水では無い。
- ケースのサイズを小さくすることも考えたが、必要な耐衝撃性が得られなかった。
- ケース内部も特別設計であり、これが無いと耐衝撃性を保証できない。この設計には大変苦労した。
- Noct以外にも特別なレンズを企画していたが、まだ基本的な製品ラインを構築中であり量産には至っていない。他にもアイディアはいろいろあるが、Zレンズを代表するのはまずこのレンズだ。
- ZマウントがFマウントに取って代わる重要性を証明するための製品を用意している。
- レンズの品揃えは徐々に充実してきており、今後も公開されているレンズロードマップ通り、順次追加していく予定だ。
- 様々な方法で開発することができ、例えばZマウントの特性を活かした可愛らしいレンズも開発することが可能だ。
- 今後はバヨネットサイズを活かしたレンズの小型化を実現していきたい。沈胴式鏡筒も利用し、全長方向の小型化を実現する。
- (Fish EYE NIKKOR 8mm F2.8はどうよ?という質問に対して)
出来ればやってみたいです(笑) - (既存レンズの開発に対してZレンズ開発はスムーズか?シンプルか?という質問に対して)
Yes。しかしZマウントにはZマウントの問題や設計における制限がある。 - 光学設計は収差を排除するだけではない。DC NIKKORのように収差の楽しさを重視する光学設計者もいる。収差のバランスを考慮しつつ、ボケ・色調・ゴーストなどを最適化した魅力的な製品を生み出したいと考えている。
Xitek:大口径卡口的“NIKKOR Z”??背后的故事(下)
Digital Camera World
Nikon Nikkor Z 58mm f/0.95 Noct review
- 約2Kgの大きなレンズだ。
- 8,000ドル以上と、標準単焦点レンズとしては非常に高価である。
- 「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II」よりは小さく軽量だ。
- 「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」と同じくOLEDパネルとFnボタンを備えている。我々はこれだ大好きなので、このシステムを備えたレンズをより多く投入すべきだ。
- マニュアルフォーカスリングのストロークは非常に長い。最短撮影距離から無限遠まで操作するのがとても長く感じる。実際のところ360度近く、とても正確なフォーカス操作が可能である。F0.95のレンズにとって必要なMF精度と言える。
- フォーカスエイドでMF操作のアシストが可能だ。しかし、出来れば成功率を高めるために三脚を使いたい。
- フォーカスブリージングの影響が強いので注意する必要がある。
- 中央領域は絞り値全域で非常にシャープだ。F0.95でさえシャープである。周辺や四隅も絞り開放から立派なパフォーマンスだ。F2.8まで絞れば中央と同等になる。これは非常に貴重な性能だ。
ただし、ピークのシャープネスは「NIKKOR Z 24mm f/1.8 S」のほうが少し良好だ。 - 色収差補正は絞り開放から実質ゼロだ。
- 歪曲収差は色収差と同じくほとんど発生していない。光学的にゼロ歪曲となっている完璧な補正状態だ。
大きく重いレンズだが、我々が想像していたほどでは無い。驚くべきボケ量と美しい描写はポートレートのプロフォトグラファーにとって垂涎の的だ。非常に高価だが、常にバックオーダーを抱えるレンズとなるだろう。
長所:驚異のF0.95・OLEDパネル・長ストロークのフォーカスリング
短所:サイズ・価格・テクニカルな浅い被写界深度の運用
Lesnumeriques
並外れたレンズサイズと光学性能
- ソニー「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」との重量差はたったの115gだ。収納性や携帯性は期待しない方が良い。三脚リングを取り外すことで軽量化可能だ。
- L-fnボタンとカスタマイズ可能なコントロールリングを搭載している。残念ながらコントロールリングは無段階の滑らかな動作なので難しい操作となる。動画撮影には役立つはずだ。
- さらにフォーカスリングはツアイスのように滑らかな操作とはいかず、回転中に僅かな粗を感じる。マニュアルフォーカスレンズとしては残念なポイントだ。
- フォーカスリング以外に仕上がりは上々だ。堅牢さと高級感を併せ持っている。
