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ニコンは36本目以降で計画中のNIKKOR Z レンズはロードマップに掲載しない

ニコンUSAのスタッフがAdoramaのライブストリームに出演。その中で、現在のロードマップ以降は計画しているレンズを掲載せず、サプライズで登場すると言及しているようです。

PetaPixel:Nikon To Stop Releasing Lens Roadmaps

Nikon Rumorsが報じたように、ニコンUSAのシニアマーケティングマネージャーである Mark Cruz 氏がAdoramaのQ&Aライブストリームに出演した。30分を少し過ぎたところで、同氏は次のニコンレンズロードマップのステータスに関する視聴者の質問に答えた。「35本のNIKKOR Zレンズ後のロードマップについて、新しいロードマップを発表するつもりなのか?」という問いに対して「ロードマップの目的は達成された。もう目的は果たしたということだ。」と述べた。「35本目が発表された後は、ここからは楽しいサプライズの連続だ。新しいロードマップはない

同氏は、ニコンのこの新しい方向性の動機の一部として、ユーザーを驚かせるというアイデアについて言及している。これは、最近中国で開催されたPhoto and Imaging 2023のパネルでキヤノンが述べたことと同じである。「キヤノンは現在、将来のレンズロードマップを発表する予定はない。その理由は、我々は常に消費者を驚かせることができるようにしたいからだ」とキヤノンの幹部は語ったとAsobinetは伝えている。

もちろん、ロードマップは富士フイルムやニコンなどの企業が、いわば「台本にないこと」をして、公開されているレンズロードマップには掲載されていないサプライズレンズを公開している。ロードマップを共有することによって柔軟性が著しく制約されることはないようだ。

ロードマップの議論において考慮すべきもう一つの側面は、来年登場すると分かっているレンズにお金を使うのを待っている顧客は、今年別のレンズに財布の紐を開く可能性がかなり低くなる懸念があるということだ。先を見通すことは素晴らしいことだが、現在の支出行動に顕著な影響を与えるかもしれない。

とのこと。
残すところ「35mm S-Line」のみとなった未発表のNIKKOR Z レンズロードマップですが、ニコンUSAのマネージャーによると今後はロードマップを掲載しないようです。(レンズラインアップとして)標準的な製品は一通り揃ってきたと思うので、ニコンZカメラのユーザーを安心させるためのロードマップは役目を果たしたと言うことでしょうか。これからはあっと驚くようなNIKKOR Zの登場に期待したいところ。
PetaPixelが言及しているように「別のレンズに財布の紐を開く可能性がかなり低くなる」ことを危惧しているのかもしれませんし、「驚かせたい」だけなのかもしれません。少なくとも、ここ最近ではキヤノンが「驚かせたいからロードマップは掲載しない」と言及しており、リコーイメージングも理由は語らずにレンズロードマップの掲載を終了しています。業界的にロードマップを掲載しない方向となっていくのかもしれませんね。
(一方、パナソニックはLUMIX Sシリーズのロードマップを更新していますが…)

参考:NIKKOR Z レンズ

Z ズームレンズ
Z 単焦点レンズ
Z DXレンズ

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