- 解像性能は間違いなく最高の光学設計と呼べる部類のものだ。絞り開放でもディテールは良好であり、F1.4まで絞ると中央領域は大幅に向上、F2まで絞るとフレーム全体で非常に良好な水準に達する。ピークに達するのはF2.8~F5.6の間だ。
- 歪曲収差はほとんどゼロ、完璧だ。
- 色収差は歪曲と同じく非常に良好な補正状態である。
- 周辺減光は絞り開放で絵立ち、F1.4まで絞ると大きく改善する。ただし、それ以上絞っても改善することは無い。それどころか絞ると少し悪化する。
- F0.95と最短撮影距離の組み合わせだと、被写界深度は僅か4mmだ。手持ち撮影での撮影は困難である。三脚を使ったとしても被写体が動かないようにしなければならない。
- 玉ボケに非球面レンズの影響は見られない。ただし、口径食の影響は強く現れている。後ボケはとても柔らかく心地よい。
- ピント距離全域で顕著なフォーカスブリージングが発生する。フレーミングが少し変化するので動画撮影では厄介な傾向だ。
長所:絞り開放F0.95・際立った解像性能・際立ったボケ描写・良好な均質性・コントロールリング・ハイクオリティで防塵防滴仕様の外装・諸収差が適切に補正されている・取外し可能の三脚座
短所:期待していたほどのフォーカスリングでは無い・AF非対応・目立つ口径食・重量・サイズ
パーフェクトな光学性能で非常に明るい贅沢なレンズだ。価格に問題が無ければ満足のいくレンズとなるはずだ。しかし、この価格帯としては口径食がいくらか目立ち、フォーカスリングの仕上がりは納得いかない。
Lesnumeriques:Objectif Nikon Nikkor Z 58mm f/0.95 S Noct : gabarit et qualité optique hors normes
ePHOTOzine
非常に高価だが抜群のパフォーマンス
- 付属のペリカンケースは非常に頑丈だ。おそらく数百ポンドの価値はあるのだろう。
- 絶対的にゴージャスな外観と重量(2Kg)である。
- レンズフードはねじ込み式だ。バヨネットタイプでないのは残念である。
- 巨大なマニュアルフォーカスリングはとても滑らかに動作する。
- フォーカシングで内筒が前後するものの、レンズフード内で完結する。
- マウント付近のコントロールリングで絞り値や露出補正の操作が可能だ。滑らかな操作のため動画撮影に適している。
- シャープネスはただただ素晴らしい。
・中央:F0.95-F8(Outstanding)~F11(Excellent)~F16(Very good)
・端:F0.95(Excellent)~F1.2-F8(Outstanding)~F11(Excellent)~F16(Very good) - 色収差は中央領域で皆無、フレーム端でも中央と比べて大きな差が無い。
- 歪曲収差は-0.08%とマクロレンズでも難しい数値にまで抑えている。
- ボケは本当に美しく、賞賛に値する。
- 逆光耐性は基本的に良好だ。場合によってゴーストが発生するものの、フレアで問題となることはない。
- 周辺減光は予想通りF0.95で目立つ(-2.4EV)ものの、全体的な結果は許容範囲内である。(F1.2 -1.9EV・F2-F11 -1.6EV)
最高クラスの驚異的なレンズだ。
ただし、F1.4クラスのレンズでそう遅れを取っていないレンズも多い。そしてこのレンズの価格と比べると遥かに安い。
このレンズは非常に高価ではあるが、ベンチマークとなるパフォーマンスにハイクオリティな鏡筒、美しいボケが強みとなる。ニコンZシステムのレンズとしては連続5本目となる「エディターズチョイス」だ。
長所:抜群のシャープネス・実質ゼロ色収差・優れた逆光耐性・優れた操作性・高いビルドクオリティ・L-Fnボタン・素敵な玉ボケ・ゼロ歪曲・美しいボケ
短所:非常に高価・重量・ねじ込み式レンズフード
Mobile01
Otus以上のレンズ
- 一部の超望遠レンズと同じく、気密性の高いペリカンケースが付属している。
- 見た目はそれ程大きく無いが、レンズ重量は2Kgと非常に重い。「Otus 1.4/55」ですら970gである。
- フィルター径は大きくなると思っていたが、95cm径とは予想以上だ。
- レンズにはピント距離・絞り値を表示するOLEDパネルが備わっている。夜間でも表示を確認できるので便利である。
- F1.4とF0.95の絞り値の差は4/3段だ。
- フォーカシングにより多くのレンズが移動する。最短撮影距離付近では内筒が前方へ移動し、重心も前方へ移動してしまう。その一方、無限遠時は重心がカメラ側に寄る。
- レンズフードは金属製だ。装着方式はバヨネット式では無く、原始的なネジ式だ。
- F0.95と非常に明るいレンズだが、4500万画素のZ 7に装着しても素晴らしい解像性能だ。絞り開放の中央解像はOtusと同程度だが、NoctをF1.4まで絞るとNoctのほうが明らかに優れている。四隅の解像性能はOtusよりも遥かに優れている。NoctのF2.0はOtusのF5.6と似ている。NoctのF2.8以降はF8までほぼ同じ画質だ。Otusも素晴らしいレンズだったが、Noctはそれ以上である。
- 特殊レンズを多用したOtusはNoctよりも明らかに色収差補正で優れている。NoctやG型は色収差を抑えるためにF2まで絞る必要がある。
- コマ収差の補正はOtusよりも優れている。
- 玉ボケはOtusや58mm F1.4Gよりも大きくなる。口径食は他2本よりも良好だ。
- Noctは絞ってもシャープな光条とはならない。
- フォーカスブリージングはOtusや58mm F1.4Gよりも目立つ(どのレンズもブリージングは目立つが)。
- 58mm F1.4Gと焦点距離は同じだが画角は少し違う。
- F1.4まで絞るとOtusや58mm F1.4Gよりも周辺減光が少ない。
- 光透過率はOtusや58mm F1.4Gよりも少し悪い。
我々が見てきた中で最もシャープンなレンズだ。F0.95から「実用的な絞り開放画質」となる非常に驚異的なパフォーマンスである。Otusが「優秀なレンズ」だったとしたら、Noctは「パーフェクトなレンズ」だ。
Mobile01:登上畫質頂峰!Nikon 58mm f/0.95 S Noct - 我們見過有史以來最?利的超大光圈鏡頭
PhotographyBlog
凄いレンズだが重くて高価
- 専用のペリカンケースが付属する。このようなケースが付属するのはプレミアムなレンズである証だ。
- 2Kgの重量があり、筋肉に負担をかけるには良いレンズだ。Z 7やZ 6と組み合わせるとアンバランスである。さらに小型軽量なZ 50と組み合わせることも出来るが、バランスは確実に悪くおススメできない。
- カスタマイズ可能なコントロールリングを備えている。
- 24-70mm F2.8 Sと同じくLEDパネルを備えている。
- 絞り開放F値は「F0.95」ではなく「F1」と表示される。
- レンズフードは逆さ付けできない。
- マニュアルフォーカスレンズのためAF/MF切替スイッチは存在しない。AFに慣れていると不便に感じるかもしれないが、少なくともZ 7やZ 6のようなカメラでは楽しくマニュアル操作が可能だ。
- 非常に重いレンズなので、手持ちでのマニュアル操作は短時間で腕や背中に疲労を感じる。
- 色収差は等倍で確認しても見つけるのが難しいほど補正されている。
- 周辺減光は絞り開放で目立つが、F1.2で大きく改善し、F1.8までに解消する。
- 歪曲収差は極僅かだ。
- シャープネスは絞り開放からとても良好だが、F1.2まで絞るとさらに良くなる。F8までパフォーマンスを維持し、F11から少しソフトとなる。実写を全体的に見ると絞り値全域で優れたパフォーマンスだ。四隅のシャープネスはF8-F11で最適となる。
評価の難しいレンズだ。
ポートレート写真家にとってこの世のものとは思えないようなボケ描写となるレンズだ。また、三脚を使ってじっくり撮影するようなフォトグラファーに向いている。旅行や長時間の撮影に適したレンズでは無い。
卓越した光学性能を否定することは出来ないが、8299ポンドの値札と扱い辛いレンズサイズを考慮すると飛ぶように売れるとは思えない。まずはレンタルでこのレンズの描写を味わってみるのをおススメする。
Mobile01 ハンズオン
ハンズオン
Mobile01:Z-Mount 神鏡「Nikkor Z 58mm f/0.95 S Noct」人像實拍 + 動手玩!
- 専用ケースにはZ 7やZ6を収納するスペースがある。
- 質感は非常に優れており、ツアイスOtusと同じような金属の質感である。
- フォーカスリングのストロークはおよそ180度だ。回転量が大きいので操作には慣れが必要だ。
- 被写界深度が浅いため、F0.95を使った上半身ポートレートでは5枚に2枚ほどピントがズレる。出来れば三脚で固定したいところだ。操作が難しいと思ったらF1.1~F1.2まで絞ると使いやすくなる。
- 約2Kgと重いレンズで手持ち撮影が難しい。
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